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卵の緒
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卵の緒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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『家族』と『血の繋がり』がテーマの二篇。 自分の親だから、子どもだから好きなのではなく、人として好き。そう思える人と暮らせることは、この上なく幸せなことだと思った。きっとそんな人たちの集まりを”家族”と呼ぶのだろう。「母さんは、誰よりも育生が好き。それで十分でしょ?」と言える君子さんの強さに胸を打たれた。 子どもって無鉄砲に見えるけれど、大人が思っているよりもずっと色々なことを考えていて、親の顔色や声のトーンを敏感に感じ取っている。かつての自分たちがそうだったように。けれど、いざ自分が親側になるとすっかりそのことが抜け落ちてしまうから、時折この本を手に取って思い出したい。 | ||||
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2つの短編が入っています。どちらも家族の絆みたいなのがテーマですが、どちらもかなりありえない設定でして、こういう内容を描くこと自体が文学なのかなとは思いますが、私はあんまり好きじゃなかったです。虚構を想像して書いてるんだろうけど、そこに意味あるのかなと。 | ||||
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瀬尾まいこさんのデビュー作『卵の緒』を読みました。 正直、何が面白いのか、上手く説明できないんだけど、 ひとつ言えるのは、作品世界に流れる「雰囲気」がいい。 こんな小学生、絶対いないと思うんだけど、この作品には、 この男の子でなければ駄目だし、この作品には、このお母さんじゃないと駄目なのだ。 そう言えるほど、ピッタリと作品世界のなかに人物が生きている。 こういう芸当は誰でもできるわけではなく、そこが才能であり、そして、 瀬尾まいこさんは、この作品でデビューできたんだと思う。 ただ、書店で手に取った時の、帯の文、『降涙確率100%』『泣いて下さい!』 っていうのはどうかと。まったく泣けなかったので。ただ、この帯のおかげで手に取ったわけで、 これをキッカケに、瀬尾まいこさんの他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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血の繋がりのない親子(家族)を題材にした小説です。子供目線で描かれているので、純粋で素直な気持ちが綴られています。だから、子供が親に対して、どのように思っているのか?または、どのように接して行こうとしているのか?読者にも分かりやすく伝わってきます。また、逆に、親が子供に対しての深い愛情も感じられるので、読んでいてとても心暖まる気持ちになります。これらのことからも、本屋大賞を受賞したことも頷けます。 この作品は『卵の緒』と『7'sblood』の二本立てになっていて、どちらも100ページぐらいでやや短めになっています。『卵の緒』がメインになっていますが、自分は『7'sblood』の方が気に入っています。しかし、やや短めなので、少し物足りなさを感じます。もっと長めにして、厚みを持たせた方が良かったような気がします。 | ||||
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文章は瀬尾さんらしいんだけど、ストーリーにはイマイチ感動感が足りなかった。 作品的には『あと少し、もう少し』の方が良かった。あくまで個人の意見。 | ||||
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心温まるお話でしたが「えっ?もうこれで終わり?」って感じでした | ||||
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悪く言えば、あざとい。 女流作家さんが書く『ほっこり作品』は「ほら、ほっこりするでしょ? 温かいでしょ?」という押し付けがましさがある。 この作品も、それを感じさせた。 けど、いい作品だし、万人受けするだろうな、という感じ。 | ||||
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NHKラジオでこの本の作品で「ランクアップ丼(おしまいのデート)」の朗読を聞いて感動して,この本も購入しました。 なんか,みんな同じような作品だなあ・・・という印象でした。 片親,再婚,異母兄弟・・・ 血のつながらない母に育てられる「卵の緒」は確かに感動する良い作品でした。 親子ってなんだろう,って考えさせられる作品でした。 でも, 「普通の家庭の普通の人の人生」はドラマになりませんか? 普通の境遇からは感動する作品は生まれないのでしょうか。 ぜひ,普通の家庭の普通の子供を書いた作品も読んでみたいです。 | ||||
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若い女性の作家はデビュー当初から信じられないくらい「上手」な人が多く、新しい人が登場するたびに楽しみに読んでいるのですが、それだから逆に自然ハードルも高くなっているのかもしれません。坊ちゃん文学賞を受賞した瀬尾まいこさんも、そういった意味でとても楽しみにしていた作家であり、「卵の緒」も楽しみにしていた作品でした。しかし、結論から言って、本書については表題作も併録されている「7’s blood」も、随所に目を引かれるところはあるものの、たとえば、森絵都を初めて読んだ時のような膝を打つ巧さはあまり感じられなかったというのが本音です。ただ、綿谷りさのように二作目から突然うまさが前面に出てくる作家の方もいますし、本作の後ぞくぞくと著作が発表されているところを見ると、この後もあるかもしれないので、星三つは拙速かもしれません。 | ||||
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若い女性の作家はデビュー当初から信じられないくらい「上手」な人が多く、新しい人が登場するたびに楽しみに読んでいるのですが、それだから逆に自然ハードルも高くなっているのかもしれません。坊ちゃん文学賞を受賞した瀬尾まいこさんも、そういった意味でとても楽しみにしていた作家であり、「卵の緒」も楽しみにしていた作品でした。しかし、結論から言って、本書については表題作も併録されている「7’s blood」も、随所に目を引かれるところはあるものの、たとえば、森絵都を初めて読んだ時のような膝を打つ巧さはあまり感じられなかったというのが本音です。ただ、綿谷りさのように二作目から突然うまさが前面に出てくる作家の方もいますし、本作の後ぞくぞくと著作が発表されているところからすると、この後もあるかもしれないので、星三つは拙速かもしれません。 | ||||
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