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ボーダー
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ボーダーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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垣根涼介さんの本です。 ヒートアイランドシリーズですが、垣根さんのデビュー作「午前三時のルースター」ともリンクしていますね。 チーマーだったカオルとアキ。「雅」というチームを結成し、ファイトパーティで荒稼ぎ。 しかし、それも過去の話。 アキは、裏稼業の道へ。一方、カオルは東大生へ。 東大生のカオルは、普通に勉学に励むが、そこで慎一郎と知り合う。 この慎一郎が、「ルースター」の主人公なんですね。 そんな慎一郎、渋谷でファイトパーティに参加し、「こんなんあるみたいでっせ」とカオルに伝えたところ、なぜかカオルが反応。 実は「雅」は解散し、その偽「雅」がファンとパーティをして荒稼ぎしている。 それを知ったカオルは、アキに連絡をとり、アキは柿沢&桃井に伝える。 はたして、偽「雅」はどうなる? という感じです。 途中から、慎一郎が「ルースター」のあらすじを語ったりする場面があるのですが、これ、「ルースター」を読んだことがある人なら「ああ」と思うはずですが、それ以外の読者、読んだことのない読者としたら、どうなんでしょうね。 なんか、読んでて、垣根さんの本って、いつも頭の良い人間ばかりでてくるなぁ。 たぶん、垣根さんが頭が良いからなのだろうと思うのですが、僕のようなバカな人間は相手にされないんだろうな、と寂しく思いました。 とりあえず、鮮やかに展開していくので、「うまいなぁ」とは思いましたが、 このシリーズ、今後、どうなるのかな、とすこし不安になりました。 というのも、慎一郎を、柿沢&桃井が殺さなかった、というところが、どうしても「甘い」としか思えないんですよね。 物語の展開上、殺したら話にならん、というのはわかるのですが、 柿沢のドライさが良かっただけに、ここだけ甘いのが、いささか不満ではありました。 ただ、まあ、殺してしまったら、話は展開しないよなぁ。 | ||||
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多少、カオルにがっかりもしたけど。 何というか、意地でも見栄でもプライドでもいいから、「淡々と後始末」する態度で臨んでほしかったというか。 それじゃお話にならないだろうが。 薫くんキャラは好きなんで、彼が絡むのは嬉しかったし楽しかったが、ちょっと「邂逅」が早すぎたかなー、って感じでした。 章は「好奇心猫をも殺す」状態で「ザマミロ」と思ってしまった。 …中西の祖父ちゃん、なんかすごいな。 将来的に彼と章を結婚させて会社を盤石体制にする為に「あえて孫を手元に残した」まで考えてんじゃないかと深読んでみた。 | ||||
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ヒートアイランドシリーズを読んできた人にとっては、フルコースのデザートという位置ずけとしてとらえ、気軽な感じで読めばいいと思います。あくまでもデザート、メインではありませんのでそのつもりで。まあ、それなりに面白いです。過去の小説の登場人物を上手くキャスティングして、物語りに絡ませてます。その辺の手法は流石です。 | ||||
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ヒートアイランドシリーズの4作目の「ボーダー」。別れたはずのカオルとアキや柿沢・桃井が再開し、当時の「雅」に扮した偽の「雅」の正体を明らかにする話です。本作の主人公はカオルで、「サウダージ」のようなドロドロした感じではなく、青春といった感じになっています。でも、1作目ほどの迫力やキレはなく、少し期待外れといったところでした。新たな展開もなく、残念でした。そのストーリーには「午前三時のルースター」で登場した中西慎太郎や長瀬が登場しましたが、やっぱり内容が薄く、迫力がないストーリーでした。と言いつつも、ボーダーの最後の言葉には心にしみるものだったと思うので★3つです。他の垣根作品やヒートアイランドシリーズの続きに期待しましょう。 | ||||
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「ヒートアイランド」の続編ということですが、「ギャングスタレッスン」「サウダージ」と比べ平和な事件しか起きません。「ヒートアイランド」が好きで、アキだけでなくカオルはもちろん、他の「雅」のメンバーのその後が気になっていた私には楽しめる内容でした。しかし、一つの作品としては起承転結の「転」の部分が弱すぎて前3作品のような緊張感や意外性などはありません。 本作のキーパーソンの一人である中西の存在の必要性が感じられませんでした。カオルのように特別頭が切れるわけでもなく、アキにように肉体的に一線を越えているわけでもなく、人間としてキーパーソンの一人を担うほどの魅力があるわけでもなく…。途中で中西のバックボーンが長々と語られる場面がありますが、正直中西という人間に興味を持てず、2回目以降は飛ばし読みしている始末です。キーパーソンにこれだけ興味を持てなかったら、当然作品としても特別面白いと感じることは出来ませんでした。 柿沢、桃井も登場しますが、この2人からみたら今回の肝の事件など、「朝飯前」だったでしょう。実際、終始緊張することなく解決させてしまったのだから、読者も緊張するはずありません。あえて、今回の事件をアキとカオルだけに解決させて、柿沢と桃井はサポート役(その方がアキを成長させるためにもよかったのでは)に徹した方が、結果的にたいした事件ではなかったもののある程度緊張感を持たせて読者はアキ、カオルと同じ視点で読み進めることができたのでは、と思います。 内容的には薄いものだっとと思いますが、エンディングが爽やかな気分で読み終えられるものだったため3点と評価しました。 総じて、今までのファンでアキ以外の雅メンバーのその後を知りたい人にはまあまあお勧めできるが、一つの作品としてみた場合、内容が薄くお世辞にも面白い作品だとはいえずタイトル通り「あくまでファン向けの内容です」。 | ||||
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2つの話の続きの作品です。 他のレビューにもありましたが、途中まではとても 面白かったです。 でも秘密がバレだしたあたりから ちょっとちょっと それはあまりに都合が良くないですか?という展開が 残念でした。 またドライビングのシーンを細かく描写していて リアルな感じもあったのですが、その生かし方が バイクとのバトルで終わりですか?という感じです。 とはいえ、前作が面白すぎたので厳しい評価に なっていると思ってください。 さらに彼らの未来が気になっちゃいます。 | ||||
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(少しネタバレ)カオルのその後。帰ってきたカオルとアキ。垣根さんの軽快な文章。途中まではとても楽しく読めましたが、中西のセリフとして「午前三時のルースター」のあらすじを長々とリピートするあたりから、成程、他の方がコメントを残してらっしゃる通り、アカンと思った。まず、長いあらすじ。既に「午前三時のルースター」を読んでいる者に取っては飛ばし読みだし、読んでない人には、こんなあらすじを読んじゃうんじゃなくて、ちゃんと、「午前三時のルースター」を読ませるように、かなりぼかして短く要約した方が良い。それから、そもそも、このストーリィに中西を登場させる必然性は?カオル(妹)を追いかけたあのシーン以外は、ほとんど活躍してないし。一方、カオル(妹)はあれから、消えちゃった。あんなに鼻息荒かったのに、ちびってフニャフニャ?消えちゃった?カオル(妹)が活躍したらよかったのにな。柿崎と桃井はそりゃ恰好良かったけど、解決もあっけない。むしろ、カオルとアキ、アキラと中西の4人が活躍して問題解決した方がずっと面白かったな。 | ||||
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他の方も書かれているが、内容が薄い。一体、何でこんな本を出すのか?というくらい。単発作品なら良いのかもしれないが、元祖「ヒートアイランド」のバイオレンス度・アクション度を100とすれば、5くらいのインパクトしかない。激しい銃撃戦や、プロフェッショナルの戦いではなく、雅を騙ったヤンキーへの仕返しの話。どんだけヒートの度合いが小さくなってんだ、とツッコミたい。作者の最近の作品は、派手に傷つく奴のいない軟派なものが多くなってしまった。ヒートアイランドのバイオレンスの再来を期待したい。 | ||||
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ヒートアイランドシリーズの新作と思って期待して読んだのだが、今までのような派手なアクションや緊張感のある駆け引きがなくて物足りなかった。一気に最後まで読ませる展開は相変わらずで、著者の過去の作品である午前3時のルースターの登場人物とヒートアイランドの登場人物を絡ませるアイディアはよかったのだが、過去を振り返ることが中心で、特に新しい展開がなかったのも残念だった。 | ||||
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ヒートアイランドのシリーズと、「午前3時のルースター」がクロスするという作品です。アキ、カオルのその後が描かれているのは興味深く、一気に読みましたが、「午前3時の…」に登場する「中西」の語りは新しい要素がありません。現金強奪のシーン、アクションもなく、内容は薄いと思いました。せっかくのシリーズ新作なのだから、新しい事件を起こしてほしかった。残念 | ||||
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