■スポンサードリンク
湖のほとりで
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
湖のほとりでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体に地味だが、丁寧な描写がそれを補い、500ページほどの作品だが、一気に読み進めることができる。ただ、ヘニング・マンケルの作品がスウェーデン色を強く感じさせるの対し、本作にはノルウェー色を強く感じない。セーヘル警部の娘や孫に、ちょっとノルウェーというか、北欧だなと感じるぐらいだ。北欧やヨーロッパでの評価は高いようだが、日本では本書刊行以降5年間に、ほかの作品が翻訳されなかった理由が、その辺ではないかと感じてしまう。 なお、〈セイエル警部シリーズ〉として、創元推理文庫で『晴れた日の森に死す』が9月30日に刊行されるらしい。そちらでは、著者名がカーリン・フォッスムとなっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーについては他のレビューアさんたちが詳しく書いておられるのでそちらに譲ります。ノルウェーのミステリということで、やはり淡い北欧のイメージがよく出ている作品だと感じました。 イタリアで映画化され、多くの賞を受賞したということですが、映画は見ていないものの、気になってそちらのアマゾン評も読んでみました。原作に忠実に映画化されたということですが、私の小説に対する感想は、ここに掲載されている評よりも、映画に対する評に近いものでした。つまりかなり地味な作風である、と。 犯人探しや複雑な謎を解くミステリの楽しみというのはあまりありません。現実の殺人事件や警察の捜査というのはこういう感じではないのか?という気がします。特にドラマチックな展開があるわけでもない、あっと驚くような意外な犯人もいない、人間関係や個人の事情、家庭問題、そんないろんなものがからみあって、感情や行動が暴走し殺人が起きる、そしてそれをひとつひとつ地道に捜査してゆく警察。当たり前だけれど、その警察官にもそれぞれの事情がある、そんな時間の流れを描いた小説です。 穏やかで淡々とした作風になごむ人と、退屈だと思う人と、好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。自分はと言えば、正直いまひとつでした。ごめんなさい・・。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!