■スポンサードリンク
(短編集)
ナミヤ雑貨店の奇蹟
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ナミヤ雑貨店の奇蹟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全516件 501~516 26/26ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾がこのようなタイプの小説も書けるということに驚きを感じました。この小説家はすごい。軽いタッチではあるが、深い余韻が残った小説である。代表作の1冊になると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾がまたもや新境地を開いた。 時を超えた往復書簡が人々の未来を照らし出してゆく。 「生協の白石さん」も東野圭吾の手にかかったら、このように心温まる物語と化すのか。 大林宣彦監督作品「あした」を思い出した。 ぜひとも映画化していただきたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾の作品の中では異質な感じがします。 作者名を明かさずに読めば宮部みゆきが書いたのかと思ったりして・・・ でもそれなりにおもしろい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近の東野圭吾の作品の中ではかなり風変りなのだが、読んでいくに連れ 内容もさる事ながら絶妙のストーリー展開に、ただただ感動しました。 まず最初は、空き巣をはたらいた三人の少年達が、一旦身を隠すために、 元々「ナミヤ雑貨店」だった空家で一通の封書が投函された事から物語が 動き出すのだが。 一章目はそれなりには面白いが内容は並の小説の話。だが、二章目からは いろんな所から繋がってゆき、次々と感動させられた。 特に、二章のミュージシャンの話は泣けました。 恐らくこの作品もドラマ化か映画化がまず間違いなさそうな気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わって思ったのは、これは言うまでもないくらいに「東野さんだの作品だ」と思った。 無数の複線、練られた構成、最後には全てが(多少強引だけども)ひとつに収れんしてゆき、 ある程度の微笑にておわる・・・暖かいです。 でもね!!! これは言わせていただきたいです。 私は「生涯の夢」として、夜の仕事を選び、そして生きてきました。 結婚してからも、ちゃんとした理解の元で、今もその仕事をしています。 心から、「ホステスがしたいんです!!それで身を立てたいんです!!」という若い女性へのアドバイスで、 ここまで強いトーンに「否定」は間違っている。 夜の仕事をするというのが、そんなにも間違っていることでしょうか? あるいは、格別に難しいことでしょうか?昼と夜とで仕事を分かる時代は過去のもののはずです。 そこだけはいくら東野さんの作品でも許容できないです。 私は東野さんの作品はほとんど読んでいるし、偏見のない作家さんだと思ってます。 しかしだからこそ、これだけは共感できない。 今回の作品を俯瞰してみると、「アドバイスの内容」にかなり疑問を持ちます。 舞台は過去であっても、「アドバイス」をしている人の価値基準は「現代」であり、 だからこそ納得ができない。 東野さんの作品に対し、はじめて2をつけます。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全5章からなる連作短編集ともいえる長編小説です。 過去と未来の時間を超えて、悩みの相談と回答の手紙が行き来するというSF的な設定です。 第2章の結末ではアッと叫んでしまい、第3章ではホット安堵のため息をつきました。 最終章に至るまで、衝撃的な展開から深い感動が得られます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーではなくファンタジー。東野さんの小説の中では異色の部類に入るでしょう。連作で、すべての登場人物が、ナミヤ雑貨店と児童養護施設丸光園の時空を超えた線でつながります。必ずしも斬新な手法とは言えないのだけど、そこは名手東野さんですから、読ませますね。 途中に出てくる、ナミヤ雑貨店のおじさんのことば「明日は今日より素晴らしい」、最後に出てくる「白紙に地図を書く無限の可能性」。これが主題なんだろうと思います。いろいろあるけれど、明日への希望を信じて生きようよ。作者がそう語りかけているような気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーは多視点で展開していく。過去と現在が巧みに交差する。文章から得られる描写が、幾つもの視点により立体的に紡がれていく。ストーリーや、そこから得られる哲学は素晴らしい。だがファンタジーを受付けない方は回避するべきでしょう。 読了後、空を見上げたのは私だけではないだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は、本書のタイトル名「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を見て、従来の東野作品とは全く毛色の異なる作品のような気がしていたのだが、自宅に届いた本書の帯に記された内容紹介を目にして、その思いをますます強くするとともに、大きな期待を持って読み始めた。 ところが、第一章を読み終わった時点では、その内容に拍子抜けしてしまい、「これでは、先が思いやられるな」と思ってしまった。というのも、悩みの回答者が空き巣狙いで逃走中の若者3人組で、その回答も稚拙で感情丸出し、最後には相談者をバカ呼ばわりで、相談者の勘違いで結果オーライになっただけ、しかも、そんな感動のかけらもない展開が、まだまだ続きそうな雰囲気だったのだ。 しかし、さすがは東野圭吾。第二章以降では、そんな私の危惧を見事に吹き飛ばしてくれた。主人公が相談者やその家族、ナミヤ雑貨店の店主などに移るやいなや、第一章とは打って変わって、読者の心を打つ、彼ら彼女らの感動の物語が紡ぎ出されているのだ。それは、あたかも、コミカルな出だしで読者を拍子抜けさせた後で、一転、シリアスな内容に転換して、読者に与える感動を一層強めてみせた、あの名作「秘密」の手法を思い起こさせるところがあるのだ。 最終章に至り、主人公が再び冒頭の若者3人組に戻ると、やはり、メインストーリー的には、やや安直に流れてしまった感は否めないのだが、今度は、別の意味合いで、東野圭吾の芸の緻密さと上手さに感嘆させられることになる。それまでの各章の物語と登場人物を、最後に見事に収束させてしまう鮮やかを通り越した鮮やか過ぎる手並みは、まさに、元々が卓越したミステリ作家であった東野圭吾の面目躍如たるところがあるのだ。本書は、近年の東野作品の中では、出色の作品だったといっていいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾さんのファンとしては、50数作目位の読了です。まだまだ20作以上残っています。作品そのものは全作品持っていますが・・・。この最新作は好きな作品の部類に入るでしょう。ラストが何となくホットする終わり方でした。おとぎ話で良いと思います。帳尻あわせも良いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜか過去と未来がつながっている「ナミヤ雑貨店」と、おそらくその奇蹟の原因となっている児童養護施設に関わりがある人たち(ほとんどない人もいるが)をめぐる連作小説。窃盗を犯したと思われる若者3人組が、廃業した「ナミヤ雑貨店」に潜り込み一夜を明かすところから話は始まる。なぜか過去から相談の手紙を受け取る3人組。最初は、いい加減な回答を書くのだけれど、相談者の意外な反応に引き決まれて、しだいに本気になっていく。そして・・・ ファンタジー仕立ての人情話なのだけれど、話の展開がかなり強引で、途中で読むのを止めようかと思ったほどだ。でも、最後まで読むとよくできたお話だとは思う。読後感もさわやかではあるし、悪くはない。話の展開がもっとスムーズで、意外性もあればなおよかったのだけれど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりにも、多く平積みされていて、たじろいでしまったのですが、題名にひかれて、手に取りました。 読み終えた今、しらけて立ち去らずに良かった、と心から思います。 たくさんの本を読んでいますが、こんなに、没頭させてくれる物語に出会うことは、滅多にありません。 ブログからスライドしたような、安直な出版物が増えた今日ですが、職業作家の真髄を見せつける作品でした。 東野圭吾さん、ありがとうございました。 あなたは、私に、至福のひとときを、贈ってくれました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時系列がよくわからなくなって 途中で???が頭の中でぐるぐるしてしまいました (しかしそれは私の読解力のなさです) 東野さんの作品で「せつない」要素が大好きなので 今回はせつない要素は少なかった気がしますが、 いつもながらに読みやすく、一気に読み終わりました。 大どんでん返し、斬新な展開は無かったけれど、 毎回新作を楽しみにしていますし、 東野さんの作品はこれからも読み続けたいなと思います。 すべてが上手く繋がっている話を考えるのってすごいですよね。 この本では、想像しながら読み進めたり、感情移入しそうな時に 「話が繋がっているのだ」ということを説明するような文が出て来る 感じだったので、その点があまり好みではなかったので−☆です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一晩だけ、廃屋のポストが、悩み相談の手紙が投げこまれ、たまたまそこに転がりこんだ三人のチンピラたちが回答を書くと、さらに返答がもどってくる、という時間の「奇蹟」が起きます。 そこは四〇年ほど前、ナミヤ雑貨店といい、おやじさんが「ナヤミ雑貨店」と子どもにからかわれ、子どもの相談に回答しているうちに、しだいに深刻なほんとうの相談が来るようになったのでした。 本書ではそこに相談の封筒を入れた5人の、その後の人生がつづられています。おやじさんの遺言で、自分の33回忌の夜にだけ、「ナミヤ雑貨店」が復活する、とネットに広告が出されたため、その後をつづった文章を入れにくるのでした。この悩みはどれもかなり「人生相談欄」タイプのもので、不治の病の恋人につきそっているべきかオリンピック選手としての練習をするべきか、とか、魚屋の稼業をつがずにミュージシャンをめざしてもよいか、とか、妻子ある人の子どもを産むべきかとか、事業に失敗して夜逃げする両親についていくべきか、とか、会社のお茶くみよりもホステスで身を立てたほうがいいのではないか、とか、すこし定型的といえば定型的でした。しかし、その中では、夜逃げする両親とのはざまで悩む中学生の少年が、愛するビートルズの解散の見通しに失望し、両親をも見限ってゆく心理が繊細に描かれていて文学的にも深みがあったと思います。 これらの相談者がじつは、ある児童養護施設という一点でつながってゆき、さらにこの「ナミヤ雑貨店」のおやじさんとも深い縁が・・・という伏線の回収のしかた、伏線のまとめかたは、やや力業ではありますが巧いものでした。 加えて、いまから四〇年前の世相や風俗もなつかしく思い起こさせられます。最後の相談者と、冒頭のちんぴらたちがカチッとつながるにいたって、この「奇蹟」の輪は完成します。 重く深い余韻がありました。 そのうえで、なお星ひとつぶんですが、このタイムファンタジー的仕組みだけを「奇蹟」と呼ぶにとどまっている点は、若干ものたりませんでした。タイトルからして、この仕組みが、相談者の人生自体にふつうでない「奇蹟」をもたらすのかも、というところまで期待してしまったのです。 彼らはみな人生相談をしたのち、自分で結論を出し、普通に(ちょっと未来をほのめかしてもらったりはありましたが)人生を歩んでいきました。 そのずっしりした重さとめぐりあわせの不思議さだけで、十分成立している物語といえます。だからこれでいい、という思いもあり、小説としてすべてをまとめあげた巧さが、説明不能の奇跡の存在を許さなかった、とも言えます。 相談者たちが時の流れをかえりみて、大変だったが、これでよかった、とうなずくラストには、時間のもたらすちいさな奇蹟がにじんでいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつものごとく、「世間は狭い」、そんな偶然あるか!(特に第五章)等、作者に都合のいい設定、泣かせよう、感動モノにしよう、というあざとさは感じた。 が、いつもの「人が死ななければ話が進まない」(今回も死ぬ人はいるが)とは毛色が違い、スムーズに読めたのでよかったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物が最後まで読むと繋がります よく出来た展開です 映像化されると思います 新参者や麒麟の翼のように進んでいきます 加賀刑事は出てきませんけどね | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!