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自殺自由法
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自殺自由法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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個々人の人間がDQNというかチンピラとかガキとか安い人種しか出てこない。 もっと、社会現象とか哲学的な視点とか、生き方の転換とか、そんな展開を期待していたが、そんなものはなかった。 作者の力量がテーマに追い付いていない。残念な作品。 ここにあるのは、セックス、借金、暴力といった安い話。 テーマは重いのに、中身は軽い。がっかりな作品。 力量のある他の作家に同じ題名でかいてもらったら名作になるんじゃないかな。 | ||||
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公式の紹介文のせいで 自殺や生、現代日本社会の実像に肉薄した 真摯な物語を期待して読んだ。 が、期待は悉く裏切られ時間を無駄にしてしまった。 ただのエグい小話の寄せ集めではないか。 この本にあるのは、タイトルから連想させられるもののうち 最も浅薄で、下品で、救いようのない類のものばかりだ。 どうやらこのての「身も蓋もなさ」がこの著者の作品の 醍醐味らしいが、それならネット上にいくらでも転がっているので わざわざ買って読む価値はないと思われる。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入したものの、あまりにも現実離れした内容で残念に思う。 「自殺自由法」などもはや関係なく、ただただ胸糞悪い人間模様の羅列であり、それでいてそのオムニバス的な羅列には何の捻りもなく伏線も大したものがない。 インターネット上に転がる”胸糞の悪いコピペ”と類されるショートストーリーの方がまだ読んでいて面白いといえる。 | ||||
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内容に深淵さの欠片もないのが一番の難。 ただし娯楽小説と割切って読むならブラックな笑いどころは多い。 日本に「自殺自由法」が施行されたらどうなるのか?という世界においての群像劇。どの場面においても、どこか淡々としているのが日本人らしいのかもしれない。また皮肉な目で深読みすれば、「自逝センター」に向かう人々の群れが、倫理観の欠如した営利主義の病院の受付に並ぶ人々の群れのよう、「センター」内部の「真実」と照らし合わせるとひどく不気味だ。 ラストシーンは暗く笑える。いずれ現代もこうして「見られる」のだろう、と想像すれば自虐的に痛快。 だが全体を通して覇気がなく、グロテスクなシーンもエロティックなシーンも半端、何よりもどの登場人物にも思考能力がないのが残念だった。せっかくの衝撃的なタイトル・興味深いテーマなのだから、医学・心理学・法学・宗教学等々からのアプローチが、軽いジャブ的にでもあれば良かったのにと思う。 | ||||
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「自殺自由法」というのは、非常に示唆に富んでいて、リアルに想像できる面白い着想である。 しかし、小説の中身がいかんせん幼稚で、読むのが若干苦痛であった。 着想が素晴らしいだけに余計にもったいない。 山田悠介氏の小説のような具合で、文学としての価値は低いといえるでしょう。 「自殺自由法と」という同じテーマで、いろいろな小説家に書かせてみたいです。 | ||||
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自殺を国が斡旋・幇助するようになった日本のお話。 まず、自殺自由法に関する細部と、その周辺の物事との関係にリアリティがないので、そのへんを突っ込みたくなる人にはお勧めしない。 また、人が死ぬ場面のグロいシーンも多い。 国が用意した自殺施設(ここで死ぬ事は「自逝」と呼ばれる」)には、長蛇の列ができる。 それだけ人々は自殺を簡単に選び、また、自逝が人生の選択肢として身近なものになる。 これが話の前提。 これを当たり前のこととして、自逝をめぐる人々を描いてはいるのだが、テーマがテーマだけに、もっとシリアスに書いたほうがおもしろかったのではないか、と思う。人物の心理もすごく単純化されているように思う。どうもノリで突っ走った感じの部分が目に付き、ただ「こんな事態になったら、こんなこと、ありそうだよな」ということだけで終わってしまっているような気がする。 どうして人々が自逝を選びがちになるのか、そこのところをしっかりと書いておく必要があったのではないか。そこが甘かったから、物語の中で死を選ばない人の存在に、強い違和感を残すことになったのだと思う。 | ||||
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