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グレイメン
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グレイメンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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まるで面白くない。 最初からありえない設定で物語は始まる。宝石店に勤め、大切で気味の悪い顧 客の誘いを断った若い男性。その顧客の怒りを買い店に苦情が届き、店長から辞 めろと圧力をかけられ、虐められ、自殺まで考えるという設定になっているが、 まるで現実味がない。お人形さんがぱくぱく口を動かしているだけの陳腐さ。こ れでまずびっくり。 急に声をかけてきた人が、希死念慮の気がある人を見抜く超能力(?)を持っ ているらしい。そのまま急に話が進み、その宝石店への強盗を手伝わないかと言 われ、それに応じて情報を引き渡す。結果、すぐに100億円分の頒布会(どん な頒布会?、だいたい警備員もろくにいない)で強盗成功。ここから全てリア リティのない都合のよい話が続く。主人公をしっかり調べもしないで、強盗犯達 は男性をアジトとしている大ビルに招待するは、ペラペラと秘密めいたことを漏 らすは、何ともはや。強盗犯は「赤穂浪士」として男性をスカウトしたい模様だ が、あんまりすぎる設定。 2番目に登場する少女は、「援助交際」(パパ活)で稼ぐ。が、これまた脈絡な く、仕事を回してくれた友人からビルに行くように進められ、そのビルを歩き回 る。案内する人物はいやに饒舌に、深い話までする。100着もドレスのある部 屋で過ごし、チュウさんなる男の囁きでお化粧を施されて、「君は綺麗になった んじゃない。生まれ変わったんだ」なんぞと言う、三流ドラマもどきの台詞があ る。読んだときには気持ち悪くて鳥肌が立った。「身体で恩恵者を楽しませる」 らしい。一晩80万の客。この少女になぜか高い料金が支払われる。薬で痛みや 記憶をなくしていたらしいことが、章の最後に出てくるが、とってつけたような 筋で違和感がぬぐえない。120万円のバッグもただで貰えたりして、不思議な国 のお話でしょうか。薬の飲み忘れで少女は事実に気がつくが、命を狙われて…と、 どうにもあんまりな設定。 途中で「神よ、お前は無能だった!」とどこかで何回も聞いた台詞。苦笑しか 出なかった。次に登場する、母子殺人事件の犯人は、今は弁護士として唐突に現 れる。結局は復讐物だが、小説としてのレベルが低すぎる。 まとまりのない筋の紹介だが、これもあんまりな設定・筋のいい加減さのため。 三分の一くらいは我慢して読んだが、それ以外は読む気が失せた。それほど出来 の悪いもの。この作品はそれなりに売れ、どうやらその後、数冊の小説を上梓し ているのが信じられない。これで売れるんですね。まあ賞をとっても駄目な小説 (まがい)は多いので、著者だけが責められるべきとは思わないが…。 著者は25才で本書を出したらしい。これでキャリアを積むことができる、日本 の小説界は、内実が実に貧しいですな。 読まないで下さい.時間の無駄です。 ☆ なんぞなくて当然です。 | ||||
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面白いのは第一章だけでした。 あとは話が非現実的になっていって、感情移入できず、人の名前がたくさんでてきて途中で飽きてしまいました。 どうしましょう… | ||||
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全435ページ、一段で、第5章+エピローグの本作。ジャンルとしては、ピカレスクものだが、リアリティがないので、ファンタジーの範疇だと思います。現代の日本の問題点をテーマにして、謎の人物グレイの犯罪もユニークなのですが、全体的に登場人物の描写に奥行きが無く、セリフだけが浮いていて、できのわるいアニメを見ているような感覚が最後まで続きました。 一番問題なのは、全く「傍観に徹した」主人公だとおもいます。この主人公、かなりのダメダメ男で、この男の不幸な人生のほとんどは「おまえが悪い!」と言いたくなるような感じですが、オープニングから435ページの最後に至るまで、全く成長せず、主体性もないのです。「ええっ、こんな男に任せて大丈夫?」と読んでいるこちらが不安になりました。 現実に起こった事件に対し、作者なりの怒りをぶつけて、それが執筆の動機になっているような節も読み取れますが、キャラクターへの洞察力がいまいち薄いので、読み手に伝わりません。作者と編集者は、もっと内外の優れた作品を研究して、作品を仕上げて下さるように思います。 あと、同じ内容の文章が章が変わっても繰り返し書かれているのが、数ヶ所見受けられました。これは、作者のメッセージとして言いたいことは、何回も言っとこうという、精神のあらわれなのか? おかげで、その内容はすり込まれましたが、それって小説の面白さを阻害する行為だと思います。 本当は星をつけたくないのですが、作者が新人であるということも考慮して(本当は星ゼロだとレビュー出来ない)星一個をつけます。よろしくお願いします。 | ||||
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仲間になった者、加害者、刑事など、バラバラに描かれる章立てに読んでいて疲れた。 書きたいように書いているだけで、小説としての完成度が低い。 2時間のサスペンスドラマの安さ、軽さのよう。 「再分配」を掲げるグレイにも魅力を感じなかった。 証券化、買収、金。すべてが軽く、不自然で実行不可能。 リアル感がない。 権力でも富でもいいけれど、再分配という世の中の転覆を狙うのであれば もっと大きく、重みのある話なのでは? | ||||
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