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エイジ
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エイジの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
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重松清さんの本をいろいろ読んでいますがこれは若い人にも読んでほしい本です! | ||||
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あるテストの問題に使われていて、面白いなとおもったので買うことにしました♪ 共感を持てるシーンがいくつかあり、すぐに読んでしまいました! ちなみに私は本を読むことがあまり好きではないのですが、この本は何回も読めます! | ||||
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今度、中学生になる男子をもつ母親として 思春期の男の子の心の動き、変化が表現されている本なので 現実と結びつけながらとても興味深く読むことができました。 最後は色々な問題を克服していく...成長していく子供たちの話に 反抗期も期限つきなのかなとちょっと明りの見える話でもありました。 | ||||
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誰もが経験する中学生時代 そこに、その時点に存在するリアルな感情が生々しく表現され、自身の中学時代を思い返し「あぁ、よくわからないけどわかる」と共感しついニヤニヤしてしまう それに対し中学生を見るオトナ、中学生の息子を見る親 こちらも気持ちが共感できてしまう自分が居てさらにニヤっとさせられました | ||||
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妊婦の子どもを殺した犯罪少年は、例えば、将来、結婚し、妻が妊娠したときに、思い出すのだろうか。一生背負っていく辛さは計り知れないものであろうと慮る一節があった。 犯罪(暴力等)に駆られる衝動と、実際に犯罪するということの間には、紙一重なのかもしれない。文中には、消しゴムをコンパスで刺すシーンが取り上げられていた。刺さるときに強い反発を感じるが、刺さった後の柔らかさなど。不安や憎しみを抑えきれずに何かをしてしまうことって、意外に身近にあるのかもしれないと思った。 しかし、実際に何かをしたら、一生背負っていくべきものなのだ、「かわいそう」か「許せない」かに関わらず。犯罪に限らず、何かをするということは、多かれ少なかれ、一生背負っていくのだ。忘れるなら、忘れてもよいが、忘れられないものには一生付き合っていく義務がある。 そのようなことを、読後、考えさせられた。 | ||||
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個人的には「通り魔」よりも「岡野君」との関係性に興味を強く持ちながら読み進めました。 自分が中学のころに、エイジのように、もっと自分の気持ちに素直にもがいてみるんだったな・・と後悔したり、子供が大人に話せない理由にうんうんと納得したりするのと同時に、息子が中学生になったときには、それをしっかり見守れる親でありたいと思いました。 本棚においておいて、息子がいずれ手に取ってくれたらいいな、と思う作品です。 | ||||
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いじめを受けたら周りの大人に言えばいい、当然そうするものだと言うが、実際は訴えられない子供の方が多い。何故か。一つの答えがここにある。 | ||||
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主人公は東京郊外に住む中学二年生、名前はエイジ、付近で連続通り魔事件が頻発することになるが、その犯人は同じクラスのタカやんだった。 友達、学校、社会、好きになった女の子に想いを揺らす日常を描く。 重松清の著書は本書で4冊目になったが、これが一番好きだ。 他の書には精神的にも肉体的にもイタい描写が多くて、ちょっと苦手だったが、本書にその性向は薄く(その要素もあるが)読みやすい。 重松清の小説には、内容にはヤマもあるのに、書きぶりや主人公の心情はヤマもオチもなく平坦で、いつも「善」も「悪」も「あり」である。 本書では、最後エイジの天晴れな成長が見えたのが自分は嬉しかった。 それに剩え、主人公エイジの心の描き方がとても好きだった。 中学二年生、素直さも抜け、子どもの終りであり大人の始まりでもある。 世の中や社会、家族や友達が「嘘っぽく」感じるが、感性は培われていつつも、それを言葉や行動に移せずにもどかしさを感じる。 新世紀ヱヴァンゲリオンのパイロットは全員14歳という設定で、これも人生で一番多感で感情が揺れ動く時期であるからだ。 ヱヴァを心理学に託けて「解読」した本を幾冊か読んだが、シンジは『Q』でも結局、自分勝手な思考と行動で周りに影響を与えてしまう。 そういった意図があったかは分からないけれど、『エイジ』を読んで、シンジの行動も理屈抜きに「14歳だからね」で片付けられそうだ。 本書を読んでいて思ったのが、エイジが『ライ麦畑で捕まえて』(JDサリンジャー)のホールデン・コールフィールドと似ているということ。 ホールデンは世界が「インチキ」に見え、様々な人と関わっていくが、エイジの「嘘っぽい」と、ホールデンの「インチキ」はニュアンスが違いながらも、根底には似通った14歳のケイオスが絡んでいると思う。 ジョン・レノンを暗殺した犯人が『エイジ』を読んでいたら、これも発禁になっていたかもね、「なんて」。 | ||||
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中学生の子を持つ親なら誰もが通る道。それは思春期の子とどう向き合うかという問題だろう。 無論、自分だってその道を通って今に至るはずで、その頃の自分を思い出しながら子どもと付き合っていけば良いではないか、と部外者からは思われる。だがそうは上手く物事は運ばない。 たとえ親子といえども違う人格を持つ相手に、自分の思うようには当てはめることが出来ないからだ。 これまで重松清の作品は、様々なところで目にして来た。新聞のコラム欄や雑誌のエッセイ、さらには教科書から学習教材までと、それはもう誰もが何かしら目にしているのではなかろうか。 そのせいもあって、あえて重松清の小説を買って読むこともなかった。 ところが最近、職場の同僚から強く勧められて『エイジ』を一読する機会を得た。同僚が言うには、今どきの中学生を知るにはこの小説が一番手っ取り早いとのこと。もうじき50歳に手が届こうとする同僚の息子さんは3月で大学を卒業予定だが、中学校時代には様々な出来事があったらしい。 人並みに息子の反抗期と向き合ったたくましさは、職場でも健在で、今となっては良い思いでになっているようだ。 『エイジ』のストーリーはこうだ。 主人公のエイジは中学2年生。バスケ部のレギュラーとして頑張っていたのだが、膝を悪くして休部状態。 張り合いを失くして帰宅部生活を送る中、エイジの学区である桜ヶ丘ニュータウン近辺で通り魔事件が起きる。 それは一度や二度では済まずに度重なって、ニュースや新聞などでも報道されるようになった。 その後、捕まった犯人は、なんとエイジと同じクラスの生徒だったのだ。 一方、バスケ部ではエイジの親友である岡野がキャプテンとなり、チームを引っ張っていたのだが、どうやら部員たち皆からシカトされているようだった。そこには深い意味もなく、単なる「ノリ」で一人の生徒を集団で「消して」いくイジメが存在したのだ。 個人的な感想としては、確かに今どきの中学生を上手に描いていると思う。 校門の傍で待ち伏せしている報道陣から声をかけられる(インタビューを受ける)のを喜ぶ生徒がいたり、通り魔の被害に遭った人たちのことを他人事として、特に気にも留めない現状も、なんとなく想像がつく。 ただもっと掘り下げて欲しかったのは、イジメにあう生徒の心の痛み、嘆きだ。逆に、イジメをする側の「ノリ」とか面白半分な態度は、まるで見て来たように描かれている。 一方、後半にいくにつれて、エイジが少しずつ心の変化を遂げ、休部していたバスケ部に戻ろうと決意する。また、通り魔事件を起こした生徒が、謹慎処分後に登校するくだりも含めて、ちょっとしたピークとなっている。 このような盛り上がりが作品に色を与え、鮮やかな輪郭を伴い、青春小説として成功したのであろう。 この小説は、山本周五郎賞を受賞している。万人向けを意識したのか、明るくライトで、青春につきまとう暗い影のようなものは感じられない。現代を代表する青春小説だ。 | ||||
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主人公エイジは、同じクラスの同級生タカやんが通り魔事件で逮捕されたことから、自分自身がよくわからなくなってくる。 次第に幻のナイフで他人を刺す自分を想像している。 なぜこんなことを考えているのだろう。分からない。 「キレる、という言葉、オトナが考えている意味は違うんじゃないか。我慢とか辛抱とか感情を抑えるとか、そういうものがプツンとキレるのではない。自分と相手とのつながりがわずらわしくなって断ち切ってしまうことが「キレる」なんじゃないか。」 いまはぼくにつながれたもの全部からキレてしまいたい。 そしてエイジがたどり着いたのは 「ぼくは,タカやんとの違いじゃなくて,あいつと同じなんだと噛みしめることで,タカやんにはならないんじゃないか,そんな気がする」 との境地。 自らの分からないという気持ちを受け入れることで精神的に一歩前へと歩みだす。 タモツくんが一心不乱にメロンパンを食べるシーンを見守るエイジ。 この時点でエイジは、大人ぶってクールなタモツくんよりもずっと大人だ。 本書は少年が大人への一歩を踏み出す成長物語なのです。 | ||||
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直木賞作家、重松清の描く青春小説。 桜ヶ丘ニュータウンに住む中学二年生のエイジは、大好きだったバスケ部を辞めて退屈な毎日を過ごしていた。同級生の仲良しは、おちゃらけたツカちゃんと、何事にもクールなタモツ君。すべてはどこにでもあるありふれた日常のはずだった。ところが、町を騒がせていた通り魔事件の犯人がじつは同級生のタカやんだったとわかり、エイジたちの中で何かが変わりはじめ……。 青春小説と言っても気軽な明るい話ではありません。 むしろ、暗い。とことん暗い。でも、とてもリアルな話です。 同級生が犯罪を犯す、という通常はあまりあり得ないシチュエーションに惑わされてはいけません。じつは、そこはあまり重要ではないからです。 重要なのは、エイジや同級生たちが何を感じたか。そして、何を思い、どう行動し、何が起こったか。 これらのことは状況とは関係なく、誰もが経験したことのある感覚だと思います。 特別ではない、誰もが感じる苛立ち。 中学生の頃の息苦しさがまじまじと蘇ってくるようでした。 楽しくもあるけど、息苦しい。わけがわからない苛立ち。 淡々とした一人称の描写が余計にその感覚を目の前に浮かび上がらせます。よくわからない例えも、ものすごく効果的です。 中学生の息苦しさをその空気感とともに描き出した、すごい一作だと思いました。 | ||||
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14歳って確かにこんな感じだった気がする。 熱かったり、冷めていたり、好きだったり、好きじゃなかったり 家族のこと、学校のこと、身近なこと、報道されていること、 すべてが不確定で、自分の立ち位置を探しているような感じ。 迷っている感じが、とっても青春。 このころの感情をリアルに描いていると思う。 14歳ころに読んでたらもっとはまっていたかも。 | ||||
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何気なく買って読んだら一気に引きこまれてしまった。 通り魔事件が主軸ではあると思うのだが、印象はそれほど強くない。 私は岡野くんの苦しみが一番心に染みた。 実社会ではこのような場合、次のイジメのターゲットはテツ君に移っていくんですよね。 そういった想像をしながら読んでいると、中学校って怖い環境だったんだなあと改めて思いました。 自分がどんな学生生活を送っていたかで受け取り方の変わる作品だと思います。 読了後の清々しさは保証できます。 もしも中学生の時の自分がこの作品を読んだらどんな印象を持ったのだろう? そんな事をちょっと考えたりしました。 | ||||
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第12回山本周五郎賞受賞作品。 14歳、中学2年生のエイジを取り巻く日常を描いている。 その日常は現実とほとんど乖離ないように感じるため、エイジは日本中にいっぱいいることだろう。 主人公のキャラクター、学校や家での出来事、出てくる会話等々、本作品に出てくるありとあらゆるものが「普通」であった。 「非日常」や「異常」なことを劇的な筆致で綴って読者を虜にすることと、「普通」の羅列で読者を虜にすることはどちらが難しいのか考えてみた。 圧倒的に後者の方が難しいのではないか… 本作品にはあまりにも「普通」が多い。 しかし、不思議と先が気になり、読むスピードは衰えるどころか増すばかりであった。 「なぜこんなありふれた出来事や会話や心情描写の羅列に引き付けられるのか…」そんなことを考えながら読むのも良いかと思う。 ソレデハ… | ||||
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中2の4月に読みました。なぜか思わず人とぶつかってしまう。まさにこの物語の主人公と同じような気持ちを抱いていました。とても中学生をリアルに描き、重松さんはすごい作家だなあ、と改めて思いました。思春期の子供におすすめですが、大人にも読んでもらいたい作品です。 | ||||
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2000年、武蔵中学の国語の問題として 中学入試に初登場した。 少年少女の心理と成長を描いた名作として 今後もしばらく、中学入試に登場するだろう。 | ||||
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大人が大人のために書いた大人の望む子ども像 といった皮肉な意見もあるが、 なるほど、こんな子どもがいるといいな といった期待や希望を叶えないと、 大人の心はつかめないだろう。 実際、新聞小説として全国の大人の目に 否応なくさらされるわけだし、 連載をまとめた本もよく売れたのだから、 そのへんの匙加減がうまいのだ。 楽しめるし、一気に読める。 個々の人物像も心情も丁寧に描かれている。 どのキャラも立ちすぎという声もあるが、 愛すべきキャラだった。 典型的ともあったが、きっとそうなのだろう。 しかし、いいではないか、典型的で。 大人は子どものことがどうにもよくわからないから まずは典型から勉強するよ。 | ||||
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大人が大人のために書いた大人の望む子ども像 といった皮肉な意見もあるが、 なるほど、こんな子どもがいるといいな といった期待や希望を叶えないと、 大人の心はつかめないだろう。 実際、新聞小説として全国の大人の目に 否応なくさらされるわけだし、 連載をまとめた本もよく売れたのだから、 そのへんの匙加減がうまいのだ。 楽しめるし、一気に読める。 個々の人物像も心情も丁寧に描かれている。 どのキャラも立ちすぎという声もあるが、 愛すべきキャラだった。 典型的ともあったが、きっとそうなのだろう。 しかし、いいではないか、典型的で。 大人は子どものことがどうにもよくわからないから まずは典型から勉強するよ。 | ||||
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これぞ青春って感じです。 ほんとに感動しました。 エイジは悪の道に 染まらなくて ほんとよかったね! 強くしっかりした 男の子だなと思いました。 | ||||
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短編集ではなく、長編集。 元々、朝日新聞社から発刊されていたものを、 『ナイフ』の隣に並べたい、との作者の意思で新潮社へ。 内容も兄弟作のようになっていますので、 ぜひ、双方をご一読してみてください!! | ||||
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