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ラストラン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラストラン
ラストラン (徳間文庫)

ラストランの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

初期の作品とは思えない完成度

田舎の本屋では新刊なのに入荷が無く、都会の本屋で発見し、やっと購入。志水辰夫の初期の短編集。最初の『A列車で行こう』から志水節が炸裂。あの明るいJAZZのスタンダードナンバーが聴こえてくるかのようなラストは、まるで映画のようだ。『石の上』は、松本清張のような味のあるミステリー掌編。『カネは上野か』は、教訓めいたものを感ずる掌編。ヒカルゲンジに時代を感ずるな。『ジャンの鳴る日』も、また何とも言えぬ余韻を残すミステリーだ。『やどり木』はホラー。『愚者の贈り物』も教訓めいたミステリー。『わけありごっこ』は懐かしいミステリー。『見返り桜』にも教訓、戒めを感ずる。『狙われた男』、これはサスペンス。ラストは『僕にしか見えない』。甘酸っぱい人生のワンシーンを切り取ったかのような掌編。志水辰夫、素晴らしい作家だ。
ラストランAmazon書評・レビュー:ラストランより
4198626979
No.1:
(4pt)

シミタツワールドのつぼみ達。

初期短編集ということで、初出が80年代後半から90年代の作品がほとんど。
これらの短編をモチーフに展開させていったら、
きっといつものシミタツワールドになるんだろうな、と思わせる、謂わば、つぼみの作品がいくつかある。

帯に作者のことばが掲載されており、
そこでも「今読み返したら、どうしようもないくらい下手」と言っている。
(もちろん謙遜だろうが)

しかし、いずれも日常の狂気を描いており、読み始めたら、読み手をぐいぐい惹きつける魅力がある。
寝る前に読み始めたら、1編読み終えるまでは寝られないね。
ラストランAmazon書評・レビュー:ラストランより
4198626979

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