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舟を編む
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舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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本屋大賞だそうなので、読んでみる。 本のカバーを取ると、 「女子ウケしそうな漫画」の様なイラストが書かれている。 読む前にその事を目にしているので、 その事に引きづられているのかもしれないが、 何だか浅い話に思えてしまった。 ストーリー中で、 海外の辞書は、編纂に公のお金が投入されるが、 日本では、公的機関の主導では無く、出版社と言う民間企業が作っていて、 そして、「そもそも言葉は、権威や権力とは無縁で自由なものであるはず」という指摘が有ったりと、 日本人として誇りを感じられて、イイなぁと思える部分も有るのだけれど、 キャラクターの描写が、表面だけで軽くて、 持ったいない気がした。 | ||||
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信用していた本屋大賞にはがっかりさせられる。 帯の漫画イラストを見たとき嫌な予感がしたのですが、タイトルが良いので買いました。 内容はライトノベルと評価されているのに納得です。 テーマに惹かれて読み始めたのに、半分は恋愛小説でした。 ドラマや映画など映像化しやすいだろうなとつくづく思う作品です。 文学賞は信じないわたしも、本屋大賞だけは(内容的な意味で)信じていましたが、 近年の本屋大賞は、普段読書をしない層向けの他のよくあるランキングと変わらなくなってしまいました。 でも皆さんのレビューはすごく参考になります。 紹介されている作品を読んでみようと思います。大賞よりやはり生の声が一番! | ||||
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文中、取って付けたように現れる格言もどきのフレーズの軽さはともかく、肝心の辞書編集の苦しみを丹念に描写することを放棄した構成は、女性雑誌の連載物であることを考慮しても論外である。 三流の恋愛物語にサンドイッチされてしまい、編集の喜びや悲しみの描写が抹殺され、どこかへ消えてしまった。 もし私が、辞書の編集者であったなら、著者に殺意を覚えただろう。 それにしてもこの作家は、ほんとにこんな作品を発表して後悔していないのだろうか。 | ||||
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本屋大賞受賞作ということで購入したのだが、読んでみてがっかり。作品自体もさることながら、これが世の書店員の人たちが一番売りたい本だという事実、これに対して、大いに疑問を持たざるを得なかった。 まず、内容について述べさせてもらうと、ストーリー全体に起伏がなく、結局最後まで、なんとなくといった感じで物語が流れていく。したがってラストの場面、感動など湧いてこようもない。 登場人物・馬締(まじめ)光也と香具矢(かぐや)という取ってつけたような名前の二人が恋愛関係となり結婚に至る、その蓋然性も全く感じられなかった。なにやらユニークな人物として設定しているようだが、いかんせん人物造形が薄っぺらで、深い心理描写もない。それに、心に残るようなエピソードもなかった。これではやはり、小説世界の中に浸ることはできないし、リアリティーを欠いた漫画のように思えてしまう。さらにいえば、大手出版社の編集者が、目上の人に向かって自分のことを「私」や「僕」ではなく、当たり前のように「俺」と言うことなど考えられず、こうした点からも、この小説と現実社会とを重ね合わせにくくしている。 また「めずらしい虫を観察するときに似た視線」とか「マーライオンのごとく、持てる情報のすべてを流出」とか「立ち歩くミイラを目撃したような表情」とか「悪代官のように笑った」などなど、比喩が陳腐に過ぎて、少々げんなりさせられる。 以上、かなり辛辣なレビューを書いてしまったが、たぶんこれは三浦しをんさん自身、強く意識したうえで、こうした作品に仕上げたのではないかと思う。まさにライトノベルといった感覚で、文章を書き連ねていったのではなかろうか。でなければ、あまりにも悲しい。 きっと三浦さんにとっては狙い通り、という、そのことを信じたい。それにしても、本屋大賞というのはどういう位置づけの賞なのか。大きく首を傾げてしまう。 | ||||
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途中で読む気が失せました。 登場人物の誰ひとり感情移入できず、魅力的とも思えません。 リアリティのかけらもなく、物語全体が幼稚で大人が読む小説ではないですね。 そもそも著者の作家としての筆力を疑う、読むに堪えない駄文でした。 これに賞を与えるとは。日本の小説界の将来が不安になります。 | ||||
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まず感じたのは、内容がとても薄いということ。 そして、『非常によくある話』だということ。 以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。 辞書の編集というのは確かに珍しいし、製作していく過程については目新しく「へえ」と思う部分はあった。 がしかし、これがマンガ編集であったり、料理人であったり、野球部だったらどうだろう。 ぱっと見うだつは上がらないが、ある分野において特別な才能をもっている主人公、 美人な下宿人に一目ぼれ(理由なし) 心ならずもイベントに絡むことになった関係者の恋愛と葛藤・向上 達成間際の関係者の死と、その遺書 もう使い古されたにもほどがあるという感じではないか? わたしは関係者の死とその遺書で終わらせる小説が大嫌いだ。 最終章あたりでいやな予感がしたものの、まさか・・・と思っていたが、そのまさかになろうとは。 そして遺書でしめくくり、過去の関係者がみなハッピーエンド。 このストーリー展開、何に近いかというと、そう、マンガやライトノベルではないだろうか。 いや今のマンガはもっと複雑なものもある。 確かにすらすらと読めるし、途中??となるものの、うまくまとまっているかもしれない。 しかし途中読み進めるのが億劫になったのも事実。 これがライトノベルであったり、マンガであれば 「結構面白かったよ」 と言えたかもしれない。 しかし小説となると、ましてや賞をとるような作品化といわれると、甚だ疑問を思わざるを得ない。 | ||||
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以下、あくまで個人の感想です。 「本屋大賞にハズレ無し」と思っていましたが、 この作品はどう贔屓目に見ても佳作だと思います。 序盤はそこそこおもしろかったですが、 後は淡々と物語が進んでいくだけで、 ページをめくる楽しさはなかったです。 世代間の思いをつなぐ壮大なストーリーにしたかったにしては、 単に時間軸が長くとられているだけですし、 登場人物に思い入れを感じさせるほどには描きこまれていないし、 辞書編集作業の実態を知らない一般人でも、 大変な作業なのだろうとはそもそも想像が付きますし、 何というか、はらはらドキドキさせられることもなく、 物語終盤へ向かう際に感じる寂しさもなく、 充実した読後感もなく、 ただ読んだという感想です。 私は著者の他作品を読んで、著者の実力や他作品のおもしろさを知っており、 本屋大賞でこれまでハズレを引いた経験がないので、 この作品については期待しすぎていた分、 おもしろくないと感じてしまったのかもしれません。 本屋大賞というブランドだけで本を買わないようにします。 著者の次回作に期待します。 | ||||
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普段意識にもとめていなかった辞書が,こんなに凄いものとは恐れ入った。 辞書を出版する迄の膨大な作業と時間についてはホトホト感心したし作者の眼のつけどころもさすがだと思う。 しかしドラマ部分はアニメキャラっぽくてリアルでない登場人物によるあまりに鉄板な展開が小説としてはどうなのかと思う。辞書に関する記述以外に活字を追うべき部分が皆無だ。 主人公及び住んでるアパート,飼い猫にお婆ちゃんの家主,そこに突如越してくる美女のヒロイン,軽薄だが気持ちよい同僚,理解ある上司・・・こういう昔ながらの予定調和な人物達は文章で読むとむず痒くなってくる。辞書づくりというテーマがあまりに硬いから読者の為にあえてそうしたのかもしれないけど。 いっそ帯のような絵でウンチクや解説も遊び心を随所に折り込んで漫画やアニメでシリーズ化などした方が断然面白そうだ。私はそっちで見たい。でも妻夫木聡と菅野美穂あたりで映画化しそうな。 | ||||
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大竹まことのゴールデンラジオで紹介されてて興味を持ったので海外から帰国と同時に購入。 期待して読んでみると・・・辞書を作る過程を題材にしたただけの、中学生向けの話でしょこれ? 大人は楽しめないんじゃないかな??なんで、本屋さんはこんなの売りたいの? もう一冊買った翻訳部門の一位『犯罪』にもあんまり期待できなくなっちゃった。 | ||||
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本屋大賞受賞し、辞書編纂をテーマにしているということで、 三浦しをんさんの本を初めて読みました。 軽いです。 あっという間に読み終わりました。 テーマから考えてもっと読み応えがあるかと思っていたので、残念でした。 本屋大賞受賞だからという観点で本を購入しないで、 彼女がこれまでどういう本を書いていたか確認してから買うべきでした。 | ||||
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「辞書の編纂」というテーマにより、日常的に使っている言葉に対する理解の曖昧さに言及している点は評価できる。読んでいて、なるほどと頷く箇所は多々あった。しかし、肝心のストーリーはつまらなすぎる。起承転結に意外性がないし、深みもない。薄っぺらい。結局作品にのめり込む事が出来ず、読むのをやめてしまった。 ラジオで絶賛されてて、ここでの評価も高く期待してただけに、残念だ。 | ||||
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好きなんですよ、しをんさん。基本、30過ぎてからノンフィクションしか読まないんですが、『風が強く吹いている』をたまたま読んだときには、すごくイイ気分にさせていただいて、多々謝謝。集団競技が嫌いな私も憧れちゃいましたよ。 だから、期待し過ぎちゃったんですかね。 辞書編集に目を付けたところなんかは「さすが」と思いましたが、ストーリーが先にあってそこにキャラクターを当て嵌めてるようなところがあって。どうも無理してる感じが、ね。なんだか、もっとやりようがあったような気がしてしまう。残念。 | ||||
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物を知らずに読めば面白い本かもしれない。 しかし、「言海」/「大言海」の「跋(おくがき)」や、高田宏の「言葉の海へ」を読んだ後では、殆どの部分が色褪せてしまう。 記憶は言葉にしなければ残らないし伝えることもできないと云う考え方も、フェルディナン・ド・ソシュールに代表される記号論を読み知っていれば改めて説得力を持つものではない。 明治時代の「言海」の執筆シーンを現代に置き換え、関係者の恋愛を鏤めただけのものである。 勿論、知っていれば書けると云うものではないことは、百も承知であり、著者の努力は認めるところである。 ここで描かれた辞書は「編」であり、「言海」/「大言海」/「大漢和辞典」のような「著」ではない。 「編」は、先行する辞書を踏まえてスケールアップしたように感じられてならない。 そうであっても、辞書の執筆・編纂は単なる寄せ集めではなく、一人の天才によってしか成し得ないものである点を踏襲していることは好感が持てる。 この本をお読みになった方は、是非、高田宏の「言葉の海へ」も読まれることをお奨めする。 言葉の海へ (1978年) | ||||
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