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転生



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【この小説が収録されている参考書籍】
転生 (講談社ノベルス)
転生 (講談社文庫)

転生の評価: 4.29/5点 レビュー 14件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

チベットを舞台に、よみがえったミイラが大活躍!

チベットに安置してあるパンチェンラマのミイラがよみがえった!
少年ロプサンを主人公・狂言廻しとして、パンチェンラマのミイラが中国政府を相手に大立ち回りを演じるというドタバタ劇。

特にひねったストーリーではないが、中国とチベットの関係がうっすらと分かるような作品。チベットの人たちが漢民族を見下しているような発言をするシーンも多々あるし、中国人がチベットの人たちを徹底的に管理したり痛めつけたりする話も出てくる。決して一方的にチベットを支持する反中物語ではない。もちろん、誇張もあるだろうし、他国の人間には分からない事情もあるだろう。

ドタバタ劇なので、肩の力を抜きながら、中国とチベットの緊張関係に触れるという読み方で良いのだろうと思う。
転生 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:転生 (講談社ノベルス)より
4061825623
No.1:
(3pt)

チベット好きには納得の一冊だが、、、

もっとも好きなをひとり挙げなさい、と言われたら
自分は答えるであろう篠田節子。
ファンタジーなのに人間の本質的なところをうまく書くのがうまい作家だと思う。
しかも今回の題材はチベット。
自分の長い旅行暦のなかでも特に思い入れが強い国だったので、
かなり期待していた。

結果的には期待をし過ぎたからか、
思ったほどは世界に入り込めなかった。
題材となっているパンチェンラマの問題はチベットに行ったことのある人なら
必ず考えさせられる問題だし、ダライラマのインドの亡命政府にも
行ったこともあるので、非常に親近感?の沸く内容ではあった。

それでも篠田節子が得意としているファンタジーを織り込みながらも、
現実感との組み合わせ方がイマイチのような気がして、
話の持って行きかたもちょっと???ということが多かった。

とはいえここまで触りにくいチベット問題について取り上げて
小説を書いたことはさすがだと思うし、まったく興味のない人でも
読みやすくは出来るていると感じた。

転生 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:転生 (講談社ノベルス)より
4061825623

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