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Rommy



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Rommyの評価: 4.25/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

細部の作りこみがものすごい

設定や世界観などが作りこまれ、楽曲の歌詞、アルバム名、構想メモ、ノート、ランキング、評論なども含め本当に実在したアーティストの伝記というかドキュメンタリーというか、ノンフィクションと錯覚さえしてしまうかのような物語です。本格ミステリとしてはそれほど魅力的な謎があったり連続で山場があるわけではなくちょっと冗長、密室トリックの解明も言葉だけではややわかりにくい感じがしましたが、物語の根幹にある衝撃的な真相にまつわる伏線は、早い段階からそこかしこに散りばめられており見事でした。タイトルの意味も終盤でなるほどと思わされますし、深いテーマでした。これを95年に発表されたことはすごいと思います。ただひとつ非常に不満点があり、これは著者の責任ではなく出版社の問題ですが、ある登場人物の名前の表記が完全に間違っている部分(似ている漢字の誤植)が1箇所があり、え?これは誰?あの人とは別人なの?まさかこれ、叙述トリックものなの?と思ったら結局全然関係なく、ただのミスプリだったことです。これは活字ミステリにおいて絶対やっちゃ駄目なミスでしょう!
Rommy―越境者の夢 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:Rommy―越境者の夢 (講談社文庫)より
4062637839
No.1:
(3pt)

万華鏡をのぞく

天才的歌手、ROMMYをめぐる人間たちの考え、行動が生なましく、黒い感情や汚い部分、色んな思惑によって一つの偉大な才能が消費されていく・・そんな中、ただ純粋にお互いを思いやる気持ちが余計に切ない感動を誘います。
ただ、作中容疑者となる人物の行動の動機については、昨今の報道や刑事ドラマなどの氾濫の中では若干違和感を感じました。そこに納得し切れなかったので☆3つです。
Rommy―越境者の夢 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:Rommy―越境者の夢 (講談社文庫)より
4062637839

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