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マスカレード・ホテル
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マスカレード・ホテルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全366件 321~340 17/19ページ
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一流ホテル、正反対のプロ意識を持つ主人公とヒロイン、連続殺人など舞台設定は非常に興味をそそるものでしたが事件の顛末とその真相が非常に残念な出来。 暗号や事件の伏線などはよく考えられていたと思うし、謎が次々と解き明かされていく様はまさにミステリの真骨頂で読んでいて痛快でした。 が、最後の最後で判明した真犯人の動機と犯行計画が「普通そこまでやるか?」というくらい狂気じみていて思わず突っ込まずにはいられませんでした。「人の恨みはそれだけ怖い」ということにしても、このオチにはかなり引く。 結局、良かった点といえば主人公のホテルマンとしての成長とヒロインとの信頼関係くらいでした。 あとは明らかにドラマ化を視野に入れてるな、というのを感じましたね。 | ||||
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東野圭吾作品は全て読んでいます。 マスカレードホテルは大ヒットでした。最初から、ぐんぐんと物語に引き込まれ、最後まで一気でした。 ホテルを舞台に、ホテルのカスタマーサービスのあり方、クレーマー対応の事例が描かれ、フロントに配属された刑事が、ホテルマンとして成長していく過程が丁寧に描かれています。CSの分野で仕事をしている者にとっても、興味深い内容でした。イメージは、「帝国ホテル」でしたが、いかがでしょうか? 推理の方も、4つの犯罪のつながり方は、意外性がありましたし、犯人も予想外でした。(犯行理由と、その為に作り出した仕組み、としては??はありますが、あまり、現実性を追求しすぎても、面白い推理小説は難しいです。) 品川署の所轄刑事も良いキャラです。 人と人の交流が暖かい目で描かれ、読後感もさわやかな1冊です。 | ||||
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東野圭吾最新作。 この人は、どこまで……、 と思ってしまう。 見事な1シュチュエーションで、 ドラマを盛り上げる。 リアルさを追求しちゃうと、 ちょっと強引さもあるが、 それにあまりある展開の面白さに引き込まれる。 キャラも嫌いじゃない。 主役の2人が魅力的。 それぞれの仕事に徹するプロフェッショナル感が、 平板でないミステリーに華を添えている。 また、ラストまでの謎解きの展開も、 東野ミステリーの真骨頂。 二転、三転の展開もまたお見事。 ネタばれになるので、 あまり多くは書きませんが、 さすがの新作でした。 | ||||
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まあ、ライトウェイトの作品だな。 たぶん、すぐに内容を忘れてしまうような、記憶に残らない作品だ。 そもそも、これはミステリなのか? 著者がこの作品に込めた意図は? そして、本作はハードカバーで刊行される価値があるのか? とっても読みやすい作品ではある。 それは、どうしてもその直前に読んでいた京極夏彦作品と比べてしまったせいもある。 しかし、本作が一応ミステリとして意図された作品ならば、もっとミステリとしての意味を持っていてほしい。 確かに、ホテルマンの接客に対する考えなど、読んでいるときには面白い。 でも、これって森村誠一作品なら、もっと辛辣であり、実感が籠もったタッチで既読だからね。 ミステリとしての仕掛けもあっさりとしているし、底が浅い。 それに、捜査状況や事件の情報の詳細が明示されないため、読者に推理する余地がない。 これって、ミステリとしては失格だよ。 でも唯一、ホテルを仮面舞踏会に見立て、客もまた仮面舞踏会への参加者であるというところは、面白い考え方である。 その仮面舞踏会でゲストとホストが丁々発止のやりとりをする、というのが本作の中で著者が述べたかったことのようだ。 それはある程度、いや、けっこう良く表現されていたのではないだろうか。 傑作とはいいがたい。 しかし、スラスラと読めるし、なにか赤川次郎作品のような感じだ。 このあたり、掲載誌のことも含めて、おそらく著者の計算上のことであろう。 | ||||
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作家生活25周年の第3作目。 前2作は、加賀・湯川を登場させたが、★3止まり。 果たして、今作も★3。 東野ファンとして、結局3作とも東野作品としては凡庸。 レベルの高いものを要求されるのは仕方ないにしても、 新キャラ登場と銘打った割には、インパクトが薄い。 刑事の類まれなる視点についてもライトな加賀程度。 年齢設定から加賀レベルの洞察力は期待できないにしても、 方向違いのベクトルの強さによるキャラの印象付けがもっと欲しかった。 その点では、尚美の方が、主人公みたいな書かれ方をしている。 尚美の心情変化や成長が物語の展開に影響大。 伏線が多種多様にわたり、高級ホテルの内実を垣間見せる 狙いには、中盤まで期待したが、殺人現場示唆のムリヤリ感、 犯人・マスカレード設定の稚拙さ、殺人に至るほどの動機か否か、等、 完成度は低いと言わざるを得ない。 概して、ホテルという社会的空間における人間模様には、 マスカレード的要素が含有され、自分が思いもよらない ところで、恨みを買ったり、感動をもたらしたり、 ということを前提にした作品であろうが、結末・真実が 弱かったので、全体評価が落ちる作品になってしまった。 キモである「マスカレード」の表現に、瑕疵なく納得 出来るところがあったら、評価が上がったであろう。 新キャラ自身のインパクトの薄さを、能勢という所轄刑事が 補って、コンビで再登場させたときに、この設定がシリーズ化 されるべきであるかが、判明しよう。 ある種「踊るシリーズ」に似た展開を東野氏が料理したら どうなるかもワクワクする。 「トキオ」「秘密」「手紙」のような、心が揺さぶられる 分野の次回作も期待してます。 | ||||
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新シリーズもまた、読み始めから終わりまで、起伏がありまったく飽きさせない一冊でした。 満足です。 | ||||
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マスカレードとは、仮面舞踏会のことです。 ホテルでは、誰もが仮面を着けているという意味です。 連続殺人事件の次の犯行場所となる超高級ホテルに、若手の優秀な刑事がホテルマンに扮して潜入捜査することになります。 ホテル業務の指導に当たる優秀な女性ホテルマンと初めは反発しつつも協力して真相解明にあたります。 さらに見た目は風采の上がらない所轄の中年刑事の地道な捜査もあって、しだいに犯人の意図が明らかになってきます。 ホテルでのエピソード、トラブルが、事件解明のヒントにつながる構成は見事で、興味深く楽しく読めました。 また、犯人逮捕とホテルの安全という論理のせめぎ合いも効果的に生かされています。 最後に意外な犯人、意外な動機、意外な犯行対象が明らかになります。 解決に至る過程で瑕疵があって残念ですが、圧倒的なおもしろさの前では問題にならないでしょう。 読みやすい文章で、最後まであきずに緊張感を持って読めました。 ベタなエンディングですが、ありだと思いました。 | ||||
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ニューヒーロー登場ということで買いました。 連続殺人事件の次の現場がホテルということで潜入捜査 フロント業務を担当させられることになった新田(主人公) 何故、自分がこんなことをしなきゃならないのか?とそれこそ一般人のような感情を抱くが、ホテル業務を通して、事件を解くカギが次々とやって来る。 それを開けることにより主人公が変わっていく。 またそれを見守る能勢という人物 ホテル業務の裏側を見せこんなことから事件になるかも? 主人公の他人への配慮がなかったり、感情がそのまま言葉で出る 人間臭さを見せたりする様は、宮本拓実ぽくもある ここから主人公の成長物語が始まる 楽しみだ | ||||
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連続殺人事件を発端に、ホテル内を舞台とした物語となっている。 伏線と思われる多数の登場人物が現れ、犯人像が掴めないまま、読み進めていく。 舞台設定のほとんどが高級ホテル内で展開される。 爽快なスピード感は感じられなかったが、ホテルに来る客は実際に存在しそうであり、 アクセントとして話を複雑にしているのも一つのポイントである。 また、主人公が狭い行動範囲の中で、推理を進めていくのも落ち着いた感がある小説となっている。 読みながらハラハラ・ドキドキまではいかないが、 物語の内容については東野圭吾特有の人間の裏側をまざまざと見せつけられたようであった。 | ||||
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いつもと趣が違いますが、 現実離れの犯人像とトリックに「こんなことする奴いるかいな!」 と突っ込まずにはいられません。 巧妙が巧妙過ぎて、現実的にはまったく考えられないトリックです。 2000年生きていても、こんな事件は発生しないでしょう。 最後まで楽しく読めましたが、この作家の実力から言うとBクラスでしょうな。 ハハハハハハハ! この小説家じゃなければ、本にもならないと思います。 ハハハハハハハ! | ||||
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連続殺人事件の次の犯行場所は、一流のホテル。だが、誰が狙われるのか分からない。事件を 未然に防ぎ、なおかつ犯人を逮捕するために、捜査員がホテルマンになりすましホテルに潜入する。 フロント係の山岸尚美は、新田という警部補とペアを組むことになった。プロとしてのプライドが ぶつかり合うふたり。はたして、事件を無事解決することができるのか? ホテルには、さまざまな人間がやって来る。客として接しなければならない尚美。片っ端から疑いの 目で見る新田。あまりにも立場の違うふたりは、最初は衝突する。尚美も新田も、その道のプロだ。 絶対にこれだけは譲れないという、プロとしてのプライドがある。だが、ふたりの思いは同じだ。 「犠牲者を出さずに犯人を逮捕する。」その思いが、尚美の意識も新田の意識も変えていく・・・。 読んでいると、ホテルに来るどの人間も怪しく思えてしまう。緊迫する状況に、適度な緊張感を持って 読み進めた。ストーリー展開は、なかなかよかったと思う。けれど、犯行場所を特定する手がかりは 懲りすぎではないのか?犯人の動機も一方では納得できるが、もう一方では疑問に感じる。はたして 殺意を抱くほどのことなのかと。そして最大の疑問は、尚美も新田も職業は違うけれど人を見るプロ なのに犯人の手口を見抜けなかったことだ。なぜ不自然だと思わなかったのだろう。そこのところが どうしてもひっかかる。犯人の設定に無理があるのではないだろうか。どういう結末を迎えるのか 期待しながら読んだが、疑問や不満の残る終わり方で残念だった。 | ||||
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とても読みやすい作品でした。 人間の恨みって怖いなぁと再認識させられます。 もちろん低評価の人の意見もよく分かりますし、「容疑者Xの献身」や「白夜行」あたりが大好きな人からすれば、かなり物足りないと感じる部分も多々あると思います。 確かに今までの東野作品と比べて抜群に面白いかと聞かれれば、無理な設定なども少なくなかったですし、正直イエスとは言いません。 東野圭吾に求められる水準がそれだけ高いからでしょうけど、このレベルの作品をコンスタントに出せる作家さんがどれくらいいるかと考えると、個人的には浮かんできません。 特に、ちょっと前に流行った執事と令嬢がどうたらこうたらっていうコメディみたいなのを読むと、やはり東野作品は質が高いなと実感します。 内容に関しても、以前からトリックよりも人間の心情を読ませるスタイルになっているので、別に不満はありませんでした。 何より、トリックに関してはネタ切れだと本人が何かのインタビューで話していたので……… 何だかんだで楽しめたので個人的な評価は★5にしてますが、最近の東野作品に不満気味の人は★3〜4くらいだと思われます。 | ||||
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この著書は半分くらいまで大変面白かったです。 しかし、途中からドラマまたは映画化の意識が強く感じられ、 なんとなく結末が想像できました。 それでも一気に読んでしまいました。 著者の力は凄いです。 東野作品は古いものの方が好みだったりします。 | ||||
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作家生活25周年記念の三作目。ニューヒーロー誕生、って期待もたせ過ぎです。タイトル、帯ともに、過ぎたるは猶及ばざるがごとし。文章の巧さ、取材力、もう誰もが認めているのですから、横綱相撲でお願いします。終幕まで、あれこれ出入りがあって、古典的スタイルで上品ですが、最後は、なるほど!!って膝を叩かしてくれなくちゃ、真の名人上手ではないでしょ。連勝記録を達成してしまった後の白鵬みたいです。今場所は優勝したはしたものの圧倒感なし。 三打席連続HRを期待した、ファンの側の勝手な言い分であるとは重々承知していますが、大団円に興奮がありませんでした。打率は稼いだものの、ポテンヒット、といったところです。決して振り逃げとは言いません。 | ||||
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これが、東野作品か?と思うと。がっかりする。 取ってつけたような残り40ページあまりの結末。 なにも無理やり主犯を作る必要は無かった。 もともと、タイトルからして、東野作品にしては?このタイトル? 新たな分野に乗り出すか? と、思わせるものだったか。。新人の作家が書いたなら・・「ふ〜ん」 まーそれなりに。。だと思うが。 「幻夜」や「白夜行」を知ってる自分からしたら この作品は、残念でならない。 ホテルに潜入操作で入った、刑事と、惚れるフロントレディーとのやり取り だけで、何か訴えるものがあったか?と言うと。 何もない。 つい最近の作品に、「麒麟の翼」があるが? 同じ作者が書いたとは思えない。。駄作。 | ||||
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これは日常の謎系な感じですね。 そういった意味でインパクトは薄いけど、 人間模様はとても面白かったと思います。 プロットが実にしっかりしているし、 伏線の張り方が巧い! しかも、本筋から枝分かれしている エピソードの一つ一つを楽しめました。 | ||||
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相変わらず巧緻なつくりで、安心して読める一冊。ホテルに取材し、小ネタを散りばめつつ、多数の伏線をしいて、それらがラストで一気に収斂する。ちょっとラブ色も。トリックのつくりや新キャラの造形はイマイチだと思うが、それでも十分1日楽しめる一作。新キャラ新田は、正義感や青臭さ、人間臭さがもうちょっと強く出てもよかった。それより面白いのはコンビの能勢。シリーズにするなら、能勢を前面に出した作も出るのでしょうね。東野三部作、どれも一定の水準にあるが、ホテル・新キャラのうまみで、本編を一位に推したい。東野ファンならもちろん必読。 | ||||
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天才じゃないのかな?と思うようなレベルの文章力は、本当にすごいですね。 いろんな書籍などで勉強はしているのですが、 たった一晩で正しく・美しく・売れる文章を書く方法 プロ・ライターの奥義伝承マニュアル [DVD] 一気に読んでしまうのは感動的です。 人気作家なので賛否両論は当然のようにありますが、エンタメとしては素直に好きです。 | ||||
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東野圭吾さんに、何を求めているかにもよるし、自分が何を求めてるかにもよる。 東野圭吾さんが・・・で、あてはめても同じ。 若いころ・・・昔とは違うのは皆同じ。 東野さんが年齢を重ねたからか、なんらかのしがらみが増えたか、その他「ドラマ化を狙った」とかありますけど・・・ 過去の作品とは、違うのは確か。 でも、読む人のタイミングにもよるし、なにより・・・ 作り手の創ったものが、それです。 とやかく言うことじゃないでしょう。 読むか否か、楽しめたか否か、は、自分で買って、読んで判断すべき。 それ以前の「買い物的なサイト」で議論するべきではないと思う。 | ||||
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個人的には、三作品の中で最もおもしろかったです。ストーリーも複雑に設定されておらず、単純ですぐに物語に入っていけるものになっています。警察官が、ホテルのフロントなど様々な変装をしてその人になりきる、という設定は読んでいて非常に興味深く、見習いである警察官が本職のフロント係の女性とやり取りする場面などは印象深かったです。事件のトリックについても十分楽しめるといって問題はないと思います。自分たちのことを「駒」と表現したことも考えさせられました。この本を読んで感じたことは、事件もそうですが、ホテルで働くということは様々な客を相手にしなければならないのだと、その華やかさしか頭になかった自分の考えも大きく変えてくれるものになりました。映画化をぜひしてほしいなと思いました。 | ||||
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