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#9(ナンバーナイン)
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#9(ナンバーナイン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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ちょっとしたきっかけが夢のような世界に 導かれ、普通の人の才能を開花させる。 恋ごころをくすぐり、変化、成長して行く 主人公が羨ましく、興味を持てた。 | ||||
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インテリア販売員のOLの主人公が謎の男性に会い、いきなり指輪をプレゼントされて、主人公がその男性に電話から始まり、上海に行き、その豪邸に訪れて行くのが不思議だった。私なら同様な事をされたら恐くて出来ないが、それに向かって行く主人公に強さを感じた。 | ||||
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マハさんの本の中で、一番むかつく題名だった。 一切興味がわかない。 どんな面白い本なんだろう、と興味をわく題名にできなかったんだろうか。おそらく、読み終わった編集者か誰かが、一番のキーワードだから、我ながら素晴らしい題名をつけたと、自画自賛したんだろう。 そういう意味では、たしかに大切な言葉として、なんども#9という言葉は出てくる。だが、初めに手に取って読んでみたくなるかといえば、逆効果だ。一番興味のわかない作品。 愚痴は、このへんにして、本題にはいろう。 絵画の世界も、バレーやクラシック音楽どうよう、今現在生きてる、あるいは無名のまま死んだ画家の作品が、再評価されてる。絵画の世界に疎いわたしに、そのことを教えてくれた。中国人社会の貧富の差が、大きい。この小説に出てくる王剣という人も、なん百億円も資産を持ってるんだろう。はじめは、憧れの王子様みたいに描かれてるが、独裁者のような側面も、持ち合わせてる。それでも、彼みたいな人が、放っておけば失われてしまう芸術を庇護してるのも事実だ。 森山社長の手で、上海に美術館をつくられる。彼もまた、美術作品の庇護者。中国現代美術、ふつうの日本人には興味を持たれない分野の作品を、保護し紹介しようとしてる。 主人公、深沢美紅 が、どんな生涯を生きてきたのか。誰と出会い、影響を受け、自分でも気づかない才能を開花させて今に至る。若いころ、落伍者であったればこそ、人生何がきっかけで変わるかわからない。励まされてる気分になる。 「フーテンのマハ」も、同時進行で読んでる。こちらは現実の彼女の人となりがわかる。 | ||||
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一日で読みました、 どんどん引き込まれるストーリー 映画で言ったら最初から最後まで目が離せない…状態 最後に進めば進むほどどわっと涙が溢れて、溢れ過ぎてページを目れなかったです。 (外で読んでなくて良かった) 原田マハさんの 人の心の奥につく温かさ、好きだな。 是非読んで頂きたい一冊です。 読み終えた後気付けば主人公に自分がなっていたかのようで、余韻とそしてそのストーリーが終わった大きさにボーっとしてしまいました。 他の方もレビューで仰ってましたが 上海、行ってみたくなりました。 | ||||
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作者の得意である美術関連のお仕事小説であると同時にミステリアスな恋愛小説でもある。日本と上海を往来する2001年~2015年までの14年に渡る物語なので、スケールとしては大きいのだが、数人の登場人物にのみ軸を置いているから、とても壮大な物語というよりは、振幅の大きなミステリアス・ラブ・ストーリーという印象であった。 この作者ならではのストーリー・テリングにページを繰る手が止まらず、読み手の情緒が揺すられる感覚。時と場所をダイナミックにジャンプさせるイントロとラストでサンドイッチされる濃密な時間。そこで湧き上がる大きな状況の変化。それ以上に変化を遂げる人間たち。 主人公の真紅(しんく)という名は、無頼の絵描きであった父が最後に書いた不思議な絵<一面の赤>と呼応するもののように思われる。その絵はどうなったのか? 一方、本書の一方のテーマともなる一幅の農村の絵はなんであるのか? どちらも作者が得意とする美術家や有名美術作品ではなく、あまり知られることのないままに人から人へと渡って、最後にヒロイン真紅のもとに辿り着く無名作家たちによる現代美術作品である。一面の赤とは? また優しさに満ちた美しい農村の絵とは何ものなのか? これら二つの知られざる作品こそが、本書では物語の重要な軸となり人間たちの縁を形づくってゆくことになる。 しかし、それらのことは振り返ったときに見えてきた構図なのだが、ページを繰っている間は、実は絵に描いたような金持ちの御曹司である中国の王子が、釧路に生まれ育った貧しい田舎娘を見初めて上海でビジネス展開をしてゆくという物語という形でしか作品が見えてこない。そのうちに御曹司のエゴイストが前面に現れ、愛情の真偽も定かではない危うさの空気が立ち昇り始める。 仕事に追われる真紅は、通っているマッサージ店である施術師の指圧術で体の懲りばかりではなく心に貯め込んだ憂鬱までも癒されてゆく。施術師の名前は客には知らされぬシステムなので、真紅は#9(ナンバーナイン)という担当者番号で指名する。次第に心を通わせる二人だが、そこにはこの世での繋がりのようなものはほとんど許されず、代わりに彼の描いているらしい絵画について真紅は好奇心を募らせて行く。 その後、真紅の恋も仕事も<ナンバーナイン>もミステリアス&ドラマティックな運命へと繋がってゆくため、語れない。本書で是非、そのスリルと謎を味わって頂きたい。ただただ原田マハでしか現出しない不思議なアート恋愛小説作品であることだけは請け合いたい。 | ||||
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はまる、盲目 | ||||
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最初に衝撃的に出会う男性から途中他の人に気持ちが移る設定が意外でしたが、何となく説得力に欠ける気がしました。もっと絵画そのものやアーティスト中心の話を期待していましたが、これはこれで楽しく読めました。 | ||||
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芸術と恋愛の絡み合いがお伽話のようで楽しかった | ||||
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文体等はやはり映像化しやすい読みやすさで、あっという間に読めました。 半ばくらいまで単なるシンデレラストーリーだったら526円返してくれよな…とドキドキしていましたが、そんなことはなかったです。 包括的に読み取ると、恋愛小説というよりは深澤真紅という一人の女性が自分らしく生きていく為に必要なはじまりの物語であり、彼女の成長と自立の物語でした。 読了後に本から「いい女ってのはな、こういう衝撃的な経験をして、痛みを真摯に受け入れて、それでも立ちどまらずに前に進んだ女を言うんだぞ、諸君らもくれぐれも精進するように」と言われているようで、まだまだお子ちゃまな私は「はぁ〜、いい女になるっててえへんだなあ」と読んだあと項垂れました。 そこらへんの女性向け啓発本よりわかりやすい啓発小説です。 人物描写も真紅さんの成長物語なので王剣さんの描写もあれくらいで良かったと思います。 もちろん彼という男がなぜあそこまで傍若無人なのか、なぜ真紅に声を掛け、ぼろぼろの彼女に手解きをしていったのか、そういう謎はあります。 ただ謎は謎のままだから魅力のある人物でありますし、真紅さんの成長物語にする為には彼という人物を明かさない必要性があったのだと思います。 真紅さんだって、最初は王剣さんに「どうして私に声をかけてくれたの」と気になっていましたが、物語が進行するにつれて真紅さんの興味が彼から完全に離れていく過程は爽快感もありました。 あと、この作品だけではなくプレビューの中に「ああいう描写がない」「描ききれ」というものを見かけますが、作品に描かれていない部分を読者が創造していく過程はすごく楽しいのでおすすめです。 というか小説ってイマジネーションを高めるものなので、そういうのができずに作者に文句をいって満足する人は生きるのつまんなそう。 ちなみにこの作品の続編がミステリー小説として出てくれたらなと思います。だって、この後、香港で絶対王剣さんと再会するし、指輪のしていない真紅さんをみて絶対拗ねる王剣さんいるし、王剣さんと真紅さんの関係をみて子犬みたいな反応をする南さんもいるね。続編で、上下のある関係ではなく対等な関係になって、一緒に事件を解きながら、そしてやっと王剣さんから真紅さんに声をかけた理由がわかって、王剣さんの人柄がわかったら面白いだろうなあ。くっつかなくていいから、腐れ縁なふたりであってほしいと思う。 | ||||
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原田さんのファンでありました。絵画を題材の小説が多く、いつか本物を見たいと常々おもっていますが、絵画で中国が舞台であることに興味がありました。展開が早く、でも、場面の描写も想像できる表現で、悲しくもあり、かっこよくあり、切なくあり・・・。気持ちの良い作品に出会えたことに感謝!中国が少し好きになりました。 | ||||
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実際に自分が中国にいるかのような気分で物語に飲みこまれて行きました。 官能シーンの表現も素敵で何度か読み返してしまいました(笑) 作者の美術に関する知識も豊富で、美術への興味が湧きました。 | ||||
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タイトルからはどんな作品か想像もできず 読み進めていくとどんどん作品の世界観に引き込まれました!! | ||||
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ロマンチックだなあとは思いましたが、読んだ後で、「。。。。で?」という感想くらいしか残りませんでした。王剣の、いかにも金持ち中国人らしい、気まぐれや傍若無人っぷりが気持ち悪く、イマイチのめり込めませんでした。ドメスティックバイオレンス男か? | ||||
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友達のお薦めの一冊です。 私は読むのが遅いのですが、読みはじめから、引き込まれてしまい 家事の合間に3日間で読み終えました。(^ー^) 読み安く、面白かったです。 また、結婚して別に住んでいる娘に薦めようと思って います。 | ||||
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冒頭からまるでサスペンスドラマを見ているように引き込まれ一気に読み終えた。#9というキーワードを巧みに使い飽きさせない。もう少し長く、もう少し突っ込んでと思わせる文章だが敢えてそうしているのかそれが著者の意図なのか。秀作だと思う。 | ||||
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私は未だにこの一冊を超える感動に出会っていません。 読んだ後に心の中に広がっていく波が、いつも何かの拍子に「#9をまた読もう」と言う気持ちを起こさせます。 原田マハさんを知ることになったきっかけが、「#9」でした。 中国美術への興味も引き起こされ、彼女の書籍を手に取るたびに絵画にもっと触れたいという欲求が高まります。 | ||||
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マハさんの数ある小説の中でも、これは忘れられない一冊。香り立つような、マハさんの恋愛新境地。傑作です。 人を愛するってこういうことかと、またひとつ見せてもらった感じ。 美しいものとは、人を魅了し、人を癒やし、人を翻弄する。それでもなくては生きていけないもの。 そう共感してくださるすべての方に、ぜひ、ぜひ読んでもらいたい1冊です。女性はもちろん男性にも。 いつか私も上海に行くのかな。 濃密な、それでいてマハさんらしい疾走感もある、大人の愛。大人の恋です。 | ||||
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少女マンガ的なストーリーに白けてしまった。 趣味に合わず、読み続ける気になれなかった。 | ||||
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分かりやすい「マイ・フェア・レディ」系統は読んでて楽しい。 が、#9との邂逅にかんして「これで仕舞いなの?」の拍子抜けと、身内の遺作を力技で「評価」上げた感じがちょっと気持ち悪い。 「評価」させるのも技術なんだろうとは思うけど、近代美術は「商品」でしかないんだなあ、という気がしないでもなかった。 すごく気になったのが、冒頭のポスター画家の経歴に「自閉症が治り」が入ってた事。「精神的な問題で自閉的だった」なら治るかも知れないが、自閉症って治る種類の病ではない。分かって書いてるのかも知れないけど、さらっと読んだ人が「自閉症って治るんだ」って誤解しそうで好ましくない。 「訓練と周囲の対応で社会生活に適応できた」事例はあるだろうが「治った」のであればそれは元々自閉症ではない。 病に関しても美術芸術と同じレベルで資料に当たって欲しいと思った。 | ||||
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原田マハ作品は、最初に楽園のキャンパスを読みました。 こんなに面白い作家がいたのか、と感激して何冊か購入しました。 が、あれ?っと肩透かしを食うような作品が続き、もういいかな、と思い始めていたところにこのナンバー9を読みました。 やっと私の思う原田マハさんらしい作品でした。 とても面白く、一気に読みました。 ただ、説明不足や、納得いかない箇所も多く、読み終わった後は物足りなさが残りました。 もっとページ数を増やして、物語を掘り下げて欲しかったです。 登場人物や舞台設定が魅力的だっただけに、残念です。 今からでも加筆して欲しいくらいです。 | ||||
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