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フランケンシュタイン 野望
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フランケンシュタイン 野望の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ディーン・クーンツの小説をしばらく続けて読んでいます。 これまでの4,5作は犬たちが主役の心温まる、それでいてワクワクするようなミステリーでした。 今回はフランケンシュタインに誘われてドキドキしながら読んでいます。 三部作なのでゆっくり楽しんでおります。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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まだ読んでいませんが、とてもきれいな状態でした。洋書の取り扱いにも期待します。 | ||||
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15年ぶりくらいのクーンツです。 本書だけなら、かなり面白かった。 フランケンシュタイン博士が作り出す「新人種」たち、 博士の野望を阻止しようと立ち上がる第1号のデゥカリオン、 巷で起こる連続猟奇殺人事件とそれを追う刑事… 設定も意外性あるし、なによりストーリー全体に勢いがあって惹き込まれました。 が、続編2冊は期待はずれ。 シリーズとしては星2です。 | ||||
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なんで今さらフランケン?とちょっと疑問でしたが、読んでみたらさすがのクーンツ節に仕上がってました。まだ第二巻の途中までしか読んでないんですが、最後までこの緊張感が続くことを願っています。 | ||||
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ヴァンパイアや狼男は大量に出てきて集団で対決することがあったが、フランケンシュタインがこんなに出てくるとは、驚いた。この本も、発想の勝利だ。 | ||||
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面白かった! 久しぶりにその一言で済ませてしまいたくなる一冊でした。 私のクーンツ作品とのファースト・コンタクトは十数年前の学生時代。 書評で絶賛されていた「ウォッチャーズ」を大学の購買で買ったのが始まりです。 上巻を買い、講義中に読み始めて止められなくなり、昼休みには下巻を買いに走ったのを覚えています。 結局、講堂の隅で涙をティッシュで拭いながら、その日のうちに読了しました。 この体験が衝撃的で、当時すでに出版されていたクーンツの他の作品も買い漁りましたが、正直、どれも心に響かず…… 当たり外れの多い作家なんだな、という感想は抱きつつも、「ウォッチャーズ」の残光は残っていて、ネット通販で本を購入する際に送料無料になる金額に達さないと、クーンツ作品の未読の文庫本をカートに加えていたりはしていました。 この「フランケンシュタイン 野望」も、そんな感じで、どちらかといえば惰性で買ったような作品です。 しかしながらこれが面白い面白い。 主人公である「フランケンシュタインの怪物」、デュカリオンが、銃を突きつけるカースン・オコナー(後にデュカリオンの仲間となるメインキャラの一人。ニューヨーク市警殺人課刑事)に対して、「俺は誰にも屈しはしない」と、静かに言い放つ188ページのシーン以降はもう一気読み。 “文庫本は通勤時の時間潰し”ルールを破り、久しぶりの夜更かしをしました。 話はシンプルで、たとえばAmazon.co.jpで紹介されている以上のものではありません。 自らの体を改造し、200年の長きを生き抜いていたヴィクター・フランケンシュタイン博士は、バイオテクノロジーの技術を駆使して生命創造の研究を続けており、彼が生み出した、外見は人類と変わらない「新人種」たちは、すでに社会の様々な階層、職種のなかにネットワークを築きつつあります。 ヴィクター・ヘリオスと名前を変えたフランケンシュタイン博士の目的は新人朱による人類の駆逐と、世界制服。 それに立ち向かうは、彼が200年前に創造した、かの有名な怪物。 罪人の死体を繋ぎ合わせた体に雷によって生命を吹き込まれた彼は、長い努力と修行の末に自らの殺人衝動をコントロールする術を身につけ、デュカリオンと名乗り隠遁していましたが、フランケンシュタイン博士の生存を知り、現代のニューオーリンズへと姿を現します。 フランケンシュタイン博士との決着を望むデュカリオン。 しかし博士の作り出した新人種たちは、博士の想像を超えた進化を遂げつつあり、コントロールを脱して様々な事件を起こしていきます。 人智を超えた事態の中で苦闘するニューヨーク市警殺人課のカースン・オコナーとマイクル・マディスン。 デュカリオンは自ら事件の渦中に飛び込み、彼らとともにフランケンシュタイン博士――ヴィクター・ヘリオスのほつれかけた野望に対峙してくことになる……というところまでがこの第1巻。 本来はTVドラマの企画であったとか、マーティン・スコセッシ監督がメガホンをとる予定であったとか、そういう周辺情報はクーンツ自ら前書きの中で明かしていますが、そのあたりは横に置いておいても、魅力的な人物造形(敵味方ともに)と力のあるプロットで、読者をねじ伏せるようにページを捲らせる、久方ぶりにクーンツの面目躍如の一冊であります。 「Homo Legens(読書人)の書評ブログ」より | ||||
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SF+ハードボイルド+猟奇犯罪捜査+新人種パニック=ハイブリッド・ダーク・ファンタジー・エンタメ 世の中にゾンビが溢れかえる話は数知れず、地球に捨てられた使役宇宙人が刑事になって 連続殺人犯罪を捜査する話もあったし(エイリアン・ネイション)、隠れ魔法使いにこの世の中が支配されている 話もあった。(サンドマンスリム←本書に味わいが良く似ている。) そして本書は、創造主フランケンシュタイン博士による新人類による世界征服の企て話(らしい)。 まだほんの導入部といった感じだが、200年の間にすでに数多く製作(?)され社会に密かに移植された新人種のなかには、 創造主の意図を逸脱して自我を芽生えさせ、内面に色々な葛藤を抱え始めた一派も派生しており、今回はその一部が 巻き起こす悲劇的事件に、別の猟奇的連続殺人事件と、その捜査に苦悩し奔走する二人の刑事の活躍と、(今後、彼らと タッグ・チームを結成すると思われる)第一号ヂュカリオンとの出会いを描いた作品。 「フランケンシュタイン」という古典的題名から、古典的スリラーを予想すると完全に足を救われる。スピーディな場面転換が多用され 実に映画的な、あるいはTVゲーム的というか、ステージをクリアーする事の積み重ねで、少しづつ先の展開が読める構成。 第一号デュカリオンにしても、首にでかいボルトを打ち込んだ心優しいが、もっさりとしか動けない化物という我々のイメージにある 怪物から、超高速で移動し、重力の全てを理解し、お洒落タトツーを施したより現代的なマーベル・コミック的ダーク・ヒーローに 変貌している。(こういうヒーローはマーベルに多い。←ダーク・マン、ウイズリー・スナイプスの亜種バンパイアもこのカテゴリー) 次回以降は、この第一号チームとフランケンシュタイン一派との対決を軸にして、そこに今回お披露目のあった超能力機能付新人種も 出番を与えられそうで、さらには自然的自我内蔵派も更なる知的探求の為の事件を引き起こしそうで、本当に面白い ダーク・ファンタジーに発展するのは ”これからだ”と言う期待を大いに抱かしてくれる弟一作でした。 | ||||
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十数年ぶりに、クーンツの小説を手に取った。 そして、一気に読んでしまった! フランケンシュタイン? とか思いつつ読み進めると…。 主人公をはじめ、魅力的なキャラたち。 そして、ストーリー展開の早さ。 複数のエピソードを同時進行で魅せてゆく。 主人公のデュカリオンは、不思議な魅力を持ったMONSTER。 究極の狂気&ワルぶりを披露するヴィクター博士。 彼は期待を裏切らない。(さすがクーンツ!) 彼が異常であればあるほど、デュカリオンのキャラは輝くのである(じ〜ん)。 女性刑事カースン。 何となく思い浮かべたハリウッド女優。(ありがち) アンジェリーナ・ジョリー⇒ちょっと骨太すぎるか? ミラ・ジョボビッチ。⇒健全すぎるか? ケイト・ベッキンセイル⇒線が細いか? 拳銃ぶっ放し系(しかも2挺!)といえば、やはりA・ジョリーか。 男性刑事マイクル。 これといって、イメージがわかないキャラだった。 クーンツのやる気度が伺える。 猟奇殺人鬼(名前忘れた) 以外に早く姿を消してしまった。 後々、主要キャラたちと接点があるのかと思いきや。 せっかく、キャラ立っていたのに、もったいない。 なんで? ともあれ、早く続編を読みたい。 映画化の話もあるようだが。 ちょいと前にTV用に「デュカリオン」が放映されDVDもあるらしい。 諸事情であまり評判はよろしくないようだが。 参考までに、DVDを観る事にする。 | ||||
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構想の大きな作品です。 本作は、長い長い長編の、 ほんの冒頭といったところ。 クーンツは70〜80年代のホラーよりの作品から、 徐々にSF的な物語へ作風が変わってきていますが、 本作はそのSFタッチに加えて、 クーンツの得意とする伝奇的な色合いがたっぷり。 フランケンシュタインの物語をエピソードの中心に据えて、 時間を縦横無尽に駆け抜ける、 壮大なストーリーです。 この設定荒唐無稽と取るか、 エンターテイメントとして楽しめるかによって、 読後の感想はずいぶん変わりそうです。 ストーリーの行末が全く読めないので、 続編に期待します。 | ||||
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タイトル通り、フランケンシュタインを軸にした物語なんですが、、、、たぶん皆さんが思うようなゴシックホラー色の強い本ではありません。フランケンシュタインを作ったヴィクター・ヘリオスのマッドサイエンティストぶりが前面に出てきた、SF作品といったほうがいいような物語です。リーダビリティーもかなり高い本で面白かったので、ちょっと詳しくご紹介致します。 舞台は現在。チベットの僧院から始まります。 デュカリオンと名乗るごく大柄な人物が僧院の中のごく一人の僧以外とは出会わない隠遁生活をしているところに、一通の手紙が送られてきます。その手紙に添えられていたのはアメリカはニューオリンズの新聞に移ったとある人物の写真。それこそは、200年前に死んだと思われていたヴィクターの写真であり、それを見たデュカリオンことフランケンシュタインは身体を雷に打たれたように震わせ、彼の地へと旅たちます。 その頃、ニューオリンズでは猟奇的な連続殺人事件が発生していました。若い女性を殺し、身体の部分部分を切り取っていく「外科医」と呼ばれる連続殺人鬼が街を恐怖のドン底に突き落としていました。その事件を担当している二人の刑事、カースンとマイケルが一応の主人公になりますが、彼らはその連続殺人事件の新たな被害者と思われる人物の解剖所見を検死医から聞かされ、非常に驚きます。 なんと被害者の身体には、心臓が二つあり、いくつかの臓器は人間にはないものがついているというのです。つまり死体は普通の人間ではないというのです。実はこの被害者こそは、200年前からしぶとく生き残り、研究を繰り返し続けていたヴィクターの生み出した新人類の一人だったのですが、二人にはそんなことはわかりません。ヴィクターは、この200年の間に研究をおしすすめ、人間より強力で身体機能も優れた新人類を大量に生産しており、いずれは彼らを現生人類と入れ替える計画を着々と実行中だったのです。彼らは、一般人に紛れ、政治家になり、商人になり、神父になり、と人間社会に既にずいぶんと根を張っていたのです。また、ヴィクターはそうして人類を入れ替えていくだけでなく、色々なニュータイプとも呼ぶべき人造人間を日夜実験により作り出していたのです。 この事件をきっかけに、カースンとマイケルはデュカリオンと出会い、新人類の存在を知るのですが、、、、お話は、次巻以降に続いていきます。そして、ただ続くだけでなく、結構この物語はいろいろなテーマをモザイクのように突っ込んでいるので、群像劇のようになっていくのではないかと広がりを期待させる出来になっています。 例えば、カースンの弟は自閉症の少年なのですが、彼に対して何故か運命的なものを感じてヴィクターのもとから逃亡する少年は、彼自身が人工的に自閉症にされた新人類ですが、彼の内面の葛藤がどうなってくのかというテーマも興味深いですし、先ほどちらりと話した神父である新人類は、自分が人工的に作られた存在で神などを信じていないし軽蔑していたはずなのに、いつしか信仰心のようなものをもっていたり魂を感じたりして悩みます。またヴィクターの妻として作られたエリカという女性は、自分が旧人類に対して、芸術に対して心が動くのをやめられずついにはプログラミング的には絶対にありえない創造主への反抗を起こします。 こんな風にいくつかのテーマが各キャラクターにわりふられているこの物語はなかなかに先が楽しみです。ふつうフランケンシュタインものというと、愚鈍な怪物や、人工生命体に感情が宿って、、というようなシンプルな物語になりがちなのですが、いろいろなSF作品のガジェットやエッセンス、そしてそれ一本で作品を作れるようなネタを惜しげもなくあれこれ投入しているこの作品は非常に贅沢な作りをしていると思います。 また、それと同時に一つの場面場面ごとに短い章立てがなされているので、他のクーンツ作品と比べても非常にリーダビリティーがよく、映像が頭に浮かぶよう描き方のせいもあって、すんなりと作品世界を楽しめます。 続編がどれくらいのペースで出るのかがちよっと不明ですが、「トワイライト」のようにいいペースで続きが出ればブームになるかも知れません。それくらい面白いです。 | ||||
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