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(短編集)
お文の影(ばんば憑き)
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お文の影(ばんば憑き)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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題名が変わっただけで既に読んでいました。でも宮部みゆきは大好きです。 | ||||
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題名にピンときた。 重複は流石にしない。ばんば憑きを読んでれば尚の事。 やっぱり宮部みゆきの時代物は面白い。 | ||||
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妖が絡むと、ドロドロした感じがしますが、この作品は優しさがとても感じられます。 | ||||
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本屋さんから持ち帰ったようなきれいなまんまの一冊でした。 早速カバーをかけて読んでおります。 みやべワールドにはまってしまっています。 天衣無縫の脳力からほとばしってくる言葉の紡ぎものですね。 | ||||
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今更ながら読みました。宮部みゆきはやはり時代物が上手い! 人情を交えながらの怪異端集です。 政五郎シリーズのような、現代物に通じるドライな語り口もあれば、あんじゅうのようなファンタジック調な物まで多種多彩。ファンタジックな物は優しい終わり方ですが,かまいたちに収録されているようなある意味救いの無い、現実味を帯びた終わり方もあります。 ばくちがん、ぜひ夜中の1時頃に読んでみて。 家の外で物音がしたら…絶対ドアを開けてはいけませんよ。 | ||||
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妖怪・物の怪などに疎い私でしたがこれは大変読みやすく、 怖いというより、優しさにあふれた、ほのぼのとした短編集です。 | ||||
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とても状態の良い本です。きれいになっていて、新品とほぼ同じくらいです。内容も宮部みゆきの時代小説というので、今一番のマイブームです。 | ||||
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特に「ばんば憑き」が良い。人間の業、 人間の性、人としての生き方、在り方、 自己に置き換え考えてみました。 | ||||
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宮部さんの作品、特に時代物が好きなのです。 出てくる人物が、江戸の昔なのに生き生きとして、そこに自分がいるかと思うような錯覚を持つことすらあるほどです。 ちょっと怖い、恐ろしい話。しかしそれはみな説明できないもの、心のありようだったりするところも好きです。 ただ、近年の作は、不思議な力を持つ主人公の活躍が多くなり、あまり感情移入がしづらいな…と思っていたことも事実です。 そこへ、この作品。ほとんどがふつうの人たちです。(猫又が出てくるものもありますが) 自分の過去に、少なからず忸怩たるものを持ちながら、穏やかに生活を営む人々。 だが、ふとしたところに破たんが見え…というパターンながら、明るい気持ちになるようなお話。 日々の暮らしも、捨てたもんじゃないぞ、と思えるような、そんなよさが宮部時代物の魅力なのです(私にとっては)。 なのでこの本、待ってました! です。 星が1個マイナスなのは、茂七親分のエピソードをもう少し読みたいなあ、ということでのマイナスですが、全体を損ねるものではありません。 | ||||
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■大衆小説の職人、宮部みゆきも東野圭吾同様ハズレがない作家だ。雑誌『怪』などに発表された短編全6作を収録した怪奇時代小説集。表題作は、知人の縁談成就への嫉妬からその女性を刺し殺した犯人の女が、恐ろしい処置を施される話。その他、木槌がモノノケとなって人を襲う「野槌の墓」、折檻を受け孤独に世を去った少女の影が、子供達の影踏み遊びに惹かれて現われる「お文の影」がとりわけ哀切。 | ||||
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宮部さんの江戸者にハズレはないですが、この短編集は「恐ろしく、そして暖かい」。 人の心が織りなす闇を描いているものがほとんどですが、同時に、人がそれを 乗り越えていく「癒し」も紡ぎだされます。 おでこと政五郎のコンビや、青野利一郎のおなじみのキャストが出てくるところ も、宮部ファンには嬉しいところですが、私は最終話の「野槌の墓」に心を打たれました。 若くして世を去った恋妻と、残された父と一人娘。 付喪神から、悪しきものへと姿を変えてしまった野槌。 今も亡き妻を恋い慕いながら、娘を守りつつ、悪化身となってしまった野槌を 斬りにゆき、普段は人と関わりを持たない数多の化け物たちから感謝され、 お盆の一瞬だけ、目に見えることのない、妻の姿を垣間見るラスト。 人の心、欲が織りなす悪事を残酷なまでに描きだしながらも、温かさが心に 残る読後感なのは、人物描写にすぐれた宮部さんならでは。 夏の夜、本作を一気に読みとおしてしまいました。 張り子の犬が人々を救う「博打眼」も、読み終わった後、じんわりと涙が にじんでいることに気づく、怖くも温かな作品です。 | ||||
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宮部みゆきの歴史得意の短編歴史小説。表題作「ばんば憑き」を含めた全6作。 一番面白かったのが、「あんじゅう」。漢字で書くと「暗獣」、恐くないけど、 ほのぼのとした話です。また、表題作「ばんば憑き」は(人間の欲望が)ちょ っと怖い。その他、心温まるいい話が満載の短編集、丁度良い読み切りサイズ でどの作品からでも楽しめます。 “江戸”と“妖怪”を絡めてはいるけど、実はすべて人情話。宮部みゆきワー ルドを堪能できました。 | ||||
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自分にとってハードカバーは値段が高く、 通常は購入を諦めるのですが 帯を読んで面白そうだったので、 思い切って購入しました! 江戸時代?の摩訶不思議な 話ばかりでとっても興味深く、また新鮮でした! 「ねえねえ、知ってる?」って 人に話してあげたくなるようなお話ばかりです。 オススメです! | ||||
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宮部さんの初期作品「あやし」にでてきた政五郎さんの過去。 おでこちゃんが弓ノ助と奔走していない日常生活をチラっと見せたり・・・。 はたまた「おそろし」の三島屋おちかの周りにでてきた人の過去のいきさつ。 視点を変えても生き生きとしてかたられる登場人物の心。 まるで実際にいきているかのような人物描写。 宮部さん、やってくれますねぇと一気に読んでしまえます。 二度、三度と読み返すたびにいろいろな景色が見えます あるいは、ものがたりのミルフィーユと言えます。 オススメです。 | ||||
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宮部せんせいの本でも特にお江戸ものが大好きで全作拝見させて頂いております。 今回は特に短篇集で短いお話にもかかわらず、一つ一つの作品が心に残る作品でした。本当に奥が深く、宮部せんせいならではの作品ばかりでした。 また次回作が楽しみです。 | ||||
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宮部みゆきさんの江戸ものが大好きです。 数年前からの江戸ブームで本屋さんにはたくさんの捕り物や江戸の町の 人情ものがでまわっていますが宮部さんの作品は全くそれらとちがう レベルのものだと思います。まさに宮部みゆきとそれ以外。 この「ばんば憑き」は期待にたがわずすばらしい物語が集まっています。 怖い、と書いていらっしゃる方がいますが怖くはないです。 子殺しなどの暗い題材もありますがそこに彼女の優しい目が感じられ 悲しさはあるものの怖さはありません。 タイトルに書いたようにすべてのテーマは今の社会に存在する問題です。 それが本当に面白く、かつ感動的に描かれています。 私は最後の野槌の墓が好きでした。 野菊の墓をもじったタイトル?も可愛らしい。 たくさんの人に読んでもらいたい本です。 | ||||
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宮部みゆきの読後感はすごい。 悲しい物語では涙しない。ハッピーエンドの物語ほど、よかったよかった。と思う作品ほど泣ける。 何ともいえない温かいものがこみあげてきて、のどが詰まってくる。 だれかにばんば憑き読んだ?どうだった?と聞かれたら、よかった。としかいえない。 あれがこうで感動した、なんて説明したくないし、できない。 読んでみることをすすめる。そしてどの話が一番好きかだけ聞いてみたい。 | ||||
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妖怪を題材とした短編時代小説を6本収録 宮部氏の描く妖怪は、いかにも宮部氏らしいものだった 精霊的なものではなく 人間の妄執、無念が変じたもの等 人間が軸となったものだった また、登場人物について綴られるエピソードは かならずしも本筋とは関係の無いものも幾つか見受けられた しかし、その冗長性が作品に深みを与えている 著者の他の作品の登場人物も登場します ファンならなお更、楽しめますが 未読でも十分楽しいめます | ||||
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小間物屋「伊勢屋」の分家の佐一郎は、本家の一人娘お志津と夫婦になり、本家の跡取りと なった。だが、彼はいつもお志津のわがままに悩まされてきた。湯治の帰りに宿に足止めされた ふたりは、ある老婆と知り合う。老婆は佐一郎に、50年前のできごとを語り始めた。それは、 不思議な、そして忌まわしいできごとだった・・・。表題作「ばんば憑き」を含む6編を収録。 表題作の「ばんば憑き」では、老女が淡々と50年前のできごとを語る。ちょっと不思議な 話だとは思ったが、それほど怖さを感じなかった。けれど、読み終わった後にじわじわと怖さが 湧き出てきた。「やはり人の心は怖い。」そう思わせる話だった。また、「お文の影」では、 子供の数より一つ影が多いというぎょっとするような話だが、こちらは怖さよりも切なさのほうが 大きかった。5歳の女の子に起こったできごとは、哀れと言う以外に言葉が見つからなかった。 「博打眼」では人の心の隙につけ入る妖怪を描いているが、その妖怪を生み出したのが人の心の 醜い部分だということに複雑な思いを味わった。退治方法はユニークで、面白かった。 「野槌の墓」はひとつの野槌にまつわる話だが、人の身勝手さが野槌の運命をガラリと変えて しまった。人の形をしているが心は鬼という者が、世の中にはたくさんいる。野槌はそういう者の 犠牲になってしまった・・・。 6編は、個性豊かな話ばかりだ。そして、どの話も読み応えがあり、心に強く余韻を残す。善にも 悪にも簡単に染まってしまう人の心を、本当によく描いている。作者の力量やその感性に、感心 したり驚かされたりだった。「珠玉の短編集」と言っても過言ではない、多くの人にオススメ したい作品だ。 | ||||
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江戸ものの怪談集。手練れの宮部みゆきが語る怪談が、怖くないわけがない。 流血とかは全然ないのですが、じわ〜っと、ぞくぞくぅっと、怖いです。 この世で、本当に怖いのは、人の心だよねぇ などと、渋茶をすすりながら言いたくなります。 なお個人的には、あんじゅう―三島屋変調百物語事続で活躍していた青野利一郎と行然坊の出会いが描かれる「討債鬼」が面白かった。 なるほど、あの二人はこうやって出会っていたのか。共通の知人の思い出話を聞くようで、楽しかった。 | ||||
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