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(短編集)
鬼
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鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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サクッと読める感じで、なんとなく、先が読めてしまうけど、それも期待を裏切らない結末で、1冊すぐ読めてしまう!自分で、考えて、読み進めない人には物足りないかも?何も考えず、さらっと読みたいときにオススメ! | ||||
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表題作の「鬼」、名作でしょう。ホラーの形をとってこそいるが、人と死への優しい想いが感じられます。最後の一行は見事です。 | ||||
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面白いことは知っていましたので、人にあげるために買いました。 | ||||
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本書自体は最近のリリースだが、収録作品は90年代に雑誌で発表された短編がまとめられている。 前半3編がミステリーで、後半はホラーという構成。前半のミステリーも単行本化に際して後半の雰囲気に合わせて改訂されているため、所謂新本格系のガチガチのミステリーではなく、サスペンス趣向の強い作品。 今邑氏と言えばミステリーだけでなくホラー作家としても名高いが、その二つの要素をコンパクトに凝縮した短編集となっている。ラストまで読んでも読後が悪いのもいい。 | ||||
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鬼、メイ先生の薔薇、セイレーンが良かった。それ以外もまあまあ。北見隆の絵もなかなか良い。 | ||||
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再読してみました やっぱり今邑さんはいいです 読んでるうちにどんどん引きこまれていきます 何度読んでも飽きませんね 私は「鬼」「たつまさんがころした」が特に好きですが、 文庫オリジナルの「蒸発」「湖畔の家」も良作です 「蒸発」は他の今邑さんの作品とは全く雰囲気が違う作品ですね 「湖畔の家」はラストにはゾッとさせられました 王道っぽいけどすごく怖い。今邑さんの作品の中で1、2を争う怖さなのでは? と思える作品でした 単行本を読んだ方もぜひ読んでみてください | ||||
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適度な短さで適度に怖い八編。綺麗にパッケージされて商品棚に並んだような、高名ではないが熟練の職人による作品という感じ。 オリジナリティーを感じるのは「鬼」と「黒髪」。愛情が妄執に変質していくのは、ホラーやサスペンスでは定番の流れ。だが、この二編は逆の流れ。 初めは妄執や怨念と感じられたものが、愛情に純化していき、優しさを感じる終わりになっている。 これは新しいかも。 | ||||
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適度な短さで適度に怖い八編。綺麗にパッケージされて商品棚に並んだような、高名ではないが熟練の職人による作品という感じ。 オリジナリティーを感じるのは「鬼」と「黒髪」。愛情が妄執に変質していくのは、ホラーやサスペンスでは定番の流れ。だが、この二編は逆の流れ。 初めは妄執や怨念と感じられたものが、愛情に純化していき、優しさを感じる終わりになっている。 これは新しいかも。 | ||||
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実際に「ありそうな」虚無感とでもいうのでしょうか・・・。 今邑 彩の世界は、確かに「何かがおかしい」。 なのに妙に身近で、他人事ではないから困った嬉しさに苛まれる。 先入観の恐ろしさを「花の色」をボトムに描く【シクラメンの家】 【鬼】では、いつまでも離れない別れのシーンが、生涯を引きずり着いてくる。 命が髪を動かし、愛の執着がまとわりつく【黒髪】 最後に収められた【セイレーン】では、 いつの間にか、本当にいつの間にか死へ向かう片道切符をつかみ、 集団で乗りこんでしまうバスは、、、、、おそらく止まることはなく・・・・。 個人的には世を厭う最後のバスに乗り込んだ全員の顔の表情が、 強烈に残ったなあ・・・。 | ||||
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短編のお手本ともいうべき短編集。 モチーフがあり、ひとひねりのあるオチがあるといった短編のお手本となるような優秀な作品ばかりだ。その反面、突出した作品はないが、平均して高水準だった。 | ||||
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最後におおっと思わせる結末の話がある一方、何のひねりもなくストレートに終わってしまって空振り感がある話も何篇かあったのが少々期待外れでした。 一遍一遍が短い上に、テンポよく話が進むのでとても軽快に読み進める事が出来ました。読書が苦手な方には打って付けだと思います。 本の装丁も綺麗で良かったです。 | ||||
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わりと古典的な展開からドキッとするラストへの 過程がなんとも言えずコワきも〜!? 内容は他のレビューの方に同じく!ですが さらに本の装丁・挿画、紙質にも拍手喝采!! 可愛いような綺麗なような、それでいて不気味な… そして妙に軽いんですよ(モチロン中身ではなく重量が) いろんな世代にオススメですが 特に主婦の方はハマるでしょうね!? | ||||
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読んでいる方みなさんそうだと思うのですが、 こうだろうなと言う方向へ話しは進みます。 その展開があまりにもスムーズで違和感が無い上に、ラストはひとひねりあるものですから、 う〜ん・・うますぎる!とため息が漏れるほどです。 今回の短編集で特に気に入ったのは「たつまさんがころした」です。 最後の最後で”なるほど!”と手を打ってしまいました。 とにかく万人に受け入れられる本だと思います。 女性に限っては、嫌いな人はいないんでしょうか。 自信を持ってお薦めできる一冊です。 | ||||
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もやもやとした、やり場の無い気分だ。 どの作品にも、予想もしなかった結末が用意されている。 その結末を知った後にも、すっきりとしない、不完全燃焼の様な読後感が後遺する。 著者の構築する世界には、女性的感性と残酷さが同居し、それでいて、微妙な心理の隙間を垣間見せる。 その世界は、現実の世界を描いているにも拘わらず、どこか幻想的ですらあり、短時間で、その世界に引き込まれる。 そして、読後の余韻には、あまり爽快感を伴わず、やり場の無い気分が、しばらくくすぶり続ける。 本作品集には、この様な傾向の短編ばかりが、収録されている。 表題作、および、以外の作品のどれを取り上げても、短編であるのに、余韻が殊の外長い。 装丁は、ソフトカバーの小さな本だが、カバー絵などにも魅力がある。 八篇の短編は、短時間で読了出来るが、本作品集の真価は、本文よりもむしろ、余韻の方にある。 本書一冊で、少なくとも、八日間以上は過ごす事が出来る。 | ||||
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もやもやとした、やり場の無い気分だ。 どの作品にも、予想もしなかった結末が用意されている。 その結末を知った後にも、すっきりとしない、不完全燃焼の様な読後感が後遺する。 著者の構築する世界には、女性的感性と残酷さが同居し、それでいて、微妙な心理の隙間を垣間見せる。 その世界は、現実の世界を描いているにも拘わらず、どこか幻想的ですらあり、短時間で、その世界に引き込まれる。 そして、読後の余韻には、あまり爽快感を伴わず、やり場の無い気分が、しばらくくすぶり続ける。 本作品集には、この様な傾向の短編ばかりが、収録されている。 表題作、および、以外の作品のどれを取り上げても、短編であるのに、余韻が殊の外長い。 装丁は、ソフトカバーの小さな本だが、カバー絵などにも魅力がある。 八篇の短編は、短時間で読了出来るが、本作品集の真価は、本文よりもむしろ、余韻の方にある。 本書一冊で、少なくとも、八日間以上は過ごす事が出来る。 | ||||
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どの作品も作者がいうようにホラー風味のミステリーには違いない。誰にでも経験があったかのように感じさせる心の狂気や闇が、純粋な形で日常の中に綿ごみのように潜んでいて何かの拍子にふっと舞い上がる。知らずにおけばまた沈んで心の隅に眠っている。怖いことにその感覚は決して消えて無くなっているものではなくいくつかの条件が揃うと何度でも舞い上がる。どの作品も、目隠しをして得体の知れない物体に触る時のような気分になる。上手い作品群だと思う。 | ||||
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サイコ・サスペンスを思わせる心理描写と、日本土着の湿った恐怖が堪能出来る、今邑彩さんによる短編集。収録されている八作品は、異なった趣を持つ作品もあるものの、著者自身が巻末で述べているように、基本的には「ホラー風味のミステリー」と評されるであろう作品群で構成されている。超自然的な要素はあまり見受けられないものの、人間心理の闇を中心に紡ぎ出される狂気的で不気味な世界観は尋常ではない。海外産の恐怖小説では決して味わうことの出来ない、国内産の恐怖小説独特の恐怖であろう。 | ||||
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