想いを伝えるシチュー: スープ屋しずくの謎解き朝ごはん3



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初公開日(参考)2017年11月
分類

長編小説

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スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2017年11月07日 スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

「スープ屋しずく」シリーズ第3弾です! 早朝にひっそりと営業している「スープ屋しずく」には、お客が抱えるさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。急に真っ黒に変色したジャガ芋の謎。入籍間近だったカップル客の結婚が延期になった謎と鉄鍋の関係。常連客の老人が亡くなり、彼の娘が生前の穏やかな暮らしぶりを聞きにやって来るも悲しむ、父子が抱える過去。そして麻野の亡くなった妻・静句の話を聞いて、とある気持ちが芽生えた理恵がとった行動とは……。いろいろあるけど、温かいスープが心と体に元気をくれる。心温まるグルメ・ミステリー! 『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。(「BOOK」データベースより)




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No.4:
(4pt)

今回のテーマは「ゆっくり、育てる」ですね。

グルメな食材の身体に良い効能の知識が得られ微妙な人間性の機微が味わえる人気クッキング・ミステリーの第3弾です。シリーズで何時も感じるのはミステリーらしからぬ上品で生真面目な健全性ですね。例えば第2話は悪意の略奪愛ではあっても被害は実質ゼロですし、パーティーの途中で野郎が突然に狼に変貌するなんて事もありませんしね。今回のテーマは「ゆっくり、育てる」ですね。私は聡明な麻野シェフはとっくの昔に理恵の気持ちに気づいているけれど今は料理が生き甲斐でまだ彼女を受け入れる準備が整わないのだと思います。暫しの辛抱ですね。

『似ているシチュー』旦那さんの気持ちは解るのですが心配性の妹の誤解を招きますから、やはり正直が一番ですね。『ホームパーティーの落とし穴』理恵には意中の人・麻野シェフがいますから何も慌てなくても大丈夫だったのにね。『ゆっくり、育てる』ふとした心のすれ違いに御注意を。恋は焦らずにゆっくり育てるのが良いでしょう。『窓から見えない庭』見えないのではなく辛いから見たくないのですね。世間から見れば偏屈な人にもそれぞれの事情や理由があるのかも知れませんね。『やわらかな朝に』理恵さん、最後にまた一歩幸福に近づきましたね。

オマケに3つおバカな事を書きますが、皆様どうかお許しくださいね。今回は後輩・伊予さんの語りがなくなってファンの方は残念でしたね。処で一字違いの歌手・松本伊代さんはデビュー曲で「伊代はまだ16だから」と歌いましたが、作詞家の人は後年に年を取って彼女が懐メロ番組で歌う時に随分と恥ずかしいだろう事を想定しなかったのでしょうかね?そして64頁の地味な駄洒落。「まず馬を射よ(伊予)」もう一つは、第5話の理恵さんの最後の悲痛な叫びで思い出したのが、お笑い芸人ザブングル加藤の変顔ギャグでしたね。その心は「悔しいです!」
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No.3:
(4pt)

前巻よりは落ち着いた話が多い

スープ屋しずくシリーズの3冊目ですね。
個人的には1~2巻のラストのお話のような、緊張感漂う少し危険を感じするお話はなく、
どちらかというと主人公の理恵が麻野さんとの距離を縮める優しいお話が多かった気がします。
1~2巻にそういう思い切って距離を縮める描写が少なかった分、「お、思い切って行動したな」と感じられる場面が結構あります。
そして最初の巻から1年が経ち、理恵が感じてきたしずくにというお店の中の静句の存在感の強さが徐々に大きくなったなと思いました。

お話全体としては、温かい朝の雰囲気、文章から伝わるスープの美味しさや優しさが感じられるのは健在で、
謎解きも簡単で個人的にはそこまで難しくなく、1~2巻の雰囲気が好きなら大丈夫でしょう。
ただ前巻のレンチェの秘密のような事件性がある話も好きだったので、そういうお話が少なかったのは残念ですね。

少し残念な所は結構1~2巻で出てきた登場人物が出てくるのですが、「とある事件をきっかけに知り合った~」くらいしか説明がなく、2巻を結構前に読んだ身としては「誰だっけ?あの話の人かな?もう少し説明してくれ~」ってなった点ですかね。
しかも一瞬しか出てこない人物も多いので、あくまで前巻まで読んでくれた人のファンサービスなのかな?とも思います。(話にほとんど関わってこなく単純に店にいるというだけ)
普通な名前の人物が多いので、麻野、理恵、露のメイン人物、梓などの前巻力が入ったお話の登場人物しか覚えておらず、少しふわふわした感覚で読みました。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.2:
(4pt)

「想いが伝わる」という言葉の意味

恥ずかしながら、誰かに料理を作ったという経験がほとんどないので、これはあくまで想像だ。

 誰かに料理を作ったとき、その中には様々な「想い」が込められている。
 それは大小さまざまだが、共通することがあると思っている。
 それは、「これを食べてもらって幸せになってほしい」ということだと思う。

 そしてそれは、料理に限ったことではない。

 料理になる前の野菜にしても肉にしても、車やテレビなど、人が創ったものは全てこの言葉を込められている。
 そんなことを、読み終えたとき感じた。

 面白さはもちろん、大切なことを再確認させてくれる作品なのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.1:
(3pt)

読み辛い

本屋さんで新刊コーナーに並んでいるのを見かけて、何の気なしに手に取り購入したのがきっかけで読みました。
飲食店が舞台でそのお客さんが持ち込んだ謎を店主が謎解きする短編集って流行りなのかここ数年よく見かけるので、いろいろ読んでいたんです。
でも、この本はそれらの中でも断トツで一番読み辛かったです。

何故かというと、人物の説明をほとんどしないので人物像がイメージしづらいんですよ。スープ屋しずくの店主の麻野に関してはスープ屋しずくの店長をしてて小学5年生の子供がいるという描写だけ。これじゃ、第1話を読んだ時点では見た目はおろか男か女かも分かりません。
何歳なのかどんな外見の女性なのか、上司と後輩らしいけどどんな会社に勤めてるのか分からない。なんて状態で読んでいると後から実は40歳前後でした。こういう会社でしたと後出しで情報が出てくる。そのたびに登場人物のイメージが変わる。

それなのに、スープの説明は妙に詳細に書いてあります。それも、硫化アリルが含まれていて疲労効果に期待できるとか、オルニチンが肝臓の働きを助けることで二日酔いや疲労回復に役立つなどどうでもいい情報満載で、そんなこと書くなら登場人物の描写をもっと増やせよと切に思いました。46ページしかない短編にスープが3種類も出てきて、そのたびにスープの説明がくどい。スープがミステリーの謎に特に絡むわけでもなく、事件の被害者をほっとさせる役割を持つ訳でもなく、スープ屋という設定が逆に物語のテンポを殺しているように思いました。肝心のミステリーも謎でも何でもないことを周りが大騒ぎしているだけで茶番でした。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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