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孤宿の人
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孤宿の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 61~80 4/8ページ
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この世界の命はこんなにも。。。 生きるだけ、それだけも、こんなに険しいなんて、、、。 読み応えありました。きっとまた読み返したい、その本になりました。 | ||||
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宮部さんの時代ものミステリー。 個人的にはぼんくらシリーズとは正反対の悲しいお話しだと思いました。 上巻ではほうと引手見習いの宇佐が姉妹の様に心を通わせていく 場面がとても良かったです。 男並みに引手になろうと一生懸命に頑張る宇佐もほうと同等の もう一人の主人公だと思います。 また物語の語り手もほうを中心として様々な人物に入れ替わり 読者を飽きさせない見事な筆致でぐいぐい引き込まれ読み進みました。 まだ上巻の段階では悲しい場面も少なく、 悪鬼・悪霊と恐れられる加賀様の存在が気になり ページをめくる手が止まらず楽しく読めました。 宇佐以下、脇役キャラも個性が光り下巻への橋渡しが素晴らしいです。 | ||||
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宮部さんの時代ものの代表作【ぼんくらシリーズ】は いささかコミカルな要素が多く楽しい作品ですが、 それとは対照的に本作は悲しすぎるお話しです。 中だるみも無く一気に読ませる筆致はさすが宮部さんですね。 個人的には亡くなる人が多過ぎることとなぜこんなに良い人が と思う人物が次々と亡くなっていく様はあまりにも悲し過ぎます。 ほうを取り巻く人物の描写は巧みで物語に引き込まれてあっという間に 上下を読み終えましたがなんとも言えない悲しいラストに肩を落としてしまいました。 あまり気が滅入っている時や落ち込んでいる時には読むべきではない小説だと思います。 主人公のほうは阿呆のほうと言うことで若干、知恵が遅いところもありますが、 純粋で一途な可愛い女の子です。 読後感としてほうにはたくさんの犠牲者の分も幸せになってもらいたい…、 そう願わずにはおられませんでした…。 | ||||
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あほうの、ほう、健気な、ほう。本屋さんで背表紙みるだけで、思い出し泣きしてしまいます。 でも、ちょっと人が死に過ぎた気がします。時代設定上こういうものなんでしょうか。ともあれ、読みおえてなお、ほうの幸せを願わずにはいられない名作でした。 | ||||
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終盤涙こらえきれなかった。 それにしても冒頭から人がたくさん死に過ぎるので辛い。 ほうの境遇の厳しさ、それに憤ってくれる温かな人たち、 誰もが等身大の人間味あふれる人たちで、 根っからの悪人も善人もいない。 悪に見えるのは、その人の心の弱い部分が表に出るから。 こういう人情の機微の描写が、宮部さんはホントに巧みである。 花吉は器ちっせぇなー!って思ったけどこいつが 多分一番弱い心の持ち主ってことなんでしょう。 渡部と宇佐、匙の先生たち、なにより加賀殿にとって、 ほうの無垢な性質が救いとなる瞬間があったことを願います。 | ||||
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「孤宿の人」とは、「ひとりぼっち」というような意味で、 加賀様とほうのことだと著者はインタビューで語っている。 タイトルを先に決めていたということなので、そのせいか、 ほうを大切に思ってくれる人たちが次々と死んでいく。 琴江さん、石野さん、加賀様、宇佐……失ったほうがひとりで 泣きじゃくるところは胸がつまる。 この本で、架空の丸海のお城や町、制度など緻密につくったため、 「一回きりではもったいないので続編を考えている」と聞いた。 またいつか、成長したほうに逢えるかと思うと嬉しい。 | ||||
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本書は宮部みゆきの時代小説。時は江戸。幕藩体制はいきわたり、なにかと息苦しい時代。とはいえ場所は讃岐国・丸海藩。御府内とはまた違う。決して豊かではないが、北は恵み溢れる瀬戸内海に面し、城下を出て山あいの道を一日歩けば活気あふれる金比羅宮。そこに江戸から流人が来る。幕府の命令により丸海藩はこの罪人を預からなくてはならない。罪人とはいえその人は幕府の元要人。この流人の扱いに揺れる藩には、御多分に洩れず内部に派閥抗争がある。そんな藩の状況は、身分を問わず様々な形で人々の生活に微妙な影を落とす。定められた生き方しかできない時代の、つましいながらも地に根づいた生活の喜び哀しみ、袖すり合う人たちへの情け、庶民の逞しさ、自然の脅威、厄災、死、無常、そして・・・とスケールは大きい。 宮部みゆきの小説は、どれも読みやすくおもしろい。ストーリー展開の妙、意外性、描写、いづれをとっても抜きんでてうまい。秀逸は情景・心理描写と、それにからむ登場人物のキャラクター創りにある。どうしようもない悪も崇高さも正義も、本来は一人の人間に混沌とやどる切り離せない性質だが、宮部作品では良い人は良い人であり、悪い奴は悪い。そういう登場人物を読者に納得させる手法に秀でている。読者が「この人はいったいどんな人なのだろう?」と不思議に感じ始める丁度いい頃合に、その人物にまつわる過去のエピソードが、映像でも観るかのように丹念に語られる。その体験を通して、読者は作中の人物の人となりに得心、共感する。だから、ついその人物に肩入れしてしまい、後で作者に騙されたりもする。良い人も悪い奴も、それぞれに存在感があるのだ。 これまでに宮部作品は2作しか読んだことがなかった。3.11後の心落ち着かない日々に、たまたま手に取った既読の本がきっかけで読み始めた。気がつくと、読み返した2作品も含め、3ヶ月の間に26作品続けざまに読んでいた。その3ヶ月、たぶん私は小説の世界に逃避して暮らし、慰められていたのだと思う。気持ちが落ちついて、我に返り、元の種類の読書に戻ったのは夏頃だった。 『孤宿の人』は展開が安直に流れたところもあり、既読作中、完成度からいえば、これを上回る作品はいくつもある。しかし、2011年、この震災の、原発事故の年が『孤宿の人』の心象風景そのものであったが故に、また、めぐる廻る人の世の普遍を描いているが故に、そして、最後になにがしかの希望を与えてくれているが故に、個人的にはこの作品を特別な一冊として推したい。 この本の主人公「ほう」には生きる力がある。その力は、この少女の未来を豊かで実りあるものにしてくれる財産なのだ。 | ||||
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感動で胸がいっぱいになりました。 小説の醍醐味はどれだけその作品世界に入り込めるかだと思っているのですが、もうすっかりはまりこんでしまいました。本当に素晴らしい作品です。 まず情景の描写。舞台となる丸海藩の豊かな自然の様子、人々の暮らしが非常に丁寧に描かれています。 作品の後、ほうが生きていく世界はこんなところなのだなぁ、と多くの想像が生まれます。 豊かな海、彼女が働くことになるかもしれない塔屋、「おあんさん」について思いをめぐらすであろう堀外…。 「加賀様」が教えてくれた「海」の字は丸海の海を見るたびに思い出されるのかもしれないし、そこにはねる「うさぎ」は…、とほうの中には彼女を思う「願い」がその風景とともに残るのではないか、と思いました。 やっぱり「ほう」について感情移入してしまいますね。 大規模な事件の様子も、登場人物個々の心境も作りこまれており、作中の陰謀や真相も相まってどんどんページをめくらずにはいられなくなります。 事件によって一人の人物が強く影響を受け、それがまた他の事件とつながったり…。 下巻に入ってからは次々と話が展開しますが、最後の混乱の最中で見られた渡部や宇佐には本当に胸が詰まらされました。 しかし、宮部先生は時代小説も素晴らしいなぁと思っていたら大分苦労されていたのですね。お見事だと思いました。 | ||||
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なかなか最初は時代物を読むとき特有の(私的に)入りこみにくさを感じたのですが、内容や読み進めているうちに、気軽に内容がはいってきました。純粋で無垢な少女の健気さ、大人たちの、しかも時代背景のしがらみのなかでの醜さや利害画策、よくできた作品だと思います。地位、権力のある物がそれそれの利害でシナリオをを作り、情報を操作し、無知な民は神だ、祟りだと踊らされる。ちょっとしたところが、日本の今に共通する気がしました。少女の存在がとても救いなの所、今の私たちにもあってほしいです。 | ||||
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主人公の女の子が、とってもかわいいです。 素直で純粋で一生懸命で明るい「ほう」 そしてほうを妹のようにかわいがるのは男勝りの勝気な女性「宇佐」ですが、 作者のイメージとダブってしまったのは私だけでしょうか? 人間の心理、大衆の心理、迷信、うわさ、身分制度、いろいろなことにとても深い洞察力と 観察眼、そして自然や人の表情、それぞれの性格の描写のすばらしさ。 ややこしい部分はさっと読み飛ばしても筋はつかめるし、読みたいところは(私の場合、ほうが出てくるシーンすべてでした) ゆっくり味わいながら読むという自由な読み方を許す包容力がある本だと思います。 とても悲しい結末なのですが、ほうの心のきれいさに、さわやかな読後感を味わえました。 「おあんさん、おはようございます。 ほうは元気で、今日も一日しっかり働きます」 ほうのかわいらしく澄んだ声が聞こえてくるようでした。 文庫の解説は児玉清さんです。 | ||||
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何冊も宮部先生の作品を読んでいますが、一番好きな作品です。 物語の出来事は、テンポ良く、丁寧に描かれていますが、 私はそれ以上に、静かに流れる時、人々の暮らし、登場人物の個性、人情、風景などが、 丁寧に書かれていて、その世界に引き込まれました。 丁寧な描写により、どの登場人物の感情にも入り込める、不思議な魅力を感じました。 宮部先生、こんなに心に染みる作品をありがとうございました。 | ||||
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ほうはあほうだから「ほう」なのだ、と生まれ育った家の者に言われ育った。 加賀さまは自分の妻子を手にかけ家来を手にかけ、狂ったと見なされ流罪となった。 死ぬのを待つだけの加賀さまの心に、無心、無知なほうの心が滲むように溶けていく。最後の最後に、加賀さまを救うために現れた神仏のような。 ネット上で「泣けました」とあったので、私涙もろいのでもっと泣けそうなのになと思っていたところ・・・、やられました!最後の8ページ!上下巻なのに、たったの8ページです!もうっっ最高に泣けました!!上巻は下巻への伏線的な感じで、だけど下巻に入ると様子は変わり、それこそ朝の4時まで午前様するくらいに、読み入ってしまいました。 | ||||
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上巻では若干話のテンポが遅いように感じましたが下巻は一気に読み終えてしまいました。 とても感情移入してしまって、ほうが心を寄せる事が出来る人が出来たかと思うと引き離され…幾度となくひとりぼっちになってしまうほうに「どうか最後はほうにハッピーエンドが用意されていて欲しい」と願わずにはいられませんでした。 …ラストは涙が止まりませんでした、この話の締め括り方に何と感想を述べていいかわかりません。 私がほうだったらほうのようにはなれない、放心して現実逃避をして…真実など飲み込まないだろうから。 | ||||
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ぜひ読んで頂きたい本です。 上下巻で、説明が丁寧な分中だるみになってしまう時があったのですが 終末に近づくにつれ心が高揚し涙で読み終わりました。 主人公のほうに会いたいときっと思われるでしょう。 優しく・正しい気持ちは宝なのだと・・・ 今の時代でも持ち続けたいと思いました。 宝とはこういうものだと!! | ||||
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最後は、思いがけず声を出して泣いた。 読み始めて3日、ここまで泣いてしまうほど主人公が自分の心のなかに入り込んでいたとは、意外だった。 世間から鬼のように思われている罪人の心に光をあてるこの著者の作品にはいつも引き込まれる。 『理由』もそうだった。罪を犯した人間は、(当然だが)犯す前まではただの人である。 鬼が人の心に入り込んで残虐な犯罪を犯すのか、状況が人を鬼に変えるのか。 いま世間で起こる犯罪についても、マスコミが報じる片側の側面でしか起きたことを捉えることができないがもしかすると実は、その裏側には複雑で切ない事情があるかもしれない。 いままで無関心だったが犯罪者が法で裁かれるとき、逆に法はどこまでその被告を救えるようになっているのだろう?どこまで、犯罪にいたるまでの環境や経緯を重視してくれるのだろう? 犯罪者を鬼に仕立て、「鬼だから退治してしまえ。」とするのは一番わかり易く世論もその場では納得するかもしれないが、それでは本書に出てくるたたりの噂話などで情報操作されて右往左往している丸海藩の領民と同じではないか? 決して面倒くさがらずに、人の心に光をあて自分の頭で考えるべきだ。 | ||||
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本の裏に書いてあるあらすじを読むと 毒殺した犯人を捜す推理型のミステリと思って買ったのだが、 予想に反し、最初から犯人がわかってしまった。 この作品は、架空の藩で生活する人々の生活が丁寧に描かれており、 実在したかと思わせてくれるほとの出来となっている。 その分展開が遅いのがちょっと難点かなと感じる。 幕府から流罪で流れてきた加賀殿とほうが心を通わせる部分の描写は秀逸で感動もの。 コンセプトは面白く素敵な作品だが、爽快感や驚きが少ないので星4つ。 | ||||
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上巻は読むのに少しもたつきましたが、下巻は一気に読めました。 おかげで、夜2時半、床につきました。 久しぶりに面白い本に出会いました。 この幸福感は何にたとえたらいいのでしょう。 悲運の少女をまわりの人々が世話をやく。 「ほう」という名は阿呆の「ほう」からきている。 少し頭の回転は遅いが、人を疑うことを知らない純真無垢な少女はさまざまな出来ごとに出会うが彼女には欲がない。 領民が「悪霊が来た、災厄を持ちこんで来た」と恐れる「加賀殿」と「ほう」はいつしか心を通わすようになる。 この二人のやりとりを描いた場面は秀逸です。 「ほう」は阿呆の「ほう」から「方」へ、そして「宝」へ。 若い医師が言います。 「あの子を通し、この私も御仏のお顔を垣間見たようにさえ思います」 さらに、こんな一節があります。僧侶が宇佐(ほうを妹と思い世話をする女性)に諭す場面です。 「加賀様の身は人のままだ。儚く、空しく、卑しい人の身。 じゃがその奥底には御仏がおわす。 御仏がおわす故に、人はけっして鬼や悪霊にはなれぬ。なりきれないのだ。 いっそなれた方がはるかに楽、はるかに安穏であろうにな。 わしはそのことがわかっておる。 加賀様の御心情は知らずとも、 それだけわかっておれば、人の理(ことわり)はわかる。」 人は奥底に御仏を宿しながら、板ばさみの状態になった時、 急に鬼や蛇に変わる。 人とは何と脆いものでしょうか。 でも、この弱さを知って、はじめて人が許せるのではないでしょうか。 世にはきっとこの様な方がおられるのでしょう。 心のふるえる書物を読みたいと思っておられる方、お薦めです。 | ||||
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上巻下巻合冊レビューです。 「震える岩」でデビューしてから私の好きなところは 丁寧な話の展開、得意分野は子どもを描くのが上手。 桐野夏生さまがおっしゃっていました。 「ブラックなものをだして書いたあとすっきり」 しかし、宮部みゆきさんには現代の殺人は似合いません。私が思うに。 人を殺す理由が浅すぎる感があるからです。現代小説に限って。それが現代なんですけど。 この作品は上巻を読んだあと私は悪夢にうなされました。 そして下巻を読んで涙しました。 本についてる紹介文はちょっとおどろおどろな感じがしますが その理由が読み終わればわかります。 丁寧な話の展開。ちとちりばめかたが上手いの かちりばめすぎかは好みによりますが。 情を感じ、子どもの無垢な心に大人の心が動かされると思います。 読み終わったあと自分の中に見えるのは鬼か仏か? 私自身は自分の欠点が指摘されたような気がした本でした。 | ||||
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手元に読む本が無くなり、祖母の本を借りました。 宮部みゆきは、少年物しか読んだことが無く少し抵抗が有ったのですが…良かったです。 歴史物自体、普段あまり読まないのですがこれはすごく読みやすいですね。 どんな話なんだろう、と思いながら読んでいたのですが最後の方は電車の中で物悲しい気持ちになりました。 こういった終わりの作品はあまり好きでないのですが、素直に受け入れる事が出来ました。 途中の人間関係の歯がゆさに、胸が苦しくなったのを覚えています。 恋愛関係に関しても、サッパリしていて、それでいてネチっこい素晴らしい書き方だと思います。 良い意味で、女性らしい作品だと。 久しぶりに、何度も読み返したい、また、誰かに自信を持って勧められる作品に出会えたと思います。 宮部みゆきの他の歴史物にも手を付けてみようと思います。 | ||||
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物語の骨子は、いかに形式重視の江戸武家社会が前提と云えども無理があります。 落雷の利用の仕方なども、文系ならではの無茶振りですね。 ただそんな事を無視できるくらいの筆力で描かれた作品です。 特にキャラクターの活かし方(あるいは死なせ方)。 作者の盟友であろう京極夏彦の造形した「又市」的に言えば「人死にが多すぎる」ということになるでしょうか、その冷徹な描写が見事です。 読者がある程度思い入れをするくらいにキャラを造形しておきながら、その死を至極あっさりと、場合によっては伝聞という形でしか描かないことで、大筋の荒唐無稽さを凌ぐリアリティが醸し出されています。 自ら生み出したキャラに溺れてしまう凡百の作家とはレベルが違いますね。 | ||||
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