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この世の涯てまで、よろしく



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【この小説が収録されている参考書籍】
この世の涯てまで、よろしく

この世の涯てまで、よろしくの評価: 4.40/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

惜しい

設定、あらすじが面白そうで手に取りました。

読んだ感想はすごく面白い所もあるのに、肝心な所でちょっと荒いなあという感じです。
冒頭、奇抜な設定を面白く、かつ実際そうだったらこんな感じになるかもと思わせる描写で引き込まれました。ここら辺はすごく良かったです。

ただ事件の核心がごちゃついてる気がします。
まず主人公が蘇った経緯が不明瞭というか必然性が感じられないです。蘇りに関わった人間のキャラが薄いというか全然話の核心に絡んで来ないんです。
霊が見える女学生とその姉と霊媒師の双子と霊を呼んだ人間と・・・と妙に人数が多く、もしかしたらミスリーディング的なものを目指したのかも知れませんが、特に主人公の内面、因果に関わるわけでもなく変に分かりにくいだけです。

あとは犯人の動機とオチ。犯人の動機自体がイマイチ、分からなくもないけど・・・っていうあまりスッと入ってくる動機ではないです。また最後の最後にある事実が明らかになるのですが、別にその事実と動機が直接繋がっているわけでもないです。そして物語は唐突に終わります。
なんか色んな要素が繋がっていると言えばそうなんですが、特に繋がってもいないとも言えてしまい、スッキリしない、納得いかないです。

もうちょっと整理して貰えたらすごく良くなりそうなのに、と思わずにはいられないです。

ただ物語の中盤、戦火から逃れ辿り着いた家でのエピソード。ここは本当に良かったです。
主人公と友人と老人が酒を飲むシーンは音楽に対する愛に溢れ、個人的にはここがこの本の中でのハイライトでした。
この世の涯てまで、よろしくAmazon書評・レビュー:この世の涯てまで、よろしくより
448801335X

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