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(短編集)
町長選挙
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町長選挙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 101~120 6/7ページ
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最初の三部は対象人物がはっきりしているので、初めて伊良部シリーズを読む人にとっては最適の一冊だと思います。タイトルの「町長選挙」あいかわらずの伊良部先生でしたが、「インザプール」「空中ブランコ」を経験?している患者?にとっては、もうちょっとパワーが欲しかったと思います。伊良部先生に期待する人にとっては最初の三部は刺激が少なかった(まあ、そこまで伊良部先生におかされている証拠でもあるわけで)と思います。空中ブランコを飛ぶパワーを期待しているのです! | ||||
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これは、町長選挙で町のおばあちゃんが言う言葉です。最初の3編はいつものように面白かったけれども、最後の町長選挙は、何かこの一言でジーンときました。前作にくらべると、ハチャメチャさは、減速した感じはしますがその分、もっと現実の人間の心に近い話になっているのではないかなと思いました。とにもかくにも、読んだ後、不思議と元気になり、そんなにクヨクヨ考えても仕方ないかと明るく社会に出ていけるような気がします。 | ||||
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伊良部一郎ファンの私は難しい事は考えずに「アハハ。オホホ。」と 一気に読み終わってしまいました。 何とな〜く今が旬のストーリーをサラリとやさしく表現しているこの作品は気分をリセットするのには最高です。 複雑すぎる現代に単純明快な伊良部先生は必要だな〜ってつくづく思いました。 次回作も心待ちにしています。 | ||||
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やっぱり、伊良部先生には癒されますねぇ。 悩みをかかえるのが、本当につまらないことに思えてしまう。 読んでみれば「あのヒトのネタ」とすぐにわかってしまうくらい、オープンな?本です。 世の中をちょいと皮肉って、それでいて納得の含み笑い。 「カリスマ稼業」は、美容でお悩みの「貴女!」ぜひお読み下さい。 | ||||
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どこかの新聞社の某取締役や宝塚出身の某女優なんかを細心の皮肉をこめてどうにか誹謗中傷にならないギリギリのところで描いてる気がします。もともとこの作品の根本がそんなところにあったりするのであたりまえかもしれませんが・・・ 最新刊が出たと聞いて速攻で買いに走りましたよ。 まだほかの作品を読んでいない方、人生の1/3は損してますよ。 とにかくこのレビューを読んだ人、すぐに本屋に走りましょう。個人的に伊良部三作品の中では空中ブランコがお勧めです。 できれば他の奥田作品も読んで欲しい。 | ||||
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やってきました伊良部お笑い劇場。伊良部一郎があらゆる人物と繰り広げる絶妙な漫才、洗練された医師コント。笑って下さい、心ゆくまで。 今回は、某新聞社会長・某プロ野球球団元オーナーのあの人物をモデルにしたと思われる“ナベマン”が「死」からくるパニック症候群だったり、某IT企業元社長のあの人物をモデルにしたと思われる“アンポンマン”が平仮名アルツハイマーだったり、某元宝塚女優のあの人物をモデルにしたと思われる“白木カオル”がアンチエイジングという強迫観念に悩まされたりして、伊良部のもとを訪れる。そして、いつものようにミニスカ看護士のマユミちゃんに注射を打たれ、伊良部のアホさ加減に振り回されながらも、心に巣くう不安は次第に取り除ぞかれていく。 そして表題作となっている「町長選挙」。贈収賄は当たり前という両陣営の激しい選挙活動が有名な東京の離島、千寿島。そこの役場に出向となった宮崎。どっちつかずの宮崎は両陣営から強引に仲間に引き入れられ、スパイにされ、いいように振り回されていた。そこに、2週間限定の島医者となって現われたのが伊良部とマユミ。宮崎や島民は伊良部に振り回されながらも、結果的に事態は好転していく。 表題作以外では伊良部の影が薄く物足りなさも感じたが、伊良部の傍若無人ぶりにさらに拍車がかかり、今回も面白かった。 | ||||
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開始14ページ目にして爆笑してしまった。 前ふたつと違い、今回の作品にはモデルがいる。しかも読んだ瞬間にわかる。それは同じことばかりじゃなく、新たなる試みの一つなのだろう。同じことばっかしててもしゃあないし、いつまでも伊良部のキャラだけじゃもたんやろしな。 ただ、伊良部のところに行く理由がちょっとだめだなぁ。なんかあきらかに作ったって感じがする。 笑えるって意味の面白さだけなら前回の空中ブランコの方が上だろう。でも伊良部が好きなら読んどけ!おれは一日で読破したが。 | ||||
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伊良部センセイ・シリーズ第3弾。ところが今回は前2作とはやや趣を異にする。明らかに特定できるモデルや事例を素材にしているのである。新聞や雑誌やテレビを賑わせたような有名な事象ばかりである。 ワンマン社長、IT長者、人気女優、そして離島の報復人事を前提とした骨肉の選挙戦。いずれも、なんと世の中には不思議な出来事が起きるものよと、感心した事柄である。事実は小説より奇なり…なんていう言葉がぴったりしたことも多い。 しかし、だとすると、奥田の仕掛けのイヤらしいこと。小説より奇なる事実をネタに小説を書いたのならば、これ以上ないほど珍奇で面白い物語になる理屈である。 というわけで、本作は論理的にも面白さを証明できるのです。チャンチャン♪ | ||||
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この本は抜群に気持ちをリフレッシュさせてくれる。その点で読む価値がある。今回は伊良部医師シリーズの第三作目で、伊良部医師の素っ頓狂な受け答え、言動にはっとすることはなくなってきたが、その言葉遣いなんかのちょっとしたところに、くすっとさせられる。 僕自身は1話,2話が好きだ。 あと、今回からは看護婦のマユミのキャラが立ってきたのが印象深い。今後の彼女自身を主人公にしたストーリが出てくるのではないかと期待している。 | ||||
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奥田英朗vsナベツネ。 これだけで、もうワクワクしてきませんか。 やっぱり、プロ野球好きの作者だからこそ、描く必要があったんでしょう。 ラストについては、肩透かしもありましたが、 実在のモデルもあるので、ソフトランディングはしょうがないでしょう。 他のIT社長も、女優も、選挙のバトルの長も、すぐに実在のモデルが浮かびますが、 全てに共通することは、全員が”愛すべきキャラクター”、という点です。 それは、某楽天の社長や、他のマスコミの社長を比べても分かると思います。 彼ら、彼女らが如何にメディアの中で、洋々と泳いでいるかが良く分かります。 そこに目を付け、実は苦労してるんだよなあ。 と、温かい目で見守っている奥田英朗も面白いと思います。 私もブラウン管の中でチェックしている人が、多々おりまして、 武部幹事長、政治評論家の三宅久之、福沢朗アナなんか、 いい素材だなと思っています。(実はとても無理してる?) | ||||
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映画化された「イン・ザ・プール」、直木賞受賞作の「空中ブランコ」に次ぐシリーズ第三作。 相変わらずの「迷医」ぶりを発揮する精神科医伊良部の活躍が楽しい。どこか抜けているようで、ツボをついている彼の発言、行動が、読者を楽しませてくれる。 一年ほど前世間を騒がせたプロ野球の1リーグ制問題の主役「ナベマン」を描いた「オーナー」や、放送局の買収問題の「安保貴明」の「アンポンマン」は、今までのこのシリーズの雰囲気を引き継いでおり、その茶化し加減が面白い。実際の事件の模様を思い出し、それをギャグにしてしまう処理の仕方に、思わずほくそ笑んでしまう。 この本を読んでいれば、伊良部医師でなくとも、精神病はどっかへ行ってしまいそうである。 | ||||
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明らかに誰だかわかる人がモデルになっているので、想像力がいまいち制約されてしまいます。すごくよく似ていると感心はでき、さすが奥田さんとは思いますが、キャラに毒がありません。そこへいくと、たぶんモデルがない表題作は秀作です。これが伊良部だっていう感じです。 ところで、このシリーズの魅力は、伊良部みたいに暮らしてみたいと思わせることではないでしょうか。あんな気ままに生きることができたら、幸せかどうかはわかりませんが、少なくとも不幸ではないでしょうね。 | ||||
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おもしろかったけど。 前作を読まないと楽しめないと思いました。 レギュラーのキャラクターの性格などが周知であることを前提に書かれている感じ。 後、私の近所の本屋さんに積んであった本はすべて上辺の裁断がぼろぼろで「これが商品か?」と驚きました。 背表紙は糊が、はみだしてるし。 カバーはずしたらかなり汚かった・・・。 | ||||
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伊良部と看護婦マユミちゃんが健在! パワーアップしていて、「ありえな〜い」と思いながらも、くすくす笑えます。 が…実在のモデルがあまりにも強烈な人たちなので、頭に浮かんでしまって、 伊良部ワールドに入り込むのに邪魔になりました。 それが残念ですが…次作に大いに期待を込めて! | ||||
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前2作に比べると伊良部の伊良部らしさは幾分うすれたものの、相手役がどれも仮名を用いているが誰の事かすぐわかるので、キャラが立っている。誰でも心に持つ精神病理をあくまで病的でなく明るく描いているのでサクッと読めて読後感が明るい。タイトルの「町長選挙」は伊良部以外の人の心の動きが鮮明で、選挙の解決法に思わず拍手。 | ||||
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偶然見つけ、1日で読んでしまいました。前2作と同じく、滅茶苦茶な精神科医、伊良部の自己中ぶりは変わりません。もちろん短編集なので、前2作を読んでいなくても(忘れていても)、充分楽しめます。 けれど、“イン・ザ・プール”のような、完全に脱力したキャラクターたちが醸し出す、独特な雰囲気の切れ味は落ちたように思います。どちらかというと、プレッシャーに負けそうな人たちがそれぞれ自分を再発見する、という流れ。 それでもこの作品を読むと、自分の悩みがどうでも良くなるのは事実。新しい環境が始まりだした春が終わり、いよいよ憂鬱になってしまう梅雨までに、またこの本を読み返してしまうと思います。 | ||||
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笑えます。あっという間に読めます。最後の、「町長選挙」は、「県庁の星」をディフォルメした感があります。それら以外の作品は、是非、ドラマ化してほしいと、思いました。 | ||||
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4編のうち3編は、有名人をネタにしている。 ナベマン、アンポンマン、白木カオル。 現実の人々を想像しながら読むと、また、面白い。 ただ、今までよりも、目からウロコというか、心がスッキリするというか、そういう痛快!な部分が、もう少しかなあ、とも思う。 面白いけど。 マユミちゃんが、どんどん過激になっていく気がする。 シリーズ次作が楽しみ! | ||||
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読みました!たったいま読み終わりましたよ!いやぁ〜、相変わらず伊良部先生は最高ですな、うん。馬鹿でうよ、ホント。それなのにたまに的確なことを発言したり、不思議な人物である。イン・ザ・プール、空中ブランコ読みましたが、今回の町長物語はすごかった!少し前のニュースでお騒がせした、プロ野球オーナーに似た人物の話があったり、いまや獄中の人である、元IT会社社長に似た人物の話がありで、こんなの書いていいの???と、思わず考えてみたり… まぁとにかく笑えます。電車等、公共の場で読むと怪訝な顔を向けられちゃうかもしれません☆ 今回はマユミの人間的な部分が増えて(なぜか金のタライをもっているが…伊良部の監視か?)色っぽさも増しています。ぜひぜひ一度読んでみてください! | ||||
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シリーズ3冊目。期待を裏切らない面白さに一気読みしました。 とくに1、2,3話では誰でも知っているアノ有名人たちをパロディにした傑作ですね。 ただ、惜しむらくは前2作(インザプール、空中ブランコ)のころよりコメディ部分が強調されすぎているような気がします。 (もっともそれはそれで面白いからいいんですが。) 「シリアスな患者と大ボケの伊良部」という構図が好きなんですが、今回の全4話はなんだか患者たちもヘンに大ボケでドジで愛らしい。 まあ私が求めるのはきっと贅沢な望みなんでしょうね。 とにかくお薦めの1冊です。 | ||||
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