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君がいなくても平気
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君がいなくても平気の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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石持氏のミステリーは一筋縄ではいかない設定が前提のものが多い(要するにツッコミどころ満載・・・)が、今回も探偵視点でもなく、犯人視点でもない、事件のわき役が主役という斬新な趣向だ。自分の恋人が殺人事件の犯人なのでは?という疑惑を持った主人公が、正義に燃えて真相を暴く・・・・こともなく、真相を知った恋人から殺されそうになるサスペンス・・・もなく、恋人が捕まると自分の社内の立場が悪くなるので、捕まる前にこっそりと別れてしまおう・・・というのがメインストーリーになっています。犯人や犯行方法は早いうちに割れてしまいますし、トリックも凝ったものは何もないため、推理小説的な醍醐味は放棄してまで、この主人公のヘタレな保身ぶりを描いているのが異色と言える。本格ミステリーではなく変則のサスペンスとして捉えた方がしっくりくる設定です。 何よりも本作を読んで驚いたのが、主人公と私の最寄駅が一緒・・だと言うこと。ここまで自分の生活圏に密着した小説って読んだことありません。 後、殺される被害者が皆揃いも揃ってゲロまみれってのがアレですね・・・。 タイトルからすると「扉は開かれたまま」の主人公の倒叙3部作シリーズと関連あるのかな・・という印象を与えるかもしれませんが、全く無関係です。 | ||||
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久しぶりに石持浅海。 結構すらすら読めちゃう筆致はさすが。 タイトルとか、 主人公の位置がおもしろい。 殺人事件が起こる、 犯人はどうやら……。 そういう視点で話は進む。 犯人を知ってしまったうえで、 自分はどうするか。 そのうちに、第二の殺人が起こる。 最後にどんでん返しがあるかな、 と思ったけど、 それはなかった。 推理小説としての比重は軽い。 結局、 事件と犯人がわかってしまい、 残すところは犯行方法と、動機。 で、この物語で問題となってくるのは、 動機。 しかし、 動機というのは、 実はどうとでも表現できてしまう。 後付けのような気がしてしまうので。 読み終わって、 序章を読み返すと、 一応、前フリはあるけれど、 それで、動機を推理することは無理。 むしろ辻褄合わせに感じてしまう。 そういう意味で、 物足りなさが残るが、 逆に、主人公を軸にした人間の心理を考えると、 うん、面白い、という感じでした。 | ||||
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