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エイジ



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エイジの評価: 4.23/5点 レビュー 101件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全81件 41~60 3/5ページ
No.41:
(5pt)

中学生という立場での感情の起伏が丁寧に描かれていた

エイジが自分の気持ちを語りながら物語を進めていくのだが、話し方、親との接し方、少年犯罪のことを記者に質問されたときの対応など、全て今どきの中学生らしく描かれていて素晴らしいと思った。また、主人公のエイジ以外でも、友達のツカちゃん、タモツくん、バスケ部の岡野、片想いの相沢志穂など、同級生の人物描写も見事でそれぞれの登場人物の特徴がはっきり出ていてとても分かりやすかった。ストーリとしても、昨今話題になっている少年犯罪を中心に、思春期で悩む少年の部活・恋愛・家族の話を絡めていて、内容が濃く読み応えがあった。特に少年犯罪については、通り魔事件の犯人が主人公の同級生で、その同級生に対して主人公が何を事件に対して何を感じ、どう考えるのか、中学生という立場での感情の起伏が丁寧に描かれて考えることが多かった。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.40:
(5pt)

エイジ、実は私の理想とする息子像

エイジは悩む。
いろんなことに。
でも自分なりの結論をきっちり出し、行動にあらわす。
悩み方が中学生らしくていい。
私には、息子がいるが、エイジのような中学生になってくれたらと密かに思っている。

いま、中学生の子に読んでもらいたい。
そして、こういう子に育って欲しいと願っている親もいることを知ってほしい。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.39:
(5pt)

中学時代をリアルに思い出させる一冊

同級生が連続通り魔犯だった,というのは,多くの人にとってリアルな経験ではないだろう。また,クールな優等生のタモツや,情に厚い不良のツカちゃんや,妙に品行方正な小松などの脇役も,キャラを立て過ぎていて,リアルな人間描写とは感じられない。
 このように,本書でエイジを取り巻く設定は,必ずしもリアルではない。
 にもかかわらず,そうした状況の中で一生懸命に考え,自分なりに納得できる道を模索するエイジの姿(もちろん,それは,リアルな私自身の中学時代とは明らかに異なるのだが)は,自分自身の中学時代を甘酸っぱくリアルに思い出させてくれた。
 とりあえず,かつて中学生だった経験を持つ人すべてに読んでほしい一冊である。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.38:
(5pt)

懐かしい!

電車賃は大人料金扱いなのにどうして親や先生に指図され子供として扱われるのだろうとそんな疑問をちょうどエイジくらいの年齢の時に考えたことがありました。「身体は成長し大人になってきたけれど精神の方がそれに追いついていないんだ。だから僕達は心を守らなくてはいけない。うざったいかもしれないけれどそれが先生の仕事だからね。」そんなようなことを言ってくれた大嫌いな中学の担任を思い出しました。言われた時は、分かったようなこと言うなジジィと友達皆でひたすら先生の悪口大会になりましたが今思えば私が思っているよりずっと私たち生徒のことを考えてくれてるいい先生だったなーと懐かしいです。
受験勉強や部活の縦社会、色々なことに苛立って反抗する思春期を重松先生はよく分かっているなぁ。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.37:
(5pt)

青春文学の傑作

ハードカバーで中学生の頃読んだ。
中学生が主人公なので、当時とても共感しながら読めた記憶がある。
重松清を好きになったのもこの作品から。心理描写が絶妙。
思春期真っ只中の中学生を非常に上手く描いている。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.36:
(4pt)

微妙な年齢

この物語の主人公エイジは14歳で、ケガの為バスケ部を休部し14歳なりにいろいろ考えたり、イライラしたりしててかなり不安定な感じです。
そんなエイジの町で連続通り魔事件が発生し、その犯人が同じクラスの男の子だった。
そんなことをした男の子の気持ち寄りにエイジの心は傾いていき・・・

この14歳って子供と言われれば子供だけど、大人に近付きつつもある微妙な年齢ですね。
読んでいて考えるのは自分が14歳の時ってどうだったかな〜って事でした。
もうすごい昔だけど、私はこの年に転校したのでやっぱり不安が大きくてなんとか馴染もうと努力したものです。
何がきっかけでいじめられるかと思うと怖かったし。
人見知りで口下手な私には空気みたいな存在になることしか出来なかったです。
自分の意見を言ったりもほとんどしなかったな。
でも好きな人もいたりして、今はなつかしいな〜と思うんですけど。

途中のエイジがとっても不安定で、いつ犯罪者側へ行ってしまうんじゃないかと、かなりハラハラしました。
でも読後感は清々しかったです。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.35:
(5pt)

もし自分が同じ境遇に置かれたら

「流星ワゴン」を読み、重松氏の小説に興味を持ち、そして好きになりました。

犯罪の低年齢化。
もし、クラスメイトが犯罪者だったら…
小説と同じ境遇に置かれた中学生が世の中にいるかと思うと、現実問題でもあると感じる。

登場人物の設定が個性あふれているので、この子はこんな子だと把握しやすい。
部活、親友、恋愛、家族など、様々な物事や人に対して、未熟な上の不器用な距離のとり方。

貴方もきっとガツガツ読める一冊です。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.34:
(5pt)

中学生という時代に

この本に描かれているエイジたちの時代は98年くらいだろうか。その時中学2年、まさしく私も当時同じ学年であった。その頃、確かに犯罪の低年齢化、「少年」による事件は社会問題になっていたように思う。当時の私にも、それらに対する何からの考えがあったと思うのだが、やはりどこか他人事であり、私自身、周りを見る余裕なんてなかった。だから、エイジと私の中学の頃とを比較すると、エイジは大分オトナに感じた。それでも私も日々真剣に何かに悩み、考え、必死だった。だから、すごく共感できる所が多かった。とにかく内容は素晴らしかった。同級生が良くて、とてもリアルで、中学生ってそうなんだよな。と何度も思った。友人関係とか意識とか小学生の頃とは劇的に変わるよなと。私は20過ぎて初めてこの本と出会った。当時の自分が読んだらどんな事を感じたのだろうか。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.33:
(4pt)

買いです。

ひところ世間を賑わせた「十四歳」をテーマに描いた作品ですが、あまりに小説としてうますぎて、というのも、今の「十四歳」がやりそうなこと、思いそうなことでストーリーの軸を作りながらも、今の「十四歳」がやりそうにない、思いそうにないけれど、かつての「十四歳」がやりそうなこと、思いそうなことを同居させて描いていく作者の手際の良さが度を越えていて、あざとくさえ思えました。この作者の作品はどれもうますぎて、僕はちょっと苦手です。でも、僭越ですが、あまり本を読まない人に本を読むことのすばらしさを説明するのにうってつけの一冊だと思います(決して揶揄ではありません)。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.32:
(5pt)

凄い心理描写

重松先生は本当に人の心の中を書くのが上手い。

特に中高生の心理描写は本当に上手い。

自然と話に引き込まれていく。そんな感じがします。

もちろん話の内容も面白いのでお勧めです。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.31:
(5pt)

エイジは生涯の宝物

自分は中学生の時にこの本を読んで衝撃を受けました。まるで中学時代の自分が感じていることをそのまま本に書いたみたいで、思春期の心の荒みや行き場の無い破壊衝動、本当にリアルな本だと思う。大人になってから読み返すと格好つけたがりのくせの躓くとすぐ逃げる子供の頃の自分を思い出す。

「いつの時代でも私たちは大人が思っているよりもずっと一生懸命に生きていると思う。色々なことを必死に模索し拾い上げたり投げ捨てたりしながら自分の道を進んでる。」という最後の解説の部分を読んだ時いろんな意味で救われた。是非中高生や大人の方々に読んでもらいたい。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.30:
(5pt)

我が青春よもう一度

本書を読んだ人は必ず自分の中学生時代のことを思い出すのではないでしょうか?恋愛・友達・クラブ活動等、家族よりも仲間が大切だと感じ始める年代。そして青春時代の始まり。

誰しもがそんな時代を経験して大人になっていきます。たった数年間の学生時代に中にすごく多くのことを経験します。そしてそんな時代は二度と戻ってきません。もっと勉強しておけばよかったなとか、もっとスポーツをしておけばよかったなとか、あの時好きな人に告白しておけばよかったなとか…。そんな後悔することもある年代だから青春なんだと思う。

そんな青春時代を思い出させる本です。いま中学生の子供を持つ親も、これから中学生になる子供を持つ親も、子供が成人してしまった親にも、これから親になる人にもお勧めの本です。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.29:
(4pt)

思い出。

中学の頃に繰り返し読んだ。

主人公、中学生の姿が本当に良く書けていて、物語の中の日常的な場面が自分の普段の生活と共通するものもあってストーリーに没頭してました。

イラストもとても良いです。
newspaper version エイジ―1998 6.29~8.15Amazon書評・レビュー:newspaper version エイジ―1998 6.29~8.15より
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No.28:
(4pt)

少年の目線がよく描けている

中学生の視点から、少年犯罪を描いた作品。

きわめて丁寧に中学生の生活ぶりを追っているので、共感が持てる。

身近なところで起きる少年犯罪というテーマは、石田衣良の「うつくしい子ども」と同じ素材だけど、料理人が違うとこうまで味が違うのか、って感じがします。重松さんらしく、ほろ苦いけど後味がよくしあがっている。

このテーマに興味のある方は、「うつくしい子ども」もあわせて読むことをオススメします。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.27:
(5pt)

自分が中学生の時に読みたかった!

読んでいくうちに主人公エイジに感情移入

してしまい、あっというまに読み終えてしまい

ました。 エイジみたいな中学生活を送れたら

最高だと思います。(同級生が通り魔事件の

犯人で捕まってしまうのは切ないけど・・・)

 この作品に自分が中学生の時に出会いたかったです。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.26:
(5pt)

age

私が最も小説に望む、「キャラの個性」がよく出来ていると思。

エイジを始め、色々なキャラクターが生き生きとしていて、共感しやすい作品です。

ストーリーも面白くてサクサク読めました。

実際に読んでみれば分かります。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.25:
(4pt)

中学時代を鮮明に思い出させる一品

主人公・エイジと同じ日に日直をやるはずだった前の席の生徒が,通り魔事件を起こして逮捕されてしまう。“自分は彼になってしまうのか?”・・・そこから始まる彼の逡巡の日々が,勉強,部活,家庭,さらには淡い恋愛を通してつづられる。

クラスメイトの味付けが秀逸。典型的ガキ大将のツカちゃん,悲運の秀才・タモツくん,プロ市民予備軍?の小松までも,なぜか憎めないキャラになっている。自分の中学時代の同級生のみならず,教室,廊下,階段,トイレの風景まで,鮮明によみがえります。

自分の家庭を「ホームドラマみたいだ」とあざけり,ちょっと反抗を見せたりしても,結局は切り離せない葛藤。中学2年生という時期が見せる身体と心の急激な変化。主人公自身に重大な出来事はほとんど起きないけど,周囲の人々との関わりを経て,主人公の内面が少しずつ変わっていく様子を描くのは,やっぱり重松の真骨頂。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.24:
(5pt)

青春文学のイチオシ!

人間は常に変化してゆく生き物だ。だけど、小説上でそれを書くのはすごく難しい。たいていは、読者に、「あ、作者はここで主人公をこう変えたかったんだな」とばれてしまう。そんな風に切れ目が出来てしまっている小説が多い。だけど、『エイジ』では、現実の世界のように「いつのまにか」一回り大きくなる少年を、とてもたくみに描き出している。そこが、この小説のすごいところだ。
また、主人公のエイジの思考を細かく、順を追って描写している点においても、すごいと思う。『エイジ』には、ごまかしや、知ったかぶりや、わざとグロテスクに書いた部分がない。暗い、苦しい雰囲気になっても、それがあまりにもリアルだから、読者は嫌な気持ちにはならないと思う。
青春文学に興味のある人、あの、窮屈だけど輝いている時代をもう一度経験してみたい人は、ぜひ読んでみてほしい。勿論、現在エイジと同じ中学生をやっている人にも、おすすめする。読後にはきっと、すがすがしい気持ちになるだろう。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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No.23:
(5pt)

面白い!

私が4番目に読んだ重松清さんの作品。
これまで読んだ3冊はすべて短編集で、長編の作品はこれが初めてでした。読んでみると、とても面白かったです。
私が読んだ4冊の中で一番好きな作品はこれです。内容としては、中学生の行動や想いが生き生きと書かれています。
自分が中学生の時に同じ事が起こったら、と感情移入しながら読めました。お薦めの作品です!
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
402257352X
No.22:
(5pt)

上手いですね

子供の心理描写が非常に的確。
 クラスメイト、それぞれの役割もきちんとつけている。
 中学生、あるいは、何もわかってない大人は読んだほうがいいと思う。
 今の,てゆうか、ちょっと前の、中学生の真実の一端が確実にこの本に含まれているから。
エイジAmazon書評・レビュー:エイジより
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