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本日は、お日柄もよく
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本日は、お日柄もよくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 21~40 2/4ページ
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この作者の絵画を題材にした作品は、佳作が多いのに かなり残念。 ハウツースピーチものとしては有用ではありません。 | ||||
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ふやけてた。 | ||||
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「致知」誌上にて鈴木秀子氏が取り上げられていたので読んでみた。言葉には力があるのだろうなと感じられた点は良かった。 が、主人公やその他登場人物の設定が軽薄であり、政治も軽く扱い過ぎの印象を受け、全体的に軽く感じてしまった。ドラマや映画など、視覚的なイメージが与えられることを当初から意識しているように感じ、目で見る文字だけで想いを伝えるには、物足りない。 そう考えると、スピーチという耳で聞くことを前提としたテーマを文章のみで伝えるという観点で、チャレンジングな試みなのかもしれない、と思った。 「言葉」にはパワーがあるが、それを、どう伝えるか。そのようなことを考えるきっかけを提供してくれて、ありがたい、とも思う。 | ||||
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第七章、P138にて挫折。(第二十章、P375作品) 浜田マハさんの芸術を題材にした作品は好きなんだけど、他はどうも好きになれないと言うか、主人公の女性が好きになれない。(キネマの神様しかり)なんかアイドルタレント主演の安っぽいドラマみたいと言うか…。どんどんステキな巻き込まれ状態から、対立しながらもライバルである男性に惹かれていきってなストーリーが何ともかんとも、読むのが恥ずかしくなってくる展開。もしかして浜田さん、ドラマ化狙ってる?って疑ってしまうストーリーに興醒めと言うか…。主人公もライバル的立場の男性にも、何の才能も感じられず、王道な安易なキャラ設定と言い、掴み部分のスピーチ以外は読む価値ある?が感想となりました。(涙) | ||||
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まったく感動できない。むしろ感動させようとする意図が見え見えで、疎ましい。言葉は凄い、というのを何百ページ掛けて説明してる。 | ||||
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ありえない設定と、ありえないストーリー展開。 途中から、「これは少女漫画、これは少女漫画。」と自分に言い聞かせてながら読み、それでも限界で最後の3分の1は読み飛ばしてしまいました。 無理して若者言葉を使っているのもシラけますし…。 結婚式のスピーチがうまかったからって、政治家のスピーチ書くことになるなんて、どんだけの飛躍ですか。 女子高生、女子大生向けのラブコメ映画としてなら受け入れられるかもですね。社会人経験のある人には、ちょっと、無理がありますね。 最初の結婚式のくだりが良かっただけに、大変残念です。 でも、スピーチの極意は伝わりました。 | ||||
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つまらなくて、ページをめくるのが苦痛で腹立たしくてその怒りをここにぶつけることにしました。 以前から評判が良かった記憶があったので、ふと入った本屋で購入、読み始めました。 すべての状況設定、会話に現実味がなく、まったく入り込めない。 OL同士が目当ての男性についてキャッキャと話すシーンも、そんな言葉遣いしないよ…と冷めまくり。 「もう接近キメよっかな、って人、みつけちゃった」 とか…。なんなんですかね。これは、昭和の言い回しですかね? 大企業の社長に20代のOLが気軽に話しかける設定もおかしいし、Changeをちょいと書き換えたらChanceになる、とか若造が社内会議で発言するのも非現実的だし、こんなぺらっぺらの恥ずかしい発言を聞いて同席してた偉い人たちが拍手喝采するとか…普通の企業で3ヶ月でも働いたことあったら、あり得ない設定に辟易する内容。 他の方々がレビューで書いてくれてるので、スピーチの場面についての感想は割愛しますが、ぜんぜんココロに響かなかった。。 | ||||
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確かに読みやすいです。 でも、それだけです。 伝説の人物に見初められた主人公のスピーカーとしての才能。それを開花させるべく奔走していく。そして大きな舞台で沢山のひとの心を動かし、世界を動かす。更には、それに恋愛も乗っかってくる。 一見すれば、贅沢な設定ですが、どれも浅すぎる。才能が〜と表現したいものの、作者にそれが無いので描き切れず。よって何故、人々が動いたのかも解らない。恋愛については、やっつけ仕事といってもよい有様。何だこれは。 和田かまたりという登場人物を主人公は、「ワダカマ」と愛称で呼ぶのだが。。。これが万国共通みたいに、初出から当人を含む全員に浸透している。もう、完全に破綻していると言っていいような小説である。 極めつけはエピローグ。「チャンスを、チェンジに」と何度も繰り返し、感動を誘おうとするのだが。。。この話だと、逆じゃないのか?バラク・オバマのスピーチを使いたかったのは分かるけどさ。 それにしてもこの先生。 すごい感性の持ち主なのでしょう!多分ほかの作家と比べてあまり本を読まれていないのでは?! 文体は稚拙で物語も辻褄が合わなかったりばかりでどうしょうもないのに、場面から場面へと要所は的確に掴んでいるのです。だから、テレビなどの影響で視覚優位に育ってきた方々からすれば、天才的に読みやすい小説が出来上がるのでしょう。 私のような場面と場面に説明がないと理解できないような、或いは、登場人物の心情をある程度掘り下げてくれないと理解できないような凡人に、合わないのでしょう。 | ||||
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作者は2009年の民主党による政権交代を題材にして書いたのだろう。私は就職活動の時期に景気がものすごい悪く、民主党政権が大っ嫌いだったので、途中で見る気が失せてしまった。現実と照らし合わせ、派遣法改正案を追求するのは尤もだと思うが、高齢者にも一定の負担を求める後期高齢者医療制度を批判するのはナンセンスだと思った。 | ||||
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物語の序盤、主人公の師匠となる久遠のスピーチには、心が動かされるものがあった。しかし、話が進むに連れ、だんだんとスピーチの内容も技巧が過ぎ、つまらなくなった。中盤に差し掛かる前の、友人の披露宴でした主人公の最初のスピーチに、心に響くものが全くなかったのは痛い。 中盤以降は唐突に選挙演説作りへと話が飛び、その後も強引にストーリーが展開される。選挙終盤の演説などは、子供を「犠牲」にして読者の涙を誘おうという、作者の意図があからさますぎて、あまりに御都合主義なストーリーに嫌気がさした。演説の内容も聴衆の心を打つようなものとはとても思えなかったし、後にその演説がYouTubeで大反響になって、伝説の演説と噂され…というくだりは、こちらが恥ずかしくなってくる。 久遠らによれば、主人公はスピーチライターの素質が非常にあるそうだが、結局どこにその素質が現れていたのか、全くわからない。性格も短絡的、一人で熱くなったり泣いたりしている面倒くさい女性だし、およそスピーチとか書けそうにないのだが、素質があるんだから問題ないということか。 あと、最後に主人公とライバルがくっつくという結末には本当に辟易。急に主人公がライバルに惚れてることに気がつくのだが、それまでに伏線らしきものはなし(主人公がガキみたいにライバルにいちいちムキになっていたが、あれが好意の裏返しということかしら)。ライバルも主人公のどこに惚れる要素があったのか、よくわからない。 総じてスピーチの内容はよくないし、登場人物もステレオタイプな人間ばかりで、セリフも上っ面なやり取りばかりで、深みがない。ストーリーも最後まで唐突で、序盤以外は特に読む価値はなし。 | ||||
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スピーチに関してはとても勉強になったし、感動もしました。 最初のうちはまあまあ楽しみながら呼んでいました。 中盤で、主人公のライバルにあたる売れっ子コピーライターが、主人公の勤める製菓会社のキャッチコピーを発表するんですけど これが、びっくりするほどダサい…。 なのに作中では絶賛されている…。 その段階で、なんだかスーッと冷めてしまって、続きを読んでもいまいち感情が入っていかなくなり、読むのをやめてしまいました。 キャッチコピーがダサいというのはあくまで個人的意見です。 でも、大物政治家のサポートまでする敏腕コピーライターの作品としてはあんまりではないかと。 私も曲がりなりにも言葉を扱う仕事をしています。 同業の方なら、このコピーがこんなに絶賛されるわけないだろう、という感覚をわかっていただけるのではないかと思います。 | ||||
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感動させる話かと思いきや、冒頭の結婚式のくだりは、実際に目の当たりにした際には「あざとさ」に少し引くと思います。小説だから、と流せば良いのかもしれませんが、私には不自然さばかりが目立つ登場人物が多く、楽しめない作品でした。 | ||||
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スピーチライターの本とかで、興味を持ったので買ってみましたが・・ 中身が限りなく薄い。面白いか面白くないかで言うと、まあ面白い方かな?とは思う のですが。 まあそこそこ楽しめた・・・かなぁ?定価で買いましたが、中古で100円くらいが妥当。 内容は、有能な人と出会って流れで引きずり込まれて、その上司はいなくなって跡を 継ぐ、という流れですが実にありがちです。これに(一応)スピーチライターと選挙が 乗っかっています。 何でかなり売れているのか残念ながらわかりませんでした。 最初は結構ひきつけられたんですけどね。。。 つまらない理由としては・・・(以下長いです) 1.人物がまったく掘り下げられていない おばあちゃんはキャラ立ってましたけどね。 あとはどうにも人物像が伝わってこない(上司の久美さんは有能だけどつかみ所 がなく、実は・・みたいなキャラで、何となく伝わってくるけどこれまたありがち)。 主人公と、ライバルの男性、クライアントで幼馴染の男性の、主要なキャラである 3人くらいはもう少し何とかならなかったのかと思います(主人公は元々お気楽OLで 単純で素直でムキになりやすく、情が深く落ち着きがないという、(これまた王道な) 性格だけはわかりましたが)。 人気のあるライトノベルや漫画のほうが、よほどしっかり深く人物描写をしています 2.スピーチライターはどんな仕事なのか結局わからない 仕事の様子がまったくかかれていないので。地の文でさらっと触れてはいますが、 具体的な描写が乏しい。話者から話を聞き、情報を分析し、スピーチの演出を考え 本人に伝えるのが仕事らしいですが、情報の分析くらいしか描写がないです(一応 ライターらしく草案を書いたり最終稿を考えたりという描写もありますが、この辺ブレ ています。演出家でありスピーチ内容を作る人ではない、というのは久美さんからの 最初の仕事の説明ではあるんですが・・臨機応変にやってるんですかねえ?)。 話の中で選挙のスピーチライターをやっていますが、候補者が他の人に主人公を 「参謀」という触れ込みで紹介しています。まんまそのとおりになっていますが(話の 展開上そうなるのはわかるけど)、スピーチライターの立ち位置(職分)が非常に わかりづらい。選挙戦略全体を取り仕切っているようにもみえます。 また、スピーチで世界が変わるかわもしれない、変えてみたいというよくわからない 気持ちが出てきますが、どうもしっくり来ない。そのたびに妙に引っかります。それって そもそもあなたの役割なのか?と思いました・・・スピーチの重要性はわかるけど、 ライターはあくまで演出家のようなものなので。テクニックで世界を動かすとか傲慢すぎ ないか?と。世界を動かすのはスピーチする人の本心のはずでしょう?と。 特に上司の久美さんはこういう傾向があり、ゲーム感覚です。われわれの生活に直結 する選挙で、そういう意識って不謹慎なんじゃないか?と思いました。まあ、言って みればお仕事だからなんでしょうけどね・・・。 つくづく、政策に共鳴できない政治家や政党の演出など仕事でしたくないな、と思い ました(・・一応久美さんついては、暖かい話や何故ライターになったのかという話が あり、だから敢えてゲーム感覚でライターをやってる描写を強調してたんだろうなと 思います。が、そのシーンが説明不足なのと、前述のようにそもそものライターの役割が 見えないせいで話がよくわからない。なのであまり感動できず、まったく不謹慎さを 打ち消けせていません。更に、主人公との対比で主人公のひたむきさを浮かび上がら せたかったのだろうとも取れますが、やっぱりやりすぎな気がします)。 スピーチのやり方は書かれているので、そこは参考にはなりました。 途中まで「物語でわかるスピーチの極意」というマニュアル本を読んでるような気分で したが。 3.盛り上がりに欠ける 党首討論の場面や、最後の方の演説会は少し盛り上がりましたが・・・ 人間や仕事内容が描けてないせいかどうも・・ 4.で、結局、何の話? 終始主人公が何をやっているのか見えません。裏方なのでそういうものなのかも しれないけど、地の文で主人公が気持ちを語るだけで活躍が見えず、最初から 最後まで傍観者のままです。 選挙のスピーチライターをやるんで当然政治の話が出てきますが(民主党政権 誕生の前夜がモデル)、選挙の話がやりたいのかスピーチライターの話がやりたい のか、かなりぼやけていてわからない(何をテーマにしてるのかわからない)。 前述のように、ライターの仕事内容がわかりづらいので、スピーチライターものには 見えません。 スピーチの話なら政治が一番盛り上がるので舞台設定として選択するのはわかり ます。しかし、そっちに話が行き過ぎています。途中から政治ものになっています。 しかしそれにしては政治的な話も浅く、政治・選挙ものとして楽しめません。 また、キャラの描写が甘いせいで、お仕事ものとして読むのもつらいです(傍観者 ですし)。 主人公が恋をしますが、相手の描写がこれまた乏しいので、どこを好きになったのか ぜんぜん伝わってこないので(オマケみたいなもので、展開がかなり強引で唐突)、 恋愛ものとしても読めません。 残念ながらすべて中途半端です。伝わってきません。 5.展開がありきたり 終盤はさらにかなり急ぎ足ですし・・・ とまあ、突っ込みどころだらけです。本当に内容が浅すぎて薄い。地の文に頼りすぎで 荒く、説得力に欠けます。地の文で説明が足りていなくて、いきなり思考が飛んでたり するし。 その辺のライトノベルの方がぜんぜん深いし、盛り上がりがあるし、ちゃんとドラマに なっていて「人間」が描けています。 多分再度読まないと思います。 民主党政権が生まれる前夜、ああそういえばこういう気持ちだったな・・・民主党政権は 手探りだったのだから、やはり国民は結果を早く求めすぎたんじゃないか?と思い直した のと、露骨なマスコミ描写があり、もしかしてマスコミにやっぱり踊らされているんじゃ? (そうならないように気をつけてはいますが。。)と思い直したのは、まあ収穫でした。 あと、友人の結婚式のスピーチのシーンみたいな、心温まるシーンが多かったのも、 よかったといえよかったかな。 ただ、出てくる人々がやたら善人だらけで、そのせいもあって深みがないです。 スピーチライターと言う題材は面白いと思うけど、話にするには難しいんじゃ?と思い ます。 自分ならどうするか考えてみましたが、思いつきませんでした。そもそも題材にしない でしょうね。 | ||||
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とにかく評判が良くて、いつか読んでみようと思っていた原田マハさん。 とりわけこの作品が、聞こえが良いので、期待して、期待して1ページ。 滑り出しはよかったんですが。 ま、ストーリーを語る気も起きないくらい薄くて、浅くて、寂しい内容。 文句を言いたいことだらけ。 こと葉さんのスピーチはどこにあったの?役に立ったの?上手になったの? 努力はしたの?それさえあったら、背景はなんであっても少しは面白くなったのに。 0点。 救われたのは星一つの方々のレビュー。 いやあ。これは読み応えがありました。 スピーチだけで世界が取れれば詐欺師だろって。凄い慧眼。 そこはお勧めです。お読み下さい。 原田さんの評価はもう一冊。読んでみます。 こんなに酷い訳じゃないでしょ。 | ||||
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ありがちな展開でした('-ω-`) 読み終わった後の達成感はなかったです('-ω-`) | ||||
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本屋さんで平積みになっているときから気になっていた本でした。 平素から”言葉”は様々な場面に用いられ、それを効果的に使うことを専門にする人々や職業を題材にしていて、すぐに引き込まれました。 ただ物語に出てくるいくつかの団体は実在の団体をモデルにしているのが分かるので、その団体が言葉のちからとテクニックのみで支持を得ていくことに不快感があり「これは架空の物語だ、これは架空の物語だ」と自分に言い聞かせても途中から読み進めることができませんでした。 完全にオリジナルの架空の団体でこの物語を紡いで下されば最後まで楽しく読めたのではないかと残念でなりませんでした。 | ||||
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途中で読むのをやめ、原田マハ不信に陥った作品。「楽園のカンヴァス」はそこそこ面白く読んだが、これは作者の専門分野だからだったのかな、と思う。(直木賞選考で「文章が稚拙」との指摘あり) 本作はスピーチが主題の作品なので、なによりその作中のスピーチの出来が問われる。それを期待したが残念ながら肩透かし。その時点で読む価値がないと判断した。意外にも多作な作者なので、文章は今後よりよくなるであろうことを期待したい。それにしても美術方面が得意分野だろうに、なぜこんな畑違いの作品を書いたのかな。 | ||||
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出だしは期待しましたが、あまりにもつまらなくて読み進む事ができません。 ページをめくるのが苦痛になるほど、お粗末でご都合の良すぎる物語です。 | ||||
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スピーチライターを描くことで言葉の力をどれほど訴えるか、スピーチの奥深さをどこまで掘り下げるか、期待して読みましたが、空振りでした。 良かったスピーチは本作最初の結婚式のスピーチだけ。これは上手なスピーチの例を提出しています。あとのスピーチは、よく言っても平凡。 政治家のスピーチや権力闘争を描きたいのか、スピーチや言葉の力を訴えたいのか、よく言って中途半端でした。権力欲と妬み嫉みが渦巻き、正面から取り組んでもたった一つの正解がある政策はあり得ず、複雑な利害関係を調整しなければならない政治を描くなら、徹底的にリアルに深く広く建設的な態度で描かないかぎり、学生の作文にしかなりません。まして、政権交代というと民主党の政権交代を題材にしたのでしょうが、烏合の衆である民主党が政権交代した後なにもできずに日本の政治経済を混乱させて終わり、さして取柄もない自民党が好き勝手な政策をできる状態を許したことが明らかな現在からみると、本作の薄さには実にシラケます。民主党の政権交代ドラマそのものを描くなら、たとえその後の民主党が役立たずだったことがわかっていても、徹底的に取材してリアルに描けば心を打つ作品ができたでしょう。本作はPR雑誌の連載作にすぎず、さほど力を入れたものではないようで、残念です。 適当な取り組み方は、善人がたくさん死ぬことで感動を無理やり呼ぼうとする安易な方針にもみられます。 主人公の片思いの青年の父、その青年の胎児、主人公の上司の両親と、罪のない善人がいとも簡単に命を落とします。そうでもしないと読者を引き付けられないのでしょうか?そうしてもこの程度なのでしょうか?それが言葉の力を訴える作品でしょうか? マハさん、反省して書き直してください。 | ||||
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随所で語られるスピーチは、エピソードや感情をシンプルな言葉で表現しながら聴衆に語りかけていて、惹きつけられるものはあったが、キャラクター設定は薄っぺらく、情景描写も乏しく感じる。ストーリー展開も強引。主人公である20代女性の一人称で地の文が書かれているが、そこにまで若者言葉が散らばっており、読み進めやすいとかテンポが良いという見方もできるのかもしれないが、軽薄な印象を受けた。 | ||||
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