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ロスト・トレイン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ロスト・トレイン

ロスト・トレインの評価: 4.56/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

良い!!

早くて丁寧、品物もきれいだしオマケの英字新聞もグッド。
ロスト・トレインAmazon書評・レビュー:ロスト・トレインより
4103120827
No.14:
(5pt)

ホラー小説として読みました。

カテゴリ的にはファンタジー?ミステリー?なのでしょうか。自分はホラー小説として読みました。
行方不明になった友達を追う過程と、友達がきっかけで知り合ったガールフレンドとの旅の行程が不気味な空気ですごく良かったです。
魅入られてしまったガールフレンドが徐々におかしくなるのも良し。
個人的にこの小説のおかげで廃線に興味がわいたのでまた書いて欲しいなと思います。
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4103120827
No.13:
(4pt)

雰囲気が素晴らしい!

鉄道の廃線跡をめぐり、失踪してしまった知人を探しにいく物語です。

物語の描き方がとても丁寧に表現されているので読みやすいです。

後半は自分も実際に廃線跡を歩いているような気分になりました。
ラストはハッピーエンドというよりは、少し不穏な空気を残すような感じがしました。もう少し明るい雰囲気で終わってほしかったかな。そこだけが残念でした。
でも全体の雰囲気は抜群にいいです。

平間さんの優しさ、人柄がとても伝わりました。
自分も「ぷらっとほーむ」で平間さんといろいろ話をしたくなるような作品です。
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4103120827
No.12:
(5pt)

こんな小説を読みたかった!

こんな小説が読みたかった! 「小説を読むってこういう感じだよな」っていうイメージを全部実現してくれたのが、この小説。 ロマンがある。 すごくロマンがある!
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4103120827
No.11:
(5pt)

一緒に旅をしませんか?

中村弦さんの『天使の歩廊』で惚れ込んで買いました。この話は読んでいる間、不思議と話の主人公と同じ目線になってしまい、光景を見、音を感じ、振動を感じ、風を感じます。読み終わった後も余韻が残るおすすめの1冊です。ブックカバーを外すと表紙に地図が書いてあり、それを見ながら読み進まれる事を提案します。
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4103120827
No.10:
(5pt)

失踪した老友の行方を追い、日常から非日常へ、手がかり探しから東北の廃線跡へ分け入る若者たち。ワクワクしながら読めた。

数年前に日経の書評で気になって購入したまま転がっていたこの本。
読む本がなくなり、手に取ってみたら。。。あたりでした。
自分がアウトドア好き、吉祥寺・奥多摩に土地鑑があり、盛岡・岩手もトレッキングとかで行ったことがあるので、なおさらリアルに読めました。

奥多摩の廃線で出会って意気投合した主人公の営業リーマン牧村と、定年後をライフワークの廃線歩きや鉄道関係で楽しんでいる平間さんとが、平間さんの吉祥寺の駅が見えるバーで親交を深めてゆく。
駅から「xx線が見える」とか「駅の伝言板で」とかの描写がすべて目の前に「あ、吉祥寺駅のあのへんね」という現実感で浮かんでくる。

なぜ平間さんが列車に魅せられ、乗り続けるのか、廃線を歩き続けるのか、子供のころのぼんやりとした情景が素直に読者の心に入ってくる。「この人は、きっとこの風景に戻りたいんだな」「ここを目指して旅をしてるんだな」という。

主人公は主人公で、実家のあった土地が、再開発で立ち退きを余儀なくされ、なじみのない土地への引っ越しを経験し、なくしたものへの郷愁とも言うべき感情を持ち続けている。

平間氏の来るものを拒まないひょうひょうとした人間性と、バーでの時間は、いつしか主人公の中で大事なものになってゆく。

そんな中、何の前触れもなく、平間氏が失踪し、主人公は平間氏の行方探しに乗り出すことになる。
平間氏の縁で行きついた渋谷の旅行代理店に勤めるもう一人の主人公・倉本菜月と共に、手がかりを探すも、行先は容易には判明せず。
この間、平間氏のテツ仲間を二人が訪ね歩く下りも、彼ら一人一人のユニークなキャラクター描写もあいまって、興味深く読める。
素人の二人が手さぐりで調査する試行錯誤な展開も、しごく自然に感じられた。

物語後半は、ついに行き着いた東北の謎の廃線跡に、二人が実際に踏み込む下りで、迫力がある。
単なるアウトドアでもそうだけど、道なき道を歩くことは、この上なく危険が伴うけど、この点を意識しながら読んだので、「よくこんな大胆なトレイルに挑戦したな」という感覚で、旅行記的にワクワクしながら読めた。

そしてごく一部の人にしか知られず、彼らとて口をつぐんできた廃線の数奇な歴史。

まさしく山の神が棲む深い森の中、一本の鉄路が、半ば埋もれながら、あるいは大木や木の根・蔓植物に守られるかのように、とぎれとぎれに続いている。
明るい陽射しが差し込む中、しかしまったく人気は無い。
時折あらわれる朽ちた駅舎跡。

そして白昼襲ってきたアクシデント、夜の闇に幻のように浮かび上がる列車の響き。
終着駅近くになってついに姿を現した失せ人。
彼の残した言葉と二人の主人公の決断とは。

自分は鉄道趣味ではないんですが、テツ好きな方はもちろん、旅好き・アウトドア好きなすべての方にお勧めする、ワクワク感のある紀行小説、ファンタジーノベルだと思います。
(下手すると、廃線っていうものに一度行ってみたくなりそうな魅力を感じた)
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4103120827
No.9:
(4pt)

不思議な世界に連れて行ってくれます

ミステリーには違いありませんが、事件性はなく、少し暗めの大人のファンタジーといった感じでした。
岩手県が舞台でしたが、あまり地域の描写がなかったので、どこでも良かったのかな?とも思いました。
釜石線のことがちょっと出てきたくらいです。
消える列車の話なので、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のイメージへと導きたかったのかもしれません。
廃線、鉱山跡、岩手・・・と出てくるので、少し前まで「廃線・廃道・廃トンネル」を探検している人のホーム
ページをよく見ていた私には結構馴染み深いものでした。
何とも言えない不思議な世界に引き込まれる本で、この独特な世界にもっと浸りたくて、他の作品も読みたいと
思っているのですが、寡作で残念です。
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4103120827
No.8:
(4pt)

一気に読みました。

同じ作者の別の本も購入しました。現時点、未読ですが、楽しみです。
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4103120827
No.7:
(5pt)

体の中を列車が駆け抜けていく

中村さんの「天使の歩廊」を読んで、すっかり魅了されて手に取った本書ですが、衝撃的でした。
心がじんわりと温められるような読後感が心地よく、自分の体の中を時間列車が駆け抜けていきました。
鉄道ファンでない私にも(いつか廃線をたどる旅に出たい)と思わせるノスタルジックな一冊です。

この作者にはもっともっとたくさん作品を生み出して欲しいと強く感じます。
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No.6:
(5pt)

現実と非現実が交錯する不思議ストーリー

鉄道ファンではないが廃線跡に興味を持つ20代の主人公・
牧村と、学生時代から鉄道が好きで定年後の今は悠々自適に
過ごしている60代の平間さん。世代を超えて馬が合う二人は、
よく飲みに行きます。
 
ある日、平間さんは「日本にはまぼろしの廃線跡があり、
始発駅から終着駅までたどれば、ある奇跡が起こる」との
話をした直後、行方不明になります。
 
その後、平間さんに名前だけは聞いていた旅行代理店勤務の
菜月さん(テツ子)と一緒にまぼろしの廃線跡を探し出し、
草笛線の跡を歩きはじめる、といったストーリーです。
 
鉄道好きな自分にはドストライクな題材・内容ではありますが、
世代を超えた友情、20代男女の恋愛模様、そして何より
平間さんの行き先と草笛線自身のミステリアスさに
徐々に引き込まれるストーリーであり、幅広い方が楽しめる
内容になっています。
 
現実と非現実が入り混じった不思議なストーリー。
ちょっとしたしょっぱさが残るラストも含め、楽しめました。
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No.5:
(4pt)

不思議に心休まる本

最初はなんだかよくわからないなぁ、と思いながら読み進めていたが、結構引き込まれた。あっちの世界とこっちの世界を鉄道でつなげるのはよくあるパターンだが、無理ない感じで嫌味がなくよかった。面白かったです。ありがとうございました。
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No.4:
(4pt)

現代の『銀河鉄道の夜』・二重写しの余情

前半は鉄道マニアの世界から幕を開け、廃線を歩いていた「ぼく」は平間さん、という中年男性と知り合い、駅をみおろすカフェを拠点に語りあいながら、この世界へと導かれます。
 が、突然平間さんが行方不明に……

「ぼく」はやはり平間さんに私淑していた旅行会社の若い女性菜月さんとともに、鉄道マニアのネットやサークルの仲間をたずねて、平間さんの消息を知ろうとします。このあたりは淡々としていて、鉄道ファンの世界が(実際よりもたぶん)静謐にさらりと描かれています。
 じつは、だれも知らない幻の廃線鉄道があり、そのすべての駅をたどると、「奇跡」が起こる。平間さんはそこへ行ってしまったのではないか。そんなネット伝説から、ふたりはとうとう幻の草笛線を探しあてます。

 そして後半は、ふたりが岩手県におもむいて、「神の森」に通された昭和十九年の草笛線あとをたどるドラマになっています。かなりの秘境をたどるサバイバルな旅。そして「奇跡」とは・・・。
 時のはざまを走る列車は、まさに賢治の岩手県の「銀河鉄道」へのオマージュ。あちこち、『銀河鉄道』を彷彿とさせるシーン(ずっとリアルですが)があり、そして最後に、ジョバンニとカンパネルラとは違う運命が……

 読みどころは、やはり後半、この草笛線が平行時空間をたどってゆく、そのリアルにして夢のような描写かと思われます。そしてそこに深くひびいている、それぞれの人間のトラウマ。

 鉄道ファンなら忘れがたい後味でしょう。そうでなくても、鉄道がなぜ、多くの人の心を誘いこむのかが、しっとりと胸にしみます。蒸気機関車の車輪の音が、いつまでも耳に残るようなラストです。

 


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No.3:
(5pt)

引き込まれました!

タイトルの通り、失われた鉄道を探すお話です。
主人公は、失踪した年上のお友達の平間さん(鉄道ファン)を探します。
平間さんは失踪直前、奇跡を起こす失われた鉄道のことを話していました。
そこで、平間さんの友人、菜月さんとともに、この鉄道を探し始めます。

鉄道探しはミステリ的でおもしろく、主人公と菜月さんの展開はラブストーリーで、ファンタジックなロストトレインのところも雰囲気があってよかったです。
最後にもう一つミステリ的な仕掛けも有って盛りだくさんなのに、
詰め込まれたという印象は決してありません。

天使の歩廊もよかったですが、こっちもおもしろかったです♪
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No.2:
(5pt)

意外な話の展開です。

読売新聞の日曜版にこの本の紹介が掲載されていたので購入しました。鉄道FANはもとよりミステリー、ファンタジーな展開もあります。ぜひとも映像化されたものが見たいものです。
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No.1:
(5pt)

ミステリー?ラブストーリー?

この作者の本を初めて読みましたが、帯にもあるように
「なつかしくなる、旅に出たくなる、じんわり切ない大人の青春小説」
がぴったりな、どの分野に当てはめたら良いのかがわからない小説です。

しかもこの単行本、本体表紙にも仕掛けがあるので、
カバーを外して読む方はネタばれになる可能性があるので注意が必要です。
ロスト・トレインAmazon書評・レビュー:ロスト・トレインより
4103120827

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