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絆回廊 新宿鮫Ⅹ
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絆回廊 新宿鮫Ⅹの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 21~40 2/3ページ
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主要人物に重大が変化がある節目の作品です。いつまでも続けて欲しいシリーズ。 | ||||
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やはりその時は近づいている。 何事にも節目はくる。 次回作かその次で完結となるのではないか。 それ以上続けたら、名無しのオプやスペンサー、下手したら黒豹になっちまう。 気になるのは、鮫島が課長になるの?新たな上司が着任するのか…『毒猿』の荒木、また出してくれないかなー、結構好きなキャラクター。 いま演じるとすればだれか‐異論はあるだろうが西島秀俊とかだめ?鮫島は元々キャリアのエリートなんだから、それなりのインテリジェンスが必須という観点で選んでみました。 | ||||
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なんとなくこれで大団円?と思いながら読み進むと… ずっと読んでた人には涙なしには読めなくなります。 | ||||
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久しぶりのシリーズ第10作目だが、さすがに面白い。22年の刑期を終えて出所した伝説のアウトロー樫原。彼と中国人の妻との間に生まれた永昌、彼と関係する残留孤児が集まった愚連隊組織「金石」、そしてその樫原に逆恨みされる鮫島の上司桃井。そういった人間模様の中で、凄まじい暴力の世界が描かれる。今回の作品の特徴は、今までシリーズを支えてきた準主役的キャラクターの桃井が死に、鮫島の恋人昌も薬物事件に巻き込まれて、鮫島との関係を清算せざるを得なくなることだろう。今後の作品の展開においてマンネリを避けるべく作者が敢えて取った作品の「リストラ」かも知れない。樫原の存在感はすごい。シリーズの中心的作品である「毒猿」に出てくる台湾人暗殺者を彷彿させる。彼を慕うオカマである笠置の存在も、この作品の語り部的役割も果たしながら、大きな存在感を示す。このシリーズの大きな特徴である登場人物の内面的な深さも含めて非常に人間性が丁寧に描かれているということは、この作品でもより顕著になっている。次回以降のこのシリーズがどう展開するか楽しみだ。 | ||||
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いつまでも新宿署にいることができないだろうが、ずっとこのまま捜査に当たって欲しい。 | ||||
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大変状態の良い美品で安価で感激致しました。有難うございました。 | ||||
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楽しく読ませて頂いています。 古本は着払いで送ってもいいですか? | ||||
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新宿鮫シリーズは何時も面白い。今回は、単行本を持っているのに、間違ってkindle版も買ってしまいました。単行本なら違いがよくわかるが、電子ブックは気を付けないと同じものを買ってしまうかも? | ||||
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新宿鮫は、全て読みましたが、その中でも2番目に良かったと思います。(ちなみに1番はやはり最初の新宿鮫) ですが、なんで桃井課長まで死んでしまうのか、今後どうなってしまうのか?不安で次回作を楽しみに待ってます。 | ||||
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他の皆さん同様、1作目からのファンです。私の感じでは「灰夜」あたりがかなりダレていた感じで、そろそろ新宿鮫もなまったかな、と思っておりました。しかし「狼花」で再び虜となり、「風化水脈」「鮫島の貌」と読み進め、10作目の本作、私は初めて泣きました。皆さんはなかなか厳しい意見が多いようですが、私は本作は「毒猿」に匹敵する最高の一作、と言っても差し支えないと思います。 まず「風化水脈」以降の各作品は、全て、「中国」を中心とする外国勢力が大きく影響しています。これはいまの世情を着実に反映していて納得感が大きい。今回もその流れを踏襲しつつ、残留孤児に焦点を当て、それと過去のしがらみを絡めたのは誠にもって炯眼と言ってよいと思います。過去の真壁、間野に相当する軸となる悪役や女性がおらず、そこの物足りなさはありますが、今回の悪役はあくまで過去のしがらみの象徴として、また一連の事態の引き金として登場しているので、違和感はありませんでした。 何よりも、これまでの支えであった桃井、晶との絆が危機にさらされる中、鮫島がたった一人となっても警察官としての職務を全うしようとする姿勢には心打たれるものがあります。桃井や晶とのやり取りは、一見淡泊にも見えますが、その前後の鮫島のたたずまいから、彼の心の葛藤は行間から溢れていると感じました。そして、その心の葛藤から感傷的になった鮫島にあの香田が言います、「昔のお前なら、それが誰であろうと、警官の命を守るためなら、つっぱったのじゃないか」、皮肉にも生涯の敵ともいうべき香田からの言葉で鮫島は自分を取り戻すのです。 ここから最後まで畳み掛ける流れは見事というしかありません。桃井は最後まで、人知れず、しかし最も勇敢な一人の警察官であり続けます。それを必死に守ろうとする鮫島。その行動がついに新宿署の上部をも衝き動かす。最高に感動的な場面を作ってくれたと思います。 再び孤独を極めた鮫島がどうなっていくのか、次回作も大いに期待したいと思います。 | ||||
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新宿鮫シリーズ1作目が出版され、それを読んだのは25歳のときだった。 あれから21年。46歳になった。 このシリーズはどの作品も素晴らしい。 登場する人々の人生を描くことによって、それに関わる人々の人生もくっきりと描く。 これはなかなか出来ることではない。 大沢在昌の圧倒的な筆力を感じる。 このシリーズは警察小説であることは当たり前なのだが、 事件や犯罪の謎解きや犯人探しを楽しむ作品ではない。 関わる人々の人生を味わう作品なのだ。 文頭に戻って、年を重ねてきてやっと解った。 生きることの尊さ、重さ、悲しみ、切なさ。 大切な人や誇りを守るための勇気と強さを持ち続ける難しさ。 それらすべてがこの作品に凝縮されている。 薄っぺらいという意見があったが、視点を誤っているだけではないだろうか? そのようなコメントをした方々も年を重ね、いろんな体験を経ることで、 この作品の素晴らしさが解るときが来ると思う。 次回作も期待していますよ、大沢さん。 | ||||
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犯罪は、この数年間で、現実の方が小説の設定を追い越してしまっている。 というか、幾重にもウォールが張り巡らされ、高度に複雑になった犯罪を、人物の心模様を描きながら核心に迫っていく小説は、もはや追い切れなくなっているのではないか。 今回も、あれ以上、登場人物を増やしたら、筋を追うのが麻生幾の小説並みに難しくなってしまう。 「犯人が薄っぺらい」的な、この小説のレビューの数々を見て私が感じたのはそんなことだ。 新宿鮫はあくまで鮫島が主人公。 今回は、月日が経ち、人間が歳を重ねることの切なさ、残酷さがテーマだったのだろう。 「絆」と言われるつながりの中で、あらゆる舞台の状況が変わり、主役が交代している。 刑務所から出てきた犯人と、その息子。暴力団の親分と、当時の下っ端…。 自分は人生の主人公でいても、いつまでも社会の主役ではいられない。 歳を重ねた鮫島は、相手の気持ちや立場を思んばかるだけの経験を蓄積する一方で、刑事としての注意力が鈍り、桃井を失う。 そして晶は、スターダムにのし上がった故に狙われ、鮫島の元を去らざるを得なくなる。 理不尽としか言いようがないが、これも個人ではどうしようもないことだ。 大切なものを様々な形でもぎ取られていく、鮫島の切なさ。 この喪失感は、何かを失った者でないと共感できないだろうと思う。 そんな中で、ずっと社会からはみ出した存在として生きてきたトシミは、思いを遂げて幸福感に包まれる。 これを救いと言ってよいのかどうか。 あまりに小さな幸せなだけに、分からない。もっと人生経験が必要なのだろうか…。 | ||||
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新宿鮫シリーズでは、ノンストップで疾走する『毒猿』と、丹念に登場人物の心情を描き込んだ 『風化水脈』が好きだ。対極にある両作品だが、徹底しているところが私を惹き付けた要因だと 思っている。 シリーズである以上、どうしても大好きな両作品と比較してしまうので、「絆回廊」はそれより 落ちる位置づけになってしまう。10作目ということで、かつてない大きな転換となるエピソード が織り込まれているものの、内容全体としては中途半端な感は否めない。 しかしながら、次回作ではどうなるのだろう?という含みをこれほど持たせたものは今まで無い。 まさかこのまま二人の関係がフェードアウトということも無いだろうから、次回作にはその辺り を、きっちりと描き込んだものを期待したい。 | ||||
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桃井さんが亡くなったけど新宿署の人達が鮫島を独りではないとゆうことや、認めていると伝えてくれたことが嬉しかった。他の方はイマイチだったようですが、私はとても良い作品だと思いました。 | ||||
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満点を付けないのは、あくまでもこのシリーズにはこの上があるはずだと思うし、過去にもあったから。 でも、十分に楽しんだ。 読みながらほろりと来たなんてことは何年振りだろう。これこそがシリーズものの醍醐味だと思う。 泣けるサスペンス。 今作では、僕は泣きました。 展開がやけにすいすい進むので、重厚感は少し無いけれども、それでも、これは確かに「鮫」だった。 僕の好きな「鮫」の物語だった。 でも、もし、新宿鮫のこれまでをあまり読んでないのだったら、もったいないからこの作品は後に取っておいた方がいい。 ずっと読んで来てここに至った時、泣けるんです。 たとえば、副署長のあの言葉などに。どんな言葉かって? 是非、読んで共感して下さい。是非。 | ||||
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新宿鮫シリーズ10作目となった「絆回廊」は、良くも悪くもシリーズのターニングポイントとなる作品になったと思う。 これまで鮫島を支えてきた二本柱を取っ払ってしまうという作者の判断には、寂しさと不満を感じる読者も多いのではないだろうか。 ただ、鮫島が33歳で新宿署に着任した当時、退官までまだ10年あると言われていた桃井警部の退官がいよいよ間近に迫ったと言うことは、それだけ鮫島自身も年齢を重ねたということに他ならない。 晶の年齢についてははっきりと書かれていた記憶がないが、二人が出逢った頃、20代前半だったとすれば、彼女も充分すぎるほど大人の女の年齢になった計算になる。 シリーズ初期の頃の関係のまま、これ以上話を進めるには無理があると判断し、作者はこの作品で鮫島を取り巻く環境に思い切ってリセットをかける道を選んだのだろう。 前作の「狼花」が少々生煮え感の残るできだったのに較べ、今回の「絆回廊」は話の厚みも緊迫感もたっぷりでとても面白かった。 だが、犯人の樫原が二十年以上も抱えていた「恨み」については、少々こじつけの感が否めなかったのが残念だった。 ここがきっちり納得できないと、話の展開に不満が残ることとなってしまうので、もう少し詰めて書き込んで欲しかったと思う。 少々尻切れトンボ気味のラストともども、今後の展開に期待して続編を待ちたいと思う。 | ||||
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おもしろかったです。 いくつもの筋が絡み合い徐々に緊迫が高まってゆく見事な構成。蘊蓄とドラマ部分のバランスもよく(大沢作品はどっちかに偏ることがあり、そうなるとぜんぶ読むのがつらい)、新宿鮫シリーズぜんぶは読んでいませんが、完成度という点ではかなり高いのではないでしょうか。 ああ大沢在昌の雰囲気に浸りてーという気分の夜に手に取って間違いのない一冊。 それにしても今後どういう展開になるのか、、、。 | ||||
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冒頭のモノローグで長期刑を終えた人物が、自分と妻子を裂いた警察官の殺害を企てているのが判り、やがて鮫島が知ることになる。 そして話は暴力団から、「金石」という警察をも怖れないグループが絡み、タイ、カンボジア、中・朝国境の麻薬ルートを織り込みながら目まぐるしく場面展開していく過程で、個性ある登場人物たちが躍動する。 そこには予期せぬ人物も現われ、鮫島は勿論だが、桃井の存在感が際立ち興味津々なのだ。 とはいえ、3/4辺りまでエンジンを全開させずに引っ張っていく所作は、その後の怒涛の100頁で充足された感はあるものの、重要人物の退場は惜しすぎる。 だからこそ、藪や取分け、印象の薄かった署長や副署長の科白に目頭が熱くなるのだ。 そして、かつて一匹狼だった鮫島を、ここへきて署員全員が絆回廊の中心に位置付けるようになり、新宿鮫の新たなスタートが始まる、と信じたい。 | ||||
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一気に読み終えた。 この至福の時間を与えてくれた作者に感謝する。 そして、また鮫島に会える日を楽しみにしている。 | ||||
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あっというまに10を読み終えた。4ヶ月くらいかかったがシリーズすべて10冊読み終えた。やはりこの作品は1−9を読んでから読むのが絶対にいい。9までの積み重ねがいたるところに潜んでいる。これは読んだ人にしかわからない。さすがに節目の作品だけあって読み応えがあった。他の人のレビューでもたくさんネタバレがあるのだが、本当に楽しむためには絶対に事前にレビューを読んではいけない。このレビューもしかり。 個人的には一番大切な脇役を失ってしまったと感じる。そこのところは本当に残念。その人に代わる、匹敵するキャラはもう生まれないのではないかと本当に思う。このあとの新展開に期待。きっと新しい新宿鮫が生まれることと思う。 | ||||
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