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ルーズヴェルト・ゲーム



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【この小説が収録されている参考書籍】
ルーズヴェルト・ゲーム
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)

ルーズヴェルト・ゲームの評価: 4.42/5点 レビュー 243件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(3pt)

池井戸作品ならではの人間ドラマ

2013年大ヒットした「半沢直樹」の作者、池井戸潤が仕掛ける社会人野球ドラマ。
「下町ロケット」で直木賞を受賞直後の作品ということで注目を浴びたが、
今春(2014)唐沢寿明主演でドラマ化される待望の文庫化版。

舞台はある中小企業の社会人野球。
競合他社による謀策や保身に走った元同僚・チームメイトなどにより解散を余儀なくされる野球部。
池井戸潤作品においてもっとも重点が置かれるとされる危機的状況を、
これでもかこれでもかと主人公を追い込んでいくが、しかし一筋の光をどこかに見いだそうとする不屈の魂に心動かされる。
あくまで企業内における人間ドラマを主軸としているため、
野球が苦手な方でも軽々と読める作品になっています。
極力スポーツ感を押さえたと作者も言う通り、
かくいう私も野球は苦手ですが、ルールもろくに知らないド素人だけどサクサク読むことができました。

きっちり誰かを主人公として定めず、あくまで主人公は人々と指定した骨太な作品です。
自分としては、視点があっちこっちいくので、
「今どの話しているんだっけ?」と分からなくなる場面も…

ドラマ化でどこまで人間ドラマを描ききれるかが楽しみです。
ぜひ一読を!
ルーズヴェルト・ゲームAmazon書評・レビュー:ルーズヴェルト・ゲームより
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No.5:
(3pt)

設定がいい加減

経営不振の会社とその社会人野球チームを舞台にした小説で文句なく面白いです。自分は野球ファンではありませんが、社会人野球の現状や実際の大会などもよく調べて書いてあるのがわかるのですが、設定がかなりいい加減です。まず社会人野球では監督、選手の引き抜きによる移籍は禁止されています。また、会社の野球部と社内の部門対抗大会の勝者が対戦する場面がありますが、これもありえません。硬式野球と草野球では全くの別物で遊びにしかなりえません。また、ここから後にエースとなる救世主が登場するのですが、はっきり言ってそんな球、草野球のキャッチャーでは怖くて捕れません。
 小説なんだから面白ければいいだろ、ってのも分かるんですが、池井戸さんの銀行もの以外の作品には「えーっ!?」ってのが多いんですよね。こういうのって自分は読んでいてしらけてしまうので非常に残念です。
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No.4:
(3pt)

誰が主役なのかよくわからない作品

毎度の池井戸節のストーリー。
面白く読ませてもらったが、主役が誰なのかはっきりしないまま終了。
登場人物全員が主役の群像劇なのか?
とってもドラマ化しやすい、直球勝負なお話でした。
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No.3:
(3pt)

内容はいたってシンプル

得意の銀行の融資に絡む一発逆転劇は少し封印し、会社と実業団スポーツのあり方が描かれてます。
とはいえ、やっぱり一発逆転は最後に用意され、さすがにつぼを心得ているなと感じました。

自分自身、実業団の活動をつい費用対効果で考えてしまいますが、
この本を読んでみて、ちょっと考え方が変わりました。

内容はあまりドロドロしてなく、いたってシンプルに構成されています。
言い換えると意外性はないですが、間違いなくおもしろいと思いました。
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No.2:
(3pt)

企業物エンターテイメント

野球小説ではなく、企業小説。池井戸氏はあっという間にこの分野のトップランナーになりました。予定調和の結末、大いに結構。楽しませてもらえます。企業モノを、ドロドロの駆け引きなんかで読まされるより、ずっと精神衛生的に嬉しいです。へんに人情ものにも陥らず、誰もが好感をもって読了できる一冊。敵役の専務に悪意のないところも好印象でした。
いずれ本作もテレビ化されるんでしょうね。
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No.1:
(3pt)

ちょっと安易すぎ

面白いことは否定しない。
読んで損したと思う人はいないだろう。
とはいってもこの小説、小道具こそ異なるものの基本的な筋立ては下町ロケットとほとんど同じで、
目新しさとでも言うべきものは殆ど感じられない。
シニカルな見方をすれば、もともと小器用であった作者が前作でついに大ブレイク果たしたのはいいとして、
同時に「売れる作品の秘訣」みたいなものを悪いかたちで会得してしまったような印象も感じられなくはない。
「鉄の骨」あたりからそんな印象はあったのだが、本作にいたってはその集大成と言っていいと思う。

今後のエンタテインメント会を背負ってたつ作家の一人と思うので、厳しめに評価させてもらったが、
次回作は我々が想像もしないような作品で読者の度肝を抜いてほしいものである。
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