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茉莉花(サンパギータ)
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茉莉花(サンパギータ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作の名に恥じない傑作ミステリー。尽誠会巴組組長・水谷優司を主人公にしたハードボイルド小説である。つまり、ヤクザが主人公のハードボイルド小説という異色作なのだ。 優司の幼馴染の神楽武雄の殺害事件を巡り、背後に潜む凶悪の正体を優司が突き止めようとするが… ヤクザが主人公だけにハードな描写もあるのだが、主人公の優司が本当の男の優しさ、強さ、侠気の何たるかを教えてくれる。…ラストには感涙…途中で解るのだが、ラストが非常に良い。 またまた将来が楽しみな新人作家が現れた。 | ||||
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ハードボイルドは「男の小説」って感じがして、ほとんど馴染みがなかったんですけど、友だちの旦那さんに奨められて読んでみました。そしたらこれが大ハマリ。とにかく主人公がやさしくて、男らしくて、めちゃめちゃ惚れちゃいました。物語のエンディングでは思わずホロリとしてしまいましたし。男性だけでなく、女性にもぜひお奨めしたいですね。 | ||||
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紹介文にもあるとおり、本作の主人公・水谷優司はヤクザ(の組長)ただし、ヤクザといっても、 とことん『いい人』にしてあるのが面白い(イメージ的には『ルパン'三世』が近いかも) こんな善人ヤクザ、現実には絶対にいない。なのに不思議と違和感は抱かなかった。 『筋金入りの任侠者』という優司のキャラクターにぶれがないからだろう。こうした性格づけは、 脇役たちにも通ずる。各々キャラが立っており、中でも勝気な美人看護師・小泉温子に惹かれた。 フィリピン人のヒロイン・シェリーもかわいらしい。命を懸けて守ろうとするのも頷ける。 肝心の文章も、新人にしては上手いほうだと思った。なにより言葉選びや表現に こだわりが感じられるのがいい。おまけにかなり読みやすく、一晩でイッキ読みしてしまった。 これでミステリー色がもう少し強ければ文句なし。とはいえ、謎解きよりも人間ドラマに 重きを置いた結果だと理解しているが。帯には『私はこの人のファンになれると思いました』と 今野敏氏が記している。当方もまったく同意見。浅田次郎の『きんぴか』や『プリズンホテル』など、 あの手の人情話が大好きなら、本作もたぶん楽しめると思う。評価は今後の期待を込めて★五つ。 | ||||
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