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黒死館殺人事件



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黒死館殺人事件の評価: 3.89/5点 レビュー 148件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21~33 2/2ページ
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No.13:
(3pt)

わからない

もうひとつわからない小説。私には難しいのかなと思う。これが本物なのかなきっと。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.12:
(3pt)

難解過ぎました(笑)

超難解!!Kindleで読んでなければ途中で投げ出してた気が…。言葉づかいが古いから余計読みづらいのですが、館・密室・秘密の仕掛けなどがふんだんにちりばめられ、現代の新本格ミステリの原点の一つなんだろうなと感じられた。専門知識のオンパレードも、京極作品などによくありますが、その難解さのレベルは高く余程のマニア以外は意味不明だろうなあ…と思いながら、判らないまま読み進めました(笑)
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.11:
(3pt)

ダジャレの宝庫。。。。。(虫太郎って、フロイト派か?)

探偵小説あるいは犯罪小説の下位範疇に
本格推理小説、とか、ノンフィクションとか、
ハードボイルドとか、スリラーサスペンスものとか、
いろいろあるけれど、

本書は、そのどれにも収まらない、
本書一冊をもって一範疇を成す、
といった風情がある。

難解なトリックが連続して出てくるけれど、
ほとんど、トリックとしての意味もないし
合理性もない。だから、
謎を解き明かす、といったような推理小説風の
楽しみ方は全くできないし、
もちろん、ハードボイルドでもない。
スリラーといえば、それがまあ、一番近い感じかな、
という感じも、全くしないわけではないと
言えないわけではないのかなあ、と
思わないわけでもないものの、
そう思うというわけでもない。
まあ、確かに独特の雰囲気は楽しめる。

それより、本書の面白いところは、
英文・ドイツ語その他の、おびただしいダジャレ(言葉遊び)。
冒頭、法水が黒死館に乗り込むシーンでの
いきなり、犯人による
ダジャレメッセージ「メサ(信仰)とエーカー(富貴)で
マッサカー(虐殺)」に始まり、
様々な場面で、フロイト精神分析風のダジャレ会話が
飛び交う。『日常生活の精神病理』を読んだ人なら、
会話によって恣意的に一時的な
度忘れや言い間違いを引き起こすことが可能であることは
理解できないわけではないだろうが、
それを犯人を絞り込むための手段として
これほど効果的に使う、という探偵小説も
ちょっとないんじゃないだろうか。
晩年のエラリー・クイーンなんかにも
似たような趣向がなかったわけではないが、
これほど大量に、いい加減な、非日常言語による
ごろ合わせ捜査が行われた例というのは、
他にないでしょ。
しかも、それだけ大量の紙幅を使ってダジャレごろ合わせ捜査が
行われているのに、
結局、犯人の特定にはほとんど役立っていないところが
憎らしいじゃないか。

まあ、忍耐をもって読んでいれば、
そのうち、光明も開けよう、
というようなもんだ。。。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.10:
(3pt)

最凶の奇書

ドグママグラ、虚無への供物を読破したので最後に読み始めたのがこれ。 ドグママグラはミステリー部分が非常に面白かったので短期間で読み切ったもんですが、これには苦戦しました。 虫太郎の作品、完全犯罪でもおろろとなりかけていましたが(同世代に活躍した横溝正史や江戸川乱歩と違い、難しい漢字を多用するのが読みにくさの一つでもあるかと)これも大変でした。 これさえ読めたらミステリマニアになれるっていう感じはありますね。 うんちくだらけの作品なので特に内容に触れずに、レビューを終えときます。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.9:
(3pt)

常習性有り

[この物語は、超人探偵法水麟太郎が、必殺技エンサイクロペディアを 繰り出して、黒死舘の怪人をバッタバッタと薙ぎ倒す 通快娯楽活劇です。]

はい、違いますね、やっと読み終えて脳が、おかしくなってます。
かと言ってまるで間違いでもありません。
エンサイクロペディアとは、百科辞典です。つまり、すごい博識な[知ったかぶり]が武器です。 
事がおこると、合っているのか、いないのか、よく解らない知識を ひけらかし関係者に厭がられています。 
作品のジャンルは[絶望探偵の事件簿]的なものです。 
謎は解くけど、解決できず、バッタバッタと人が死に、いつの間にか事件が終わっている、金O一さんみたいな、そういう
小説です。
どうやら、この小説は理解するのでは無く雰囲気を味わうのが
正しい作法のようです。
ところで、この作品 カーを思い出しませんか
[黒死荘の殺人]もそうですが
[曲がった蝶番]の 自動人形、虫太郎の名前は
[盲目の理髪師]にでてくる、電動式殺虫剤噴霧器(電灯付)を
思わすではありませんか、(オイオイ)
そして、いけすかない性格の探偵。
実際はどうなのでしょうね、 まあ、クセになる小説ではありますよね。
黒死館殺人事件 (1969年)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.8:
(3pt)

難解です

読みにくいですが、じっくりゆっくり読むとなかなか面白いです。昔の少年漫画のようです
黒死館殺人事件 (1969年)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.7:
(3pt)

読みにくかった

この作家の本ははじめてだったので、すこし読むにくいなぁ~って感じで・・
なかなかページはすすみません。
黒死館殺人事件 (1969年)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.6:
(3pt)

一回読んでも意味不明。何回読んでもほとんど理解出来ない

良い意味で、「ドグラ・マグラ」とは対局に位置する狂った物語です。
そして好き嫌いが激しく別れると思います。

9割方どうでもいいウンチクに占められています
事件内容も割とありきたりです。

では何故この作品が人を惹きつけるのか…

「三大奇書」だからかもしれません。
しかし、別の理由もあることでしょう
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.5:
(3pt)

事件の謎やら結論はどうでもよい?

虫太郎のあまりにも有名な密室殺人もの長編。虫太郎作品は「完全犯罪」に続き2作目。

神奈川県北部の田舎に建つ、なにやらすごい構造の屋敷で起こるあやしげな事件。屋敷で起きた過去の事件も絡みつつ、次々に連続殺人事件が起き、名探偵・法水麟太郎が広範な知識をもとに独自の理論をひたすら展開するのだ。

・・・のですが・・・、なんともすごい話になってます。作中で議論している話があっちこっちに飛ぶ上に、トンデモ系のように思える怪しい論理が、何の異議もなく登場人物の間で展開されるのだ。麟太郎のディスカッションにずっと参加している検事と刑事もさることながら、他のマイナな登場人物であっても話している内容がものすごい。というより、読者はほとんどついていけないのでは。ついていけない話にしているのが作品のポイントなのか。読み進みながら、なかなか腹をくくるのが難しい。

これでもかーと濁流のように書き込まれる大量のルビ付きの妙な単語。ドグマだの、ゼーレだの、エヴァンゲリオンか、的な単語もちらほら。

最後のほうまでくると、もう事件の謎やら結論はどうでもよくなってきたりしますね。さすが超有名作品というだけあってスゴい。でも再読はたぶんしないですかね。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.4:
(3pt)

事件の謎やら結論はどうでもよい?

虫太郎のあまりにも有名な密室殺人もの長編。虫太郎作品は「完全犯罪」に続き2作目。

神奈川県北部の田舎に建つ、なにやらすごい構造の屋敷で起こるあやしげな事件。屋敷で起きた過去の事件も絡みつつ、次々に連続殺人事件が起き、名探偵・法水麟太郎が広範な知識をもとに独自の理論をひたすら展開するのだ。

・・・のですが・・・、なんともすごい話になってます。作中で議論している話があっちこっちに飛ぶ上に、トンデモ系のように思える怪しい論理が、何の異議もなく登場人物の間で展開されるのだ。麟太郎のディスカッションにずっと参加している検事と刑事もさることながら、他のマイナな登場人物であっても話している内容がものすごい。というより、読者はほとんどついていけないのでは。ついていけない話にしているのが作品のポイントなのか。読み進みながら、なかなか腹をくくるのが難しい。

これでもかーと濁流のように書き込まれる大量のルビ付きの妙な単語。ドグマだの、ゼーレだの、エヴァンゲリオンか、的な単語もちらほら。

最後のほうまでくると、もう事件の謎やら結論はどうでもよくなってきたりしますね。さすが超有名作品というだけあってスゴい。でも再読はたぶんしないですかね。
黒死館殺人事件 (1969年)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.3:
(3pt)

「すごさ」と「面白さ」の隔たり

 夢野久作の『ドグラ・マグラ』、中井英夫の『虚無への供物』と並んで、日本ミステリー界の三大奇書として数えられている本書であるが、上の二冊と較べるとその評価というか知名度は若干下がるように思われる。その理由は分からないでもない。大部という点では他の二冊も変わらないが、本書が読むのに疲れるのは量的な問題以上におそらくは質的な問題である。
 小栗の博識ぶりには確かに舌を巻くほかない。化学、物理学、医学、歴史学、文献学、博物学、文学、語学、哲学、等々、その守備範囲は多岐に渡っておりしかも相当に深い。著者の持っている知識を詰め込めるだけ詰め込んだという観さえある。しかしその結果出来上がった作品が、必ずしも面白いということにはならない。
 作者が書きたいことと読者が読みたいこととは違う。作品の価値を決めるのは作者ではなく読者である。だれでも書ける作品ではない。しかし小栗は自分の知識に酔っているのではないだろうか。殺人事件のさなかになされるにはあまりにも不自然な会話の数々。雑学の洪水に埋もれ議論の声にかき消されて、肝心の殺人事件はほとんど見えず真実の声はほとんど聞こえなくなってしまっている。
 書いている小栗はさぞかし楽しかったろう。自己顕示欲を大いに満足させられたに違いない。しかしそれは読者の喜び、読者の満足とは全く関係がない。映画化でもされればまた見直されるのかも知れないが、今後の再評価は難しいといわざるを得ない作品である。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.2:
(3pt)

「すごさ」と「面白さ」の隔たり

夢野久作の『ドグラ・マグラ』、中井英夫の『虚無への供物』と並んで、日本ミステリー界の三大奇書として数えられている本書であるが、上の二冊と較べるとその評価というか知名度は若干下がるように思われる。その理由は分からないでもない。大部という点では他の二冊も変わらないが、本書が読むのに疲れるのは量的な問題以上におそらくは質的な問題である。
 小栗の博識ぶりには確かに舌を巻くほかない。化学、物理学、医学、歴史学、文献学、博物学、文学、語学、哲学、等々、その守備範囲は多岐に渡っておりしかも相当に深い。著者の持っている知識を詰め込めるだけ詰め込んだという観さえある。しかしその結果出来上がった作品が、必ずしも面白いということにはならない。
 作者が書きたいことと読者が読みたいこととは違う。作品の価値を決めるのは作者ではなく読者である。だれでも書ける作品ではない。しかし小栗は自分の知識に酔っているのではないだろうか。殺人事件のさなかになされるにはあまりにも不自然な会話の数々。雑学の洪水に埋もれ議論の声にかき消されて、肝心の殺人事件はほとんど見えず真実の声はほとんど聞こえなくなってしまっている。
 書いている小栗はさぞかし楽しかったろう。自己顕示欲を大いに満足させられたに違いない。しかしそれは読者の喜び、読者の満足とは全く関係がない。映画化でもされればまた見直されるのかも知れないが、今後の再評価は難しいといわざるを得ない作品である。
黒死館殺人事件 (1969年)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.1:
(3pt)

驚くべき作品だが・・・。

一読すればわかるように超人的なペダントリー小説である。そして知識の一つ一つが有機的に絡み合い底知れないミステリーを形成している。作家は言語で虚無な実体に過剰な装飾をさせたかったらしく、その理想の集積である。文学作品としてテーマは序文にもあるとおり「ファウスト」と同一である。だから最低限ファウストを読んでから、この本に挑戦してほしい。
黒死館殺人事件 (1969年)Amazon書評・レビュー:黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM

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