虐殺器官

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評判

虐殺器官の評価:

4.03/5点 レビュー 369件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全747件 141〜160 8/38ページ
No.607
(3pt)

知識の消化が足りない

タイトル通り知識の消化が足りてないような印象を受けました。作中ではカフカとかホッブズとか色々名前が出てきますが、彼らが述べた言葉や思想を継ぎはぎしただけに思います。古典を中心に読書してる方は「これはあの本で見たな、ここはあれかな?」と分かるのではないでしょうか。特にホッブズの万人の万人に対する闘争の下りは数回出てきますが、この言葉自体の中身では無く言葉の響きで使われてると思われます(言葉の深層に潜む文法が鍵を握る作品で、このような事が起きている事は中々面白いですが…)
腹が飛び出た少年に、脳が出た少女に、穴に死体が溜まって変な匂いがするand母親を自分の判断で命を停止したの回想が作戦の合間で何回も出てきますが、この表現が何か効果的に働いてるようにも思えません。これらがずっと頭に残っている事を書きたかったのだと思いますが、もう少し何か工夫が欲しかったです。コピペとまでいきませんが、また同じこと書いてるなあと思ってしまいました。
ですが、全く悪い作品では無く、知識量自体はかなりの物と思いますし年齢的にも偉人たちの思想を血肉とするのに時間が足りなかったのでしょう。残念ながら作者は故人ですが後10年生きて作品を出していたら素晴らしいSF作家になれたと思います。
作品自体に特筆したものは残念ながらあまり無かったですが、普段あまり読書をしない方や、初めてSF作品を読む方がこの作品に出てくる偉人達や言語学に興味を持つきっかけとして働く作用はあると考え星3としました。

※どうも作者の早すぎた死がこの作品自体の評価を本来の評価以上に上げてしまってるように思います。この背景にはこのエピソードを使った思惑、2000年代最高のSFと言うキャッチコピーに乗せられた人たちの「数」による評価の左右が見え隠れしています。これは作者が好きだったメタルギアソリッドや実際の歴史でもありましたが、特定個人の神格化や言葉による印象操作の好例でしょう。もし作者が生きていたらこの現象にとても興味があったでしょうね。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.606
(4pt)

はじめに 言葉ありき!?

還暦を迎えたオバチャンで、ある私が こんなSFを読もうと思ったのは何故だろう。。。STARWARSは好きだけど星新一くらいしか 読んだことない(笑) 最後まで読み通させてくれたのは「文章の正体」が知りたかったから! でしかない。

近未来であろうが現代であろうが 「自らの過去」や「繰り返される夢の後味」や「亡くなった身近な人」などの正体に絡みつかれている自分との対話には 多くの時間を要するもののようだ。
見たことも無い兵器や装備品を 必死で思い浮かべながら読み進めたせいで 面白さよりも 著者その人への不思議さが残った。
夭折と言ってもよいような著者は。。。近未来から 少しの間 こちらの世界に来ていた人なのかもしれない。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.605
(4pt)

はじめに 言葉ありき!?

還暦を迎えたオバチャンで、ある私が こんなSFを読もうと思ったのは何故だろう。。。STARWARSは好きだけど星新一くらいしか 読んだことない(笑) 最後まで読み通させてくれたのは「文章の正体」が知りたかったから! でしかない。

近未来であろうが現代であろうが 「自らの過去」や「繰り返される夢の後味」や「亡くなった身近な人」などの正体に絡みつかれている自分との対話には 多くの時間を要するもののようだ。
見たことも無い兵器や装備品を 必死で思い浮かべながら読み進めたせいで 面白さよりも 著者その人への不思議さが残った。
夭折と言ってもよいような著者は。。。近未来から 少しの間 こちらの世界に来ていた人なのかもしれない。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.604
(4pt)

「感情は理性のショートカット」文中より

還暦を迎えたオバチャンで、ある私が こんなSFを読もうと思ったのは何故だろう。。。STARWARSは好きだけど星新一くらいしか 読んだことない(笑) 最後まで読み通させてくれたのは「文章の正体」が知りたかったから! でしかない。

近未来であろうが現代であろうが 「自らの過去」や「繰り返される夢の後味」や「亡くなった身近な人」などの正体に絡みつかれている自分との対話には 多くの時間を要するもののようだ。
見たことも無い兵器や装備品を 必死で思い浮かべながら読み進めたせいで 面白さよりも著者その人への不思議さが残った。
夭折と言ってもよいような著者は。。。近未来から 少しの間 こちらの世界に来ていた人なのかもしれない。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.603
(4pt)

「感情は理性のショートカット」文中より

還暦を迎えたオバチャンで、ある私が こんなSFを読もうと思ったのは何故だろう。。。STARWARSは好きだけど星新一くらいしか 読んだことない(笑) 最後まで読み通させてくれたのは「文章の正体」が知りたかったから! でしかない。

近未来であろうが現代であろうが 「自らの過去」や「繰り返される夢の後味」や「亡くなった身近な人」などの正体に絡みつかれている自分との対話には 多くの時間を要するもののようだ。
見たことも無い兵器や装備品を 必死で思い浮かべながら読み進めたせいで 面白さよりも著者その人への不思議さが残った。
夭折と言ってもよいような著者は。。。近未来から 少しの間 こちらの世界に来ていた人なのかもしれない。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.602
(5pt)

読んですぐ、また読みたくなります。

映画をみて直ぐに、購入を決めました。
伊藤計劃さんの作品は、他にも読んだことがありますが、いずれもとっても面白いです。(^-^)
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.601
(5pt)

読んですぐ、また読みたくなります。

映画をみて直ぐに、購入を決めました。
伊藤計劃さんの作品は、他にも読んだことがありますが、いずれもとっても面白いです。(^-^)
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.600
(4pt)

本当に素晴らしいSF

国産SF小説の中でも、特に素晴らしい出来の作品だと思います。
ややミリタリー調の雰囲気を持つ作品なので、その辺で好みは分かれるかもしれません。
しかし、描かれるのは「国語(国が持つ言語)」や「人間としての生死の在処」といった普遍的な題材なので、とても面白いです。
国産SFということもあり、文法が浸透しやすく読みやすいです。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.599
(4pt)

本当に素晴らしいSF

国産SF小説の中でも、特に素晴らしい出来の作品だと思います。
ややミリタリー調の雰囲気を持つ作品なので、その辺で好みは分かれるかもしれません。
しかし、描かれるのは「国語(国が持つ言語)」や「人間としての生死の在処」といった普遍的な題材なので、とても面白いです。
国産SFということもあり、文法が浸透しやすく読みやすいです。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.598
(4pt)

これは、SFではなく現在進行形では?

私たちは普通にスマホやアマゾンを使っています。
当たり前ですがスマホやクレカを取得する時には
本名、住所や様々なIDが必要で、既に生体認証は
行われています。誰が何時何処にいるか?
何を購買し嗜好しているか?それを満たすための
経済活動とは如何な物で、それに対する倫理観は?
10年前はSFであったかも、しかし2018年の今では
これはSFではなく、ノンフィクションかもしれない。
筆者の慧眼と無念に胸が詰まります。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.597
(4pt)

これは、SFではなく現在進行形では?

私たちは普通にスマホやアマゾンを使っています。
当たり前ですがスマホやクレカを取得する時には
本名、住所や様々なIDが必要で、既に生体認証は
行われています。誰が何時何処にいるか?
何を購買し嗜好しているか?それを満たすための
経済活動とは如何な物で、それに対する倫理観は?
10年前はSFであったかも、しかし2018年の今では
これはSFではなく、ノンフィクションかもしれない。
筆者の慧眼と無念に胸が詰まります。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.596
(5pt)

エスエフもいいですね

面白いという評判を目にし、ふと立ち寄った本屋で見つけ、購入した。
結論としてはとても面白かった。
重たい内容を軽く読みやすい文体で書いている印象を受けた。
フィクションの部分を抽象論、感覚論で終わらせず、あえてディテールを描き、本物らしくする。
サイエンスフィクション作家の面目躍如だ。
著者のほかの作品も読んでみたい。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.595
(5pt)

エスエフもいいですね

面白いという評判を目にし、ふと立ち寄った本屋で見つけ、購入した。
結論としてはとても面白かった。
重たい内容を軽く読みやすい文体で書いている印象を受けた。
フィクションの部分を抽象論、感覚論で終わらせず、あえてディテールを描き、本物らしくする。
サイエンスフィクション作家の面目躍如だ。
著者のほかの作品も読んでみたい。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.594
(5pt)

まさに今起こっていること

8年前の作品ですが、まさにこの1、2年に米国などで起こっている事を描いていると感じました。日常に滑り込ませた虐殺の文法が分断による内戦や殺戮を生み出す。読んだ後しばらく落ち込みましたが、この本に描かれているような事が起こり得る事を認識しながら、そうならないように日々踏み止まる努力をしなければと思いました。素晴らしい本です。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.593
(5pt)

まさに今起こっていること

8年前の作品ですが、まさにこの1、2年に米国などで起こっている事を描いていると感じました。日常に滑り込ませた虐殺の文法が分断による内戦や殺戮を生み出す。読んだ後しばらく落ち込みましたが、この本に描かれているような事が起こり得る事を認識しながら、そうならないように日々踏み止まる努力をしなければと思いました。素晴らしい本です。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.592
(5pt)

なぜか批判が多いのだが実際に読むと物凄いSF小説

既存の日本作家たちの甘ったるい倫理観
(『野に咲く花は幸せですか?』とか嗤わせんなアホがw)
にウンザリしていた俺にとっては素晴らしい作品だった。

ただし映像化に向いているかと言えばそうでもないんじゃないだろうか?
基本的に主人公の独白で構成されている小説なので(映画は未見なのだが)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんだか他の人のレビューの評価が異常に低いので追伸する。

説明文が多いのは悪いことだろうか?

そもそも世の中は軍事的な知識に詳しい人の方が珍しいのである。
ほとんどの人は銃器なんか触った事もないし、軍隊組織のヒエラルキーも知らない。
例えば「少将」と「少尉」と「少佐」の違いを説明できる人が社会に何%いるのか?
ちなみに俺も知らない(笑)。
ツーマンセルとかフォーマンセルとか言っても意味が解からないのが普通の日本人である。

そこを説明しないで勝手に物語を進めるのなら、
それこそ作者の常識の方がおかしいだろう。
本書はそういうところを丁寧に説明している良書である。

また本書は軍隊の最先端で活動する個人を主人公にしているので
自分自身を王様だと仮定してゲームを進める将棋やチェスの様な快感は全く無い。

しかし現実社会の中ではほとんどの人が歩駒やポーンではないか?
自分自身を王侯貴族か将軍か何かだと勘違いしながらナルシシズムに浸りたい人には
別の小説やゲームが幾らでもあるので、そっちを楽しめば良いと思う。

あと、だいたいSFマニアという人達は
「他人が褒めている物なら何でも貶す」
というひねくれた人生を生きている連中なのだが
このレビュー欄には特にその傾向がある。

本書は近年の日本文学史上に於けるSF分野での傑作である。
世界観の説明が丁寧で主人公にも感情移入しやすく
SF初心者にも自信を持って薦められる。

日本人としては、この天才の夭折が何よりも悔やまれる。
他にいないだろう・・・
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.591
(5pt)

なぜか批判が多いのだが実際に読むと物凄いSF小説

既存の日本作家たちの甘ったるい倫理観
(『野に咲く花は幸せですか?』とか嗤わせんなアホがw)
にウンザリしていた俺にとっては素晴らしい作品だった。

ただし映像化に向いているかと言えばそうでもないんじゃないだろうか?
基本的に主人公の独白で構成されている小説なので(映画は未見なのだが)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんだか他の人のレビューの評価が異常に低いので追伸する。

説明文が多いのは悪いことだろうか?

そもそも世の中は軍事的な知識に詳しい人の方が珍しいのである。
ほとんどの人は銃器なんか触った事もないし、軍隊組織のヒエラルキーも知らない。
例えば「少将」と「少尉」と「少佐」の違いを説明できる人が社会に何%いるのか?
ちなみに俺も知らない(笑)。
ツーマンセルとかフォーマンセルとか言っても意味が解からないのが普通の日本人である。

そこを説明しないで勝手に物語を進めるのなら、
それこそ作者の常識の方がおかしいだろう。
本書はそういうところを丁寧に説明している良書である。

また本書は軍隊の最先端で活動する個人を主人公にしているので
自分自身を王様だと仮定してゲームを進める将棋やチェスの様な快感は全く無い。

しかし現実社会の中ではほとんどの人が歩駒やポーンではないか?
自分自身を王侯貴族か将軍か何かだと勘違いしながらナルシシズムに浸りたい人には
別の小説やゲームが幾らでもあるので、そっちを楽しめば良いと思う。

あと、だいたいSFマニアという人達は
「他人が褒めている物なら何でも貶す」
というひねくれた人生を生きている連中なのだが
このレビュー欄には特にその傾向がある。

本書は近年の日本文学史上に於けるSF分野での傑作である。
世界観の説明が丁寧で主人公にも感情移入しやすく
SF初心者にも自信を持って薦められる。

日本人としては、この天才の夭折が何よりも悔やまれる。
他にいないだろう・・・
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.590
(5pt)

色々と批判の多い、もの凄いSF小説

既存の日本作家たちの甘ったるい倫理観
(『野に咲く花は幸せですか?』とか嗤わせんなアホがw)
にウンザリしていた俺にとっては素晴らしい作品だった。

ただし映像化に向いているかと言えばそうでもないんじゃないだろうか?
基本的に主人公の独白で構成されている小説なので(映画は未見なのだが)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんだか他の人のレビューの評価が異常に低いので追伸する。

説明文が多いのは悪いことだろうか?

そもそも世の中は軍事的な知識に詳しい人の方が珍しいのである。
ほとんどの人は銃器なんか触った事もないし、軍隊組織のヒエラルキーも知らない。
例えば「少将」と「少尉」と「少佐」の違いを説明できる人が社会に何%いるのか?
ちなみに俺も知らない(笑)。
ツーマンセルとかフォーマンセルとか言っても意味が解からないのが普通の日本人である。

そこを説明しないで勝手に物語を進めるのなら、それこそ作者の常識の方がおかしいだろう。
本書はそういうところを丁寧に説明している良書である。

また本書は軍隊の最先端で活動する個人を主人公にしているので
自分自身を王様だと仮定してゲームを進める将棋やチェスの様な快感は全く無い。

しかし現実社会の中ではほとんどの人が歩駒やポーンではないか?
自分を将軍か王侯貴族か何かだと勘違いしながらナルシシズムに浸りたい人には別の小説が幾らでもあるので、そっちを読めば良いと思う。

あと、だいたいSFマニアという人達は「他人が褒めている物なら何でも貶す」というひねくれた人生を生きている連中なのだが
このレビュー欄には特にその傾向がある。

本書は近年の日本文学史上に於けるSF分野での傑作である。
世界観の説明が丁寧で主人公にも感情移入しやすくSF初心者にも自信を持って薦められる。

それに日本人としては、この天才の夭折が何よりも悔やまれる。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841
No.589
(5pt)

色々と批判の多い、もの凄いSF小説

既存の日本作家たちの甘ったるい倫理観
(『野に咲く花は幸せですか?』とか嗤わせんなアホがw)
にウンザリしていた俺にとっては素晴らしい作品だった。

ただし映像化に向いているかと言えばそうでもないんじゃないだろうか?
基本的に主人公の独白で構成されている小説なので(映画は未見なのだが)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんだか他の人のレビューの評価が異常に低いので追伸する。

説明文が多いのは悪いことだろうか?

そもそも世の中は軍事的な知識に詳しい人の方が珍しいのである。
ほとんどの人は銃器なんか触った事もないし、軍隊組織のヒエラルキーも知らない。
例えば「少将」と「少尉」と「少佐」の違いを説明できる人が社会に何%いるのか?
ちなみに俺も知らない(笑)。
ツーマンセルとかフォーマンセルとか言っても意味が解からないのが普通の日本人である。

そこを説明しないで勝手に物語を進めるのなら、それこそ作者の常識の方がおかしいだろう。
本書はそういうところを丁寧に説明している良書である。

また本書は軍隊の最先端で活動する個人を主人公にしているので
自分自身を王様だと仮定してゲームを進める将棋やチェスの様な快感は全く無い。

しかし現実社会の中ではほとんどの人が歩駒やポーンではないか?
自分を将軍か王侯貴族か何かだと勘違いしながらナルシシズムに浸りたい人には別の小説が幾らでもあるので、そっちを読めば良いと思う。

あと、だいたいSFマニアという人達は「他人が褒めている物なら何でも貶す」というひねくれた人生を生きている連中なのだが
このレビュー欄には特にその傾向がある。

本書は近年の日本文学史上に於けるSF分野での傑作である。
世界観の説明が丁寧で主人公にも感情移入しやすくSF初心者にも自信を持って薦められる。

それに日本人としては、この天才の夭折が何よりも悔やまれる。
虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)より
4152088311
No.588
(5pt)

物凄いSF作品

既存の日本の作家たちの甘ったるい倫理観
(『野に咲く花は幸せですか?』とか嗤わせんなアホw)
にウンザリしていた俺にとっては素晴らしい作品だった。

ただし映像化に向いているかと言えばそうでもないんじゃないだろうか?
基本的に主人公の独白で構成されている小説なので(映画は未見なのだが)。

著者の夭折が悔やまれる素晴らしい傑作である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんだか他の人のレビューの評価が異常に低いので追伸する。

説明文が多いのは悪いことだろうか?

そもそも世の中は軍事的な知識に詳しい人の方が珍しいのである。
ほとんどの人は銃器なんか触った事もないし、軍隊組織のヒエラルキーも知らない。
例えば少将と少尉と少佐の違いを説明できる人が日本社会に何%いるのか?
ツーマンセルとかフォーマンセルとか言っても意味が解からないのが普通の日本人である。

そこを説明しないで勝手に物語を進めるのなら作者の常識の方がおかしいだろう。
本書はそういうところを丁寧に説明している良書である。

また本書は軍隊の最先端で活動する個人を主人公にしているので
自分を王様だと仮定してゲームを進める将棋やチェスの様な快感は全く無い。
しかし現実社会の中ではほとんどの人が歩駒やポーンなのである。
自分を将軍か何かだと勘違いしながらナルシシズムに浸りたい人は別の小説が幾らでもあるので、そっちを読めば良いと思う。

だいたいSFマニアという人達は「他人が褒めている物なら何でも貶す」というひねくれた人生を生きている連中なのだが
このレビュー欄には特にその傾向がある。

本書は近年の日本文学史上に於けるSF分野での大傑作である。
世界観の説明が丁寧で主人公にも感情移入しやすくSF初心者にも自信を持って薦められる。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309841