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殺人!ザ・東京ドーム
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殺人!ザ・東京ドームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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岡嶋二人による当時出来たばかりの東京ドームを舞台にした推理小説というよりは犯人視点から描いたパニックサスペンスである。 倒述推理的趣向もあるが、全体としては冴えない犯人が凶行を起こすことで次第に暴走していく過程がスリリングに描かれている。 2週間ほどで書かれた突貫工事的作品ということもあり、岡嶋作品としてはそれほど凝ったプロットということではないが、十分に楽しませてくれる作品に仕上がっている。 | ||||
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精薄気味の、少しオツムの弱い男の子が主人公です。 自信なくて常にビク2してるとこから、徐々にカンチガイから自信つけて堂々とし出す描写が非常にお見事(・_・;) ひょっとしてどちらかがいじめられっ子やったん?って位に上手いです。 ただ、よく言えばスピード感ある…になるんでしょうが、終盤の展開が早すぎて、いまいち盛り上がりに欠けてしまったかな?って気もします。 でもこれも「岡嶋二人基準」やからであって、充分すぎる程にハラ2ドキ2ワク2たっぷりの作品です。別に野球知らんくても関係なく楽しめますので、ご心配なくm(_ _)m | ||||
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あっという間の二時間でした。息をつかせぬってのは、まさにこのこと。 現在の岡田監督がバッターとして登場したり、安打製造機篠塚が出てきたり、 懐かしい東京ドームのシーンがいくつも出てきます。 キャラクターから、設定まで、何から何まで少しずつ無理があるんですが、 納得してしまう。一つ一つが良く出来ていると言うか、結構オタクなんですね。 文章も軽やかで、結びも良い。 まさに岡島ワールドといったところでしょうか。 誘拐の岡島って言うけど、私には、こういう試合場を使うのが上手いという 印象があるんですが... なんとなく軽いので、満点の作品にはしてはいけないんでしょうが、90点。 あっという間の二時間です。お勧めします。 | ||||
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本著は東京ドームの完成に合わせて企画されたものだそうです。 チョッと頭が足りず、人に馬鹿にされながら生きてきた無邪気な変質者「久松敏彦」が主人公です。 ひょんなことで、猛毒「クレーレ」を手に入れ今までの鬱憤を晴らすように無差別殺人を重ねます。 所謂謎解きではないのですが、「久松敏彦」とそれぞれの思惑で「久松敏彦」を利用しようとする人間が絡み物語がスリリングに進行していきます。 殺人により自信を付けていく変質者「久松敏彦」の心理描写が見事です。 1988年の作品ですが、古さを感じずに楽しめます。 | ||||
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本著は東京ドームの完成に合わせて企画されたものだそうです。 チョッと頭が足りず、人に馬鹿にされながら生きてきた無邪気な変質者「久松敏彦」が主人公です。 ひょんなことで、猛毒「クレーレ」を手に入れ今までの鬱憤を晴らすように無差別殺人を重ねます。 所謂謎解きではないのですが、「久松敏彦」とそれぞれの思惑で「久松敏彦」を利用しようとする人間が絡み物語がスリリングに進行していきます。 殺人により自信を付けていく変質者「久松敏彦」の心理描写が見事です。 1988年の作品ですが、古さを感じずに楽しめます。 | ||||
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東京ドームに観客が5万6000人もいるのに、犯人の目撃者は いないという大観衆に隠れた犯罪と、連日誰かが一人づつ 殺されているのに、自分だけは大丈夫だと思い、東京ドームに つめかける観客の心理が面白い。 キモヲタ風で妄想気味、ちょっと頭が弱いという犯人の造形も 良く練られている。その犯人以上に作品を盛り上げているのが、 途中から事件に便乗しようとする人たちであり、スリリングな 展開を見せる。 相変わらず、上手いというか、巧みな構成である。 ただ、途中までの展開が面白かった分、結末はあっさり終わって しまった印象がある。もう一捻りくらい欲しかった。 | ||||
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東京ドームに観客が5万6000人もいるのに、犯人の目撃者は いないという大観衆に隠れた犯罪と、連日誰かが一人づつ 殺されているのに、自分だけは大丈夫だと思い、東京ドームに つめかける観客の心理が面白い。 キモヲタ風で妄想気味、ちょっと頭が弱いという犯人の造形も 良く練られている。その犯人以上に作品を盛り上げているのが、 途中から事件に便乗しようとする人たちであり、スリリングな 展開を見せる。 相変わらず、上手いというか、巧みな構成である。 ただ、途中までの展開が面白かった分、結末はあっさり終わって しまった印象がある。もう一捻りくらい欲しかった。 | ||||
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犯人をはじめとし,事件に関わる重要人物は隠されていないため, 謎解きやミステリというより,登場人物の心理描写を楽しむ感覚です. その中でも気弱で陰湿である犯人の描写がわかりやすく, 犯行のたびに少しずつ妙な自信をつけていくあたりに思わず苦笑い. ちょっとおつむが弱かったり,モテないあたりもコミカルな印象です. ただ,そのせいで横槍を入れてくる男や警察とのやり取りなど, 本来であれば見せ場であり緊迫するシーンに締まりが感じられません. 確かにおもしろいのですが,それはこの犯人のダメっぷりであって, そんな雰囲気のまま終了するラストにもがっかりさせられました. | ||||
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犯人をはじめとし,事件に関わる重要人物は隠されていないため, 謎解きやミステリというより,登場人物の心理描写を楽しむ感覚です. その中でも気弱で陰湿である犯人の描写がわかりやすく, 犯行のたびに少しずつ妙な自信をつけていくあたりに思わず苦笑い. ちょっとおつむが弱かったり,モテないあたりもコミカルな印象です. ただ,そのせいで横槍を入れてくる男や警察とのやり取りなど, 本来であれば見せ場であり緊迫するシーンに締まりが感じられません. 確かにおもしろいのですが,それはこの犯人のダメっぷりであって, そんな雰囲気のまま終了するラストにもがっかりさせられました. | ||||
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東京ドームの完成に合わせた企画物?からなのか、何故ドームなのかの動機付けが弱いかな。 学校や職場で馬鹿にされ続けた男が猛毒を手に入れ、一方的に憧れている女性の一言がきっかけで東京ドームでの殺人を考えたら・・・。 企画物ですが、今読んでも十分楽しめます。 | ||||
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東京ドームの完成に合わせた企画物?からなのか、何故ドームなのかの動機付けが弱いかな。 学校や職場で馬鹿にされ続けた男が猛毒を手に入れ、一方的に憧れている女性の一言がきっかけで東京ドームでの殺人を考えたら・・・。 企画物ですが、今読んでも十分楽しめます。 | ||||
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ひょんなことから即効性の猛毒を手に入れた男が、観客で満員の東京ドームで連続殺人を開始した!周囲の人間から見下されてきた男が、毒という力を得て憎悪の噴出先を見つけてしまう。虫を殺し、犬を殺し、生き物を愛せない男が無邪気に自分のみにしか通用しない理屈で人を殺めていく様子が恐ろしい。ある女性を愛しているかのようにふるまう男だが、彼は現実の彼女ではなく、自分勝手なフィルターを通した妄想の中の彼女を愛しているにすぎないのだ。また、この物語の怖いところは、実行犯の男よりも腹黒い人物が多々出てくること。自らの都合しか省みぬ彼らも、殺人犯とさしてかわらぬ荒れ果てた心の持ち主なのか。ハラハラしたのち、やるせなく、不思議と物悲しい印象を残す1冊であった。 | ||||
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ひょんなことから即効性の猛毒を手に入れた男が、観客で満員の東京ドームで連続殺人を開始した! 周囲の人間から見下されてきた男が、毒という力を得て憎悪の噴出先を見つけてしまう。虫を殺し、犬を殺し、生き物を愛せない男が無邪気に自分のみにしか通用しない理屈で人を殺めていく様子が恐ろしい。ある女性を愛しているかのようにふるまう男だが、彼は現実の彼女ではなく、自分勝手なフィルターを通した妄想の中の彼女を愛しているにすぎないのだ。また、この物語の怖いところは、実行犯の男よりも腹黒い人物が多々出てくること。自らの都合しか省みぬ彼らも、殺人犯とさしてかわらぬ荒れ果てた心の持ち主なのか。ハラハラしたのち、やるせなく、不思議と物悲しい印象を残す1冊であった。 | ||||
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