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ダーク・サンライズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ダーク・サンライズ (講談社文庫)

ダーク・サンライズの評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

自己批判

大雪で閉ざされた古城で起こる連続殺人。擬似的な密室状況の事件まであり、クラシックな探偵小説を思わせてワクワクさせる設定だが、読みどころはそこには無く、複雑な人間模様が暴かれていく過程にこそ、この作者の手腕が輝く。相変わらず端役に至るまで、陰影深い人物描写と細部のディテールの書き込みが素晴らしいのは言うまでもない。本作においての特色は、作中語られるアメリカ文明批判の激しさ、ことにショウビジネスへの舌鋒の鋭さであり、エミー賞作家でもある作者だからこその自己批判の説得力。ただし正統的なミステリ読者にとっては解決部分の凡庸さは物足りないだろう。シリーズの愛読者にとってはミッチとデズの人生の行方が今後も気になって仕方ないところだ。
ダーク・サンライズ (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク・サンライズ (講談社文庫)より
4062765136

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