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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全423件 281~300 15/22ページ
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妹に薦められてAmazon で中古本を買いました。 アンリ・ルソーの作品やこの時代の画家の 絵や生活が良く描かれていて勉強になりました。 日本と.フランスとの場面の切り替えが少し 分かりずらいかも? | ||||
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原田マハの作品は私にとって初めてだったが、楽しく読んだ おもしろかった。しかし、小説としては荒削りな感じもあるので、☆は4.5 いくつか引っかかった点は、 ☆最初の10%が冗長。伏線になっていたことは最後にわかるが、この部分に全体の10%は割きすぎだと思う。本屋で最初の数ページをパラパラとめくる人だったら、間違いなく購入をためらう と思う。 ☆オリエの人生の選択が納得できない。ネタバレになるので詳しくは書けないが、こういう人がこういう人生を選ぶのは違和感がありすぎる。 ☆伝説のコレクターが、なぜそれほどのコレクターになれたのか、もう少し説明があるべきだった。 | ||||
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絵画に疎かったのですが、表紙と作者に惹かれて読んでみました。 そんな私にでも、概ね理解出来て、最後には美術館に行きたくなる作品です。 フィクションのはずが、読み進んでいくと、本当にあったことだと錯覚すること間違いなしです。 | ||||
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私は美術史に詳しくないし、アンリルソーもよく知りませんでした。 ピカソだって名前と代表作ぐらいしか知らない。 そんな人間でもおもしろいと感じるのは、 好きなものに対する思いとか、 人に対する思いとか、 夢を追いかけて必死になる気持ちは どんな人間にも共通しているからなんだろうね。 コレクターが裏ルートで手に入れたルソーの絵を2人のルソー研究者が鑑定するってお話。 とある物語を読んで判断するという条件。 コレクターが信憑性があると判断したほうに、その絵の権利を与えるという条件なので、 2人のバックには未発表のルソーを狙う人たちがうじゃうじゃ。 その辺もいろいろあるんですがね、 そんなことよりこの物語なんです。 ルソーが最後の作品を描くまでのお話。 夢のモデルとなるヤドヴィガさん、 その旦那さん、ピカソ、詩人などなど たくさんの人々とのエピソードがありました。 ルソーは死ぬまで認められなかった画家なんですね。 いろいろな思いを込めて、ルソーは一枚の絵を描いて亡くなるんですが そこまで読んで鑑定する絵「夢を見た」が本物かを見極める。 そして、この小説の大サビは真贋ではなく、 コレクターがなぜルソーばかり集め、 この絵を手に入れたのか。 この物語は誰が書いたのか、事実なのか。 わかったことはルソーはとんでもなく不運な人間だってことと、 それを不運だと思わないメンタルの強さを持ってるってことと、 ピカソにすげーって思われてたってことと、 ヤドヴィガさんが大好きってことと、 そして絵を描くのが大好きってこと。 | ||||
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皆さんは絵画と聞いて何を連想するだろうか。美術館、オークション、贋作、謎めいた コレクター、ワイロ物件、隠匿された財宝etc.etc。 ふと知人に紹介されて手に取った一冊の文庫本が、こんなに絵画の世界のミステリーを 語ってくれるとは思わなかった。著者は美術史の研究、国内の美術館(複数)やニユーヨ ーク近代美術館の学芸員(キュレーター)を経験した、この業界のプロである。従って展 覧会の企画、それにまつわるスポンサーや美術研究者、世界中の美術館、コレクター、出 版社、イベント屋そして金の流れ等の力学を知悉しており、それらの関係を本書で明らか にしてくれるだけでも、新鮮な驚きである。 しかし本書の主役は19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍した画家アンリ・ルソー とその作品にある。彼は税関吏を勤める傍ら日曜画家として制作に勤しんだが、40歳で退 職しプロ画家となる。アンデパンダン展に出展しては観客を沸かせたが、当時としては発 想がとても奇抜だったため、絵はさっぱり売れずいつも貧乏のどん底だった。しかし当時 新しい波を求めていた、ピカソやマチスそして日本からパリに留学していた藤田嗣治等に も大きな影響を与えたらしい。 さて本文はここからだ。スイス、バーゼルに住む伝説のコレクターが所有する曰くつき のルソーの大作の鑑定を巡って物語は進んでいく。二人の鑑定人が指名される。一人はパ リ在住の近代美術史専門の日本人女性学者、もう一人はニューヨークの美術館所属のアン リ・ルソーに超詳しい学芸員だ。コレクターはルソーに係わる作者不明のある物語を二人 に貸与する。これを基に一週間の期間で作品の真贋の調査結果を出させ、満足行く結果を 出した方に時価300万ドルと言われるこの作品の取り扱い権を授与する約束がなされる。 物語ではルソーを取り巻く人達や当時の社会環境が生き生きと語られて行く。そしてこの 曰くつきの大作には驚くべき事実が隠されているのだ。またこの二人に加えて意外な第三 者が突然出現する。ここからはネタバレになるので言及を控えるが、著者の博識が随所に 披露されるので、読者も自分の文化レベルがアップしたような錯覚に陥ってしまう高級ミ ステリーだ。面白かった。 | ||||
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ルソーの世界観も素晴らしいのですが、どこからが創作かわからない素敵なストーリーと描写の美しさにも惹きこまれ一気に読んでしまいました。この作家さんの他の作品も読もうと思います。 ジヴェルニーの食卓も素晴らしかったです。 | ||||
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面白いワクワクして読んだ。 こんな話の展開大好き、ルソーの絵がちらついてよかった、画集を見よう! | ||||
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すすめられて読んだのですが、面白かった。 始めは、ははーんなるほどねの感じでしたが、話のスケールが広がるにつれて面白くなってきます。 時代を、交錯させながら進めていく書き方も解りやすく楽しめました。 ピカソ、ルソーの関係はもとよりあの時代(1900~)のヨーロッパの感覚が感じられ素敵でした。 ミステリー好きな方も、アートに興味のあるかたも、印象派以後の時代が好きなかたも、そのどれでもないかたも楽しめる本だと思います。 | ||||
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直に作品見たことありませんが、作品を読むことで、美術館で見ているような気分になりました。おもしろかったです。 | ||||
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難しいかと思いましたが、絵の好きな方なら今までにない話で面白いと思います。 | ||||
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「・・・この数日間、まさしく、この場所は『美術の楽園』のようでした」 登場人物である織絵という女性と、全く同じ気持ちに今浸っている。 舞台はフランスのバーゼル。伝説の美術品コレクターに呼ばれた二人の美術のスペシャリスト、ティムと織絵を中心に物語は進む。 二人に与えられた使命。それはルソーが描いたとされる幻の作品の真贋鑑定だが、ただの鑑定ではない。 毎日1章ずつ物語を読み、7章全てを読み終えた後に講評と共に真贋鑑定を行う、というものである。 この二人が読まされる物語が実に面白く引き込まれる。 「良い旅を(ヴォン・ヴォヤージュ)」 そう言われ毎回読み始めるが、まさに旅をしているような、夢でも見ているような感覚に陥る。 「アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。」 アートを心から愛し理解しようとする二人と一緒に読んでいるうちに、いつしかこちらまでアートに興味を持ってしまう。 そして何といっても物語に登場する人物の生き様に感激した。かくも堂々と揺るぎない信念を持って生きている人が一体どれほどいようか。社会からの評価や私利私欲のためではなく、ひたむきに自分の信念を貫く。こんなかっこいい生き方が他にあるだろうか。 この物語を読み終え、本作を読み終えた時、きっと美術館に足を運びたくなるに違いない。 傑作。人生の一冊。 | ||||
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スマホで絵を検索して確かめながら、読み進めた。 そういうのもまた楽しい。 | ||||
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原田マハの作品は読んだことがなく、この作品の予備知識もありませんでしたが、ルソーが好きなので、「装丁買い」。装丁から漂う世界感に期待度は大きく、読みはじめると物語の世界にあっという間に入り込みました。そのままワクワクしっぱなしで一気に読みました。読んでる時間がとても楽しかった…そう思える上質な小説でした。 | ||||
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とすれば、小説との出会いも「偶然と慧眼」の支配によるのかも知れない。また「名画は人生に思いがけない啓示をもたらしてくれる。」のであれば文学も然り。 美術館の監視員、学芸員、研究者、コレクター、画商、展覧会の主催者などが自らの野心と成功をかけて織りなされる名画の真贋鑑定を過去と行き来する巧みな手法(=「小説内小説」)で読者を確信犯的に混乱させながら、自らのフィールドに引き込む見事なストーリー。 作者の経歴、職歴、趣味、洞察が一気に花開いた代表作。もともと兄の原田宗典ファンであったが「いろいろあって」妹・マハ氏が小説家としてぐっと読者を獲得した気がします。 | ||||
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山本周五郎賞受賞と言う事からして期待してしまいました。2冊目の原田マホさん本です。本の中で一緒に旅をしているような気分になります。パリや絵画に馴染みの薄い私ですが、楽しく引き込まれて読んでしまいました。え〜そうなのと言う意外感と「情熱と潔さ」を感じる心地よい読後感を与えてくれる期待通りの1冊でした。教科書の中でしか存在しなかったルソーとピカソにとても親しみを覚えました。 | ||||
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これは素晴らしい。絵画に造詣がなくても時空を跨いだ壮大な物語世界にどっぷりと浸かることができました。 | ||||
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ニューヨーク近代美術館のアシスタント・キュレーターのティム・ブラウンは、伝説のコレクター、コンラート・バイラーの邸宅で1枚の絵を見せられる。それは、アンリ・ルソーの「夢」に驚くほど似ていた絵だった。手掛かりとなる古書を読み真贋を判定するのに与えられた期間は7日間。正しく真贋判定してこの絵を手に入れるのはティムか?それとも、同じようにバイラーに呼ばれた日本人研究者の早川織絵か?そして絵に込められた想いとは?山本周五郎賞受賞作品。 1枚の絵をめぐり、さまざまな人たちの思惑が入り乱れる。アンリ・ルソーの最後の絵となった「夢」。その「夢」に酷似した絵「夢をみた」。それは本物なのか?その謎解きのためにティムと織江が読むことになった古書には、ルソーとピカソの姿が生き生きと描かれていた・・・。 画家というのは、自分の作品にどれだけの想いをこめているのだろう。いや、もしかしたら、命を削り取って描いているのか!?時を超えて語られる画家たちや彼らを取り巻く人々の描写は感動的だった。絵画に関するミステリーというのも異色で興味深かった。アンリ・ルソー。名前だけは知っていたが、「こういう画家だったのか!」と驚きもした。美術関係には全く縁のない私でも、読んでいてこの作品にぐいぐい引き込まれた。読後も余韻が残る、面白い作品だと思う。 | ||||
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いい書評が多かったので、どれどれという気分で読みましたが、期待を上回る面白さでした。真贋定かならぬアンリ・ルソーの名作をめぐる幾重もの謎が、みごとに一点に着地。絵心皆無の私ですが、かなり楽しめました。著者のキャリアを考えれば、絵画ビジネスや犯罪、コレクターの生態、美術館経営、鑑定や修復といった情報盛り込み系のミステリーも可能だったのでしょうが、本書は、主要登場人物たち(ルソーを含む)が絵に注ぐ情熱のミステリアスでロマンチックな交差に焦点を絞って成功しています。アートミステリの名作という世評に異議なし。 | ||||
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絵画とはじつに因果な芸術だ。 それは、文学や音楽と違って、圧倒的にモノなのだ。 モノであるがゆえに、オリジナルは世界に一つしかない。 だからこそ、名画と言われるものを所有するために、札束が飛び交い、ときには盗難も行われる。 美しい名画を巡る人間模様はしばしば、見栄と所有欲に踊らされる権謀術数の世界なのだ。 ここに贋作が生まれる余地が生ずる。 この小説では、名画の鑑定をめぐる二人の専門家の競争が描かれている。 両者は、それぞれ個人的な思惑と利害関係を持っており、最初は激しく対立する。 しかし、名画の作者とされるルソーをめぐる謎の物語を読み進めるうちに、二人の心に変化が生じる。 ルソーの作品に対する情熱とある女性へのひたむきの愛が二人を救うのだ。 名画に対する最高のオマージュとして読むことができる、優れた小説だ、 | ||||
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展開が読めているようでまたすごい展開に裏切られっぱなし、好きな作家になった本 また絵画に興味もわきうれしい一冊になった | ||||
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