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破裂



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【この小説が収録されている参考書籍】
破裂
破裂〈上〉 (幻冬舎文庫)
破裂 下 (2) (幻冬舎文庫 く 7-3)

破裂の評価: 3.93/5点 レビュー 69件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 61~69 4/4ページ
No.9:
(4pt)

テーマがすばらしい

テーマが非常にすばらしい。超高齢化社会へ世界で始めて突入するだろうこの日本をどのように変えていくべきなのか。単に延命を最優先する今の医療が、日本、そして、個人にとっても本当に必要なものなのか。そんな現在の医療体制とその進化に一石を投じた小説だと思う。ラストシーンに著者のそういった複雑な想いが現れているようにも感じた。残念なのはそのストーリー展開の中、途中失速するようなシーンが見え隠れしたこと。中盤あたりで登場人物の心理描写とそれに伴う行動が現実離れし始め、心情的に理解できないシーンもいくつかあり、多少の興ざめの感は否めなかった。全般的には医学の専門化だけあって、非常に説得力のあるテーマであり、内容になっていると思う。日本の国益の中にある高齢化という問題と、既に向かいつつある自分自身の老化とその死に対してという個人的問題を、この本を読むことで本当に考えさせられた私がいた。
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.8:
(4pt)

麻酔科医としても

かなり興味をそそられた。同じ医局の友人の間でもいろんな意味で評判になってます。社会問題となっているさまざまなテーマ、たとえば高齢者問題、医療費問題、医療過誤の問題、麻酔科医の薬物中毒問題などがもりこみすぎ?とも思えるほど詰まっています。
最終的なストーリー展開はありふれているかもしれないけど、読ませる力がありました。
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.7:
(4pt)

読売新聞で大々的に宣伝していた

最近の医療報道で4例の患者さんたちは他の病院で手術を受けていたら助かったのだろうか?
読売新聞の報道は事件化からスキャンダル化の方向に行っているように思えます
一面→社会面→論点(専門家の意見)→三面(スキャナー:皆が問題にしているように書く欄)→社説(まだ見かけないのは個人攻撃になるのを恐れているのか?)→他社週刊誌での報道→第三者調査委員会への家族からの批判
まだ読売新聞には手持ちの爆弾はまだありそうだ
私にも行間から読み取れる手持ちの駒が見えてくる
→そして→大々的に「破裂」を宣伝
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.6:
(1pt)

テーマはいいのにね

テーマはとてもいいと思うのですが、小説として、最後の最後まで、いろんな箇所で疑問符が湧くのを止められなかったでした。一応ノンフィクションじゃなくて、フィクションで深刻なテーマを扱っているのだから、やっぱりフィクションとしても、きちんと形を成して欲しかったです。で、結局、主人公は誰だったんだろう?誰か教えてください。
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.5:
(5pt)

一気に読んだ

2段組で450ページもある。買おうかどうしようか、書店で手に取った時、ためらった。でも、いったん、読み始めたら、止められなくなった。面白い。とにかく、面白い。ぐいぐい、ストーリーに引き込まれ、ラストまでたどり着いた時、我々は、来たるべき高齢化社会に対して、切実な問題をつきつけられる。読後、心の中に、ザラリとした感触を残す未来図は、絵空事ではないのだ。
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.4:
(4pt)

「人の命は地球より重い」か?

「医療過誤」「延命治療」「安楽死」‥。現代の医学界が背負う難問に挑む好著。少子化と高齢化が進むこれからの医療のあり方については、心安らかに最後を迎えるための終末医療が有名だが、実際この本に書かれているようなことが行われたら、私も希望するかもしれない。終末医療から一歩踏み込めば‥と思うと、ありそうな設定だ。社会的倫理と自我、医者にとっては職業的倫理のなかでの葛藤も説得力がある。まさか、と思うテーマをうまく現実味と臨場感をもたせている。同じ医療のテーマで箒木蓬生の「エンブリオ」が生命の誕生を扱っているのに対し、本書は終末を扱っているのが対照的で興味深い。しかし、全てに収まりをつけてしまうエンディングには甘さを感じる。今後、期待の新星として箒木にせまる作家に育って欲しい。
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.3:
(3pt)

「長生きする事は、本当に幸せなのか」を問う

医療ミスに関する裁判と、超高齢化社会を打開する「計画」を絡めた、スケールの大きな内容。「計画」には現在の医療方針への疑問が書かれているが、たかがフィクションと一蹴できない重みを感じる。専門用語はそれほど多くなく、文章は平易で読みやすい。
ただ主要登場人物の中ですぐに興奮したり、軽率な行動に走る者がいる事は、話の緊迫感を削いだ。さして魅力的と思われない人間が人望を集めていたり、キャラクターの描写に疑問は感じる。
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.2:
(3pt)

中途半端

新聞広告につられて購入.どうなるのか,どうまとめるのかを楽しみに一気に読んだ.面白いか面白くないかと問われれば,面白かった,と答えるが,作者の筆力が扱うテーマの多様性に追いついていない感あり.あれもこれもと詰め込みすぎて,終盤ばたばたと問題が「解決」していく.高齢化社会の問題への提起を試みており,極論的な解決方法を提示しているが,絵空事を超えられてはいない.各キャラクターもかなりパターン化している.むしろ漫画化したほうがよかったのでは.
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984
No.1:
(3pt)

少し平板かも

~書店で立ち読みして結局購入しました。
導入部は非常に興味をそそる感じで描写も的確で著者は医者だと思いましたが果たしてそうであるようです。
中盤から少し平板になってきました。
日本の医療問題とかを織り込んでいるのでしょうがそれよりももっとミステリーの部分を強調した方がよかったような気もします。
医療というか医学の世界を知らない人には~~この世界の一端を知ることは出来ると思います。~
破裂Amazon書評・レビュー:破裂より
4344006984

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