■スポンサードリンク
(短編集)
バイバイ、ブラックバード
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
バイバイ、ブラックバードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 61~80 4/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直なところ一体全体作者が何を言いたいのか‥考えているだけでつかれてしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつも伊坂さんの作品は不思議なお話なのですが、今回もまたオリジナルな世界でとても面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数多くの傑作を書いてきた伊坂幸太郎が、まだこれほどのキャラクターを新しく生み出せることに驚いた。 現実にはあり得ないぶっとんだ人物達がこれほどまで愛おしく感じられるのはなぜだろう。 何度も読み返したくなる作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂氏の作品の中でも最も自由奔放に綴られた物ではないか。テーマはいつも通りで、人生を歩んで行く上での無私の優しさや思い遣りの大切さを扱っているが、今回の設定はいつにも増して奇抜。繭美のキャラクター設定や繭美と主人公との間で交わされる言葉のギャグには(特に前半)声を出して笑わされた。「フレンチ・コネクション」、「ドカベン」、「キャッツ・アイ」、「13日の金曜日」、「銀河鉄道999」等の多くのネタ元がある点も特徴的で微笑ましい。 しかし、全体の出来としてはどうであろうか ? 各5編が別々に発表されたという事もあって、各編はそれなりに纏まっている(特に第5話の出来が良い)のだが、それらを繋ぐ筈の<あのバス>に関しては不満が残る。本作を読み進めている方にとって、<あのバス>とは一体何で、その目的地は何処なのかを知りたいと思って頁を繰っていると思う。それを、結局は読者の想像力に任せる(あるいは5つの物語を紡ぐための単なるダシとする)のはエンターテイメント作品としては如何なものであろうか。 そして、<あのバス>に関する秘密を明かさないのなら、最終の第6話を(書き下ろしで)加えた意味が理解出来ない。表裏一体ではあるが、「繭美=主人公」である事は最初から分っている事なので、ワザワザ書く必要性があったとは思えない。元々、<あのバス>の存在を気にせず、各編を気楽に味わって貰えれば良いとの趣旨だったのだろうと思う。その意味では、充分楽しめる作品に仕上がっていると言って良いのではないか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
巻末のインタビューでも言われていますが、 太宰の「グッド・バイ」に発想を得て書かれています。 本書を読んだ後、「グッド・バイ」を引っ張り出して、20年以上ぶりに再読すると、 ダメ男田島周二が、面白い人物に見えてきました。 不思議なものです。 タイトルの「バイバイ、ブラックバード」はジーン・オースティンの歌(ジャズ)のタイトルで 不吉な黒い鳥に別れを告げて、青い鳥に希望を求める、といったような内容の曲です。 「グッド・バイ」の絹子は鴉声の女性でした。 謎だらけのタイトルの意味を考えるために二つの作品を行ったり来たり… という面白い読書体験をさせてもらいました。というか継続中です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
基本的にショートストーリー的な章の構成でしがっている。ショートストーリーなので、あっさりしているが、キャラが映えていて面白い。そして想像を掻き立てられる… 妄想力が高い人はかなり楽しめると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらずいろいろな伏線が張ってあり、おもしろい。何とも言えない星野と繭美のコンビ。5人の女性との別れ話、それぞれに楽しめる。最後にバスはどこに行くのか知りたいような知りたくないような。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10年07月の単行本の文庫化です.一篇ごと50人限定で届ける『ゆうびん小説』として発表され, その発表(送付)済みの五篇に,書き下ろし最終篇を加えた全六篇の連作短篇集となっています. 女性を五股に掛けた男が,金髪巨漢女性と彼女たちの家を巡り,別れのお詫び行脚をする物語. おおざっぱに言ってしまえばこういった感じですが,修羅場やドロドロした雰囲気はありません. ただ,裏表紙にあったあらすじではピンとこず,いざ読み出してみても背景はぼんやりしたままで, いくつものキーワード,謎だらけの金髪巨漢女性など,しばらくは戸惑いが先に来るかもしれません. 実際のところ,結末を含めて大部分は明らかにならず,消化不良にも思えてしまうのですが, これをお詫び行脚ではなく,それを続ける五股男と金髪巨漢女性のロードムービーと捉えれば, 疑問やモヤモヤした部分は確かに残るものの,そこまで大きな問題でもないように感じられます. そうすると,五股というヒドさながら,どこか憎めず,まして親しみすら覚えてしまう男と, 某デラックスを連想する金髪巨漢女性,そんな二人のやり取りや行動に別の面白さが見え始め, そして読み終えた後,これがわずか2週間ほどの出来事だったことに気づき,また驚かされます. フェイドアウトしていく最後も,成功を願ってしまう反面,いやいや,どうせ失敗して…と, 正反対,どちらもあり得そうなのがユニークで,魅力ある二人が残す余韻と想像が楽しめます. なお,巻末には解説の他に,約30ページほどある『伊坂幸太郎ロングインタビュー』を収録. 珍しいスタイルで発表された本作への思いや,幅広く小説への考えなどについて語っています. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
繭美のキレの良いセリフが楽しい。 私の中では繭美=マツコ・デラ・・・・さんでした。 最後に星野ちゃんはどうなるのか、 繭美はどうするのか。 バイバイブラックバード・リターンズを読んでみたい。 そして、星野ちゃんは具体的には何をやらかしたのか? それも知りたいんですけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
みなさん繭美はマツコのイメージだったんですね! わたしはなんか性格的にラピュタのドーラが浮かんじゃって、そこから若い頃のドーラのイメージになってました。 横幅が全然足らないんですけどね・・。ハーフっぽいかんじはあり。 星野ちゃんは瑛太かなあ〜。誰かいますか? もう一回マツコで読み直してみようっと。 最近「夜と霧」や「英雄の書」を立て続けに読んだ後だったので、星野ちゃんの行く先がそれとだぶって恐ろしくて気になって。 気になって落ち着かないので☆−1。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あらすじだけ読むと少しドロっとしたものを感じずにはいられませんでしたが、 最初の「鹿狩り〜紅葉狩り」の伊坂さんらしいくだりでそんなことは忘れてしまいました。 この本には私が彼の本を読むきっかけとなったエッセンスが散りばめられている気がします。 「エッセンス」と言うより、むしろ「様式美」と言った方がしっくりくるかもしれません。 直近で文庫化された「あるキング」、「SOSの猿」を読んだ後ということもあり、 こんな風に表現してしまって作家さんに対して失礼にならないか少しためらわれるところではありますが・・・ 『どこを切っても伊坂印』 ・・・なのではないでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、とても面白かった!今まで読んだ伊坂作品の中でも個人的にはかなり好きだ。 お金がらみの問題で、何者かに捕らわれ、〈あのバス〉で恐ろしい所へ連れていかれることになった主人公、星野君。 そのどこかに連れて行かれる前の2週間に、彼は五人の恋人達に最後の別れを告げにゆく・・・という物語。 五股の主人公って・・・相変わらず、実に奇抜な発想のプロットで、梗概を聞いただけでもう「どんな話だろう?」って読みたくなる。 実際、この五人の彼女との五つの別れのエピソード、それぞれ実に個性豊かな物語があり、笑いも涙もあり、それぞれ読み応えがある。 しかし、本書最大の魅力は、星野君が逃げないように見張る監視役、繭美だろう。いやあ、このキャラクターは凄い。 身長190cm体重200キロ、体型はアブドラ・ザ・ブッチャーそっくりで金髪のハーフの女性。凶悪で粗暴で全ての人に毒を吐き散らす。 最初は実にいやあな気持ちを持ったりするのだが、物語が終わる頃には、なぜかヘタすると好感(?)さえ感じていたりする。 繭美のある種潔いまで言いたい放題やりたい放題が、(普段そうは振る舞えない我々には)だんだん痛快になってくるからだろうか。 繭美と星野君のコンビっぷりの面白さや、少しずつ変わってゆく二人の関係性、そして最終章の展開が、そう思わせるのだろうか。 それにしても、こんな性格最悪の破壊的な人物を、終いには魅力的に造ってしまう筆力は、ほんと凄い。 本書には、他にも良い登場人物がいっぱい出てきて、物語に豊かな温もりを与える。不知火刑事とか佐野さんとか。 あらためて伊坂幸太郎のキャラクター作りの上手さに唸らされた一作である。伊坂ファンならずとも、小説好きにはぜひお薦めの本である。 ただ、はっきりした結末を求める方には向かないかも。いくつかの事については具体的な解決も説明もないし。 でもこの作品は、後は読者の好きにまかせて、というこの余韻で良いと、個人的には思うのだけれど・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どうにもならない借金を背負い、人生の破滅を迎える直前の主人公「星野」ちゃんと、 破滅の道から逃れられないように見張る「繭美」の物語。 …なんて書くと、とても暗い感じがしてしまうが、 物語といっても珍道中、出てくる登場人物のすべてが個性的で愛らしい。 「なんて理不尽な…」と思いつつも、 「こうできたら気持ちいいだろうなぁ」というエピソードばかり。 伊坂さんの小説はすべてそうだけど、 早く続きが読みたくてページをめくる手がどんどん早くなっちゃうんですよね(笑) ラストは…というと、ほんの少しだけスッキリ感に欠ける気はしますが、 まぁ、こういうのもありかな、と。 (ネタバレになっちゃうので、これ以上はいえませんが…) 分量も内容も、肩肘張らずに読めるものなので、 とりあえず何かおもしろいもの読みたい、なんて思ってる人にはぴったりです。 (読了時間:約 2時間) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂作品の名作だと思う。表立って派手なシーンも、あっと思わせる明るさもない。そしらぬ顔で同時に5股をかけ、自分は彼女達の目の前から消えるので怪しい巨漢の女と「結婚するんだ」と嘘をついて回る、というなんとも非現実的な設定。この作品の醍醐味はなんといっても、最後の引き際だと思う。映画の『まほろ駅前多田便利軒』のラストを見た人なら少しは共感してくれるかもしれませんが、バス停のラストシーンで、多田(瑛太)が行天(松田龍平)を見つけて「帰るぞ」と言ったシーン。え?それ、その後どうなっちゃうの?と、物語が今からスタートしそうな雰囲気。そんな終わり方を感じたのは私だけでしょうか。見終わった後に思わず、「そのバス、どこ行くんですか?」となんとも言えない感じを受けます。後に後に、じ〜んと来る名作だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
5股をしていた男が、自分がいなくなる前に 1人の連れと一緒に5人の女性ひとりひとりをたずねまわって それぞれに別れを告げる話です。 男の連れが血も涙もない巨漢の女です。 この女性が小説のはじめとおわりでは変化しています。 その変化がみせるラストは爽やかな仕上がりとなっています。 ただ主人公の乗るバスの行き先の説明がギアナ高地のようなものでとどまり、 詳細を読者の想像に委ねるところが、評価のわかれるところだと思います。 私としてはバスの行き先のけじめもつけてほしかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂幸太郎は好きでほぼ読んでいますが、ゴールデンスランバーみたいに張りまくった伏線が最後回収されていくようなものが好みです。 この作品でも、最後の謎解きを期待していました。 でも読み進めていくうちに…そんなことより、繭美に惹かれていく自分がいました(笑) 皆さん書かれているように、テレビで大活躍のあのお方が否応なしに頭に浮かびます。 ラストがとにかくよかった…(ToT)! 1〜5話はそれぞれ5人の彼女との別れの話で、独特の言い回しやシャレも効いてて、らしいな〜と相変わらずおもしろく読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前に重力ピエロを読み、その時は今回程の気持ちにはならなかった。 図書館で借りたんだけど、久しぶりに本、買って手元に置きたいと思いました。 そんなに好きじゃなかったんだけど、他の本も読んでみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ゴールデンスランバー」以降の伊坂作品には、 結末のないものが多い。 あとは読者の想像力にお任せします、 という終わり方。 これを中途ハンパととるか、 サービスが足りないととるか、 楽しいととるか、 有難いととるか・・・ 主人公は、自らの性格ゆえに5人の女性と交際していた。 しかし、これまた自らの性格ゆえ(理由は明らかではありません)借金を背負い、 また踏んではいけない人の尻尾を踏み、 「あのバス」に乗せられてしまう運命にある。 とても恐ろしい、テーブルマウンテンにひとり取り残されるように恐ろしい「あのバス」。 「あのバス」に乗せられるまでの役2ヶ月を監視役の女性とともに過ごしながら、 せめてその5人の女性ときちんと別れたい、と、 お別れを告げる日々が始まる。 それぞれの女性との馴れそめからユニークで面白い。 5名の女性、そして監視役の繭子とのやりとり、 繭子の恐ろしくも憎めない性格、 伊坂ワールド全開で、 笑えたり、じ〜んときたり、考えさせられたりする。 これはもともと、50名の読者に郵便で短編を送るという企画だったそう。 5編の短編と書き下ろしの最終章からなっている。 「あのバス」がいったい何なのか? 彼はなぜ、借金を負うことになったのか? 繭子は誰で、 結局、彼女は彼を助けたのか??? ほっこりと、幸せな気持ちで、 でも結末をわくわくしながら楽しみにしながら読み進めたが、 ・・・あぁ、やっぱりモヤモヤする・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人が死にまくる伊坂作品が多い中、「砂漠」に次いで本作が好きです。 派手なシーンはなく淡々と進みますが、その中で繭美がいい味をだしています。 マツコデラックスをイメージさせるキャラクターですが、伊坂作品はドラマや映画にすると軽妙な会話が台無しになってしまうため、やめてほしいと願います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品だと思いました。 が、いつもと同じように 一気に読んでしまいました。 若干ファンタジーさがない作品なのかな?? 伊坂さんファンなのでどの作品も家に置いているのですが、 他の皆さんはどう思われました? 私的には「オーデゥポンの祈り」がお気に入りです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!