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電氣人閒の虞
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電氣人閒の虞の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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トリックは面白く、なるほど!と驚ける。過去作を踏襲しつつも都市伝説という現代性とオリジナリティを感じれる。 ただ物語自体が楽しめなかった。トリックの性質上仕方ないのだろうけど、ミステリ要素の「謎」が引っ張る緊張感がほとんど感じられなかった。まあ個人的に都市伝説にあまり興味がない人間なのもあるのかもしれない。 これから歌野晶牛のように才能を爆発させることを期待。 | ||||
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いわゆる本格ミステリではない。ややホラー小説寄りかなと思える。 | ||||
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語られ続けたことで生を得た「虚構推理」の怪物と、順序は違えど同じ構図と言ってもいいかも知れんなー。 ・・・ 概ね興味深く、ほぼ一気に読めたんですが、女性と子供の扱いに違和感。 ・官能小説以外で初めて見掛けた女性の自慰シーン(いや初めてじゃないかな)。 ・冒頭の中三女子とされる人物の会話が女の子っぽくないこと ・終盤の韮澤・剣崎の会話内容は小学生のソレじゃない。少なくとも中二以上レベル この作品のキモは謎解きではなく、「おっと、そう来ましたか!?」ってな 物語の構造にあると言えましょう。 ”やられた・・・” ちょっとはそう思いましたが、それ以上に吃驚したのは最後の一文です。 ピカチュウみたいなもんか?←← | ||||
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かなり微妙 どうなるのかとドキドキしながら読んでいましたが 作中人物のする間違った推理、いわゆるダミーのオチが 読者視点では確実に間違っていると分かってしまう(被害者の女が服を脱いでいたと読者は知っているのに、服を脱がされたのだろうと推理している)ため 「いや、電気人間いるんでしょ?」と阿呆でもオチが見えてしまいます 一応、被害者の女が出ている章の終わりで犯人が来て、服を着なおしてから脱がされたんだ!と考えることもできなくはないですが まず大抵の人は推理が間違っているんだろうなと思います そうなると電気人間が実在した!となっても、ああそうですよねで終わりです、つまらん ただ視点に関する叙述トリックは面白かったので、★1つ足して3にしました ひょっとしたら電気人間実在は元々わからせるつもりで作っていて この叙述トリックで驚かせるために書いていたのかもしれませんが、延々300p近く読んでそれだけは物悲しい | ||||
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ヒネクレ者ぶりで独自の地位を築きつつあるもののヒネクレ過ぎて受け入れてくれる読者の少ない感のある本格ミステリ作家、詠坂雄二氏の書き下ろし作品。 「語ると現れ」て「電気で奇麗に人を殺す」という”電気人間”の都市伝説そのままに、電気人間について調べていた人物やその関係者の間に発生する三つの不審死。 「電気人間討伐」と称してそれらの不審死を雑誌のネタにしてやろうと立ちあがる雑誌ライターと、それに付き合わされるライター兼作家の「詠坂雄二」。 ダメな大人二人は電気人間の真実に辿り着けるのか、というストーリー。 登場人物である詠坂雄二のセリフの中には、これはそのまんま作者の声なんじゃないかという部分がちらほらとしていてなかなか面白いのですが、やはり一番の見所は詠坂のヒネクレまくったダメ推理。 この推理のなにがヒネクレているかといえば、「本当の真実なんか最初からわかるわけないんだから、先輩である雑誌ライターが納得すればそれでいい」ということを土台として積み上げられているということ。 まっとうな本格ミステリの推理ではなかなかこういう方向性の推理にはならないでしょう。 そしてまっとうでない推理ではまっとうな結末に辿り着けるわけもなく、そして物語はまっとうな終わり方をしないという、全てがヒネクレまくったこの作品世界は、正直人を選ぶと思います。 おそらく読み終わった方は「スゲー!」と思うか、「もっと”条件”が厳しければ凄いと思ったのになぁ」と思うか、「えーなにこれ意味不明」と思うかのどれかでしょう。 僕は二番目の感想だったので星は3つです。 | ||||
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