■スポンサードリンク


ザ・ロード



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ザ・ロード
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

ザ・ロードの評価: 4.14/5点 レビュー 71件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 21~40 2/3ページ
No.34:
(5pt)

買いです。

遅ればせながら初めて読みましたが、期待以上の作品でした。同趣向の作品として、訳者解説でも触れられているハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」や、昨年くらいに読んだマーセル・セローの「極北」等も思い出しましたが、題名通り、ひたすら南を目指して歩く父子の姿を描くだけでありながら、読み飽きさせることなく、緊張感をもって読了させる手腕に脱帽です。ところで、その訳者解説にある、とある日本のテレビドラマと映画との類似性については、たしかに言われてみればと納得できるものがありつつも、どうもその日本の映像作品には、申し訳ないですが、滑稽な印象があって、先に解説に目を通すことがなくて本当によかったです。
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.33:
(5pt)

何度も止めようと思った。

重く暗く何時終わるともしれない親と子の旅。何度読むのを止めようと思ったことか。知人に寒い曇った日に読むと良いと進められて読み始めたが、読み終わった時身体が強張った感じが残っていた。読み応えのある素晴らしい一冊だった。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.32:
(4pt)

ひたすら南へ

ひたすら南へ向かう親子。
設定も何もわからぬままに物語は進んでいく。
何の希望も見いだせないままなのだ。
それでも生きることを捨てるわけにはいかない。
父親の愛情は切ないほど伝わってくるけれども、それだけの物語だった。
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.31:
(5pt)

読み通す勇気をもて。世の父親よ。

「ザ・ロード」(コーマック・マッカーシー)を読み終わった。
読み通すためにはありったけの勇気と自制心をかき集める必要があった。
読む者の魂を直撃する作品である。善き者たちよ永遠であれ。
「おそらく世界は破壊されたときに初めてそれがどう作られているかが遂に見えるのだろう。」(本文より)
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.30:
(5pt)

B'zの稲葉さんが読んでいたので

邪道ですがB'zの稲葉さん(ボーカル)が好きな作品として
あげていたので私は読んでみました。

読んでみたらB'zがどうというより素直に面白いと
感じる作品でした。

舞台は何らかの理由で生命がほとんどなくなった灰色の世界。
倫理観がほぼ死滅し暴力がはびこる世界。

そんな中で父と子が旅を続けます。理由は語られていますが、
私には理解できませんでした。

ただ読んでいて、将来訪れるかもしれない退廃世界の雰囲気と、
それでも存在し続ける善意という希望を感じ取ることができました。

個人的にはストーリーではなく雰囲気を読ませる小説だと思います。
上記のように退廃と希望を感じたい人やB'zが好きな人におすすめの
本だと思います。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.29:
(5pt)

野心作とはこれのこと!

登場人物に名前がない、会話がかぎかっこに入っていない、固有名詞の徹底した排除などスタイルからみても背景説明の排除といったプロットからみてもぎりぎりまで装飾を取り払った野心作。聖書、神話を読んでいるような気持ちになった。作者が自分への挑戦として書いたのではないかとも思われる。過剰なもの、情報にあふれた現在であるからこそ、こうした問題提議としてミニマリスティックなアプローチがすばらしい。carry the fireという謎めいたフレーズが詩の一節のように強烈。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.28:
(4pt)

理想と現実にゆれながら

ピューリッツア賞のSFってどういうのだろ?と思って購入しました。
読み始めで、なんとなく「ああ、核戦争後の親子の話か」と分かり、中盤で親子の過去が明かされます。
(世界がなぜそうなったのかは描かれないけど、描かないところがよかったのだと読後に思いました)
核戦争後の世界、略奪・殺人・共食いが横行する中、世界が荒廃した瞬間に生まれ落ちたわが子に、父親は必死に色んな事を教えようとします。
それは、この荒廃した世界で生きる術、逃げ伸びる術、身を守る術、同時に人間として持ち続けてほしい理想でした。
しかし父子が新天地への旅を続けて行くにつれ、理想と現実の矛盾の多さに苦しみ、時には衝突することとなります。

読んでる最中は「なーんか、ぱっとしなくて面白くないな」と思ったのが本音。
宗教的(?)な隠喩も多くて、仏教徒の私には、多分作者の意図が伝わっていない部分も多いのだと思います。
ほんとに終盤まで作品の良さが分からなかったのですが、ラスト数ページに差し掛かると急に感動が湧きあがってきました。小さな沢山の積み重ねが生んだラスト、そんな感じです。

似たような出来事が繰り返されますが、斜め読みせずに、しっかり最後まで読むことをお勧めします。

ちなみに、この本は映画にもなってます。そっちもいい作品に仕上がってます。(キャストの肉付きがいいので、荒廃した世界に生きる人に見えませんが、そこは目をつぶってください)
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.27:
(5pt)

今までも、これからも・・・これが最高

最初の三行

森の夜の闇と寒さの中で眼を醒ますと彼はいつも手を伸ばしてかたわらで眠る子供に触れた。
夜は闇より暗く昼は日一日と灰色を濃くしていく。
まるで冷たい緑内障が世界を霞ませていくように。
彼の手はかけがえのない息に合わせて柔らかく上下した。

この文を読んで今までもこれからも私にとってこの作品が最高と思いました。

父親は最後の神である少年を連れて
灰色の世界をカートを押して「火を運ぶ人」(善き人)にならなければならない。
それは過酷な運命を背負うということ

句読点がなく。会話も詩のように「 」がなく感情も抑えられた文は
たとえば感情的に歌う歌より感情を抑えて歌うほうが聞き手の感情に訴えかけるように
読者の心に深く浸透していきます、

とにかく美しい。奇跡的なほど美しい少年と、それを包み込み、守り、未来につなげていこうとする父親の姿はキリスト教的なにおいが強いかもしれませんが、

とにかく美しい。
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.26:
(5pt)

衝撃的な世紀末の世界

(おそらく)核によるものとおもわれる世紀末を迎えた近未来のアメリカ(おそらく)。
すべてが死に絶え、灰色の雲と灰に覆われた地上を、ショッピングカートにわずかばかりの日常品を積み込んだ父子が南の土地を目指す。
子は世紀末後に誕生、それ以前の世界を、知らない。
生き延びた人々が生死をかけ、殺戮を繰り返す日常。
ひたすら歩き続ける父子。
…ストーリーは極めてシンプルなロード・ストーリーだが、衝撃的な読後感だ。
ほぼ、何の説明もなく、唐突に始まる世紀末の世界の不気味さ。
モノクロの、生物の死に絶えた地上の漠とした寂寥感。
ラストをどう迎えるのかハラハラものだ。
著者のほかの作品は、どうも肌にあわないのだが、
この作品は、評価はともかく、長くその読後感が刻み込まれ、記憶に残るだろうと確信した。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.25:
(5pt)

素晴らしい!

ここ5年ほど仕事にかまけ、読書からかなり遠ざかっていたため最近乱読中でコーマック・マッカーシーも初体験となった。まず、本作は素晴らしいの一言に尽きる。怜悧でありながら力感のある文体が不毛の世界を見事に描ききり、その力はラストまで枯れる事がない。著者はすでに70歳を超えていると聞いたが、そんな高齢にも関わらず創造性や文章の瑞々しさが失われていないのは驚くべき事だ。本作のようなストーリー展開の幅と具体性に制約があるタイプの作品は読者を飽きさせずに描く文章力が要になる。特にその点に関して僕は脱帽した。〜本作はアメリカでハードカバー、ペーパーバック合計で170万部の売上だと側聞した。純文学は売れないのが常識のようになってしまっている。それは時代背景など様々な要因もあるが、まず第一に面白くないから売れないのだ。つまり、本作のように内容、文章ともに素晴らしく面白ければ売れる。アメリカの純文学界はリチャード・パワーズ、トマス・ピンチョン、ポール・オースター、ジョン・アーヴィング、ドン・デリーロら、凄い現役作家が何人もいる。無論、コーマック・マッカーシーもその中の一人だ。
追記:ハヤカワ書店はカズオ・イシグロ、本著者、アゴタ・クリストフなど本当に良い作家の良い本を意欲的に出版していますね。しかも文庫で廉価に入手できるようにするところが素晴らしい。ドン・デリーロなど文庫にする事すらなくすぐに絶版にしてしまう新潮社などは見習ってほしいものです・・・。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.24:
(5pt)

淡々として延々…でもどこか悟性に働きかけてくる

この物語に登場する人たちはみな生存者ではない。
焼き尽くされ既に灰となってしまった世界が
完全な終わりに向かうプロセスの中で
ただ死に遅れてしまった人々です。

明確なものは何もない。
今がいつなのか…明日はどうなるのか…
確かなのはただ今という瞬間にまだ死んではいないという事実と、
きっともう長くは生きられないだろうという静かな覚悟。

すべてを諦め、すべてを疑わなければ生き延びられない…
ただひたすら父を信じ父を見つめ続ける少年と、
父親が交わす短い言葉での対話が哀しく胸に迫ります。

死滅した世界の遺灰がただ風に舞うだけの…
凍てつく道をふたりは歩きつづける。
ただひたすら南へ向かう父子の行程を見つめながら、
この物語を読む側も瞼を閉じ息が絶えそうな
疲労と寒さを重く感じてくる。

本当の世界の終わりとは…
もしかしたらこうなのかもしれない。

淡々として延々…
描写される父子の毎日を読み取るには、
想像力が求められる独特の筆致で書かれた作品。
でも本当は、現実の将来を考えるのにも、
同じ想像力がもとめられるのだと思う。

世の中には、決して元に戻せないもの、
ふたたび創り上げることなどできないもの…
そういったものがたくさんある。
人間はすべてに手を付けてしまった。

たとえば50年後…
絶えずに続いてきた人間という一団は、
自分たちを種として存続できているのだろうか…?

生気と色を失くした世界…ひと組の父子…
延々とつづくふたりの行程…
そこには安易な平和や自然保護についての主調があるわけでも、
ましてや読者に何かを判らせようとするような
押し付けがましいメッセージがあるわけでもない。
でも自分の中の悟性のどこかに静かに働きかけてくる力を感じます。

世界には罪の数よりも罰のほうが多い…
自分たちは自らの罪によりどれほど多くの罰を後代に残すのだろう。
読み終わった時についつい、
子供たちの笑顔に救いと気づきを求めたくなってしまった。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.23:
(5pt)

読書の楽しみ

割合読書が好きで、それなりの本を読んできたつもりでした。
しかし初めてマッカッシーの本作を読んで大げさな言い方、
感受性のレベルが一段上がったよう思いがしました。
小説家に限らず芸術家は作品が対象物よりも作品のほうがより存在感と
生命力が無ければ創作する価値が無いということを話します。
マッカシーの作品は実際自分で見た対象物より、もっと強烈にその文章から
鮮明に自分の中に再現されるような体験ができます。
ゆえに興味本位で見た映画版は、映像の限界あるいは活字の無限の可能性を
再認識させるものでした。
なにより大衆迎合のプロットはすべてをぶち壊すものですね。
マッカーシーの作品に触れたことにより読書の楽しみと小説の無限の可能性
が再確認できました。
惜しむらくは自分にせめて邦訳の日本語のニュアンスの理解力と同等の英語力があって、
原書で読めれば僕の人生は釣り竿、酒瓶、本この3種の神器で最上なのにな。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.22:
(5pt)

まずまずの佳作

アメリカ的、終末思想的な作品。
アメリカ文学の重鎮であるので一度は目を通しておくべき作品。
ピューリッツァー賞を受賞している作品でもある。

時代設定、ストーリー自体は平凡であるが、表現方法が秀逸であるので読後感はまずまずである。
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.21:
(5pt)

静かで、暗い世界に、一筋の光明が

核戦争が起きてしまった後の終末的な世界。食べ物を求めながら、その絶望の世界をさまよう父と幼い息子。そうした世界にあっても、父親は正義を忘れず、息子にも善を教えようとする。だが、容赦なく襲い掛かってくる餓鬼道に堕ちた食人鬼たちの群れ。迫りくる寒さと餓え、冷たい雨と雪。極限的な状況にあっても、子どもと喜びや楽しみを見つけ、育っていく。しかし、つかの間の幸福にも、あまりにも悲しい別れが迫ろうとしていた。父子の愛情の純粋さと子どもの父親を思う気持ちが、胸を打たずにはおかない。静かで、深い感動に満たされる。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.20:
(5pt)

親として生きるとは

終末に向かう世界で南をめざし,絶望的な旅をする父と子の物語である.

つじつまが合わなかったり,都合が好かったりと
ストーリーに突っ込むのはこの小説の場合,的を射てるとは言えない.

極端な場面設定だからこそ,
状況に左右されずに
親の子どもを愛する気持ちを
心のままの言葉と究極の行動で表すことができたのだ.

どんな時代やどんな場所においても,
子どもを食べさせ,寝かせ,体を洗ってやり
安定して愛してやるのが,親となった者の生きる意味である.

最後の1ページはすべての子どもを愛する親へのご褒美だろう.
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.19:
(5pt)

傑作の詩のような

『血と暴力の国』があまりに素晴らしく、其著者の新作ということで手に取りました。
訳が素晴らしいということもあるけれど、どうしたらこんな小説が書けるのか、、

傑作の詩を読んだような気にもなり、巨匠のSF小説を読んだような気にもなり、文豪の古典文学を読んだような気にもなるのはドウシテでしょうか??

ストーリー自体の素晴らしさ無論あるけれど、文中のふとした模写、ふとした言葉がいつまでも頭から離れず、熟成されるような深さがあります。

<余談ですがこの作品を原作にした映画も思いのほかいい出来で、感心しました>
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.18:
(4pt)

幼子を持つ親なら

もし自分に子供がいなければ、既に世に出ている終末物のほうが断然優れていると評するでしょう。ところが、本作品に登場する少年に近い子供を持つ親としては、単純ですけど心を揺さぶられました。子供と動物は、ある程度としがいった人間には飛び道具ですねえ。
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.17:
(4pt)

道の先で二人を待ち受けていたこと

本作品は、著名なミステリー・ベストテンの
2008年版にランキングされているのを見かけましたが、
推理小説の要素は感じられず、
敢えていえば、
近未来SF設定の文芸小説といった作品だと思います。

舞台は、人類のほとんどが死滅する
「何か」が起きた後の地球。
暗雲が立ちこめ、灰の降りしきるアメリカ大陸を行く、
名前の示されない父と幼き息子。
二人はショッピングカートを押しながら、
暖かい南を目指している。
点在するかつての街は廃墟と化し、
わずかに生き残った人類は、
過酷な生存競争を繰り広げていることが垣間見られます。

読み初めてすぐに気づくのは、独特の文体です。
地の文には、読点(、)がありません。
例えば、
「灰色の曙光がにじみ始めると彼は起き上がり子供は眠らせておいて道に出ていきしゃがんで南の土地を眺めた。」
というように。
また、会話文は基本的に行替えはされていますが、
カギ括弧(「」)はありません。
さらに、章立てもないのです。

私はこの文章表現から、
幻想的なイメージを作品全体から受け、
一編の長大な「詩」を読んでいるような感覚に陥っていました。

あまり大きな物語展開はない作品ですが、
かなりの部分を占める父と子の会話は印象的です。
特に少年が破滅後の世界に生まれたという設定には注目です。
平和な世界を知らない少年から紡ぎ出される言葉に、
大人はどう答えていくのか。興味が尽きません。
また、会話に時折登場する「火を運ぶ」とは何なのか。
様々な解釈ができそうです。

長大な「詩」であるかのような本作品が、
やはり「小説」なのだなと感じさせられるのは、
物語としての結末が最後にあるから。
南へと向かう道の先で、
二人を待ち受けていたこととは何なのか。
そこには、「火を運ぶ」という言葉を解く鍵があるように思われます。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.16:
(5pt)

火を運ぶもの

誰のセリフかわからない文章の句読点がない感情を描かない
だけども近年の小説で一番私は心が振るえ、胸が張り裂けそうになった
世界の崩壊した後に物心ついていく少年の純粋な魂に締め付けられる
我が小さき子供達にも是非親になってからもう一度読んでほしい
ザ・ロードAmazon書評・レビュー:ザ・ロードより
4152089261
No.15:
(5pt)

息子をもつお父さん、必読! でも決して読みやすくはないです。

この小説はすごいです。衝撃的です。

でも、決して読みやすい本ではないので、
流し読みではなく、じっくりと腰を据えて読んでもらいたい。

あと、せめて、この小説は核戦争かなにかで、廃墟と化した
アメリカで、そこに生き残った父と子がふたりで、
暖かい南を目指して旅をしている、という前提くらいは
押さえたうえで、読み始めるのがいいと思います。

ちょっとした父と子の会話が、ものすごく心に響きます。
というか、打ちのめされます。

文体もちょっと特殊だけれど、読み進めていくうちに
慣れていくので、がんばってください!
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!