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(短編集)
バイバイ、ブラックバード
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バイバイ、ブラックバードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 81~100 5/6ページ
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伊坂先生の作品の中で一番いいと思いませんけれど、やはりいい匂いがします。一つ一つの物語りが小さいが、心が暖かくなります。伊坂先生のファンならオススメます。 | ||||
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バスに乗り、どこかへ連れて行かれることになった星野と監視役の繭美が、星野が付き合っている5人の女に別れを告げる為会いにいく。そこで5つの短編を拝読することに。どの作品も結びの一文が心地よい。作品自体から隠喩や暗喩を読み取る必要はなさそうである。ただ、大事な事はキャラクター同士の会話の中に含まれている。サラっと読んで楽しい時間を過ごしていただきたい。 | ||||
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主人公(?)星野は、身長180センチ体重180キロの繭美とともに、五股をかけている女性たちそれぞれに別れを告げに行く。 わけれを切り出すと、 「あれも嘘だったわけね」 と始まる。 なぜ別れを告げに行くのか、 星野は「あのバス」に乗って連れて行かれてしまうからだ。 星野と繭美と5人の女性たちとのやりとり、先が気になる終わり方が伊坂作品らしさを感じます。 これの前に読んだ「マリアビートル」が非常に面白かったせいか、やや物足りなさを感じてしまいました。 | ||||
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一篇の短編小説ができると50人の人に郵便で送られる「ゆうびん小説」として企画されたもの。 5人の女性と同時に付き合っているある男性が「怖いこと」になって、理不尽な生き物に連れられて、その一人一人と別れ話を切り出していく…… 五股をかけながらもなぜか愛嬌のある星野、別れをきりだされる女性、そしてマツコ・デラック……違う、繭美のテンポの良い会話で繋ぎながら、張った伏線もきちんと活かす……で、最後にはきっちりと胸を詰まらせる。 伊坂幸太郎さんらしい楽しめる作品でした。 号泣も爆笑もしませんが、物語の閉じ方は最高です。 | ||||
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5股をかけてた星野ちゃんは、「あのバス」に連れて行かれることをきっかけに彼女の家を巡り別れ話を切り出すが、隣にはマツコデラックスのような見張番の女性が・・・。 伊坂さんらしい笑い、感動、驚きが散りばめられてる短編集。正直物足りなさは感じる内容ですが、やっぱりこの世界観は癖になります。 | ||||
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いまいち入りきれなかった印象です。 多分それは伊坂氏のセンスに私が追いついていないだけかも知れませんが、氏のほかの作品に比べるとどうしてもリピ回数が少ないです。 まず全体を通して強烈なインパクトで話の中心となるのは繭美という巨体の女性で、彼女のセリフにはかなりの癖があるのでこれについていけないと読み進めるのは苦痛だと思います。 主人公となる星野は、5股をかけていたどちらかというと気弱な男性。 星野は繭美に「あのバス」に乗らされてしまうことになり、それぞれ5人の女性に別れを告げていく短編風物語になっています。 読み返して見ても、氏の作品の中では突出して小難しい作品ですが、中には痛烈なユーモアと絶妙な比喩も混ざっていてその辺は楽しめました。 また、他の方も書いているように本の装丁が素晴らしく、カバーの素材の工夫やしおり代わりの紐、中身の模様など色々な点で綺麗だと思いました。 『バイバイ、ブラックバード』 伊坂氏のファンだったら買いでしょう。 買おうかどうか迷っている方は、『死神の精度』『チルドレン』といった短編集を読んでからこちらをご購入ください。 | ||||
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本作は6つの短編からなるものです。 最初はすごく怖かった彼女が、 なぜか途中から親しみを感じてしまいます。 ラストにも感銘を受けました。 | ||||
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何でこんな情けない奴がそんなにモテるのだ。 それに別れ方が、綺麗すぎる。もっとドロドロな別れのパターンもあってもよいのにな。 どうしてこんな奴に引かれるのか、なんて思っていた繭美までもが惹かれてしまうってのは笑えた。 | ||||
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なんだかなあ・・・ 何が面白いんだい? 6篇とも全部、書き出しパターンを似せているだけ。 前半部の「嘘」のくだりも。 薄っぺらな内容には本の装丁のオシャレ感がイヤミを増大させる。 思考停止のまま、原稿の升目を埋めただけのような作品としか 言いようがない。「死神の精度」あたりまでは一応読めたんだがなあ・・・ おいおい、いいのかい、そんなに高い点数で? | ||||
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まあまあ、だったと思います。 軽く笑わせてくれたり、ほんのり感動させてくれたり、悪くない部分もありました。 SOSの猿やモダンタイムスで感じたような残念さは持たなくて済みました。 しかし、死神の精度、で感じたような圧倒的なすごさも感じられませんでした。 深さを感じられなかった、というのが率直な感想です。 「最後にドンと来て欲しい」という期待を持ちながら読み進みましたが、期待ほどには来てくれませんでした。 | ||||
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伊坂らしい人の書き方。。 また、文中でそれぞれ分析までしている。。 人が好きなんだと思う。 読んでいると、どの人物も憎めなくなる。。 | ||||
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こういう世界あるんだなぁ・・・ と感じてしまいます。 そうやって作る作品もあるんだ。。。 とも感じます。 世の中まだまだ未知にあふれてますね♪ | ||||
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借金で首が回らなくなり、「あのバス」に乗ることになった星野っち。 「あのバス」に乗るまでのお目付役の繭美と共に、5人の彼女たちにお別れを告げに行く。。。 テンポの良いストーリーとしゃれた会話。 最近の伊坂幸太郎に疑問を抱きつつ、読み続けてよかった。 こういう話を待っていた! この本のヒロインは5人の彼女たちではなく、 180cm180kg、口が悪くて乱暴で、人の不幸が大好きな繭美。 最初は「何、この女?」と思うものの、所々かわいい。 最終章ではとてもかわいかった。 イメージはまさにマツコ・デラックス。 「星野っち」は私が一番気に入った彼女、ユミちゃんの呼び名。 幼稚園児 海斗くんもよかったなー。 電車やカフェで読んでると、噴き出すところもあるので要注意。 さぁ、かかれ! | ||||
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あまりにもタイムリーな、ブレイクタレントと 完全に一致するキャラである、繭美が主人公といっても 過言ではない、伊坂節作品。 白新高校の不知火、癌にかかってもガンバレ、 名刺切らしてます・・・。 相変わらず、うまさが突出している。 星野の設定も、決して悪人でもなく、 成り行きと、関わる人間に対する 愛情がかえって「本当の優しさ」と反比例 してしまうところがにくい。 そして、マツコ、いや繭美の存在感。 現実と一緒で、繭美の言ってることって、 物事の真実をど真ん中から突いていて、 爽快感この上なし。 確かに非現実的で、めちゃくちゃなのだが、 対人関係・大人の事情から、ここまで は出来ない・言えないことを代弁してくれる 設定は、事なかれ主義の現代の病巣への 挑戦状かな。 終盤での、繭美本人の生い立ちや内心を のぞかせつつ、星野へのある種の愛情を感じさせる くだりも、物語に深みを与えている。 だからこそ、5股になってしまうほど、魅力的 な星野のキャラにもすんなり納得できる。 男って、イケメンでも金持ちでもなく、 本音でぶつかってくるやつがもてるのだ。 ただ、最後の終わり方、タイトルレビューの 気持になるし、その後をいろいろと 想像してワクワクするのだが、「あのバス」 の正体や星野が乗らなければいけない理由を 書いてもらわなきゃ、話の本筋がブレたまま で消化不良だな。 オマージュである、太宰作品も未完だし、 伊坂氏なりの解釈で、話のキモを決めたって 問題ないし・・。 「スランバー」のように、言わずもがなの 背景なら、放置でも読者が勝手に補完する だろうから、キックがどうなったかは放置 でも、納得できるキモが欲しかった。 | ||||
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2010年7月4日リリース。当初は双葉社の『ゆうびん小説』として短編一編を書き上げては50名の人に送り読んでもらうという企画から始まった。最終編のみ書き下ろし。それ以前に編集者から太宰の絶筆『グッド・バイ』の続きを書き上げませんか、といった投げかけから始まったらしい。ぼくは幸せにもサイン入り・落款入り初版を手に入れた。 読み出す前に『ブラックバード』とは誰をさすのか、あるいは何をさすのか予想してみた。ジャズ好きならすぐ浮かぶのはキース・ジャレットの『バイバイ、ブラックバード』だろう。これはマイルス・ディヴィスの追悼盤で『ブラックバード』はマイルスを指している。ロック好きならビートルズのホワイト・アルバムの『ブラック・バード』。これは『ゴールデン・スランバー』つながりから予想しうる。すでにこの段階から伊坂ワールドの魔術にかかっているのかもしれない。 で、そう言った予想を遙かに覆す展開でストーリーは進んでいく。どこか映画的である。何しろ繭美のキャラクタが強烈で、全編を支配している。映画的だが日本映画ではなくて、リュック・ベッソンが創りそうな映画だ。特にラストがそうだ。 読了後、伊坂幸太郎はスランプを脱したと感じた。かつての輝きを取り戻しつつあるようだ。まだもうちょっと本調子には時間がかかるかも知れないが試合は見事に作り上げる。そんなプロのピッチャーのような秀作である。 | ||||
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前作ではないとは思いますが、前回読んだオー・ファーザーのお父さん4人設定の逆で、独身のしょうもない男が何故か5股もかける悪い?奴で、その割に本人はそれぞれ本気で付き合っていたという風変わりな設定。 そんな彼の自堕落な性格が災いしたか?なん日か後には、どこかへ連れ去られてしまう予定。それまであいだ、監視役の超ゴリラ級の性格最悪肥満女とつき合っていた女の所へ別れの挨拶に回る。その際の成り行きをストーリーに仕立てている。 私は正直このくだらない設定は、伊坂幸太郎らしくて好きです。ただこの作品には、ゴールデンスランバーやオーファーザーにあったようなスピード感がなく、話がこれから大きく展開し始める所で出版しているのが残念。まだ話は半分でしょ!?ちゃんと話が出来てから出版してほしいよなあ? ということで1点減点のランク4です!! | ||||
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ここ何作か伊坂幸太郎そんを「期待」すると?というような「作品」だったのと特定の人数に届けるという「作品」というのに 引かれ買いましたが繭美はどうしても「あの人」がイメージされて頭の中をぐるぐるというかドタドタ走り回ってしまう(笑) さらっとした「作品」と思っていたら「女優」の章のラストでは何故か泣いている自分に驚き、ラストでは繭美と一緒にカウントしている自分がいた。 「あのバス」って一体なんなの? 本についている綴り紐は何故2本あるの? 色々と不思議だけど一番の不思議は5股をかけ、なおかつ一人に絞れない優柔不断な男「星野」にどんどん興味がわいてくるというのが不思議でした。 | ||||
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とある事情から、人間関係を精算しなければいけなくなった。 だが、彼は5股をかけていた。 短編1本につき、ひとり相手との関係を清算する。 どろどろした感情は一切排除して、いつも通りの軽快な文章で物語は進む。 短編を1本読むだけなら楽しめるのだが、それを5回繰り返されるとさすがに飽きてくる。 主人公は飄々と淡々としている。いつものように、気が強い女に振り回される。 それが読みやすさに繋がっているのだろうが、5回繰り返されると少しイラつく。 軽薄というか、あまりに感情がなさすぎて違和感を感じました。 | ||||
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祈りましょう。 かかれ!かかれ!かかれ! 読んだ時間も読んだ場所も異なる読者が合唱するようなお話です。 | ||||
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最初に個人的ではありますが、言っておきます。 全作品の中で一番面白かったです。 カテゴリーに分類するなら短編集で、6話からなるお話です。 「あのバス」に連れて行かれるまでの2週間。 大事な5人の人にバイバイを告げにいく物語です。 理不尽な別れ、それでも女の人達はそれぞれ凝った反応を示します。 苦しく悲しいはずなのに無理やり笑って「バイバイ」を言う女の人達には何かグッとくるものがありましたが それは涙を流すという行為ではなく、なんかジーンとくる行為に近くて、ここらへんは流石としか言いようがありません。 「何が楽しかったのですか?」「どこがよかったのですか?」と聞かれればおそらく答えられません。 でも、何かを答えようとします。でもそれが見つかりません。 それこそがこの物語の魅力であり面白さであると私は思ってます。 | ||||
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