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ロスジェネの逆襲
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ロスジェネの逆襲の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全691件 681~691 35/35ページ
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| 「オレバブ」シリーズは大好きなシリーズ。銀行を舞台にこんなにもエンタテイメント性の高い作品を書ける池井戸潤は凄い作家だなと思う。 シリーズ第3弾となる今作を心待ちにしていたが、期待通りの面白さで一気読みした。 全体の雰囲気としては前2作と比べてお笑い系の雰囲気は後退し、硬派な雰囲気が強まった感じがする。「オレバブ」シリーズの雰囲気と、著者の2大代表作である「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」の雰囲気が融合したような作品で、これぞ池井戸作品の王道ともいえる仕上がりだ。 読後の爽快感は言わずもがな、さらに仕事とは何かとあらためて考えさせられる重厚さも兼ね備えている。シリーズを通して成長を続ける半沢のこの先をもっともっと読み続けたいという欲求がさらに高まった。 金融エンタテイメントの傑作中の傑作! | ||||
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| 著者は、かねて「リアルな銀行や企業を描いて、わざわざお金払って読んでくれてる働く読者に、何を与えられるのか?だから、私は、敢えて、こういう元気の出るエンタメを書いている」といった趣旨のことを、直木受賞前後に言っていた。 著者の思うところの是非は、さておき、その思うとおりのモノを十二分に描いているという点で、著者は優れたエンタメ作家の一人といえる。 とはいえ、本作にしてもシリーズ第3作ということで、ヤクザとか探偵とかファンタジーなんて「何でもありな」ジャンルのシリーズ物の方と違い、ムチャクチャや同工異曲には限界がある。 そこで、今回持ち出されたのが、ロスジェネである。 ロスジェネという存在に興味や認識を持つのは、著者や本シリーズの読者層からすると、当事者達と、彼ら彼女らを部下に抱える中間管理職ということになる。その読者がリアリティを持ちつつも嫌悪感を抱かない。うまい扱いで描かれている。本来のロスジェネは、就職氷河期以降の厳しい競争社会で勝ちを得られず、その後も再挑戦の機会を奪われたまま、いつしか、敗者・無能の烙印を押され、社会的・経済的に下位に滞留する者である。厳しくみれば、ロスジェネの全てが有能でも高い志ある者でもない、必然の敗者・天性の無能も、いわゆる勝ち組に比して多いだろうことも察せられる。 しかし、著者は、このロスジェネに「高き志・能力・やる気がありながら、不当なレッテルや偏見により抑圧された者」という新たなキャラを授けた。これにより、ロスジェネでない多くの読者からの親近感「頑張っているのに報われないのは、自分と一緒」を醸成させる。そして、本来の競争故の劣後を、不当な者への勧善懲悪の形で跳ね除けさせ、読者に実生活では得られぬカタルシスを与えている。この展開は、エンタメとしての巧拙を抜きにすれば、水戸黄門とそれを愛した視聴者との関係に近いものと思える。 ロスジェネどころかロスジャパ(ロストジャパン)な時代において実によく出来た商品コンセプトだと感心させられる。著者より前の世代の企業小説作家が、どうしても下克上・天下国家的なエリート同士の社内抗争に傾きがちであるところを、比較的等身大の、しかし、志高く勤勉な者にキャラを移したところが、著者の巧みなエンタメ術であろう。 | ||||
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| 本日読み終わりました。 私はこの『ロスジェネの逆襲』に関して何も知らず、ただ単に書店に行って、池井戸潤の作品があったから買った池井戸作品のファンです。 いやー、電車で開いた瞬間びっくりしましたね。まさかあの半沢直樹が出てくるバブル〜の続編だったとは。嬉しかったです。叫びそうになりました。 第一作、第二作と作品を重ねる毎に半沢直樹という人物の成熟してゆく様を感じ取れる本シリーズですが、この作品は特にそれが顕著です。半沢が終盤で部下の森山と会話するシーンのセリフがとにかくカッコ良くて、勇気づけられます。 いろいろあるけれど、明日も頑張ろうって思いますね。こんな上司居たらいいのにね。 次作に期待! | ||||
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| 痛快! ・でも、なんだかネタバレになりそうなので、書けません。 ・半日弱で一気に読み終わりました。 嘆くな、行動せよ!のメッセージがGood。 ・半沢格好良し。こういう中年にならねばね。 ・「人事が怖くてサラリーマンやってられるか!」 | ||||
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| 「オレたちバブル組」の最新作で、久々に半沢が帰ってきた。 今回は就職う氷河期を経験し、苦しい思いをしてきたロストジェネレーション世代とバブル世代が力を合わせて戦う物語。相変わらずのクオリティで、銀行、買収される側・する側の企業、そして半沢が出向している証券会社、各社の思惑が入り混じった展開は手に汗にぎるもので、読み出したら止まらず一気に読んだ。 企業買収を巡る知能戦もさることながら、やはり著者の作品の本質は「何のために働くのか」を問う内容になっていることだと思う。 「オレがいう勝ち組は、大企業のサラリーマンのことじゃない。自分の仕事にプライドを持っている奴のことだけさ。どんな小さな会社でも、あるいは自営業みたいな仕事であっても、自分の仕事にプライドを持てるかどうかが、一番重要なことだと思うんだ。結局のところ、好きな仕事に誇りを持ってやっていられれば、オレは幸せだと思う」 ロスジェネ世代の瀬名が森山に語った言葉は、働く意味の本質を突いていると思った。 言葉は違うが、自分の信念を貫くために半沢が森山に語った言葉も仕事をすることの原点になるものだと思う。 「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば組織も腐っていき、世の中も腐る」 今後は、一皮むけた森山の活躍を描いた続編にも期待したい。 | ||||
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| バブル入行組である半沢世代と、 就職氷河期=ロスジェネ世代の対立をひとつの軸に物語は展開するが、 メインモチーフはタイトルの『ロスジェネの逆襲』ではなく、 組織のなかでの美しく正しいふるまい方にある。 半沢と、証券会社プロパーである部下・森山が見抜いた粉飾決算のからくりを、 エリート集団の銀行証券部のスタッフたちが見抜けない、 というストーリー的にやや苦しい場面もなくはないが、 まあ、瑕瑾といっておこう。 親会社の役員会に乗り込んで反論を述べる半沢は文句なくかっこいい。 もちろん、親会社の役員会に、出向中の敵役が乗り込めるのか、 という疑問はありうるが、 銀行の幹部の中にも半沢の正論に味方するものがある、 ということで、 ラスト・シーンの新たな人事発令の鮮やかさも忘れられない。 快作であり、 半沢を主人公とする次回作も、ますます楽しみだ。 | ||||
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| 池井戸氏の直木賞受賞2作目。 舞台を金融界に移して主人公には半沢直樹、 あの「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」で タフさと知性で難局を突破したはみ出し銀行員です。 銀行の子会社である証券会社に飛ばされた半沢はIT大手から あるベンチャー企業の買収のアドバイザーを依頼されます。 しかし、内部から裏切りが出てその案件は親会社の銀行に横取りされてしまいます。 怒った半沢は買収対象のベンチャー企業側について親会社相手の戦いに突き進むのです。 この作品には、企業買収、公開買付、ホワイトナイト、時間外取引、粉飾決算、与信管理といま話題の金融用語が満載ですが、 かつて三菱銀行本店融資部に在籍した池井戸氏にとって最も得意な分野です。ですから複雑なビジネス関係が実にわかりやすく描かれています。 しかし、本作品のテーマは、「組織と個人」であり、「仕事と生き方」です。 半沢は部下であるロスジェネ世代の森山に対して繰り返し語りかけるのです。 「正しいことを正しいと言えること、世の中の常識と組織の常識を一致させること。 ただ、それだけのことだ。ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価される、 そんな当たり前のことさえ、いまの組織はできていない、だからダメなんだ」 「どんな小さな会社でも、あるいは自営業みたいな仕事であっても、 自分の仕事にプライドを持っているかどうかが、一番重要なことだと思うんだ」 「仕事の質は、人生そのものの質に直結する」 親会社銀行+大手IT企業VS半沢+ベンチャー企業の買収劇は二転三転し、 最後まで目が離せません。練り上げられたプロットに読者は翻弄されることになるでしょう。 そして迎えたラストページ、不覚にも涙で文字がかすみました。 男の矜恃を描いた一級のエンターテイメントとして本書を推します。 若い人にこそぜひ読んでいただきたいと私は願っています。 | ||||
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| 「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」に続く、 スーパー銀行員・半沢が主人公のシリーズ第3作。 直木賞受賞後第2作ということだが、 池井戸潤はまさに、今一番油が乗っている作家ではないか。 本作も期待を裏切らず、寝る間を惜しんで 一気読みをしてしまった。 エンターテインメントの王道を行く展開で、 主人公の活躍に思わず快哉を叫んでしまう 爽快な読後感は、他の作家では味わえないものだ。 「池井戸潤にはずれなし」とは、 いろいろなところでよく聞くフレーズだが、 今回も堂々たる作品で、満点の出来。 これからも乱作せず、いつまでも 読者の期待に応える作家であってほしい。 | ||||
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| 企業の中、特に銀行内の勧善懲悪ものは、池井戸さんの真骨頂です。 草食系などという言葉が全く不似合いな熱い男たち。 権謀術数でのし上がろうとする者たち、自分の仕事観、倫理観と意地を通そうとする者たち。 企業買収の攻防中で織りなされる虚虚実実の駆け引き、古いテーマかもしれませんが わくわくしながら読み進めました。 読後感もすっきりと納得。こうじゃないと。 文庫になるまで待つのはもったいない。 ぜひ、手にとって読んで楽しんでいただきたい1冊です。 | ||||
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| 今日購入して一気に読みました。 今日はここまでにしとこうと思わないほどおもしろかった。 所々に名言があって、明日への活力をもらいました。 次回作を楽しみにしています。 | ||||
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| ずっと楽しみしていた本作。 発売日が各情報で違って、3日連続で本屋に行き、そして今日(日にちだと昨日)やっと手に入れました。 そして先ほど読み終わりました。 そんぐらい楽しみにしていたし、そんくらい面白かった。 今作はロスジェネ世代との対決ということで、ロスジェネ世代とどんな対決をするのかと期待していたら、まさかの共闘! そして、要所要所でロスジェネ世代の部下に対して半沢が言う言葉がまさに、世代で分類することの無意味さと、一方でロスジェネ世代への期待が感じ取られ、ものすごく納得させられた。 ロスジェネ世代は、苦しい境遇の中で育ったことで自然と社会への疑念を持ち、だからこそよりよい社会を構築していくことができる、という趣旨の半沢さんの言葉には、大きく共感し勇気をもらった気がする。 また、半沢のような外向きの銀行員がトップに立てば、日本経済はこんな長い停滞に陥らなかったんじゃないかと思う。 現実世界において、半沢のようにお客様の方向を向く優秀なバンカーは実際はそこそこいるんじゃないかと思う。 しかし、そのトップに立つ人物やその周りの人物もそうかというと、現在でもそこには内向きの論理が存在し、内向きの論理で育ってきた人ばかりなんじゃないかと疑問に思ってならない。 現に、先月くらいの某雑誌にはいまだに某メガバンクにおける旧行の派閥争いが掲載されてあり、銀行が依然変わりきれていないように感じた。 今作に関しては、半沢の妻の花も出てこないし、近藤の出番もほぼ無く、そういった点では少し残念だったが、小説としての面白さとか緻密さ、スケールはより増しており、とても面白かった。 なんにせよ、年齢的には当たり前だが半沢はまだ頭取にはなっていないから、続編があると勝手に思っている。 今年になって「俺たちバブル入行組」「俺たち花のバブル組」、そして本作と立て続けに読み、銀行員という職業への理解だけでなく、人として必要なことっての学ぶことができたと思う。 | ||||
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