■スポンサードリンク
疾走
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
疾走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 1~20 1/14ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そこそこ良い物語でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
メインの登場人物はみんな、これでもかっていう程痛々しい運命やトラブルを抱える設定。でも人間って 「ひとり」や孤独を感じることはもっと日常のちょっとしたことでも十分あるわけで、ここまでタガが外れた登場人物を集めて同じ事を説明する意図が私には理解できなかったし、感情移入もできなかった。目を覆いたくなる暴力ばかりを詰め込んだ任侠映画を思い出させる。繊細な感情の機微が感じられる作品だったら良かったなと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重松作品の中では異色の作品です。 再読ですが新たな発見が多い作品でした。 作者は深い闇を見てきたからこそハートウォームな作品が書けるのだと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重松作品の中では異色の作品です。 作者は深い闇を見てきたからこそ ハートウォームな作品が書けるんだと 感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名が気に入っている。 「疾走」本当に疾走してたな。 物語の始まりから終わりまで。 その辺の胸糞結末ありきの作品よりもよっぽど腹にきた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全編に渡り救い無き物語。 主要キャラクターは皆、頭がオカシイ。 主人公を主に各々に否応なく不幸が降りかかってくるのはどうしようもないが、それに対して登場人物たちは結局何もしていない。 ただただ不幸の沼に堕ちて行き壊れていくだけ。 ガキがヤクザの情婦なんか孕ませりゃ〆られるのなんか当たり前だろう。 誰かと繋がりたいと言い続けるも、結局求めてるのはオンナだけかという感もある。 終盤、身勝手極まる女の、最高に気持ち悪い言動によって本当に地獄に落ちるが、 やはり地獄に落ちるべくして落ちているのだ。 タイトルは「疾走」。主人公の疾走は結局、辛い現実や人生そのものから逃げ続けた「走り」だったのでは。 何故作者はこんな無駄にグロテスクな救い無き小説を書いたのか? 単に救い無き小説を書いてみたかったから書いたんだと思う。 自分は著者の他の作品は一つも読んだことがないが、この作品は著作の中でも特別暗く重い作品らしい。 他の作品は中学生に推薦される様な明るくさわやかなものが多いという。 そういう作家である作者の手練手管に思える様な嫌~な小説だったのだった。 読まない方がよかったなと初めて思った最低な小説。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
睡眠時間を3時間にまで貪り読んだ ドラマの方は微妙 重松清の違う一面を見られる | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいてこんなに不快になった本は初めてでした。 読後もいや〜な感覚しか残らず。 最後の最後まで救いのない物語り。 重松清さんは、この本を通して何を伝えたかったのだろう。 自分の中にある、その種の感情を吐き出したかっただけのように感じたのだけど。 本棚に所持しているのもイヤだったので上下まとめて捨てました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人称がおまえなのが良いです。不条理すぎる周囲や、冷たくあしらうエリの応対が良いです。 自分にはどうしようも出来ない不遇な運命を駆け抜けることができます。読者はみな主人公の寂しさを共有できるはずです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悲劇的な、そして、意外なる結末に私は大変驚いてゐます。真っ直ぐな再生の物語がきっと紡がれるのではと最後まで心のどこかで期待してゐたからだと思ひます。 最後は、故郷への回帰とつなかりの絆の回復の中で主人公は死への旅立ってしまひました。主人公と故郷に戻ってきたのがエリであり、そして、心のつながったアカネ、神父さん、更には、残された男の子が元の教会に相集って、この物語の終りをつくりました。そこまでに至る二つの事件の異常さで読む者の心を搔きま乱されて全体的な理解を難しくなった氣がしました。 それでも、過酷な環境の中でつながりを求め、駆け抜けた人生への承認と心からのエールにはなったのではないでせうか。その中でも唯一の慰めは、エリを守る形で終りに辿り着けた事です。本当に壮絶な人生のドラマでありました。 最終場面になって明かされた「わたし」があの神父さんでこのシュウジの物語を語ってゐたと知ったのはかなりの驚きでありました。神父さんの生き方と聖書の言葉が示す深みは人生の深さと真摯な心の姿勢に感銘を覚えました。重松文学の考へさせる余韻と深みであります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重松清の二冊目の本をほぼ一日で一氣に読み終へました。「おまえ」といふ主人公を指し示す言葉で描かれる独特の文体であります。少年シュウジの壊れて行く家庭の風景の中で「ひとり」生きて行く苦悩が進行します。輪郭ある人物に影響されて行く主人公シュウジ。その人物は、鬼ケン、アカネ、神父、エリ。 運命に翻弄されながらも強い自分を求めて格闘し、疾走するやうに生きる。自殺を試み、高校を諦め、外の世界に行かうとします。乾いた人間関係は、地元における「浜」と「沖」の確執、リゾート開発の闇。夢も希望も見えない中で心の支へは、強い自分づくりと聖書の言葉が示唆する世界だけです。 この困難をどう越えるのだらうか。下巻への僅かな期待の中で上巻は終りました。こんな状況でも疾走出来るのか静かに同伴したく存じます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすくてよかったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生の時に歳の離れた兄が家に持って帰っていたので読みました。 とにかく当時の自分には衝撃的でショッキングな内容でした。 結構ボリュームがありますが、5回以上読み直した記憶があります。 後ほど重松清の作品をいくつか読みましたが、疾走は他とテイストが違うので少し驚きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても素敵な作品だったと思います にんげんはひとりでもひとりではいられないのかもしれませんね | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重い話ですが、読み応えがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小さな差別意識はいずれ大問題になる、そんなことを考えさせられる作品だと思います。 上巻では田舎独特の閉塞的で陰鬱な空気感がとてもリアルに表現されていて、そこに引き込まれます。 下巻のラストシーンに救いを見いだせるか見いだせないか、そこで感想は変わってくるでしょうね。 読後はあまりの重苦しさに食欲が失せて、何日か飯が食えませんでしたw。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くて一気読みしました。 下巻になるとだんだん物語の結果が語られていくようになるので、上巻の方が陰鬱で閉塞感のある土地の人々の雰囲気を感じられて好きでした。 舞台は児島湖のあたりなんですよね。いまは現地に行ってもそんなに暗い感じもしませんでしたが、(もしくは住まなければわからないものなのかもしれませんが)本を読むと、地方の当時の雰囲気をもっと感じたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族と都市の破壊と再生、強い個人と弱い集団、性と生と死 いくつかの対比を上手く使って重層的に少年の成長物語が進む 主人公が年上や同級生の女性の意志の強さに憧れたり、救われたりするのは、なかなか良かったと思う。 でも気になったのは聖書からの引用の多さである。 本来、ここで作者の言葉をはっきりと聞かせてほしかったが、キリスト教に帰依しているわけでもない主人公たちが、聖書をむさぼり読んで、そこからの引用が続くのはやや物足りなかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公がまさに「疾走」、かけぬけるような物語です。 学校も家庭もつらくて仕方ない中学生の頃に手にしましたが、つらくて苦しくて仕方ないのに貪るように読んだ記憶があります。 繋がりへの渇望、絶望、希望、こういったことに引っかかりがある人にオススメの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだのは鬱屈した高校時代で、この作品にはずいぶんと救われたのを覚えてる。 そんな時期にこの作品にであえてよかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!