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死亡推定時刻



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【この小説が収録されている参考書籍】
死亡推定時刻
死亡推定時刻 (光文社文庫)

死亡推定時刻の評価: 4.57/5点 レビュー 51件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 1~20 1/3ページ
123>>
No.51:
(5pt)

以前、購入し久しいが、今読むとこれは本物だと思う。

事件が起こったときは、「初動」が肝心であることは言うまでもない。
その後のプロセスには、いわゆる「法曹三者」の出番であるが、この三者も含めて初動の捜査員らもよく読んでもらいたい。この書籍は、一度通読しただけでは、理解ができないだろう。いったん、時を経て読み返すと、自身のこれまでの「仕事」が誇らしい方と、恥知らずであった自身を責める方、なんとも思わない救いようのない者の「三者」になるだろう。
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No.50:
(5pt)

冤罪のメカニズム

テーマが「冤罪」の前半は少女誘拐事件の警察小説、後半は法廷闘争ドラマ。現役弁護士の筆者らしく、実務を含めた裁判の描写に圧倒的リアリティがあり、ノンフィクションを読んでいるかのようでした。

読者は冤罪と分かっているため、作中の検事や裁判官への憤りはあるが、一方作者あとがきを読めば、そのような見方もあり得ると考えさせられました。小説としてはラストは釈然としませんでしたが、またそれも筆者の一つの結論かと思うと、すこし切ない気持ちになります。
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No.49:
(5pt)

考えさせられました

中盤を読んでいる時の気持ちは憂鬱でした。
警察や裁判所は信じられないのだろうか…とか。

最後、ちょっと、勇気づけられました。
この後、あるべく姿に落ち着いてくれるんじゃないかと期待させられました。

とにもかくにも、読み始めたら、最後まで止められませんでした。

とても、考えさせられました。
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No.48:
(4pt)

冤罪の作られ方

あとがきに、事件自体はフィクションだが流れはドキュメンタリーのつもりで書いたとあるとおり、冤罪が克明に描写されていきます。

作者は現役の「法律家」とのこと。弁護士なのか裁判官なのか検事なのか、匿名作家のようです。

あまりの臨場感に気持ち悪くなりました。読み返すことは多分ないと思いますが、世の中の現実を垣間見れたとも思うので、目を背けたくなるけど知っておくべきことを教えてくれるという意味で、この作品は傑作だと思います。
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No.47:
(5pt)

有楽町の居酒屋で

昔、「刑事コロンボ」というテレビ番組がありました。視聴者に最初に犯罪の現場を見せておいて、コロンボが推理を重ねて犯罪者を追い詰めるというパターンでした。
本書も同様に、一審で死刑となったが冤罪であることを予め示していて、後半ではそれを崩そうとする弁護士が活躍します。いろいろなことが絡んでいてそれを「縄」と著者は表現しています。
ラスト近くの酒場に出向く奥さんの話は少しほっとさせてくれました。面白い本ですよ。
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No.46:
(3pt)

まあまあ

山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された!県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。有罪は確定してしまうのか?そして真犯人は?現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作。
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No.45:
(4pt)

警察とは怖いものだ。。。

ひとつの殺人事件をきっかけに死亡推定時刻をキーワードに
冤罪になった容疑者を助けるストーリーで、ありがちでは
あるんだけれでも、どうやって人は罪を着せさせられていくか
を丁寧に追いながらストーリを進めるので、面白かった。
警察に目をつけられたら、多少無理があっても有罪にもって
いってしまうかと思うと怖くなった。

一気に読み進めた本なので、とても面白かったという点では
間違いないないのだが、すこし書き方の点で残念な部分、
例えば、登場人物の心理描写が簡単すぎる点や、
高裁での弁護士が女っぽすぎる点、後に重要となる箇所が
多すぎて、しかもあまり重要でなかったりする点など
これは相性なのかもしれないが、ストーリーの内容は
好きだったが、文章の書き方が合わなかったのが残念だった。

全体的にはとても面白いので買って損はなかったなぁ
というのが感想です。
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No.44:
(5pt)

時間を忘れて一気に読める

無罪の小林が中学生を誘拐して殺した。冤罪であるが、警察の非情な捜査によりでたらめな自白をされてしまう。
一審の弁護士はろくな弁護もせず、死刑判決が。二審は国選弁護人。しっかりした調べを行い、冤罪を確信。しかし結局は・・・。

初めてかもしれない。500ページ弱を一日で読んでしまった。裁判は怖い。
「疑わしき者は罰せず」。本当に大切だ。
もっと大事な事。作中の小林の無知は絶対だめだ。無学もだめだ。
所詮はこの世の中は頭のいい奴が作っている。そうしないと主人公のようにはめられる。
「人は誰でも一生に一冊の本を書ける」と解説に書いてあった。確かにそうかも。
この言に含まれるのは、結局人は誰でもそのくらいのネタを持っているとことだ。
逆に言えばネタがあれば小説をかけるかというとそうではない。

『すばらしい素材を持っているからといって名料理家とは限らず、名料理家が素晴らしい素材を持っているとは限らない。』
この作家はすばらしいネタをもっているので、圧倒的なリアリティーをもっているが、
それは「小説らしく余計な事を書かなかった」からである。「作家たろう」としなかったと解説は言っている。
小説について考えられるこの解説は本の内容と同じくすばらしいと思った。
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No.43:
(5pt)

日本の司法に関するレポート

日本の司法の実態と問題点を記すレポート。論説で書いても多くの人には読まれないし、経験の無い一般人に細部まで分からせるには限界がある。具体的な事件を設定して、その中で、容疑者の逮捕、取調べ、鑑定、弁護、裁判などの手続き・過程がどのように進むのかを分からせながら、そこに起きる問題、登場する刑事、検事、弁護士、法医学者、裁判官の実態などを、具体的にリアルに示す。つまり、事件とその展開は道具に過ぎないが、そこにサスペンスを盛らなければ読んでもらえないので、それにも力が入っている。しかし、一般のミステリー小説と同様に読まれたのでは著者はガッカリするのでないか。作者あとがきは、フィクションというよりリポートと呼びたい、捜査や鑑識についてはあまりにも不正確なドラマや小説が多い、と述べている。
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No.42:
(4pt)

面白かった

内容としては面白かったですが、これほど厚みがある必要があったのか疑問です。展開が遅すぎて途中で結末を先に読んでしまいました('ー`)
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No.41:
(5pt)

禍福はあざなえる縄の如し

冤罪とは何か?

松本清張が書いた小説帝銀事件に勝るものはないと思っていたが、どうしてどうして、比肩できる水準である。「冤罪がどのように作られていくのか」をフィクションで表現するのは、実はノンフィクション以上に難しい作業なのかもしれないと考えるとそのレベルは極めて高いといえる。

この本はあくまでフィクションであるが、ヒントは多くの事実から得ている。そして、著者は弁護士。ノンフィクションなみのリアリティがある。
後書きにも書いてあるが、高裁の件から読んでみると、検察側、裁判側の主張や見解がそう歪んだものに見えなくもないのだ。

真実を知っていれば誰も苦労はしない。訴えられた方からみれば、「とばっちり」「濡れ衣」なんだろうが、裁く方からは、「中々吐かない強情なヤツ」と映る。強引な自白も相手が真犯人だったら褒められこそすれ非難されることはありえない。

作者が言いたかったのは「禍福はあざなえる縄の如し」。小説で見事に表現している。ラストについては評価も別れようが、冤罪が「あざなえる縄の如し」と表現できてしまえば、結語は読者に任せるというのもとり得る選択だと思う。
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No.40:
(5pt)

衝撃的

この本はあるラジオ局の番組で面白い本として紹介された本で衝撃的な内容で一気に読んでしまいました。
冤罪について改めて考えさせられます、自白してしまうと裁判で無罪を勝ち取る難しさ、弁護士、裁判官や検察のナアナア感はこんなものなのかもしれません。
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No.39:
(4pt)

経験した者だけが描けるリアリティ

タイトルだけ見て死亡推定時刻に関するトリックを解明していくミステリーだと思っていましたが、読んでみるとまるで冤罪が成立してしまうまでを詳細に追ったドキュメンタリーのようでした。警察の捜査方法や裁判の様子ももちろんですが、特に人物描写が巧みでリアリティがあります。

王道ミステリーにおけるネタバレにあたる部分を初めから読者に見せてしまうことで、警察の捜査や裁判の過程でいかにして殺人犯が「つくられて」いくのかが詳細に記述されている印象を受けます。もちろん法曹関係者でなければ真実のほどはわかりませんが、冤罪の恐怖をまざまざと見せ付けられる作品であることは確かです。

 犯人当てやトリックの解明を楽しみたい読者には合わないかもしれませんが、読み進めるうちに、一般人の常識や思惑と司法制度の相反や齟齬にきっとやりきれなさや憤りを感じると思います。私も読んでいくうちにのめりこんでしまい、解説にて栗本氏が書かれているように冤罪事件の署名運動にでも参加したくなるほどでした。

 とにかく衝撃を受ける作品です。読んで損はありません。
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No.38:
(4pt)

ノンフィクションのようなリアリティ

現役弁護士が書いた“冤罪”小説ということで、ノンフィクションを読んでいるかの
ような錯覚に陥ってしまうほどの圧倒的なリアリティがある。
そのリアリティは警察での取調べで冤罪が作られていく過程だけでなく、裁判で簡単
に覆らないといったラストの部分まで続くため、こういった小説特有の大団円にはな
らない。後味は悪いものの、凄いものを読んでしまったという感覚が残る。

筋立ては面白く、ノンフィクションだったら星5個といえる内容だが、小説としては
やや技量不足の感否めず星4個。
途中から冤罪に関しての事ばかりになってしまうが、殺された女の子の父親とその兄
との問題や、死亡推定時刻を捏造した?警察との問題などを丹念に描きこむだけの力
があれば本当に凄い小説が出来上がったのではないかと思う。
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No.37:
(4pt)

こんな事があっていいのでしょうか。

弁護士の方が書かれているのでリアリティのある作品でした。
犯人と間違われた人物にも落ち度はあるのですが、
警察・弁護士・裁判所の対応は驚愕でした。
フィクションですが、もしこんな事が自分の身に起こる事を
想像すると、恐ろしくなります。
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No.36:
(5pt)

今までで1番

最近読書にはまっていて本を読みあさっていますが今まで読んだ中でも1番おもしろかった本です。レビューを見て購入しましたが皆さんが言ってる通り内容はかなりの良質!!オススメです。
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No.35:
(5pt)

犯罪の取調べから裁判までの真実

女子中学生の誘拐殺人事件の発生から裁判までを描いた作品.
通常のミステリーでは犯人当てやトリックといった謎が暴かれるまでに主眼が置かれるが,
本作品では,警察捜査・取調べの実態,法医学者とのずぶずぶの関係,
裁判や捜査に見え隠れする個人個人の思惑が詳細に描かれている.

中心的な人物だけでなく,ちょっとした人物の心の機微が
捜査や裁判の行方に影響する様子がリアルに描かれていて
やはり人間のすることなのだなと実感させられる.
しかも悪い意味で人間的な部分が強調されている.

それにしても警察はともかく,司法や法医学者の実態がこれに近いとしたら,かなりショッキングである.
弁護士や検察はまだしも,法医学者が事実を捻じ曲げたり,
裁判官までが恣意的に,真実に迫る姿勢をとらないのではいったい何を信じればよいのか.
リアリティがあるだけに,フィクションとわかっていても,何やら不安な気持ちになる.
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No.34:
(4pt)

おもしろかった・・・けど

無実の青年は少し頭が悪すぎるように感じ、いくらなんでもそんな
発言しちゃだめだろって突っ込みたくなる箇所が何点もあった。

まあ取調べで被疑者(で合ってます?)が証言の強要をさせられてしまうことが
話題になっていますが、はたしてこれほどまで馬鹿なの?と思いました。

でも面白いのでお勧めします!
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No.33:
(5pt)

面白い!

冤罪をテーマにした作品。作者が法律の専門家というだけあり、描写にはリアリティというか、「ふむふむなるほど」と勉強になる事が多いです!自分がもし、冤罪で捕まった時参考になりそうな感じさえしました。

作品の最後にある格言はこの作品というか人生そのものを表している気がし、「どんな事象も、様々な要因が複雑に絡み合って形成されている。短絡的に物事を考え、ある特定の物事だけを注視してそれに対して恨んでみたり、妬んでみたり、喜んでみたりと一喜一憂してはならない」という事を教えられただけでもこの作品を読んだ甲斐がありました。

娯楽として小説というものを読む以上、基本的には大団円で終わって欲しいのですがこの作品はそうは行きませんでした。しかし同じ冤罪を扱った映画「それでも僕はやっていない」同様、真実に向けて再度歩みだし諦めないという主人公の姿勢だけが救いでした。
死亡推定時刻 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死亡推定時刻 (光文社文庫)より
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No.32:
(1pt)

消化出来ない!!

ストーリーも描写も良いですね。
他のレビューにもありますが、ドキュメンタリーとして
知識アップもなるでしょう。

只、後半はおかしな理屈になってないか??
冤罪を防げるの方法があるのに何故???

この登場人物達の精神構造が全く理解出来ない。
ズドーンとガッカリして★1個!!
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