■スポンサードリンク


製鉄天使



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
製鉄天使
製鉄天使 (創元推理文庫)

製鉄天使の評価: 3.14/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
<<12
No.2:
(1pt)

本気で書いたのか

本気で書いたのか。大作続きで疲れたので軽く遊んでみたのか。
主人公の暴走族に合わせて、わざと稚拙な文章にしたのか。
赤×ピンクや荒野などの青春小説の持つある種の切ない輝きもない。
読者層は中学低学年以下か?まるで三流漫画の原作のようなストーリーの粗雑さ。桜庭一樹オフィシャルサイトを毎日のようにチェック、やっと発売された製鉄天使。。赤朽葉のスピンアウト?この出来じゃ毛鞠ファンに失礼だろう。賛否両論があって文学だなんて言えるレベルではない。
ここ最近はいつも最高傑作と帯に書く出版社も今回は快作誕生と苦しい。
太宰を読むと死にたくなるから読むなと親に言われた著者がいつか死にたくなるような小説を書きたいと思ったのは冗談か。直木賞をとって過去の小説も売れ始めたぐらいで満足か。「百年の孤独」みたいな壮大な物語を書きたいと言った志はどこへ行った。初の時代劇を週刊文春に連載するとの情報で週刊誌の定期購読をしたのは早計だったのか。
流行作家になったのかもしれないが、堕落していい加減な仕事するな。
「私の男」をただの結婚詐欺の物語とけなしたあの林真理子が桜庭一樹はやっぱりこの程度かと陰で笑っているようで腹が立つ。二晩ぐらい徹夜して読んでしまうような小説はもう書けないのか。
発表する作品全部を命を削って書けとは言わないが、手を抜かないで一生懸命、物語を紡いで欲しい。
製鉄天使Amazon書評・レビュー:製鉄天使より
4488024505
No.1:
(5pt)

あなたのえいえんの国はどこにある?

「赤朽葉家の伝説」のスピンアウトらしいのだけれど、登場人物の名前が変わっているのはなぜだろう?70年代後半から80年代前半、赤緑豆小豆が中学校に入学し、製鉄天使というグループを立ち上げて四国地方を制圧していく歴史をひも解きながら、少女の変化と成長を、周囲の変化と対比させながら描いている。

 中学生高校生の間にだけ存在する世界に生きながら、そこから出る時の選択にはいくつかタイプがあった様に思う。最後まで役をこなし、大人の世界でも同様の組織にエスカレーションしていった者。あるとき役から覚めてしまって別の道を選択した者。中学生までで引退しながらも、完全燃焼しきれず中途半端に引き戻されてしまった者。そして小豆たちがした選択。
 中国地方を"せかい"と呼び、子供だけに見える世界といいながら大人の世界を模倣し、ある年齢になれば普通の大人になってしまう。自由を叫んで生きながら、最終的には平凡な大人になってしまうのかなあ、と思って読んでいたので、最後の結末はボクとしては希望の持てる展開でよかったと思う。

 章末ごとに謎めいた語り部と聞き手の会話があり、最後にはその正体が明かされるのだが、本当にそれが正しい語り部なのかは作中の記述から考えて疑問が残る。その辺はミステリー的と言えなくもなく、赤朽葉家の伝説のスピンアウト作品としての証明になるのかもしれない。
製鉄天使Amazon書評・レビュー:製鉄天使より
4488024505

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!