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ラブレス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラブレス
ラブレス (新潮文庫)
ラブレス (講談社文庫)

ラブレスの評価: 4.49/5点 レビュー 97件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.49pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 81~84 5/5ページ
No.4:
(5pt)

彼女は何を失い、何を得たのか?

本書は、『雪虫』で

オール読物新人賞を受賞した著者による長編小説。

昭和中期から平成を舞台に、

酒浸りの父や、先の見えない貧しい生活から抜けだし、

歌手を目指した女性の生涯を描きます

物語を彩る昭和の名曲。

愛を捧げた酷薄な男たち。

そして、生涯持ち続けた位牌の正体―

どの場面も印象的でしたが、とりわけ印象的だったのは、

冒頭に描かれる主人公が晩年を過ごした部屋の様子です。

激しくも物哀しい愛の物語であり

同時に、極上のミステリーでもある本作

著者の作品や、ミステリー、恋愛小説が好きな方に限らず、

多くの方にオススメしたい著作です。
ラブレスAmazon書評・レビュー:ラブレスより
410327722X
No.3:
(5pt)

引き込まれていく物語

面白かったです!百合江という一人の女性の一生を描いた物語です。

子どもを生んで男に捨てられ、次の男は借金まみれで…大切に育てた娘にはそっぽを向かれ…と客観的事実だけを考えれば、不幸なのかなと思うけど、百合江は違うんです。

あるものをあるがままに受け入れる女性でした。たくましく生きている百合江がとても良かったです。

最後は感動です。
ラブレスAmazon書評・レビュー:ラブレスより
410327722X
No.2:
(5pt)

逆境を生きること

タイトルや本の装丁の奇抜さからは想像もできないほど
やさしく、せつなく、誠実な女の一生が描かれています。
東日本大震災以後、読書をするという心のゆとりがなかった私にとって
この小説は、読書の喜びを取り戻してくれました。
自分は、こういう小説を望んでいたような気がします。

「不幸も幸福も長くは続かない」と、
逆境を甘んじて受け入れ、風のなすまま
次の場所へ流れていく百合江。

人は風のように生きていく人と
岩のように生きていく人とがいます。
岩のように堅実な人生を送ろうとする妹、里実は
姉、百合江をなじりますが、どちらの人生が幸福なのかではなく
自分自身の生きやすい生き方を貫くことが、
人生の逆境を支えるのだと、この作品を読んで痛感します。

生きていれば悲しいこと、つらいこと、いっぱいあるけれど
「それでも生きていく」という、作者のゆるぎないメッセージが、
読者へのエールとなって胸に響きます。深く静かに‥。

ラブレスAmazon書評・レビュー:ラブレスより
410327722X
No.1:
(5pt)

ラストでは誰もが泣いてしまうでしょう。

三世代の家族を描いた壮大な物語です。
その時代・時代で、求めるものや幸せは違うんだなと、
考えさせられました。
ラストでは涙が後から後から流れました。
久しぶりに、良い小説を読んだという感じです。

その昔、道東では、
長い草の中に埋もれるように建つ、
うらぶれた木造の家屋を見ることが、
よくありました。
当時はただの古い家としか思っていなかったのですが、
開拓民たちの生きた証だったのですね。
何気なく見ていた風景の意味を、
四半世紀以上たって知るとは思いませんでした。

今、自分がこうして生きていることは、
簡単なことではないのですね。
無性に祖母の墓参りに行きたくなりました。


ラブレスAmazon書評・レビュー:ラブレスより
410327722X

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