(短編集)

犯罪

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評判

犯罪の評価:

4.22/5点 レビュー 116件。 B ランク

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平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全226件 1〜20 1/12ページ
No.226
(4pt)

上等なエンターテイメント

十一の短篇のならぶ。短篇というより掌篇に近いか。あくまでも私事だが、ここ最近では久しぶりに読みやすいものであった。短さは言わでものこと、叙述が梗概でもあるような素っ気ないくらい簡素なものであり、それでいて的確に時、場、事、人が描出されて、落ちもしっかりとあり。曇りひとつない明快、明晰な語り口でさまざまな人間模様が表れる。さまざまな人がいて、さまざまな間柄があって。ジャンルとしては推理小説となるのだろうが、犯罪をとおして人間というものを描いた作品、というほうが相応しいように思われる。注目した人がいるかどうか知らないが、林檎が本著の重要な小道具となっている。エンターテイメントとして上等なもの、と思う。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.225
(4pt)

上等なエンターテイメント

十一の短篇のならぶ。短篇というより掌篇に近いか。あくまでも私事だが、ここ最近では久しぶりに読みやすいものであった。短さは言わでものこと、叙述が梗概でもあるような素っ気ないくらい簡素なものであり、それでいて的確に時、場、事、人が描出されて、落ちもしっかりとあり。曇りひとつない明快、明晰な語り口でさまざまな人間模様が表れる。さまざまな人がいて、さまざまな間柄があって。ジャンルとしては推理小説となるのだろうが、犯罪をとおして人間というものを描いた作品、というほうが相応しいように思われる。注目した人がいるかどうか知らないが、林檎が本著の重要な小道具となっている。エンターテイメントとして上等なもの、と思う。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.224
(5pt)

秀逸な短編集

どの物語も予想できない展開で緊張感があり、短いミステリー映画を何本も見ているような気分になる。謎解きは重要ではなく、誰かの破滅や逸脱、あるいは救済を描いていて、リアリティと深みがある。作者がいうように、我々は皆薄氷の上に立ち、下に落ちていないのは、幸運のなせる技なのかもしれない。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.223
(5pt)

秀逸な短編集

どの物語も予想できない展開で緊張感があり、短いミステリー映画を何本も見ているような気分になる。謎解きは重要ではなく、誰かの破滅や逸脱、あるいは救済を描いていて、リアリティと深みがある。作者がいうように、我々は皆薄氷の上に立ち、下に落ちていないのは、幸運のなせる技なのかもしれない。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.222
(3pt)

普通

普通
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.221
(3pt)

普通

普通
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.220
(5pt)

ドイツの「犯罪小説集」

11の短篇が収録されているが、いわゆる「ミステリ=謎」を扱っておらず、個人的には「犯罪小説集」と感じた。謎解き要素があるのは「サマータイム」くらいだろうか。作者は「なぜ夫は妻を、姉は弟を、殺さなければならなかったのか」という経緯にこそ注目している。
シーラッハはドイツの作家で実際に弁護士であり、報告書のような淡々とした文章がむしろ陰惨さを際立たせる。リアリティに富んでいるため当然のように残酷描写や暴力表現が多出するので苦手な方はご注意。浮世離れしたミステリより地に足の着いたドキュメンタリーやノンフィクションが好きな方にお勧め。
2012年に本屋大賞1位を受賞しているので面白さは保証付き、ぼく自身こういった「現代社会や現実の事件を扱った小説」をふだん手にとらないのにこの短編集はすこぶる興味深く読んだ。「正当防衛」のリドルストーリー的な読後感が好み。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.219
(5pt)

ドイツの「犯罪小説集」

11の短篇が収録されているが、いわゆる「ミステリ=謎」を扱っておらず、個人的には「犯罪小説集」と感じた。謎解き要素があるのは「サマータイム」くらいだろうか。作者は「なぜ夫は妻を、姉は弟を、殺さなければならなかったのか」という経緯にこそ注目している。
シーラッハはドイツの作家で実際に弁護士であり、報告書のような淡々とした文章がむしろ陰惨さを際立たせる。リアリティに富んでいるため当然のように残酷描写や暴力表現が多出するので苦手な方はご注意。浮世離れしたミステリより地に足の着いたドキュメンタリーやノンフィクションが好きな方にお勧め。
2012年に本屋大賞1位を受賞しているので面白さは保証付き、ぼく自身こういった「現代社会や現実の事件を扱った小説」をふだん手にとらないのにこの短編集はすこぶる興味深く読んだ。「正当防衛」のリドルストーリー的な読後感が好み。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.218
(5pt)

圧倒的な才能とはこういうものかも? と思わせる(本筋に関係ないネタバレあり♪)

著者はベテランの刑事弁護士であり、この短編集で作家デビューした。
私はこの短編はすべて実話をもとに書いたと思って読んだ。

しかし解説を読むと、これが全て創作だとわかり愕然とする。
確かに実際の事件は、守秘義務のある弁護士には書けないのだろう。

そう思い直してじっくり読み進めると、
登場人物の心の動きがよく書けていることに気づく。
これは依頼人からの聞き取りから得たものではあり得ない。
つまり作家の創作なのだと。

それにしても、この簡素な文体の見事さはどうだろう。
Amazonで評判になっていた本だが、
現役の弁護士が書いた本であり、著者はドイツ人である。

実存主義文学のような哲学的なものを勝手に想像して敬遠していた。
ところがたまたま本屋で目の前にこの本があった。
何かの縁とばかりに購入した。

2週間ほど積ん読にしていたが試しに読んでみると、
信じられないほど読みやすい! わかりやすい!
そしてページをめくる手が止まらなくなった。
なんてこった!
この圧倒的な才能はなんだ!

ただただ感心するばかりだ。
才能とは実にこういうものなのだなぁと震えてしまった。

難しいと思って敬遠している方は是非第1話だけでも読んで欲しい。
第2話以降も読み続けるかどうかはあなた次第だ。
私は強くお薦めいたします!

さてここからは余談。
この本にはある仕掛けがしてあると解説に書いてある。
と言ってもトリッキーなものではなく、
なんともユーモラスな仕掛けなのだ。

11編の短編全てに『リンゴ』が登場する。
このリンゴ自体は本筋にはあまり関係ないが、とにかく出てきます。
なぜリンゴなのかは解説を読めばわかる♪

ではこの『リンゴ』がどこに出てくるか、以下に記す。
知りたくない方はここから先は読まないでください。
(と書いても多分読むでしょうが♪)

第1話『フェナー氏』 P.31
これがブドウなら読後感は変わると思う♪

第2話『タナタ氏の茶碗』 P.42
美味しそうなリンゴだ。

第3話『チェロ』P.73
悲惨な話の中に咲く、このリンゴの赤は救いだ。

第5話『幸運』P.113
切ないお話ですが、さり気なくリンゴが登場する。

第6話『サマータイム』P.126
これはリンゴである必要はないと思うのだが…

第7話『正当防衛』P.164
なぜ上着のポケットにリンゴ?

第8話『緑』P.206
そもそも原罪からリンゴであった。

第9話『棘』P.216
とてもユーモラスで悲しいお話。絵画の中にもリンゴ。

第10話『愛情』P.230
もういきなりリンゴ!

第11話『エチオピアの男』 P.242
リンゴはアリさんも大好きなのだ♪

そして第4話『ハリネズミ』だけはリンゴが見つからない!
どこどこ? どこにリンゴがあるの?
仕方ないのでもう一度じっくりと読み返した。
ない! どこにもリンゴが出てこない!

そう思った瞬間、ハッと気がついた。
ああなるほど、確かにこれもリンゴだなぁと♪
シーラッハさんもお茶目な人だ♪

さて、第4話のどこにリンゴが出てくるのだろう?
このリンゴは物語に関係していますよ。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.217
(5pt)

圧倒的な才能とはこういうものかも? と思わせる(本筋に関係ないネタバレあり♪)

著者はベテランの刑事弁護士であり、この短編集で作家デビューした。
私はこの短編はすべて実話をもとに書いたと思って読んだ。

しかし解説を読むと、これが全て創作だとわかり愕然とする。
確かに実際の事件は、守秘義務のある弁護士には書けないのだろう。

そう思い直してじっくり読み進めると、
登場人物の心の動きがよく書けていることに気づく。
これは依頼人からの聞き取りから得たものではあり得ない。
つまり作家の創作なのだと。

それにしても、この簡素な文体の見事さはどうだろう。
Amazonで評判になっていた本だが、
現役の弁護士が書いた本であり、著者はドイツ人である。

実存主義文学のような哲学的なものを勝手に想像して敬遠していた。
ところがたまたま本屋で目の前にこの本があった。
何かの縁とばかりに購入した。

2週間ほど積ん読にしていたが試しに読んでみると、
信じられないほど読みやすい! わかりやすい!
そしてページをめくる手が止まらなくなった。
なんてこった!
この圧倒的な才能はなんだ!

ただただ感心するばかりだ。
才能とは実にこういうものなのだなぁと震えてしまった。

難しいと思って敬遠している方は是非第1話だけでも読んで欲しい。
第2話以降も読み続けるかどうかはあなた次第だ。
私は強くお薦めいたします!

さてここからは余談。
この本にはある仕掛けがしてあると解説に書いてある。
と言ってもトリッキーなものではなく、
なんともユーモラスな仕掛けなのだ。

11編の短編全てに『リンゴ』が登場する。
このリンゴ自体は本筋にはあまり関係ないが、とにかく出てきます。
なぜリンゴなのかは解説を読めばわかる♪

ではこの『リンゴ』がどこに出てくるか、以下に記す。
知りたくない方はここから先は読まないでください。
(と書いても多分読むでしょうが♪)

第1話『フェナー氏』 P.31
これがブドウなら読後感は変わると思う♪

第2話『タナタ氏の茶碗』 P.42
美味しそうなリンゴだ。

第3話『チェロ』P.73
悲惨な話の中に咲く、このリンゴの赤は救いだ。

第5話『幸運』P.113
切ないお話ですが、さり気なくリンゴが登場する。

第6話『サマータイム』P.126
これはリンゴである必要はないと思うのだが…

第7話『正当防衛』P.164
なぜ上着のポケットにリンゴ?

第8話『緑』P.206
そもそも原罪からリンゴであった。

第9話『棘』P.216
とてもユーモラスで悲しいお話。絵画の中にもリンゴ。

第10話『愛情』P.230
もういきなりリンゴ!

第11話『エチオピアの男』 P.242
リンゴはアリさんも大好きなのだ♪

そして第4話『ハリネズミ』だけはリンゴが見つからない!
どこどこ? どこにリンゴがあるの?
仕方ないのでもう一度じっくりと読み返した。
ない! どこにもリンゴが出てこない!

そう思った瞬間、ハッと気がついた。
ああなるほど、確かにこれもリンゴだなぁと♪
シーラッハさんもお茶目な人だ♪

さて、第4話のどこにリンゴが出てくるのだろう?
このリンゴは物語に関係していますよ。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.216
(5pt)

静かな感動、弁護士による、犯罪から裁判までを通して描く人間

「犯罪」というタイトルですが、実際の弁護士だけあって、事件に対する露悪や感傷的な誇張を避け、淡々と事件から裁判までを描く。しかし、ベースには人間がしっかりと描かれ、特に最後の「エチオピアの男」は静かな感動すら覚える。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.215
(5pt)

静かな感動、弁護士による、犯罪から裁判までを通して描く人間

「犯罪」というタイトルですが、実際の弁護士だけあって、事件に対する露悪や感傷的な誇張を避け、淡々と事件から裁判までを描く。しかし、ベースには人間がしっかりと描かれ、特に最後の「エチオピアの男」は静かな感動すら覚える。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.214
(5pt)

なかなか面白かった

なかなか面白かった 読みやすい文章です
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.213
(5pt)

なかなか面白かった

なかなか面白かった 読みやすい文章です
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.212
(5pt)

非常に印象に残る小説

全てのストーリーが興味深く読む手が止まらない。何と形容したらいいのかわからない気持ちにさせられた。ノワール文学とでもいうような作品集であった。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.211
(5pt)

非常に印象に残る小説

全てのストーリーが興味深く読む手が止まらない。何と形容したらいいのかわからない気持ちにさせられた。ノワール文学とでもいうような作品集であった。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.210
(4pt)

独特の雰囲気と読後感

11篇からなる短編集、ドイツ人刑事弁護士が書いた独特の雰囲気と余韻のある読後感を持たせて
くれる作品集だ。決してミステリーや推理小説という分野の作品ではない。現代ドイツ社会を描いた社会派
小説などと大上段に言うのも憚れる。主人公の「私」は、弁護士(つまり著者の職業)であり自分が弁護を
経験した事件を取り上げる形になっている。「犯罪」といっても色々な事件があり、加害者も被害者も
千差万別だ、社会的事情も様々、同情すべき犯罪もあれば、全く反対のケースもある。そういった様々な
「犯罪」を描きながら、著者のセンスであろう、温かいような、それでいて客観的な描写。解説で知ったが、
この11篇のすべての作品には林檎が出てくる。と言って、林檎がテーマというわけではないし、別に示唆的な
意味合いがあるわけでもない。著者の筆力であろうが、1つの作品を読み終えると、次は何を書いてくる
のか、興味津々でページをめくらせる。また、この著者の本が読みたくなるのは私だけではないと思う。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.209
(4pt)

独特の雰囲気と読後感

11篇からなる短編集、ドイツ人刑事弁護士が書いた独特の雰囲気と余韻のある読後感を持たせて
くれる作品集だ。決してミステリーや推理小説という分野の作品ではない。現代ドイツ社会を描いた社会派
小説などと大上段に言うのも憚れる。主人公の「私」は、弁護士(つまり著者の職業)であり自分が弁護を
経験した事件を取り上げる形になっている。「犯罪」といっても色々な事件があり、加害者も被害者も
千差万別だ、社会的事情も様々、同情すべき犯罪もあれば、全く反対のケースもある。そういった様々な
「犯罪」を描きながら、著者のセンスであろう、温かいような、それでいて客観的な描写。解説で知ったが、
この11篇のすべての作品には林檎が出てくる。と言って、林檎がテーマというわけではないし、別に示唆的な
意味合いがあるわけでもない。著者の筆力であろうが、1つの作品を読み終えると、次は何を書いてくる
のか、興味津々でページをめくらせる。また、この著者の本が読みたくなるのは私だけではないと思う。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368
No.208
(2pt)

週刊誌の脚色犯罪ルポみたいな小説

本屋大賞から手に取ったが、ウーン…。
こんな酷い事を私は色々見てきて〜と言ったオッサンの自慢話に近い。大衆の興味をそそる様な人の不幸や残酷な犯罪話を色々面白おかしく紹介しつつ、自分は常に安全圏から見下ろす、と言う視点に段々辟易してくる。
また善悪があまりに分かり易すぎるのにも疑問を感じる。一番初めの話、殺された妻側にも視点があったろう。徹頭徹尾彼女は殺されて仕方ない様に描くやり方は、勝てば何でもいい弁護士、常に弁護する側を利する見方しか出来ない視点の限界の様に感じられて…。
全体的に読めば読むほど飽きてきて、途中で脱落。
文章描写はとても美しく、抒情的でそこだけは良かった。
犯罪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 犯罪 (創元推理文庫)より
4488186025
No.207
(2pt)

週刊誌の脚色犯罪ルポみたいな小説

本屋大賞から手に取ったが、ウーン…。
こんな酷い事を私は色々見てきて〜と言ったオッサンの自慢話に近い。大衆の興味をそそる様な人の不幸や残酷な犯罪話を色々面白おかしく紹介しつつ、自分は常に安全圏から見下ろす、と言う視点に段々辟易してくる。
また善悪があまりに分かり易すぎるのにも疑問を感じる。一番初めの話、殺された妻側にも視点があったろう。徹頭徹尾彼女は殺されて仕方ない様に描くやり方は、勝てば何でもいい弁護士、常に弁護する側を利する見方しか出来ない視点の限界の様に感じられて…。
全体的に読めば読むほど飽きてきて、途中で脱落。
文章描写はとても美しく、抒情的でそこだけは良かった。
犯罪 Amazon書評・レビュー: 犯罪より
4488013368