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ドゥルシネーアの休日



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【この小説が収録されている参考書籍】
ドゥルシネーアの休日
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)

ドゥルシネーアの休日の評価: 4.00/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

面白過ぎる

こんな面白いとは思わなかった。前作がハマらなかったので。でもこれは面白い。
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)より
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No.4:
(4pt)

トリックスターとしての名探偵

・・・月島凪のことね。
ああ、ついでに詠坂雄二なる捻くれまくったゆとり世代の希望の星的小説家にしてからが、やはり北欧神話におけるロキに成りたがってるみたいな印象・・・良くも悪くも狭義の本格ミステリ界において。

本作を本格ミステリではないと云う向きも少なからずありそうですが、一部ニッチな趣味、ひいては一部世代においては「本作品は紛れもないフーダニットなんです」。少なくとも自分は作者が仕掛けた暗号に気づけましたね・・・・ポー●ピアだったからさ(^^♪

彼氏の一ファンとして、詠坂雄二と波長が合う読者は極めて不幸な人種なんじゃないかと考えてます。100人いたら何人が共感できるのかな?ってくらいに。
これから先いくつの作品を上梓しようと、死ぬまで小説を書き続けようと、絶対に100万部を売らないし直木賞も受けられない世間的には無名の小説家詠坂雄二。
だから共感できるんですわ、シンパシーを感じる。
ま、個人的に彼氏の作品中特に好きなのは間違いないですね{ドゥルシネーアの休日}・・・厨二病(アドレナリン)全開。
因みに自分は、ゆとり世代じゃなく団塊ジュニアなんですけどな、酷いオチだ(苦笑
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)より
4334772544
No.3:
(3pt)

登場しない人物の過剰な神格化に違和感

ミステリや警察小説の雰囲気を見せたかと思えば,少女たちの壊れやすい内側を描き,
さらにはハードボイルドやアクションと,帯の謳い文句通りに様々な面を見せる展開は,
シリアスながらエンタメの雰囲気も漂わせており,こちら側を惹き付けるものがあります.

ただ,人や事件,物語に影響を与える『名探偵』と呼ばれる人物はまるで姿を見せず,
犯人をはじめ,多くの行動原理にもなる人物であり,主人公のような立ち位置でしたが,
その名が出るほどにモヤモヤとし,盛り上がるにつれて却って落ち着いて見てしまいます.

加えて,登場はないのに強い印象を残し,物語を動かすやり方は面白いと思いますが,
過去作でも名前だけ,それも一度の人物をあれほど神格化することに違和感は拭えず….

序盤に見られた刑事の,また中盤から終盤での信仰心に絡めた少女たちの心理描写も,
いささか中途半端に感じてしまい,特に後者については知識が無いためによくわからず,
一人の少女の巡る罪と罰と赦し,そして幕の引き方もゾッとはしますがスッキリしません.
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)より
4334772544
No.2:
(4pt)

独特の奇異に満ちた雰囲気を持つミステリー。

相変わらず、詠坂雄二のミステリーは独特で奇異に満ちた世界を創り上げ、独特の雰囲気を醸し出している。

過去の事件の模倣犯による連続殺人事件を捜査する刑事の雪見喜代志は、過去に難解な事件を解決した名探偵・月島凪の存在に行き着く。

『遠海事件』にも全く姿を見せずに登場した月島凪が、いよいよ我々の前に姿を見せるのか…

本作は、これまでの詠坂をの作品を踏襲しながらも、また新たな特異な世界と謎を創り出した一筋縄ではいかない作品である。
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)より
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No.1:
(4pt)

毒を含むがリーダビリティは高い

本作の主人公は、作品中には名前だけしか登場しない。
著者はその主人公の不在を「休日」というタイトルで表現している。
そして本作の木もは、その不在にある。

評価が難しい作品だろう。
本格ミステリという体裁の作品ではない。
しかし、これにはまぎれもなく謎があり、その謎に至るロジックがある。
ただし、その表現のされかたは少々分かり難い。

著者の前作は読後に本を蹴飛ばしたくなった。
アンフェアというわけではないが、悪い意味で読者の期待を裏切ったものだった。
それと比べると、本作における裏切り方は、随分とおとなしい。
しかし、相変わらずそこには毒が潜ませてある。
これまでの著者の作品よりもリーダビリティが高い分、それは良く効くかもしれない。
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)より
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