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太陽は動かない
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太陽は動かないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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内容は少々硬い?し、設定はある意味突飛なのだけど、一気に読める面白さがあります。作者の力なのかなと。続編読みます。 | ||||
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森に続いてこの作品を読みましたが大変面白く直ぐに読み終わりました。 この作家さん大好きです | ||||
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読んでいくうちに、どんどんひきこまれていく内容です! | ||||
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業界関係ですが、サッカーの日韓戦は中国ではやりませんし、仮にやったとしてもせいぜい数千人の観客が精一杯です。準備の進め方もおかしいし、ほかの場面でもリアリティが感じられず、素人のような小説で感情移入も全く出来ずお金の無駄でした。 | ||||
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初めてこの作家の本を読みました。時間を忘れてページをめくる快感が堪りません! | ||||
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途中で止まらない楽しさです。 続編が早く出てほしいです。 展開の素晴らしさ、話の面白さ、最高です。 | ||||
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今、新聞の小説欄で、この著者の『ウォーターゲーム』が掲載されているのですが、その登場人物の一人鷹野の魅力に参ってしまい、次の日の新聞が待てず、それで鷹野が別の本でも登場していると知って、『太陽は動かない』を購入しました。実際はありえない行動をしていくのですが、ジェームズボンド映画のように大きな舞台の中、ハラハラ、どきどき、、、そしてすっきり。『ウォーターゲーム』の方の最後はわからないですが、鷹野にはまだまだ生きて活躍していってもらいたいです。 | ||||
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鷹野一彦もの二作目の「森は知っている」を読んで面白かったので、こちらも読みました。ハードボイルドはチャンドラーとハメットくらいしか読んでないが、私はこの鷹野という主人公はとてもいいと思う。裏仕事に長けて切れるように賢いけれど、妙に純粋で誠実。真面目で清潔感があり、行動派で無口だけど言うべき事は言う。日本人ってこういうのを男らしいというんじゃないかな。 話はエネルギー問題で今日的だし、大企業の裏側の人間模様やゴタゴタ具合が、どこかで取材したのだろうかと驚くほどピタリと決まっている。それでいて力んだところがなく、意外なほどサラッとしてる。これは続きの構想がすでにあるからじゃないだろうか。 女性が「森」よりもややお約束キャラな気がしたけど、ライバルのデイビッド・キムをはじめ味方の人たちも魅力的で、時にホロリとさせられる。ぜひ続きが読みたいです。 | ||||
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あえてステレオタイプの登場人物を配し、あえて予定調和内に収まる映画的なエンターテイメントを確信的に狙った作品ですね。 ただ、胸に爆弾を仕込まれた産業スパイが世界を股にかけて移動するという点にとても違和感がありました。 今の空港のセキュリティチェックは革靴の底の鉄片ですらブザーが鳴るレベルです。 この体内爆弾がストーリーに緊迫感を持たせる重要な要素になっているのですが、ちょっとリアリティがなさ過ぎる気がします。 二転三転する壮大なストーリー展開に努力した割には細部が粗雑な印象を受けました。 | ||||
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吉田修一でなければ創り出せなかったであろう魅せる描写は確かに存在するし、飽きさせないストーリー運びはよく錬(ね)られた構成だと感じさせる。 ただ、いかんせん複雑な人間模様のもとで、多数の組織間で繰り広げられる入り組んだ謀略が描かれている一方で、個々の存在が一様であり明瞭に区別されていない。確かに色彩は多くとも、全ての色がぼんやりとした調子なので全体に平板な印象を受ける、とでも言おうか。 起こる出来事も単調であり「新たな人に会う」→「誰かが誘拐される」→「仲間や理解者に助けられる」→「いつの間にかハナシが進んでいく」の反復である。 コトがエネルギー技術開発に関わる内容なので明瞭な解決を提示するのはそもそも困難と思われたが、それにしても結局、利権が(一応)悪玉の存在とされる中国の一企業に独占されずに済んだ、程度の決着ではなんのカタルシスもないまま物語が集結してしまった感が否めない。 「森は知っている」が発売されたのを機にまずこちらを読了したが、「森は~」を購入することはないでしょう。他の吉田作品を以前から愛読してきただけに、残念な読書体験となってしまった。 | ||||
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パレードが面白かったので、購入。 とはいえちょっと期待はずれ。 ハードボイルド&アクションというジャンルになるのかと思います。 古今東西、傑作からB級なものまで、 小説、映画、国内ドラマ・海外ドラマという、 ありとあらゆるフォーマットで、アクションものが存在しますが、 あらかた耕し尽くされてます。 そんな中で、新たなキャラクタ像や、設定・視点を期待したのですが、 読み切っても、やはり強い既視感を感じてしまいました。 主人公は、ある悲しい出自を持つ、影のある産業スパイであり、 劇中は、主人公補正かかりまくりの、腕っ節と、強運の持ち主でした。 で、若くてチャラいのにとんでもないITスキルを持つ部下がいて、 影で操るボスは、田舎に引き込みながら、スパイ組織の成り立ち・過去を知る者であり、 主人公らのバックボーンの説明要員。 そして、物語を引っ掻き回す謎の美女。。 謎の美女!、もー、ありきたり過ぎて逆に新鮮かも。 そういう意味で、物足りませんでした。 扱うネタは、昨今のエネルギー問題を絡めていて、 ”日本の産業スパイ”という設定にリアリティを持たせていましたが、 やはり私自身が平和ボケしているのか、ちょっと納得できなかったかな。 | ||||
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読み進めていくうちにページから手が離せなくなってきます。 特に後半の怒濤の展開には驚かされます。 まさに吉田修一の新境地。 「最後の息子」「熱帯魚」「パレード」の頃から吉田修一は気になる作家でしたが,その後の恋愛小説ものはあまり読んでおらず,「悪人」「さよなら渓谷」といったミステリーな雰囲気を取り込んだ作品が出た頃から再び吉田修一作品に帰ってきました。 特に「悪人」「横道世之介」の2作品は,吉田修一がシフトを一段階あげた感を受ける傑作でしたが,それでも初期の吉田修一の雰囲気を残した作品でした。 ところが本作に至っては,本当に吉田修一の作品なのか?と思わされるほどの産業スパイアクション小説となっています。 ストーリー展開は早く,危機また危機の連続でハラハラし通しのため,吉田修一らしさを感じないまま一気読みしてしまうのですが,振り返ってみると,実はやっぱり吉田修一ならではの味わいもちゃんと含まれていることに気づきます。 鷹野やAYAKO,デビッド・キムといったクールな面々は,これまでの吉田修一作品では見られなかった登場人物ですが,鷹野の部下である田岡や若手代議士の五十嵐などは弱点も兼ね備えた人間味のある登場人物です。 この作品が今後シリーズ化されるのかどうかはよく分かりませんが,個人的には,続編が出ることで,鷹野や田岡らの活躍といったストーリー展開の面白さだけでなく,そこにプラスした深みのようなものが加わることに期待したいところです。 | ||||
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あまりに盛りだくさんにしすぎて、ちょっと消化不良なんじゃ? フルーツパフェとプリンアラモードが一緒になったみたいだ(笑) まあ、吉田さまらしいなかなか鋭い言葉がいたるところに散りばめられていて、 ベトナムの路地裏とか、目に浮かぶような・・・ それと、飛行機のエコノミークラスは荷物を運ぶようなものだとw この言葉、前にセレブの愛人しいてる女性にリアルで言われたことあるんだよね。 彼女はそんな本を読む人じゃないんだけど・・・ 同じ言葉をこの本の中に見つけてびっくりした。 なんにせよ、読んで損はなかったかなー | ||||
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本書『太陽は動かない』は、機密情報という金鉱を探りあて、高値で売りさばくことを生業とするトレジャーハンター(かな?)たちの活躍を描いている。エスピオナージ+冒険小説+ハードボイルド+(ちょっぴりだけ)恋愛小説という贅沢な逸品だ。 各国の利権が渦巻く次世代のエネルギー革命。手にした情報の帰趨によっては、日本は圧倒的なダメージを被ってしまうという設定になっている。テーマが旬なだけに、実にリアル。リアルであるがゆえに、僕の「ニッポンダイスキ!」にポっと火を着ける。トレジャーハンターたちが、国益を第一に考えていないことろが、どうなっちゃうの感を強めていく。ページターナというべきか、漂う疾走感との相乗効果で一気に読ませてくれる。 本書が良いのはテーマだけじゃない。主人公の鷹野、そして部下の田岡の属する組織=AN通信は、統制をとるため諜報員に爆弾を埋め込み、毎日正午に連絡がなければ爆発させてしまうのだ。この制約からうまれる緊張感が全編を通して効いてくる。 そしてキャラクター設定の妙。暗い過去のあるストイックな鷹野、素行不良の田岡、韓流スターばりの諜報員デイビッド・キム、ウィグル反政府過激派組織の女首領 シャマル、民主党の一回生議員五十嵐と秘書丹田のデコボココンビ。そして、謎の美女AYAKO ・・・。トンガリまくる登場人物たちが、ホーチミン、上海、天津、香港、空へ海へと駆け巡る。敵かな?味方かな?という彼らのライバル関係も面白い。ピンチになると、あ〜、やっぱりここで助けにくるんだね とわかっていながらホロリとなる。 本書だけでは、AN通信や登場人物達の謎は解決しきれていない。おそらくシリーズ化されていくと思うのだけど、このテンションを保っての2作目以降はハードルが高いのかもしれない。もちろん、また鷹野たちに会いたいけれどね。 さて、私にとって一番の謎はタイトルの「太陽は動かない」だ。田岡が鷹野にいう、 ・・・鷹野さん、あんた、何のために生きてるんすか?死にたくないから生きてるんすか?ただそれだけなんすか! のとおり、鷹野や、デイビッド、AYAKOらの生きていく信念のようなものを表象しているように思えた。どうだろう。 | ||||
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いやぁ。面白かった!泣きドコロあり! じぃーんときました。 大好きな作家吉田修一な、なのに。 誰が、書いた本だっけ? の、スピード感あるスパイ小説。 ベトナムホーチミンから始まる。 エネルギー利権にからむお話し。 【宇宙太陽光発電】って? ヘリが撃たれたとき。 「007かぁ」 と、突っ込みたくなるほど。 《やりすぎじゃん・・・。》 と、感じましたが。 「ボンドはこんなにボロボロにならないか・・・。」 と、思っていたら。 ボンドガールも登場な、感じのお話しでしたわ。 そして。 きれいに、まとまって。 読み深めさせて落ち着かせてくれます! 男と女のお話しでもあるので。 誰が、どっちが?味方?敵??? ぬぁんて。 おじさま方の薄い【野心】 主人公鷹野の深い【孤独】 お嬢さま菜々の【本気】 いい味出している鷹野の部下田岡 憎めない一回生議員の五十嵐、の、高校の後輩広津 そして 〜 壁なんかぶちこわして生きろ! 〜 | ||||
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産業スパイを主人公にした密度の濃いエンターテイメント小説。 産油田開発を巡るテロ抗争。その陰で不穏な動きを見せる中国企業。 業スパイの鷹野が、デイビット・キムが、謎の美女・AYAKOが、新エネルギーの利権を巡って熾烈な攻防戦を繰り広げます。 危険を乗り越え、いち早く利権を制するのは?情報を制し生き残ることができるのか? ストーリーの全体像はなかなか見えてこず、前半は状況を把握するだけで精いっぱい。 そこを乗り越えると壮大な計画と熱い戦いを堪能でき、読み終えたときの爽快感はひとしおです。 ところで作中に登場する宇宙太陽光発電の研究は本当にあるんですね。 | ||||
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表向きはネットの時事通信社として活動しているAN通信。 しかし実態は情報を横流ししている日本の産業スパイ。 リーダーの鷹野は部下の田岡とともに、 ベトナム、香港、中国、モンゴル、日本などの舞台で、 太陽の利権争いへ巻き込まれます。 私は良かった点を上げます。 物語の最初の舞台であるホーチミンの路地裏描写が印象的でした。 『ホテルのパーティー会場を出た鷹野は タキシードのまま、蒸し暑い夜の街を歩いてこの支局へと戻った。 夜道を歩きながらジャケットとネクタイはすでに外し、 シャツの胸をはだけているが、 それでもオレンジ色に照らされた街灯の下、 汗は体中から噴き出している。 支局の入る雑居ビルの前には、 今夜もバインミーの屋台が出ている。 鷹野は汗だくのまま、屋台の店主にフランスパンに挟む具材を指で差し、 ボリュームたっぷりのバインミーを二つ買って、 雑居ビルの階段を三階まで駆け上がった。』 異国の日常に溶け込み、非日常の金額が動く情報を握るために奔走する鷹野と田岡。 彼らがどんな場所でどんなことをするか、イメージしやすかった。 という点で、かなかな楽しめる一冊でした。 鷹野が堤真一さん、田岡が生田斗真さんと、 イメージがわきやすいところは、映像向けの作品でもあるかなと思います。 文庫化されれば、読書好きの友達には、ススメられる一冊です。 | ||||
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安っぽい小説です。 設定や構成、人物や組織の描き方など全てが劇画的で薄っぺらです。 場面を頻繁に切り替える手法をとっていますが、失敗しています。 せっかく盛り上がってきたところでシーンが変わるので、 サスペンスに水を差されます。 太陽光発電というトレンディーなテーマを扱っていますが、 ほかのテーマに差し替えても成り立つ内容で、 ストーリーに不可欠な要素として有機的に生かされていません。 レビュー子は仕事上いささかこの分野に関わりがありますが、 「そうそう、よくぞ書いてくれた」という共感、 「一体なんでこういう書き方になるんだ」という反感、 「よくここまで調べたな」といった敬意 のいずれも湧きませんでした。 表面的な勉強に基づく荒唐無稽な思いつき といったレベルのこなし方にとどまっています。 多少エネルギー問題に関心を持つビジネスマン層に 手に取らせようという版元の狙いが見え見えです (レビュー子も見事にひっかかった訳ですが)。 吉田修一というビッグネームにおんぶして映像化しようという意図による 版元主導の企画物なのでしょうか。 そうだとすれば、映画かドラマになってから番宣でも観て 観るかどうか考えれば十分です。 芥川龍之介賞、山本周五郎賞、大佛次郎賞、柴田錬三郎賞といった 名だたる賞をいくつも受賞された著者がこんな本を書いているようでは、 賞の名が泣くというものです。 | ||||
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楽しく一気に読みました。 ただ、主人公たちを拘束している仕組みが少し荒唐無稽な気がします。諜報員になった経緯からすると、もっとシンプルに忠誠心は確保できそう。それから、なんとなく青春ドラマっぽい甘さがあるのが、私は若干鼻につきました。 | ||||
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(ネタばれ注意!!) 吉田修一の作品の中には、実際に起きた事件や出来事を巧みに取り込みつつも思わぬ展開に持ち込むものも多いが(秋田の幼児殺人事件の『さよなら渓谷』…傑作、青森の公金横領事件の『元職員』…珍しくイマイチ)本作品のそれは太陽光発電。そしてその内容はなんと(吉田修一が)国際謀略というか産業スパイ小説! 日本・中国・アメリカと舞台を変えつつテンポよく進むストーリー、アクションシーンやどんでん返し・究極のタイムリミットも巧みに配され、更には短いエピソードながらキチッと泣かせてくれる恋愛ものの要素も織り込んである、エンタメ小説としては1級品の出来栄えだ。 だが、芥川作家吉田修一らしい奥深い“何か”が足りないと言っては贅沢か? 『24時間の1度の定時報告が途絶えると胸に仕込まれた爆弾が炸裂する。』この設定から深まる“何か”が…。 | ||||
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