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疾走
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疾走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全215件 21~40 2/11ページ
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心に残る一冊です。 とにかく低い、どんよりとした環境下にいる主人公。 その主人公に惹かれる少女。 心の中を荒らされるようになるような重い内容ですが… 下巻を読みたくなります。 重いから読むのをやめるのか、その先が気になって重い気持ちで読むのか。 どちらも正解な一冊です。 | ||||
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不幸すぎて、もう二度と読みたくないけど 生きているうちに読めて良かったなと思う小説です。 | ||||
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この世の中は、子供(この本では『シュウジ』)や人の犠牲の上に成り立ってる社会である。 だけど、そうして人間はどんなに強がってみても、結局は一人では生きていけない弱い生き物(『牧師さんやアカネやシュウジの友人達や登場人物達』)である。 だからこそ、欲望や絶望の感情に基づいたもの(『シュウジを救わなかった又は傷つけた大人達』)ではなく、人と人とが思いやりあう愛や希望の思いに基づいて、人と人とは繋がりあいながら生きていかなくてはならない、と言いたいのだと思いました。 また、読後に沸き上がる「なぜ、シュウジを救えなかったのか?」と言う怒りや虚しさに対して、では自分だったら、救えたのか?との疑問の回答としては、恐らく皆が「No.」と答えざるを得ないだろうと思います。 そして、そこにこの本の伝えたい事が描かれているとも言えるのですが、 残された私達(『本の中では生存者』=読み手、今を生きる人びと全員)は、その犠牲に対して(『シュウジの死』)出来ることと言えば、これ以上傷つけることのないように侮辱することのないよう、今からではもう遅いけれどもそれでも「救う」ために、 どんなに辛いことがあっても、 人と人とが思いやりあう愛や希望の思いに基づいて、人と人とが繋がりあいながら生きていけるようになる事を目指して生きて行くことだけなのである、と。 それが、シュウジである『おまえ』、 シュウジを救えなかった『おまえ』、 生存者である『おまえ』達、 今を生きる全員=読み手に対するこの本からのメッセージなのでしょう。 | ||||
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たしか自分が主人公と同じ中学生の時に読み,号泣したのを覚えている. 私の語彙力では言い表せない熱量や疾走感があり,上巻も素晴らしいが特に下巻は寝る間を惜しんでも読みたくなる凄さがある. | ||||
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たしか自分が主人公と同じ中学生の時に読み,号泣したのを覚えている. 私の語彙力では言い表せない熱量や疾走感があり,上巻も素晴らしいが特に下巻は寝る間を惜しんでも読みたくなる凄さがある. | ||||
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初読は10年以上前なのですが、あまりの重さに再読できず。けれどもこの本のラストがずっと忘れることができず、最近になって漸く読み返しました。やはり文句なしの名作だと思います。 哀れみからではない、悲しさからではない、感動でもない。なのに読んでいて涙が止まりません。それは、この本には、人間を根源的な何かが書かれているからではないか、と思います。 救いはないですが0.01℃ほどの温かみはずっと心に残る本です。 | ||||
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重松清の作品は、最後に「救い」「希望」が書かれてるものが多いが、本作品もそれが表れていると思う。 きっと最後にシュウジは、救われたんだと信じたい。 シュウジの人生は本当に壮絶で、読むのも辛いものであったが、その中でもシュウジは優しさを持ち続けていた少年だった。 そんな少年が最後の最後に救われた。 最後のシーンは圧巻。 涙なしで読めませんでした。 シュウジの優しさと最後の救いに心が動かされる最高の一冊。 | ||||
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下巻も読まずにおられない。 悲しいとき、読むといいかもしれない。 | ||||
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・・かと思っていたら大きな間違いだった。 娘の中学で、国語の課題図書になった「エイジ」。 借りて読んだところ文体が合うのか、読みやすくて、以来ファン。 でもこの作品は、エイジを書いた人と同一人物とは思えないほど共通点がない。 重松清だからと買って、軽く後悔した。いい意味でも悪い意味でも。 逃げて、逃げて。読みながら私も逃げ続ける。それくらい怖い。 下巻も読みます。 | ||||
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面白い。 一気読みしました。 またもう一度読みたくなりました。 | ||||
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初めて読んだ時は衝撃的で「本棚に置いておきたくない」とすら思いましたが、半年後ぐらいに読み返してみると今まで読んだ小説の中でも群を抜いて素晴らしいと思いました。ネタバレになるので詳細は書きませんが、初めて見る時は疲れると思いますので、時間・体力がある時にどうぞ^_^ | ||||
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運命とは何か。宿命とは何か。公平とは何か。人生とは何か。 差別、偏見が当たり前のように存在しエゴが蔓延する田舎街の 両親、兄弟のありふれた4人家族に生じた悲劇 兄が精神崩壊し放火の上逮捕されたことで、少年は学校でイジメを受け、 村八分のなか父は失踪、ギャンブルに溺れ借金まみれの母も姿を眩ます。 そんな中、少年は、両親が自殺した少女との出会いにより 一人であっても、孤独を感じず、孤立でもなく、孤高であることを願うようになる。 しかし、一家全員の殺人犯(死刑囚)から、なぜ死なないんだ、お前は自分と一緒だ と言われたことで、虚無、絶望に惹かれてしまい、一人で突き進んでいく。 その後、上京し新聞配達を行うが、様々な言い掛かりにより給料を天引きされ 一緒にお酒を飲み意気投合した同僚(老人)にもお金を盗まれる 行き詰まった少年は人との繋がりを渇望するようになるが、 最後は、人を殺した上警官に追われ、拳銃に打たれて死ぬ。 疾走を続けたままその人生を閉じる(享年15歳) 家族も、恋人も、神父(神)も誰も少年を救うことができなかった。 救いがなくてもそれが人生なんだ(救いがないことが救い)という、 キリスト教の原罪を意識したとっても重いテーマの作品。 (おそらく重松作品で一番重いテーマの作品です) | ||||
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どこにでもありそうな問題の積み重ねが、取り返しのつかない状況にまで陥ってしまいます。 もしかしたら今もこんな状態にある子ども達がたくさんいるのかもしれません。 なんで?と思わずさけんでしまいそうになりながら読みました。 心が締め付けられます。 | ||||
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重松さんの本も色々読みましたが、 心に残っているのは、「きよしこ」と、この「疾走」です。 きよしこからの疾走は、こたつから極寒の外に放り出されるような感じなので 反対の方が救われる気もしますが、ただ老若男女誰でも読みやすいのは間違いなくきよしこ。 とにかく寝食忘れて無我夢中で読んだ本って中々ないです。 あの時あの場所で読んだこの本の「熱」と、読んだ当時の自分の「熱」と、 年とった自分の「熱」を比べて、今、複雑な思いがしてます。 | ||||
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すごく重く悲しいお話しでありながら、スルスルとテンポよく読み進めていくことができる本。 しかし読み終わったあとには言葉にできないような感情が湧き上がってくる。 私にはこの感情を言葉で表すことはできないのでとにかく読んでみることをオススメする。 | ||||
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上巻は引きこもりになった兄をきっかけに徐々に家族がひとりひとりばらばらになっていく様子を描く。 兄の引きこもりと起こした事件をきっかけに普通の生活のねじがぼとぼとと外れていく。自分たちの生活は危うさの中に成り立っている安定なんだ、気をゆるせばすぐに社会から外れてしまうんだと不安な気持ちにさせられた。 下巻はもう、主人公は後戻りできないことをしてしまう。ここらへんはもうあまり自分の現実とは遠く、物語として読めた。 きっとバッドエンディングで後味の悪い気持ちで読み終えるんだろうなーと思いながら読んでいたが、最後まで読み切ると目が滲んだ。 主人公の心が最後はからっぽではなかったから。最後まで強い意思を持って生き抜いたところに救いがあり、読み終えたときに少しすっきりした。絶望で終わるような作品ではなく、よかった。 何も考えずに、走りたくなった。 | ||||
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エンターテイメントとして楽しむのには向いていない作品。しかし、すごい小説であることは間違いない。一人の少年と彼を取り巻く環境が壊れていく話。正直読み進めるのがきついが、なぜかページをめくってしまう。 重松清の到達点だと思う。 | ||||
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ちょっといただけない 特に下巻は切り貼りした感じが否めないし あと援交も家庭内暴力も今どきさほど珍しくない から | ||||
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上巻だけを読んだ人は不快な思いを抱く人も多いかと思います。救われない主人公が、物語の最後の最後で救われたような気がしました。 重松さんの作品を初めて読んだので、過去に色んな作品を読んだ方は低評価が多いですが。わたしは素敵な作品だと思いました。 | ||||
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シュウジもエリもアカネもみゆきも、切なくなるほど優しい「にんげん」だった。 終盤は特に辛かった。 シュウジは救われたのだと信じたい。 | ||||
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