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黒い夏
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黒い夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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描写が少なく、大変に物足りなかったです。グロい展開を期待して、ただの青春小説な前半を我慢して読んだのに。ジャック・ケッチャムにこういうのは求めていません。 | ||||
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ジャックケッチャムの小説で一番好きな作品。 主人公のレイは一見、明るい遊び人風の美青年だが、強いコンプレックスを持った残忍な異常性格者。 最も気を付けて付き合わなければならない人物なのに、彼が本気で付き合いたい相手の女の子達はことごとく彼を軽蔑し、、次第に精神的に追い詰められていく。 主人公の少女への本気度と、相手の少女の"単なる彼氏候補の1人"という思いのギャップがじわじわ怖いです。 ゆっくり時間があるとき読むのがおすすめ | ||||
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ケッチャムというと「エロ・グロ」のサイコサスペンスのイメージでしたが、 この「黒い夏」はエロさもグロさもかなり控えめで、読み終わった時の 脱力感というか気分の悪さみたいなものはほとんどありません。 ケッチャムらしさを期待すると物足りないでしょうが、最後まで飽きずに読めました。 | ||||
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人物描写が丁寧で、惨い話なのに、それぞれの心理に惹かれる。 力量は認めるが、あまりに残忍非道。主人公?のサイコに、後書きの関口苑生氏は「不謹慎だがカタルシスをおぼえる云々」と書いているが 個人的には全く賛同できない。ケッチャム作品はもう御免だ。 | ||||
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ケッチャム作品の良いところは、一切の救いの無さと、絶望の淵に追い込まれた 人間が最後の最後で見せる土壇場の強さが生み出す感動にあるのではないかと 個人的には思います。 主人公だけではなく、他の登場人物も各々が闇や悩みを抱えていて、 それが狂い始めた時に起こってしまう、悲劇の連鎖……。 ケッチャム作品に手を出す時は、体調が良い時と決めていますが、 こちらは残酷描写も(他作品に比べれば)おとなしめだと思われます。 | ||||
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海外小説好きなんですけど、このケッチャムの作品は好きになれそうに ありません。やたらと濡れ場が多く、グロイです。(私はグロイとは思いませんが) サイコホラーなわりに唯の猟奇殺人としか思えません。 頑張って中盤まで読みましたが、挫折しました。 どうしても、感情移入出来ません。 あくまでもサード・アイでしか読めません。それが作者の意図するものならば、成功 しているとは思います。 やっぱ文化の違いでしょうか。皆さんの絶賛しているレビューを見て作者の本を3冊も 購入してしまって後悔しています。 スティーブンキングは絶賛していましたが、好みの問題だと思います。 | ||||
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「地下室の箱」とは違い、期待外れではない作品でした。 しかし「隣の家の少女」ほどの衝撃はなく、少し過激かなという程度です。 中盤より少し後くらいまでケッチャム節は炸裂しませんが、そこからは怒涛の急展開です。 ケッチャム作品にしては前半・中盤と穏やかな雰囲気だったので拍子抜けしましたが、 やはり最後に魅せてくれました。 そこからはぐいぐい引き込まれるので最後の辺りはつい夜更かしをして読んでしまいました。 この部分に差し掛かると最後まで読みきってしまいたいという衝動にかられますので、 最後の部分に差し掛かる時は時間を見てから考えましょう。 総数600頁弱ありますが、不思議とスラスラ読むことができ、あっという間に一冊読んでしまったという印象です。 ケッチャムファンの方は黙っていても勝手に手が出てしまうでしょうが、 ケッチャムを知らない方はまずこの本から読むのがいいかもしれません。 著者のほかの作品と比べてさほど残虐描写も過激ではありませんし、初めての方でも読みやすいと思います。 でも決して読んで後悔はさせません。とても面白い作品ですので少しでも気になる方は是非購入して読んでみて下さい。 | ||||
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凶悪で残酷な犯人になぜか感情移入できる作品になっている 初めの部分だけ我慢して読み進めると どんどん作品の中に入っていってしまう。 恐ろしいことに、前半何の魅力も感じなかった犯人に対してどんどん 感情移入していってしまう 読みながらもっと犯人が罪を犯さないか、応援したくなる気持ちになってしまった 自分自身が恐ろしくなってしまった | ||||
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他のレビュアーさんの言うとおり、他のケッチャム作品に比べて分厚い本です。 だからと言ってダラダラ、モタモタと長いわけでなく、 序盤から不穏なまったり感がいい感じで作品を覆っています。 そしてレイの暴走が始まると、もうあとは一瞬で終わってしまうかのようなスピード感。 なので、そこに至るまでのじりじりとした感じがまたたまらなく良いと思えてしまいます。 絶対に爆発すると分かってる風船がどこまで膨らむかを、間近で眺めているような感じです。 そして、レイの凶行は凄まじくグロテスクです。 映画のほうも見ましたが、原作が素晴らしい出来だったので、 ちょっと見劣りしてしまいました。 | ||||
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ケッチャムほど好き嫌いの分かれる作家も少ないだろう。好きな作家なのに、読んでいて胸が悪くなるような、でも最後まで目を離せないような、それがケッチャム。最新訳のこの作品にもやっぱりどこにも救いがない。 理由なく若い女性2人を射殺した若者と、それを目撃していた少年と少女、そして事件を追い続ける中年刑事たちが織り成すどす黒くて邪悪な物語だ。 主人公の若者はドラッグとセックスと酒に溺れ、人を傷つけたり殺したりすることになんの抵抗もない人間のクズだ。目をつけた女性をモノにするためにあの手この手で関心を買おうとするが、どこか的外れで滑稽でさえある。そして自分の思い通りにならなかったとき、彼の中で怒りが爆発し、事件は最悪の方向へ転がっていく。 恐ろしいと思うのは、これが小説の中の絵空事で終わらないことだろう。昨今はこれに類似した事件が多発している。小説でありながら、いつ自分の身にふりかからないとも限らないリアルさを感じて背も凍る思いがする。 | ||||
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ジャック・ケッチャムのひさびさの新作です。 それも今までに翻訳されている全6作の中でページ数583Pと一番長い作品となっております。 その中で残念なことにP229 1行目のレイ(間違い)→ティム、P281 10・11行目のティム(間違い)→レイ、P396 12行目のレイ(間違い)→ティム、P475 10行目のレイ(間違い)→チャーリー、と著者のミスか、訳者のミスかは分かりませんが、話の流れで分かる登場人物の書き間違いが分かるだけで計4箇所ありました(参考にしてみて下さい)。本作は、プロローグ、第一部、第二部、その後(エピローグ)で構成されています。 また、各ページの段落ごとに登場人物のそれぞれ名前が冒頭に記されていて、その段落ではその登場人物の行動や考えなどが、詳しく描かれているので非常に分かり易いと思います。そして今作は、長編ということもあって話の進み方が少し遅いのですが、それだけに周り(人物)の背景が詳しく描かれているので、その分後半にかけての、過激な表現(行動)を非常に鮮明(リアル)にさせています。最後に心臓の弱い方は、読まないことをオススメします。 実際にそれだけのことが書かれていますので、前半、特に後半の終盤にかけては... とにかく、読み応えは充分にあると思います!! | ||||
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ケッチャムらしく、後味が悪く、救いのない作品だ。 なのに、最後まで一気に読ませるパワーを持っているところがすごい。 人間の嫌な部分や残酷な部分、卑怯な面を「これでもか」というまでに見せつけられる。 自分の中にも確実に存在する負の要素の片鱗をデフォルメした登場人物たち。 目を背けたいはずなのに、何故か魅了されてしまう。 | ||||
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