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警官の条件
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警官の条件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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前作が良かったので読んでみた。前作で強烈なキャラだった加賀谷が出てきたのは良かったが、ちょっと深みが足りないかな。まあでも面白かった。 | ||||
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傑作『警官の血』の後日談と知って、期待と不安が入りまじり、 なかなか手が出ませんでしたが、やっと読みました。結果は大満足。 三代の警官を描いた前作の最後に出てきた、三代目の安城和也。 彼と公私にわたる対決があった上司、加賀谷仁。 先輩と後輩二人の、その後十年目の、ある帰結まで。 『血』は半世紀にわたる時代と社会と個人をタテ軸で見事に捉えていた。 本作は十年の時間の経過も描かれるが、基本は現在進行形の事件が ヨコ軸として存分に書き込まれている。共時的に扱われる事件や人物の 多彩さ、警察小説らしいテンポの良さで、ページを繰る手を休ませない。 『血』における加賀谷は、部下である和也が恐れ、称え、慕い、 やがて恨む対象として、そのギラギラとした個性が強調されていた。 本作での加賀谷は、前作でのアクの強さを維持しつつ、物語としては 和也が、かつて加賀谷を「親爺さん」と呼んだことの意味が、問われる。 つまり、実父(『血』の二代目警官、民雄)を幼くして亡くした和也に とっての「疑似的な父性」との対峙が隠れた主題。これが、事件の 成り行きと相まって最後まで緊張を持続させており、うなるほかない。 我々は「事件」の成り行きを追う快楽と、この疑似的な「父子」の 運命の行く末を見守る義務とを、一対のものをして強いられる。 そして、“警官の条件”とはすなわち“父たるものの条件”あるいは “男たる生き方の条件”でもあることに、鮮烈に思いいたる。 結末に、反発や不満を覚える読者もいるかもしれない。 が、『血』の愛読者なら決して忘れられない、小道具としての 警笛(ホイッスル)の使い方は絶品で、深い余韻を残します。 | ||||
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警官の血・上下を読んだ後、必ず読むべき書、中に秘められた人間模様と共に、続編が期待される。 | ||||
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本書の位置づけは『警官の血』の続編ですが、内容は大河ドラマのような前作とは違い、警察の捜査ものでした。 『警官の血』ほどの重厚感はありませんが、警察機構の問題点、加賀谷の復職、クライマックスと他の小説家の警察小説に比べても、頭一つ抜けている感じがします。惜しむらくは、あれだけ豊富なキャラクター、ストーリーなのに、展開が速いのは残念でした。 ただ個人的には今後もこの続編が生まれることを期待しています。 | ||||
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佐々木さんの小説は「笑う警官」で好きになって、「笑う警官」シリーズなど、たくさん読ませていただきました。 「警官の血」も読んで、今回、その登場人物の安城和也の後日談。 序盤は長いし、淡々としているので、なかなか読み進まず…で、まあ2度目の読み返しはないなと思っていましたが、ネタバレですが、最終辺りの加賀谷は警官だった、警官として容疑者に近づいき、警官としての職務を全うしていた。そして、和也もその事を理解した辺りが、加賀谷が和也に対して抱いていた「気持ち」が判った辺りがとても切なかった… その辺りを何度となく読み返しています。 | ||||
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