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(短編集)
町長選挙
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町長選挙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 81~100 5/7ページ
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伊良部シリーズ第三弾。 はじめの3話はナベツネ、ホリエモン、黒木瞳と思われる人物が登場し、 それを伊良部がいじるので、なかなかおもしろい。 個人的には1話目のナベツネが最高におもしろかった。 4話目の町長選挙はややこれまでとは異質な作品。 伊良部節はあまりなく、別テーマの話といった感じ。 シリーズ3作目ともなるとさすがにマンネリ化してきたかな、 とも感じないわけではないですが、 安心して楽しめる作品には仕上がっています。 | ||||
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やっと 文庫になってくれました。 4つの話全てが面白かったです。 個人的には カリスマ女優の話が好きかな。 ぜひ、みんなに読んでもらいたい本です。 続編を待っています。 | ||||
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変な精神科医と変な患者の伊良部シリーズも第3弾。今回は短編4作収録。 表題作以外、明らかに特定有名人をネタにしています。まったくいじる気が見られないので、よく取るなら風刺的な色を帯びているといったところ。今までとのこの違いには戸惑うかもしれませんが、流れ自体はいつも通りです。3タイトル目のサッと引く幕切れは「あれ?」と思いつつ、振り返ると味わいが。 そしてラストの表題作が、明らかに今までとパターンが違いまた分量もあるのですが、非常に笑えて一気にラストまで。伊良部の意外な一面が見え、より人間くさいキャラクターに育ったなという感です。 先日文庫が出たのは不思議な偶然ですね。 | ||||
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伊良部先生、相変わらずいい味出してます。 面白かったのですが、モデルが分かる分、先の予測がついてしまって損をしてると思います。 個人的には「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」の方が面白かった! この本の中では、オリジナリティのある「町長選挙」が一番気に入りました。 老人達が伊良部先生に寄せる気持ちが、読者のそれに近いかも。 ただ、途中先生に疲れが見えるところは残念。伊良部先生にはいつも傍迷惑な程 ハイテンションでいてほしいです(笑)。 | ||||
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2006年4月15日リリース。初出はオール讀物の平成17年1月号から平成18年1月号。伊良部+マユミシリーズの第3弾。 今回の作品は限りなく具体的に現実にいる人3人(ちなみに誰が読んでも、渡邉恒雄・堀江貴文・黒木瞳だ)と伊良部+マユミを対峙させるというかなり実験的な試み(そんなにたいそうな物でもないのかもしれないが・・・・)と、別空間へ伊良部+マユミを送り込んだらどうなるか、といった試みに意図的に取り組んだ感じだ。その辺が小説手法にさまざまなアプローチを試みている奥田氏ならではのモノになっている。 本作を読了して感じたのは、人間というのは自分のイメージを創作し、そのイメージに沿って生きようとするモノなのだなということだった。そういう行為というのは人間のような頭脳を持ったものしかしないだろう。それが他の動物には決して生じないようなストレスを産んでいるのだろう。だから伊良部のように自分のイメージを創造しないタイプの人間は疲労しない。だから伊良部は子供のようなのだろう。 見ず知らずでなく、マスコミに多々露出している人たちは『イメージ』の世界の人たちだ。言ってみればそれは彼等が外の世界に向けて発している『偶像』に過ぎない。吉田拓郎の『イメージの詩』の歌詞が頭を過ぎった。 | ||||
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伊良部一郎医師の人気シリーズ第3弾。残念ながらまだ文庫化されていないが、人気ぶりからして時間の問題であろう。本書は従来のテイストに加え、話題性と社会性を盛り込んでおり、伊良部医師もいよいよ表舞台にご登場かという印象を強く与えてくれた。某新聞社の会長兼球団オーナーの威厳ぶりや時代の風雲児と呼ばれた某社社長の人生哲学などを描いた「オーナー」や「アンポンマン」といった作品は、懐かしい感慨めいた雰囲気に満ちている。「カリスマ稼業」もおそらく同様であろう。 話題性を優先する大衆メディアは報道内容が偏重し、十分な論議や総括をすることなく、次なる話題に飛びつき読者の関心を巧みに誘導する効能を有している。むろんメディアのみの責任ではないが、メディアの作用は実に大きい。かつての某IT企業による球団獲得・その後のラジオ放送社買収騒動事件は多くの人にとってすでに「過去のもの」として記憶されているだろう。「時価総額世界一」と豪語された人生哲学も今では嘲笑の対象とみなされているのかもしれない。本書はいずれもそうした主題を「過去の話題」としてではなく、そこに潜む人間の深層心理とともにヘビーな作風というよりは新鮮な趣をもった内容として再生されてくれているような気がした。 とはいえ、そうした話題性・社会性が注目される反面、伊良部の活躍というか存在感が薄くなっているような印象も拭えない。伊良部による患者の症状の治療に対する突拍子もないが核心を突いた発言とともに、奇抜な言動ぶりは相変わらず健在ではあるが、私にはそう映った。伊良部総合病院を離れての初の仕事ぶりを、その離島の「町長選挙」(本書の第4作品)と絡めて描いた作品も、やや腰砕け的なもののように思えた。とくにエンディングは物足りない感じであった。少なくとも『空中ブランコ』所収の作品群を超える出来ではない。次回作への強い期待を込めて今回は「星4つ」としたい。 | ||||
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伊良部先生シリーズの「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」を読んで面白さにすっかりはまってしまい、立て続けに第3作となる本書にも手に取った。 様々な心身症の患者が伊良部先生のところへ訪れる設定は過去の作品と共通だが、従来との相違点は今回の患者のうち4名中3名が実在有名人をモデルにしているところだ。この点に関しては賛否両論があると思うが、個人的には面白く読めた。 一方、タイトル作でもある、町長選挙は今一歩であった。離れ島の過激な町長選挙に伊良部先生が巻き込まれてしまうのだが、設定自体が荒唐無稽なので、さすがの伊良部先生も思うような活躍ができなかった感じがする。このシリーズの面白さは、悩みをかかえた患者が伊良部先生の無茶苦茶な言動に振り回されながらも悩みを解決していく展開にあると思うので、政治のような生臭い世界には相性が悪い気がした。 | ||||
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相手を対等だと思わなければ腹も立たないのである。 なるほどなあ〜と思った作中の文章であります。 | ||||
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相変わらず派茶目茶な伊良部先生。 今回の患者さんは、ナベ○ネさん、ホリ○モン、○木瞳さんと思しき方々。 彼らが伊良部先生にかかるとどんな風になるかと想像して「勝手に」書いた訳だが、伊良部先生にかかれば彼らもこんな風な一面を見せるのではないかと感じて楽しい。 本当の彼らに対する好感度もあがった。 題名にもなっている「町長選挙」本当に狭い社会ではこのような活動が繰り広げられているのではないかな?と思った。 やはりこのシリーズは楽しいです。 今回は看護婦のマユミさん、前作以上の活躍です。いつの間にかバンド活動してます。 | ||||
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奥田英朗の作品が好きだ。 読んだ後爽やかな気分になれるから。 こんなことはありえない。でもいいのだ。小説なんだから。 伊良部医師は相変わらずめちゃくちゃな人で、引っ掻き回したまま去っていく。 「物事、死人が出なきゃ成功なのだ。」 と、バカボンのパパのような台詞を吐いて。 何故か納得してしまう。説得力なんか全然ないのに。 なんとなく元気が出る本だと思う。 | ||||
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あぁぁぁ、すっかり伊良部医師にはまってしまってる・・・。 シリーズ最初の1冊は、「なんじゃ、この医者」って思って、嫌悪感の方が強かったはずなのに。 中編4作品のうち、最初の3作品は実在の人物がモチーフ。 そこまでリンクさせちゃっていいのか? と思う反面で、そんなに現実に頼らなくても、 面白い作品かけるでしょー!! と、作者の尻を叩きたくなりました。 なので、星を1個削ってみた。 | ||||
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ナベツネ、ホリエモン、黒木瞳(だって隠す気なさそうだし)は 相変わらずの大爆笑でした。 表題作は打って変わって伊良部のパワー半減、しかし、私は この町長選挙という作品が一番楽しめました。 サウスバウンドの舞台にも共通するような、全員顔見知りという ような狭い社会。 その中で因習や業に引きずられてしまう、一見弱い庶民を描きながら それで何が悪いと言うような突き抜けたメッセージは、会社を舞台に した別作品にも流れていた作者の通奏低音ではないかと思いました。 他の伊良部作品と同じようにしっかり元気出てきましたよ | ||||
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空中ブランコを読んで期待が大きすぎたせいか、タイトルの町長選挙に 1番 がっかりしました。 伊良部は器が大きくて、なかなかの切れ者! と思っていたので、実はマザコンだったと分かった時には、正直言って 幻滅しました。 他の3話: オーナー、アンポンマン、カリスマ稼業は、実在の人物を 基に書いてあるので、野球、IT長者、若作り女優などに関心がある方 には、きっと 面白く読めると思います。 | ||||
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◆オーナー 実在のモデルがいますねw プロ野球改革をしようとしてたあの方ですw 著者は野球好きだそうで、満雄の意見も支持しておられるようです。 マスコミの卑劣さを挙げておられることからも、なんとなくそれが伺えます。 が、引退を促してもいるので、どっちなんだろうかw 今回も伊良部先生は無神経ですが、身体を張った治療をしてますよv ラストはあたたかい雰囲気で終わりますv ◆町長選挙 これもまた、規模は違えど、 職場ではありがちな派閥が問題になっています。 まじめな良平といい加減な伊良部医師の対比がいいコンビですw これまで看護婦のマユミはいまいちわからないキャラですが、今回の本の中では、だいぶキャラが見えてきます。 そしてこの町長選挙で、好きになりましたv 世の中を達観しているようで、自分を貫き通していますw さんざん引っ掻き回した伊良部先生ですが、結果的にうまくまとめて大団円に! 爽やかな読後感が味わえますv | ||||
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短編集の構成からしては、表題作町長選挙は、内容的にかなり浮いています。 しかし、話の内容は、圧倒的に面白く、伊良部先生は、お約束の楽しい行動をとってくれます。 はっきりいって、この物語を読めただけでも、満足感を感じられました。 他の作品は、有名人物を風刺したパロディであり、作者の優しさ?あるいは大人の事情のために、一歩引いてしまった印象を受けます。 でも、こういう物語は、映像化されることによって違った面白みがあるかもしれませんね。 私は、作家の仕事というものは、水物で常に安定感のある作品を供給することは、難しく、ある程度、波があるものだと思います。 だから、今作には、いまいち共感をもてなくても、次回作以降の伊良部先生の活躍に期待しようという考え方も出来るわけです。 一冊の短編集の中に一作でも、心に沁みるイイ話があれば、私としては満足できます。 だから、私としては、買って楽しめたのですが、みなさんの作品の批判についても、尤もなことだと理解しています。 奥田英朗氏という作家は、とても引き出しの広い方ですので、きっと、伊良部先生は帰ってきます。 気長に次回作を待ちましょう。 | ||||
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初めて話題の伊良部を読みました。前の2作との比較無しでおもしろかったです。娯楽作品。肩の力をガク〜〜〜ッと落として読んで笑える作品でした。 確かに3つの中編はモデルがスケスケではありましたが、それをどう料理するか、楽しめる作品でした。また物語の落としどころも上手だなあと感じました。 町長選挙も楽しかったのですが、選挙に携わったこともあり、ゲンナマで勝負などちょっと短絡的かなあという気がしました。実際の末端の選挙なんかでは実はゲンナマって登場しません。それにかわるこすいようなオマケと義理人情、知恵をどう使うか。こっちの方が面白い気がします。だから棒倒しってのは面白かったです。 さかのぼって前二作を読みたいと強く思わせる作品でした。 | ||||
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有名人をパロってる為か、3作は、患者側が際立ってしまい、伊良部のいい意味での馬鹿らしさが半減してしまっているのが残念です(それなりに面白いのですが) 「町長選挙」は、伊良部らしさがい1番出ていて面白いです。 今でも地方には、ありそうなドロドロ選挙戦に伊良部が、更に火に油を注ぎ・・・・ | ||||
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前作とは趣が異なっているが 著者の作風自体に変化は無いように思えた。 「オーナー」「アンポンマン」は登場人物が実在の某人物に似せていて、かなり風刺的ではあるが 前作の様な伊良部の無邪気な一言に救われるという展開は変わらないので、安心して読むことが出来た。 「町長選挙」は今までの様な明確な病に対処する話では無いので少し違和感があったが 物語が進むにつれて社会的には悪い慣習が、実は生活に欠かせない物であった、という姿が明かされていく流れは この作品らしい不思議な爽快感があり十分に楽しめる内容となっている。 | ||||
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伊良部シリーズとは知らなかったので 読み始めて気がついて得した気分になりました。 今回はちょっと毒がある? 絶対モデルはあの方でしょーっていう著名人シリーズが続き、 さくさく読めたものの・・うーん、ちょっと変わった?かな まゆみちゃん、ちょっと前に出すぎでしょ。 それがいいって人もいるかもしれないけど なーーんかなぁ。。 それでもやっぱり面白かったけど 悩みが解消していく過程もおざなりだった感が否めないな | ||||
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読売渡辺会長、ホリエモン、黒木瞳のみなさんをモデルにしたとしか考えられない3編と、離島に2ヶ月だけ(おとうさんにポルシェを買い換えてもらう条件で)赴任して町長選挙に巻き込まれる一編。 この本から買うのではなく、他ので伊良部ファンになってから読むなら、物凄く楽しめる。これから入っても、ファンになれない。シリーズ物の中の、変り種という感じだ。 いわば、スマップが小学生やおじいさんになってやるコント。釣りバカの江戸時代の一編。カップヌードルの「しょうゆ・カレー・シーフード」以外の変り種。たまにならこういうのもいいか、という感じ。やや書き方が荒いけれども、今の奥田の筆力で、きちんと形にはしている。 ただし、町長選挙は、かなりの傑作で、最後の方には涙が出てくる。 | ||||
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