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すべての美しい馬
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すべての美しい馬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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コーマック・マッカーシーの名を一躍有名にした代表作。 牧場で働きたいという思いからアメリカからメキシコへと渡るある青年の物語です。 なんか、主人公と一緒に旅をしているような気分になる小説です。それも結構過酷な旅をたんたんとする感じとでも言いましょうか。ちょっとハードボイルドな感じも受けます。 長いけど飽きはない。飽きはないけど長い。 文章のタイプとしては、とてもアメリカっぽい印象を受けました。アービィングとかが好きな人は好きなんじゃないでしょうか。 一文が長いところがとても目立つので(原作がそうらしいのですが)僕はちょっと苦手です。 「作業が終わると牧童頭ともうひとりの牧童が二人を牧場長の前に連れてゆき名前は後回しにして一言紹介し、そのあと五人で牧場長の家の裸電球がぶら下がる台所にゆき鉄製のテーブルとにつくと改めて牧場長が二人に牧場の仕事をどれくらいのみこんでいるかを詳しく尋ねたが二人が何かを答えるたびに牧童頭はそれが本当であることを請け合いもうひとりの牧童もそのとおりとうなずくのだったが、さらに牧童頭はこの二人の白人には自分たちもまだ気づいていない資質があるはずだといい、牧場長が疑念を漏らすのをそんなことは誰にでもわかることだとばかりに手の一振りで退けた。…」 ね、長い。こんなのがずらずらと続きます。 | ||||
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文章は状況描写のみで、場人物の心情は殆ど描かれず、彼等の心情は台詞を通してしか推し量ないので、少々読みづらいと感じました。しかし、面白い小説ではありました。後書きにもありましたが、現代を描きながらタイムトラベル小説にも似た趣がある点は面白いと思います。アレハンドラの大伯母の長い独白によって物語に変化が生まれ、全体的に単調だという印象も和らいでいます。ただ、「至高の恋と苛烈な暴力を鮮烈に描き出す永遠のアメリカ青春小説の傑作」という書店書評は正確では無いように思います。作者は、失われた夢を美化するのではなく、現実の疎外感や孤独感をリアルに描きたかったのではないでしょうか。 | ||||
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